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Yamareco

記録ID: 1856453
全員に公開
ハイキング
関東

三原山(大島) 砂漠歩き

2019年05月17日(金) 〜 2019年05月18日(土)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:48
距離
19.3km
登り
541m
下り
557m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:43
休憩
0:05
合計
4:48
天候 くもり時々小雨→晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
東海汽船の、期間限定日帰りフリープランツアーを使用。往復の船代(行きの夜行客船を1等にランクアップ)・現地バス代・朝食・昼食・温泉入浴代すべて込みで8,000円と破格。
コース状況/
危険箇所等
ルートのほぼ全域に渡ってザレ道・ガレ道だが、平坦〜ゆるい坂がほとんどで極めて安全。
その他周辺情報 登山道がずばり「温泉ホテルルート」と称されるように、起点・終点が「大島温泉ホテル」。ツアーが周年記念の特別企画ということもあるのだろうが、出立前の朝食バイキング・弁当形式の昼食ともに、この価格でいいのかと思う満足の行くもの。露天風呂の高台から樹海越しの三原山を堪能できたのも特筆。
竹芝桟橋から夜行の客船で大島に向かう。新島でトライアスロン大会があるとのことで、大きい輪行袋を抱えた人が多い。
2019年05月17日 19:53撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
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5/17 19:53
竹芝桟橋から夜行の客船で大島に向かう。新島でトライアスロン大会があるとのことで、大きい輪行袋を抱えた人が多い。
夜景を眺めながらの旅の始まり、というのは趣深くて良い。明日が楽しみ。
2019年05月17日 22:11撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
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5/17 22:11
夜景を眺めながらの旅の始まり、というのは趣深くて良い。明日が楽しみ。
……。
2019年05月18日 05:12撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 5:12
……。
予報で午前が曇りだとは聞いていたが、あまりにも雲が濃い。というか雨が降っている。
2019年05月18日 05:14撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 5:14
予報で午前が曇りだとは聞いていたが、あまりにも雲が濃い。というか雨が降っている。
雨は上陸時点では止んでいたが相変わらずの曇天。不安を意識的に押しやりながらバスで大島温泉ホテルへ向かう。朝食と温泉は満足の行くもので気が紛れたこともあり、直結の登山道から行動開始。
2019年05月18日 07:56撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 7:56
雨は上陸時点では止んでいたが相変わらずの曇天。不安を意識的に押しやりながらバスで大島温泉ホテルへ向かう。朝食と温泉は満足の行くもので気が紛れたこともあり、直結の登山道から行動開始。
コース序盤はひたすら直進していく。はじめの照葉樹林帯から本土と明らかに異なる雰囲気が興味深い。
2019年05月18日 07:59撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
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5/18 7:59
コース序盤はひたすら直進していく。はじめの照葉樹林帯から本土と明らかに異なる雰囲気が興味深い。
次第に周囲の木々の丈が低くなってくる。
2019年05月18日 08:05撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 8:05
次第に周囲の木々の丈が低くなってくる。
コース全域に渡り、大小の違いはあるものの多孔質の砂礫で占められている。聞こえるのはシャリシャリした踏み音と小鳥の囀り。
2019年05月18日 08:06撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
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5/18 8:06
コース全域に渡り、大小の違いはあるものの多孔質の砂礫で占められている。聞こえるのはシャリシャリした踏み音と小鳥の囀り。
点々と見られたオオシマツツジ。
2019年05月18日 08:08撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 8:08
点々と見られたオオシマツツジ。
樹木の丈がどんどん低くなり岩が目立つように。
2019年05月18日 08:14撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
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5/18 8:14
樹木の丈がどんどん低くなり岩が目立つように。
空は垂れ込めているが、これはこれでミステリアスではある。
2019年05月18日 08:16撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 8:16
空は垂れ込めているが、これはこれでミステリアスではある。
ニオイウツギ。
2019年05月18日 08:21撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 8:21
ニオイウツギ。
まずは櫛形山へ。このあたりから周囲にガスが立ち込め、ときおり小雨が顔に当たるように。
2019年05月18日 08:23撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
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5/18 8:23
まずは櫛形山へ。このあたりから周囲にガスが立ち込め、ときおり小雨が顔に当たるように。
周囲は「裏砂漠」という、日本で唯一公的に砂漠とされている場所。ハチジョウイタドリの株が点々と小島を作っている。
2019年05月18日 08:25撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
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5/18 8:25
周囲は「裏砂漠」という、日本で唯一公的に砂漠とされている場所。ハチジョウイタドリの株が点々と小島を作っている。
いよいよガスが濃くなる。視界がほとんどなくなり、足元の轍とGPSを頼りに進む。
2019年05月18日 08:36撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
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5/18 8:36
いよいよガスが濃くなる。視界がほとんどなくなり、足元の轍とGPSを頼りに進む。
櫛形山頂上。とくに標柱はない。
2019年05月18日 08:39撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
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5/18 8:39
櫛形山頂上。とくに標柱はない。
よくわからなかった植物。2裂しておりトウダイグサ科の何かか? とその時は思っていたが、あとで写真をよく見ると脇に蕾が見え、コケリンドウの果実が裂けたものだと分かった。コケリンドウの実は、降雨時に開いて種を散らすとのこと。
2019年05月18日 08:51撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
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5/18 8:51
よくわからなかった植物。2裂しておりトウダイグサ科の何かか? とその時は思っていたが、あとで写真をよく見ると脇に蕾が見え、コケリンドウの果実が裂けたものだと分かった。コケリンドウの実は、降雨時に開いて種を散らすとのこと。
しばらくはガスで周囲がよく見えぬままだったが、次第に見晴らしが利くように。
2019年05月18日 08:55撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 8:55
しばらくはガスで周囲がよく見えぬままだったが、次第に見晴らしが利くように。
辺りにひと気はないが、開けているので心細さはない。むしろ異界感があり気分が高まる。
2019年05月18日 08:56撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 8:56
辺りにひと気はないが、開けているので心細さはない。むしろ異界感があり気分が高まる。
ガスに隠れていた三原山山頂も望めるようになった。
2019年05月18日 08:57撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 8:57
ガスに隠れていた三原山山頂も望めるようになった。
途中の分岐から急に緑の深い道に。どうやら使用されなくなった道らしく、進めなくはないが虫が多い。ちなみにもう片方の道は開けており、帰りではそちらを通った。
2019年05月18日 09:02撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 9:02
途中の分岐から急に緑の深い道に。どうやら使用されなくなった道らしく、進めなくはないが虫が多い。ちなみにもう片方の道は開けており、帰りではそちらを通った。
ここで晴れ間が!
2019年05月18日 09:08撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
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5/18 9:08
ここで晴れ間が!
三原山火口へ向かう。多少勾配が出てくるが、長距離でもなく危なっかしさもない。
2019年05月18日 09:22撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 9:22
三原山火口へ向かう。多少勾配が出てくるが、長距離でもなく危なっかしさもない。
振り返って。晴れ間から洩れる光が地表にまだら模様を作る。なだらかな斜面であるためまるで高度感がない。
2019年05月18日 09:32撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 9:32
振り返って。晴れ間から洩れる光が地表にまだら模様を作る。なだらかな斜面であるためまるで高度感がない。
「ホルニト」という溶岩の通り道の痕跡。中は深く続いているようで何も見えない。
2019年05月18日 09:35撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 9:35
「ホルニト」という溶岩の通り道の痕跡。中は深く続いているようで何も見えない。
火口観察用の高台から。火口の底は見えない。
2019年05月18日 09:52撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
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5/18 9:52
火口観察用の高台から。火口の底は見えない。
最高部の三原新山を望む。
2019年05月18日 09:52撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 9:52
最高部の三原新山を望む。
「ゴジラ岩」と呼ばれている岩(左)の周辺。
2019年05月18日 09:59撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 9:59
「ゴジラ岩」と呼ばれている岩(左)の周辺。
火口周辺の一部は舗装されており、軽装で気軽に訪ねることのできる観光ルートだが、周囲は荒々しさをいまだ残している。
2019年05月18日 10:02撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 10:02
火口周辺の一部は舗装されており、軽装で気軽に訪ねることのできる観光ルートだが、周囲は荒々しさをいまだ残している。
表砂漠を望む。風がかなり強く肌寒さを感じ、ウインドブレーカーを兼ねたレインウェアを羽織る。
2019年05月18日 10:14撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 10:14
表砂漠を望む。風がかなり強く肌寒さを感じ、ウインドブレーカーを兼ねたレインウェアを羽織る。
三原新山そばから火口を望む。このポイントからは底まで覗くことができる。今でも僅かながら立ち上る噴煙。
2019年05月18日 10:21撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
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5/18 10:21
三原新山そばから火口を望む。このポイントからは底まで覗くことができる。今でも僅かながら立ち上る噴煙。
三原新山。最高部へ登るルートは見当たらなかった。
2019年05月18日 10:21撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 10:21
三原新山。最高部へ登るルートは見当たらなかった。
三原神社。昭和の噴火のときに避けて通ったという溶岩が間際に。
2019年05月18日 10:36撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 10:36
三原神社。昭和の噴火のときに避けて通ったという溶岩が間際に。
山頂北西側の観光ルートは登山口まで舗装路。
2019年05月18日 10:41撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
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5/18 10:41
山頂北西側の観光ルートは登山口まで舗装路。
ふたたび裏砂漠を通ってホテルへ向かうが、少し大回りのルートを取る。トレイルの轍の周囲、そこかしこにコケリンドウの花が咲く。裂ける前の果実も。
2019年05月18日 10:53撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 10:53
ふたたび裏砂漠を通ってホテルへ向かうが、少し大回りのルートを取る。トレイルの轍の周囲、そこかしこにコケリンドウの花が咲く。裂ける前の果実も。
ややもすると踏んでしまいそうな場所に群生。
2019年05月18日 10:53撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 10:53
ややもすると踏んでしまいそうな場所に群生。
だいぶ天気が回復してきて安堵。
2019年05月18日 11:25撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
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5/18 11:25
だいぶ天気が回復してきて安堵。
三原山を望む。
2019年05月18日 11:27撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
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三原山を望む。
白石山がくっきり見える。
2019年05月18日 11:30撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 11:30
白石山がくっきり見える。
帰路は櫛形山には行かず裏砂漠中央を行く。
2019年05月18日 11:44撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 11:44
帰路は櫛形山には行かず裏砂漠中央を行く。
辺りは小粒の砂礫とわずかな植生のみ。
2019年05月18日 11:50撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
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5/18 11:50
辺りは小粒の砂礫とわずかな植生のみ。
往路では見えなかった、周囲の渺茫たる光景。思わず身を横たえる。日差しが心地よい。
2019年05月18日 11:57撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 11:57
往路では見えなかった、周囲の渺茫たる光景。思わず身を横たえる。日差しが心地よい。
温泉ホテルルート帰路。周囲の岩場が往路と異なる顔を見せる。
2019年05月18日 12:08撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 12:08
温泉ホテルルート帰路。周囲の岩場が往路と異なる顔を見せる。
振り返って、櫛形山と三原山。
2019年05月18日 12:11撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
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振り返って、櫛形山と三原山。
そしてルートを下るにつれ、
2019年05月18日 12:16撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 12:16
そしてルートを下るにつれ、
次第に植生が濃くなり、
2019年05月18日 12:19撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 12:19
次第に植生が濃くなり、
木々の高さが増し、
2019年05月18日 12:21撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
5/18 12:21
木々の高さが増し、
緑のトンネルの中へ。
2019年05月18日 12:23撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
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5/18 12:23
緑のトンネルの中へ。
ホテル到着後、昼食と温泉で暫しまったり。朝の露天風呂ではまるで見えなかった三原山がくっきりと望め余韻もひとしお。帰りのジェット船(写真の赤い船)に乗る頃には再び曇天になっていた。
2019年05月18日 15:38撮影 by  ZenFone Max Pro M1, asus
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5/18 15:38
ホテル到着後、昼食と温泉で暫しまったり。朝の露天風呂ではまるで見えなかった三原山がくっきりと望め余韻もひとしお。帰りのジェット船(写真の赤い船)に乗る頃には再び曇天になっていた。

装備

個人装備
半袖シャツ ズボン 靴下 レインウェア トレランシューズ ザック(15L) 行動食 飲料(ソフトフラスク500ml×2・ウォーターバッグ1L×1) ヘッドランプ ファーストエイドキット 携帯(ジオグラフィカ使用) 日本手ぬぐい

感想

大島というと伊豆小笠原諸島の中でも本土に直近ということもあり、正直なところもっと観光地然としているのかという先入観があったが、今回行ったルートは非日常感のある自然を味わうには十二分なものであった。また、往路があまりにガッスガスであったため当初は不安が募ったが杞憂に終わり、結果的にはひと粒で二度美味しいトレイルを満喫できた。

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