記録ID: 185763
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ハイキング
丹沢
奥山家古道(おくやまがこどう)
2012年04月30日(月) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 06:23
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 755m
- 下り
- 754m
コースタイム
08:00 JR山北駅
08:20 川村関所跡
08:35 BS都夫良野入口
09:15 水飲み場
09:25 地蔵堂
09:50 頼朝桜
10:35 長光院
10:40 須賀神社
11:05 県道76号線(用沢)
11:55 JR谷峨駅
12:45 BS四軒屋
13:40 県道726号線(平山)
14:10 JR山北駅
08:20 川村関所跡
08:35 BS都夫良野入口
09:15 水飲み場
09:25 地蔵堂
09:50 頼朝桜
10:35 長光院
10:40 須賀神社
11:05 県道76号線(用沢)
11:55 JR谷峨駅
12:45 BS四軒屋
13:40 県道726号線(平山)
14:10 JR山北駅
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
瀬戸ミチは平山からの取付が分かりづらい。 |
写真
●「消防信号」マニュアル。水飲み場の隣にひっそりと立てかけてあった。
サイレンや防災無線がない頃、火災や災害を住民に知らせる方法は半鐘の打ち鳴らし方によってであった。
近火信号は連打、鎮火は2点連打と云った具合であるが、とりわけ2点連打は「おじゃん」と呼び、俗にいう「おじゃんになる」はここからきていると言われる。
サイレンや防災無線がない頃、火災や災害を住民に知らせる方法は半鐘の打ち鳴らし方によってであった。
近火信号は連打、鎮火は2点連打と云った具合であるが、とりわけ2点連打は「おじゃん」と呼び、俗にいう「おじゃんになる」はここからきていると言われる。
●馬頭観音
同じく水飲み場の隣。
山北側の「はなじょろ道」を分けた名もない尾根筋に、馬頭ではなくオオカミの頭を乗せた石仏があるが、ハンス・シュトルテ著「丹沢夜話」に出てくる「オカシラサン」と呼ばれるオオカミの頭骨の民話と何か関係はあるのだろうか。調べてみたい。
同じく水飲み場の隣。
山北側の「はなじょろ道」を分けた名もない尾根筋に、馬頭ではなくオオカミの頭を乗せた石仏があるが、ハンス・シュトルテ著「丹沢夜話」に出てくる「オカシラサン」と呼ばれるオオカミの頭骨の民話と何か関係はあるのだろうか。調べてみたい。
●野背開戸地区の集落
実は奥山家道は、この野背開戸は通らず、もう少し南側をトラバースして湯触地区を横切り、長光院まで続いているが、さっきも言ったように、今日は古道の概要を掴むのが目的。近在の集落も目に焼き付けなければ。
実は奥山家道は、この野背開戸は通らず、もう少し南側をトラバースして湯触地区を横切り、長光院まで続いているが、さっきも言ったように、今日は古道の概要を掴むのが目的。近在の集落も目に焼き付けなければ。
●須賀神社
分からなくてウロウロしていたら、不審に思ったのか軒下で草取りをされていたご婦人に声をかけられてしまった。事情を話すと丁寧に教えてくださったが、民家の庭先を通らしてもらうため、初めてでは分かりづらいと思った。
分からなくてウロウロしていたら、不審に思ったのか軒下で草取りをされていたご婦人に声をかけられてしまった。事情を話すと丁寧に教えてくださったが、民家の庭先を通らしてもらうため、初めてでは分かりづらいと思った。
●水準点
246号に合流する手前の道路脇でみつけた。二等水準点と銘打ってあった。以前この道路が246号線だったため国土地理院が設置したのであろう。
「〜等水準点」は国土地理院が、そのほかの水準点は地方公共団体が管理している。
246号に合流する手前の道路脇でみつけた。二等水準点と銘打ってあった。以前この道路が246号線だったため国土地理院が設置したのであろう。
「〜等水準点」は国土地理院が、そのほかの水準点は地方公共団体が管理している。
●瀬戸ミチ登り口
平山から瀬戸を経て奥山家古道にぬける瀬戸ミチは、いったん旧246号を横切るが、その登り口はバス停四軒屋の所にあった。
それが分かりとても嬉しい。電車に乗っていたら知ることもなかったからね。
平山から瀬戸を経て奥山家古道にぬける瀬戸ミチは、いったん旧246号を横切るが、その登り口はバス停四軒屋の所にあった。
それが分かりとても嬉しい。電車に乗っていたら知ることもなかったからね。
感想
野背開戸で一人のおばあさんと話す機会を得た。
大野山の登山道が横切る頼朝桜から少し下った民家の前を歩いていると、
登山道を外れた自分を見て道迷い者とみたのか、
「大野山へ行かれるん?」と案ずるように声をかけてくれた。
私が奥山家古道を訪ね歩いているのだと云うと、
「そりゃーそりゃーご苦労様です」と労をねぎらってくれて、
私を家から30m位離れたある場所に連れてってくれた。
その場所とは写真にもあるが、「大野山林道線」看板の所だった。
おばあさんは、看板の横にうっすらと残る踏み跡を指差して、
「昔はこれが大野山へいく道だったんだよ。今は頼朝桜の所に立派な登山道が
できちゃってね。荒れる一方だよ」
尚も続ける。
「あたしも、たまにはここを歩くけど上の方はもう無理だな。とても通れた
ものじゃないよ」
そして
「道は歩いてやんなきゃだめ。使ってやんなきゃだめだよ。あんたの様に
昔の道をあるいてくれる人はもうほとんどいないね。これからもずっと続けて下さいね」
とそれだけ言うと帰って行った。
狐につままれたような一方的なおばあさんの話だったが、
今日一番のエエ話として皆さんに紹介してみた。
次回は瀬戸ミチから奥山家古道の第二街道を歩いてみるつもりだ。
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訪問者数:2737人
ありがとうございます。このような道、大好きなんです!!
ミクニです。
ミクニさん、こんばんは。
knotです。
気に入ってもらえて嬉しく思います。
いずれは、寄から「はなじょろ道」〜「瀬戸ミチ」〜
「奥山家古道(新ミチ)」〜「さかせ古道」を辿って
道志へぬけてみようかなと思っています。
はじめまして(といっていいでしょうか。友達登録させていただいているのに)、pasocomと申します。
knot様のレコ、いつも楽しく拝見させていただいておりますが、今回も「古道探索」という興味深いレコをじっくり読ませていただきました。
都夫良野トンネルの上に、このようなひなびた集落があるとは露知りませんでした。
「馬頭観音=オカシラサン?」には、なにやら遠野物語を彷彿させられます。
本当に頭に馬面を載せた馬頭観音というのも初めて見ました。
写真をよく見ると像の右側に「天明」らしき文字が見えます。200年以上前のものなのでしょうか。貴重な文化遺産ですね。
「道は歩いてやんなきゃだめ。」とは、心にしみる言葉でした。
やはり・・・、
はじめまして・・・・・・、なのでしょうね。
knotです。
オカシラサンはオオカミの頭骨の事で、秦野周辺では子供の夜泣きに霊感あらたかとして
崇められているようです。
興味がわくのは、八丁の、およそ人が通った形跡もない山の中に祀られた
「オオカミの頭を乗せた石仏」と民話オカシラサンです。
確かに、馬頭観音でしたら、人通りのある街道筋が普通です。
滅多に姿を見せないオオカミを神体とするが故に、人里離れた山の中にこの石仏を祀ったのか。
謎が謎を呼びます。
ついでで申し訳ないのですが、
pasocomさんの最新のヤマレコで、「サクッと横尾山」の写真「ツメクサの一種?」は
ヒメイチゲですね。
小さくてかわいい花ですよね。
これからもよろしくお願いいたします。
knotさん、はじめまして。
Mikuniさんのレコ経由でこちらに来ました。
私も、このような路、大好きです。
写真、コメント素敵です。
道志みちまで是非、つなげてくださいね。
繋がったら後を追います。
私、ルーファイ出来ないもので。(汗)
はじめまして、millionさん。
訪問ありがとうございます。
いつかは道志まで行ってみたいですけど、三日はかかりそうです。
もちろん、millionさんでしたら日帰りということでしょうけど・・・。
頑張ってみます。
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