ズボン裂けた袈裟丸山周回(↑郡界尾根↓弓の手)
- GPS
- 11:11
- 距離
- 27.0km
- 登り
- 2,279m
- 下り
- 2,278m
コースタイム
- 山行
- 9:57
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 11:12
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰り:東松山IC |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山道上の雪は消えました。 ・林道〜郡界尾根合流まではバリエーションルート。 尾根は概ね明瞭でテープもあります。 西上州であれば破線といった感じです。 ・後袈裟〜袈裟丸最高地点はシャクナゲ&灌木の藪。 特に、奥袈裟〜最高地点は藪の密度が高まります。 ・八反張は通行禁止の看板があります。 |
写真
感想
今回は、前袈裟丸山までしか行ったことがない袈裟丸山最高地点を目指します。
袈裟丸山を大きく周回しようとすると、林道歩きが長くなるのが難点。
地形図と睨めっこしていると、明瞭な尾根、緩やかな等高線、岩場なし、
のルートが見つかりました。。
地形図からは唯一藪情報が得られませんが、その時は臨機応変に対応です。
袈裟丸山は駐車場が少ないので、シーズン中はとんでもないことになりますが、
大滝駐車スペース到着は2台目(帰りも1台増えていただけ)と、
下から周回する人は多くないようです。
しばらく林道を歩き、目星をつけていた取り付き地点に到着。
想像通りの明瞭な尾根で、最初5分はバリエーションルートぽかったですが、
その先はそこそこ明瞭な踏み跡と、青ビニールテープが一定間隔であり、
実は知る人ぞ知っているルート?という感じでした。
しかもヤマツツジ、ミツバツツジ、シロヤシオとツツジが次々と登場。
林道歩きより遠回りですが、このルートを選択して良かったと思った瞬間でした。
やがて郡界尾根の一般ルートと合流。
美しい八重樺原を過ぎると、再びシロヤシオ、シャクナゲ、アカヤシオと現れ、
また苗場山、至仏山といった雪山の景色を眺められるのも郡界尾根の特徴。
暑さにバテながら後袈裟に到着すると、奥袈裟までは1.7kmとの表示。
距離的には楽勝のはずですが、ここからがシャクナゲ等の藪気味の道。
この辺りの標高のシャクナゲはまだ咲いておらず、本当に癪に障ります。
ザックが引っ掛かり気味だったので、中袈裟にデポしてピストンすることに。
中袈裟の先には登山道脇に3ヶ所ほど雪が残っていたので、
雪玉を作って首筋を冷やし、生き返ります。
奥袈裟からはさらに藪が濃くなって、かき分けながら進む箇所も。
最高地点の100mほど手前で、ズボンを灌木に引っ掛けた時に、
ピーという引き裂け音がして、太腿付近を見事に引き裂いてしまいました。
肩付近も灌木で引っ掻いて、傷だらけでの最高地点への登頂。
最高地点付近からは鋸山が近くに見えますが、この調子だと相当時間がかかりそう。
メンタル的に辛そうな稜線歩きですね。
帰りは前袈裟経由ですが、風化の進む八反張を通過します。
東村(いつの時代か?)の通行禁止のサインがありますが、
個人的にはここが通行禁止ならば、
戸隠の蟻の塔渡りや北アの船窪岳は論外ということになります。
レベル的には丹沢表尾根の行者ヶ岳付近と同じぐらいでしょうか。
自治体としては安全のバッファーを見ておかなければならないのでしょうが、
ちょっと考えさせられるテーマですね。
(とはいっても風化で手摺の支柱が抜けている箇所もあるので、注意は必要)
今回はシロヤシオを見に行ったつもりだったのですが、
結果的にはまだアカヤシオの季節でした。
それでも天気は最高で、この時期としては遠望も利いて、
袈裟丸山を遊び尽くした感があります。
コメント
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hirokさん、こんばんは。
どっかの山で地元の人から「シャクナゲは郡界尾根」とかきいた記憶があります。
一部は咲き始めのようですが、咲いていないシャクナゲは、なんか嫌ですよね。
奥袈裟まで、ヤブですか。
ズボンやぶけるほどとは、おそれおののきます。
関東100の関係で袈裟丸山最高地点と想像していますが、これは、きついですね。
アカヤシオ、まだ見られたようですし、シロヤシオも咲き始め。
栃木の山は、標高差があるといろいろ見られますね。
高原山、女峰山、袈裟丸.... さすがツツジの県です。
satfourさん、こんばんは
後袈裟から最高地点の往復は思った以上に時間かかりました。
大した距離ではないのですが。
シャクナゲ漕ぎだけならばまだしも、灌木が頑強で体は傷だらけ。
半袖で行ってはいけない場所だったかもしれません。
六林班峠〜庚申山荘間の笹刈が今年は行われていないようだったので、
今回はピストンにしましたが、
鋸山までの赤線が繋がっていない区間はメンタルを鍛えないと行けそうにありません。
集中力もずっと高めていないと、滑落のリスクもありますし。
シロヤシオには1週間早いだろうなあと思いましたが、天気が良かったのでフライング。
でもやはり咲き始めたばかりで、まだまだこれからといった感じでした。
hirokさん、こんばんは。茨城堅破山以来です。
当日、前袈裟には12:45くらいまでいました。その後南西尾根を下ったのですがアカヤシオが見事でした。hirokさんの出だしの林道歩きより遠回りルート、自分も尾根道を歩きました。途中で道が消滅したりして大変でしたが、ツツジに関してはなかなかのルートでした。
mnakanoさん、こんばんは
お久しぶりです。
相変わらずタフに走ってますね。
それもこんな暑いのに、水は足りているのかとか、心配になってしまいます。
体が少量の水でも耐えられるように改造されているんでしょうね。
林道からのバリルートを歩きながら、
こんな所を歩く人はなかなかいないだろうと思っていましたが、
早速午後に歩いている方がいるとはびっくりです。
林道よりもツツジがたくさん咲いていて、楽しめましたね。
hirokさん、こんばんは。
自分が日光で見たのと同じ標高付近の花と比べても袈裟丸の
アカヤシオは痛みも少なくきれいですね。花数も多いし。
そして、シロヤシオ、やっぱりいいなあ。シロヤシオは
何度見ても見飽きないというか、また見に行きたくなる花です。
後袈裟から先のシャクナゲの藪はきついですよね。
イライラする気持ち、よ〜くわかります
さらに先の笹薮、自分が歩いた時は六林班峠の先も同じ
状態だったので、鋸山まで繋ぐ場合は刈払いされないと
厳しいですね。。
久しぶりに袈裟丸山を歩いてみたくなるレコでした
youtaroさん、こんばんは
さすがにアカヤシオは終盤でしたが、
標高1700m超はまだ咲き誇っているようでした。
その代り、お目当てのシロヤシオにはちょっと早かったようです
でもとてもフレッシュなシロヤシオに会えて満足です。
奥袈裟〜鋸山〜錫ヶ岳と佐武流山〜苗場山はどちらも行くのに勇気がいります。
どちらもソロで行くとメンタルで参りそうで。。。
本来は涼しい時期がいいのでしょうが、日没との闘いもあるので、悩ましいです。
少しでも刈り払われた時にチャンスを見出せればと思っていますが、
永遠の課題で終わってしまいそうな予感も
hirokさん、こんばんは!
ツツジ3種盛りのレコに驚きましたが、
こちらは4種盛でしたか
タイムバーゲン並で、お得感タップリの ですね。
山バッジを、先行投資で入手済みの袈裟丸山。
いつかは登ろうと思っていますので、実に楽しみです。
でも、こんなハードな行程を歩く事はありませんけど
それにしても、今回の藪は難敵ですね
綺麗な花には棘があるで、シャクナゲの餌食に
なられたのでしょうか
股が裂けたのではなく、ズボンだったのは不幸中の幸い。
ご婦人から、好奇な視線を感じませんでしたか?
tailwindさん、こんばんは
特にアカヤシオの時期が人気の袈裟丸山ですが、
ツツジは至る所に咲いていて、素晴らしい山です。
シロヤシオにはちょっと早かったですが、シャクナゲ見れて満足
ピークが4つポコポコと遠くからでも目立ちますよ。
既に山バッジを入手しているとは驚き!
必ずしも登った山のバッジを買うわけではないんですね。
でも購入したからには登らないと、ですね
シャクナゲはまだ多少柔軟性もあるのですが、
融通の利かない灌木の餌食になったものと思われます。
強行突破を試みたのですが、もっと丁寧にかき分けなければいけませんね。
テープを持っていたので応急処置は施しましたが、こんな経験は初めてでした
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