花の里100名山に指定(待望の梅笠草、開花待ちの一薬草)

2019年05月27日(月) [日帰り]

• GPS: 06:29
• 距離: 31.0km
• 登り: 411m
• 下り: 409m

天候

晴れ

アクセス

自宅 - 片倉城跡公園 - 片倉つどいの森公園 - 石橋入緑地 - 長池公園 -
東京薬科大学 - 平山城址公園 間の移動は自転車 園内や構内は徒歩

写真

明日は定期健診日なので今週も月曜日の散策です　片倉城跡公園へ行く途中バイカウツギ(梅花空木)が咲いていました

片倉城跡公園の湿地に咲くハナショウブ(花菖蒲)　ノハナショウブ(野花菖蒲)がこの花の原種だそうです

ミゾコウジュ(溝香需)は湿った場所や畦などの溝に生える　東京都では準絶滅危惧種　香需とは生薬名で主にナギナタコウジュ(薙刀香需)を乾燥させたもの

池にはスイレン(水連)　スイレンの正式名はヒツジグサ(未草) 野生のヒツジグサに対し植栽のものを一般的にはスイレンと呼ぶらしい

コオホネ　日本の植物分類学の父とされる牧野富太郎氏は川辺に生えその根茎が白骨のようだから「河骨」　一方「骨蓬」という和名の説もある

これは元祖ウツギ(空木)でしょうか　♪うの花の匂う垣根に・・・の歌詞にある花「卯の花」　おからと似ているかな？

ヤマボウシ(山法師)　かなり多くの方が高尾の一丁平でこの花を知ったのではないでしょうか

マンネングサの様な気もしますが一応水の流れている場所なので名前も綺麗なヒメレンゲ(姫蓮華)にしておきましよう

片倉つどいの森公園外周のキンケイギク(金鶏菊)　網のフェンスが無ければ花畑みたいな感じなのに残念

片倉つどいの森公園からは京王線山田駅近くの雲龍寺の五重塔が見えます

片倉つどいの森公園からは富士山も見えるのですが何処からも障害物を避けることは出来ません

絵本の中から飛び出たかのようなメルヘンチックな外観の「ペール・ノエル みなみ野店」　前は店内のコーヒーが無料だったので散策の途中にケーキを食べていました

「菓子工房ヴェールの丘」　八王子みなみ野には洒落たケーキ屋さんが多いです

生クリームの味が気に入っているのでここ数年は苺のデコレーションケーキを良く買っています

イチヤクソウ(一薬草) 薬草の中で一番優れていることに由来するらしいが花も中々綺麗です　しかし残念ながら未だ蕾

石橋入緑地には駐車場が無いのでここを訪れるのは近隣の住人だけでしょうか

八王子松木中学校から長池公園に通じる道は街路樹にこのユリノキ(百合の木)が植えられています　しかし花が咲いているのはごく一部

ユリノキ(百合の木)の花はユリの花に似ているというのだがチューリプに近い　学名はtulip tree

花は高い位置に咲いていて中を覗くのが難しいのでこんな状態のものを撮影しました

長池公園に到着して先ず目に入ったのはサラサウツギ(更紗空木)　花びらの外側がピンクで内側が白の八重咲きのウツギ

長池公園の空木の大半はこの更紗空木です　白い空木が多い中でこのピンクは公園全体をピンク色に染めています

長池公園名物マユミ(真弓)は花の様に綺麗な実に比べて対象的に地味な花を咲かせます

コゴメバオトギリ(小米葉弟切)　オトギリソウ(弟切草)の仲間だがこれはヨーロッパ原産　今や日本全国に分布

センダン(栴檀)の花　紫と白の清楚な花だが昔から不吉とされいて家に植えるのを嫌う

火葬の薪や死者の杖、棺にすると冥土への旅立ちに良いとか　好きな花の一つだったのに...

長池公園里山駐車場に咲くキリ(桐)の花　残念ながらもう終盤でした

八王子堀之内まで移動して来ました　ジャガイモ(ジャガ芋)　紫のジャガイモの花はナスの花とそっくりです

ムシトリナデシコ(虫取り撫子)　個人的には綺麗な花だと思いますが名前の悪さと繁殖力が強く有難味が少なそう

青空にも映える花なのですが...

ヤナギハナガサ(柳花笠)　アレチハナガサ(荒地花笠)と比べ花の密集度が高くまた色が濃く鮮やかだ

タチアオイ(立葵)　茎がまっすぐ長く伸びることからタアチアオイの名前が付く　徳川家の葵の御紋はフタバアオイ(双葉葵)の葉

スジグロシロチョウ(筋黒白蝶)　花はオーケーだが茎には気を付けてね　粘液にやられるよ！

フユアオイ(冬葵)　亜熱帯アジア原産の帰化植物　名前は冬に葉が青いことから　雄蕊が可愛い

実はこの花の咲いている場所は牛舎の外の道端なのですが好きな花なので毎回足を止めます

何時も歩いているので顔馴染みになった方の畑のヤエドクダミ(八重蕺草)　ドクダミの八重咲き　白い花弁のように見えるのは「総苞片」と言い花弁ではない

ハマギク(浜菊)　名前のように関東北部〜北海道の太平洋側の海岸付近の砂浜やガケなどに育つらしいのですがここは八王子...

キキョウソウ(桔梗草)　北アメリカ原産の帰化植物だが雑草として繁殖している　桔梗に似て綺麗です

東京薬科大学学食での昼食です　かつお旨辛漬け丼＋半熟たまご 560円　人気があったので再登場の期間限定メニューです

東京薬科大学のハアザミ(葉薊)がそれらしくなってきました　蕾から開花まで結構時間が掛かるものです

ムラサキ(紫)の開花です　白いヤマルリソウ(山瑠璃草)と若干似ています

こんな丸い状態のキジョラン(鬼女蘭)の実は初めて見ました　その内鬼女の振り乱れた白毛が弾け出るでしょう

オカタツナミソウ(丘立浪草)　タツナミソウ(立浪草)に似ているが花序が一方向を向いておらず上部の葉が集まっています

東京薬科大学のコアジサイ(小紫陽花)はこんなに色が青かったとは... 　土壌の違いでしょうか

三頭山に丈の高い同じ様な花が咲きますがそれはオタカラコウ(雄宝香)　これはそれより小さいのでメタカラコウ(雌宝香)でしょうか

いえいえこれは絶滅危惧種の山タバコ　 タバコの葉に似ることから名前がつくがイワタバコや ヤブタバコ 同様タバコとは別種　オタカラコウと同じキク科

ダンドク(檀特)　熱帯から温帯に生育するカンナ科の多年草　なるほどカンナに似ています

シロバナムシヨケギク(白花虫除け菊)　赤花から遅れること約3週間今度は白花の開花です

ムラサキウマゴヤシ(紫馬肥し)　牧草として明治初期に渡来したヨーロッパ原産の帰化植物　英名はAlfalfa、Medicago sativaアルファルファ

イトハユリ(糸葉百合)　名の通り葉が小さく細いのに肝心の葉が写っていません　

反り返る花弁がとても可愛らしいのでつい花だけに目が行ってしまいます

ワタチョロギ(綿千代呂木)　ヨーロッパ南部〜イラン原産のハーブ　名前は全草に銀白色の綿毛があることから

英名は香草でおなじみのコリアンダー　タイではパクチー　中国ではシャンツァイ(香菜)と呼ばれるが私は苦手な香草

ヘンルーダー　ヨーロッパ原産でかつては料理の香味料としたが多量に使うと有毒なので現在は使われていない

パチョリ シソ科ミズトラノオ属の植 ハーブの一つであり主に精油(パチョリ油)に加工され利用される

パイナップル　最近まで紫色の花が咲いていたとか　見てみたかった

アサツキ(浅葱)　食用とされるネギ類の中では最も細い葉を持つそうですが花が大変綺麗です

ドクウツギ(毒空木)　日本三大有毒植物の一つとか　綺麗な実だが苦しみは大きいのかな...

ニッケイ(肉桂)の花は意外と綺麗でした　実は漢方の生薬になるらしい　八つ橋は米粉・砂糖・ニッキ(肉桂、シナモン)を混ぜて蒸し薄く伸ばした生地を焼き上げた堅焼き煎餅

エゾウコギ(蝦夷五加)　ウコギは中国原産だがこのエゾウコギは日本においては名前のように北海道にだけ自生する漢方の生薬

和名のキンポウジュ(金宝樹) は雄しべの先に金色の小さな玉が付いているので　しかしブラシノキ(ブラシの木)の方がポピュラー

平山城址公園ではモミジイチゴ(紅葉苺)の実　黄色い実をつけるため黄苺の別名があり食べられます

ハナニガナ(花苦菜)　7つ花弁があるので間違いなくハナニガナ　

ムラサキカタバミ(紫片喰)　本家 カタバミ と違い種ができないので根が広がって繁殖する　イモカタバミ(芋片喰)より名前が綺麗

ユキノシタ(雪ノ下)　先週よりは少し上向きの花を見付けることが出来ました

ウメガサソウ(梅笠草)　花が下を向いているのでウメの花に似る姿は確認しにくいがやっと開花しました

レジャーシートでも持って来て地面に這いつくばって撮影すれば良いのでしょうか

沢山咲いてはいるのですが恥ずかしがり屋でうつむいていますので撮影が大変　しかし本日の一番の収穫でした

クチナシグサ(梔子草)　1cmにも満たない小さな目立たない花で茎は地面に這って伸びる　梅笠草の近くに咲いていたんだ...

感想

ランツベルク

里山にも100名山の称号を付けるとしたら迷わず自宅周辺の八王子里山を推薦する私ですが今日もそんな里山での花散策でした。

待ちに待った梅笠草の開花、撮影には難があったものの大満足でした。一方一薬草は未だ蕾で後一週間はかかるでしょうか。

それでも全体的に花が多く今回も満足の花散策となりました。

Landsberg