シラネアオイと八間山(野反峠往復)&チャツボミゴケ公園・重監房資料館



- GPS
- 03:26
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 477m
- 下り
- 469m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし。 |
その他周辺情報 | 重監房資料館は16時まで。ビデオ等も含めて見学に最低でも1時間程度かかるので、15時には入った方がよい。11/15〜4/25は団体のみ。 |
写真
感想
先週と違って曇りもそこそこ多くなる晴れだったので、山メインではなく、ちょうどツツジが満開らしいチャツボミゴケ公園+多磨全生園と国立ハンセン病資料館に行って以来いつか行きたいと思っていた重監房資料館に行こうと思ったが、時間が余るので調べていたら、近くの野反湖でシラネアオイが満開とのことで、サクっと八間山にも行ってみることにした。
八間山は、シラネアオイ群生地への分岐は野反峠から登り始めてすぐのところにあるが、先に寄ると登る気力がなくなりそうだったので後回しに。中腹にもあるようなことがどこかに書いてあったが、見当たらず。1時間ちょっとで山頂に登れるが、登っている最中も、低い笹越しに遠くまで見渡せて、野反湖も含めた不思議な景観をお手軽に体験できた。登山道は、笹が刈ってあるなど、よく整備されており、登山者も結構多かった。
シラネアオイ群生地は帰りに寄ったが、入口付近はちらほらと生えている程度だが、奥の方まで行くと一面咲いていて素晴らしい。上から下まで4段くらいに分かれているが、下の2段くらいはピークを過ぎている感じだった。戻ってくると駐車場の看板横に協力金の箱があったので、群生地の維持にかなり手間がかかっていることも伺えたため、少々協力した。
下山後はチャツボミゴケ公園へ移動。メインの穴地獄までは駐車場から1.3km歩くが、そのうち1kmをシャトルバスが2台で往復しており、疲れていた&時間が押していたのでこれを利用。バスを降りて小川沿いに少し登っていくと、突然穴地獄の箱庭的な公園に到着する。確かに不思議な景観で一見の価値がある。満開だったツツジと苔のコントラストが素晴らしかった。
最後に、国立療養所栗生楽泉園の一角にある重監房資料館に移動。国内には十数ヶ所のハンセン病患者隔離施設があり、患者が隔離・強制的に収容され、どの施設もほぼ強制収容所のような運営がなされていたが、栗生楽泉園は、そのうちの一つの施設である。どこの施設もそうだが、現在は隔離政策が終了し、元患者が生活する施設となっているものの、長期間社会から隔離されたことで今さら出ていくこともできず、結果的に隔離が続いている。なお、栗生楽泉園では、全国の施設で唯一、1938〜1947年の間に裁判なしで患者に懲罰を科す重監房が併設されていた。全国から多くの患者がずさんな手続きで収監されて、冬の過酷な環境もあって命を落としていった歴史があり、資料館では映像と再現建物で紹介している。これだけのことを淡々と国家が(そして国民が)実行していったことがおそろしい。なお、ハンセン病患者隔離政策の全貌は、東村山市の多磨全生園併設の国立ハンセン病資料館で知ることができる。
帰り道では建設中の八ツ場ダムも展望。堤体はほとんど完成していた。
ちょっと詰め込みすぎたが、充実した1日だった。
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