富士山上井出口登山道
- GPS
- 07:15
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,148m
- 下り
- 1,151m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ルートが明確なところと不鮮明な部分があり、知識が無い人は入り込まない方が良いと思います。 |
写真
感想
5月2日にUpaさんと富士山カケスバタ登山道を旧二合目まで歩いた時に次は上井出口登山道を歩こうということになった。上井出口登山道は村の青年団が昭和初期に開いた道で上井出から標高1300m付近で大澤左岸に出て、三ツ沢付近で右岸に渡り、そのまま右岸をお中道まで登る道である。
二人の都合を合わせて昨日2日に実施。先が長いので下の上井出中心部は省略して朝霧霊園先の林道からスタートとする。
二人とも以前に別々に途中までは歩いているので草で覆い隠されている判りにくい林道からの登山道と思われる入口も見落とすことがなかった。順調に進むが途中で道が不鮮明で棘藪状態なので前回の私と同様に林道にエスケープ。Upaさんの提案で、すぐ先の現在の地図に載っている道を進むことにする。地図上で道が消えているところからは道跡らしき所を辿り上井出林道に到着。古地図では大澤から400m程東側を通ることになっているので正しいルートかもしれない。
その先の標高1320m付近にドラム缶、鍋、ヤカン、サンダル等の多量のゴミが放置されており何かの小屋があったのかもしれない。ここから本来のルートは北寄りに進むべきだったと思われるが踏み跡を辿りながら方向を変えるタイミングを失い、そのまま下北山林道に出て、そこから大澤左岸に出る。上北山林道の大澤は以前には無かった土石流感知ケーブルや監視カメラが設置されていた。ここで大澤右岸に渡り、三ツ沢に行くがすごい迫力で迫ってくる。
人穴口登山道の調査の時はここから隣の滑沢を進んだが、Upaさんから大澤右岸の道はここから○○尾根に取りつくと教えて貰い足場の悪い急登を進む。しかし国交省の大澤監視のためか私が想像していたよりもルートは明瞭で整備されていたのには驚いた。
大澤雨量観測所を過ぎて、先週Upaさんが富士林道から到着した地点(標高1755m)まで登り、本日はここまでとして昼食後下山開始。最後の○○尾根から大澤に下る部分は厭らしいので滑沢に一旦下りてから大澤へ。
北山林道から上井出林道に下る途中に往路でルート外れをした道の痕跡が無いか注意しながら下りるが明晰な痕跡が無いのでそのまま大澤沿いを上井出林道へ。林道に出て往路まで戻り、下山。途中で現地図に表記されている道の先がどうなっているか調査を兼ねてそのまま直進するが、やはり棘藪がひどくなってきたので林道に出て往路に復帰し朝霧霊園に。
正規なルート以外の個所もあったけれど、上井出口登山道は歴史的に貴重な痕跡も無いので、私としてはそれなりに歩いたことで自己満足している。
Upaさん、今回も色々とありがとうございました。また楽しい計画を待っています。
失われた富士山登山口調査のうち、第三弾は上井出口登山道である。
自分なりの事前調査では、上井出口という存在程度の記載しか確認できず、案内や紀行文も探すことができなかった。古い地形図を見ても地図精度の違いからルートがはっきりせず、現地も植林と伐採用作業用道が多数交錯し、難易度は極めて高い課題となっている。
今回、大先輩のfujinohideさんにご一緒させていただき、改めて調査することになった。
標高910mくらいから、標高1030mくらいの区間は、いかにもという登山道が残っており気合が入る。しかしその先は伐採用作業用道と出会い不明瞭となる。ここは先を急ぐために作業用道を選択したのだが、もしかしたら谷部を結ぶと帰りに選択した点線ルートに繋がることから、なんらかのルートが隠れている可能性がある。
標高1075mくらいから地形図の点線ルートをたどってみた。これ自体は伐採用作業用道と変わらず古いだけで魅力が無いが、登山道を飲み込んだ可能性を捨てられないからである。すると点線が切れた先で登山道と推測される踏み跡を発見。これがかなりの上物であった。標高1210mくらいから、標高1290mの北山林道までの区間は、カンとしては大当たりである。
北山林道から先は植林のため道が不明瞭になる。すぐにある分岐を右に選択し、大量のゴミに釣られて喜んだものだが、その先はいまひとつであった。左への分岐を選択して大沢を目指した方がよいのかもしれない。
帰りは北山林道から確信ルートを下るが、途中にある分岐も気になる。南に行けば竹沢ということになり、地形図から最初に推測したルートに近づく。なので次の調査対象にしておきたい。
今回はマダニを懸念し、ディート30%配合の虫よけスプレー、ハッカ系のスプレーもかけておいたのだが、家に帰るとマダニが足に食いつくところだった。熱湯の刑に処した。翌朝マイカーを捜索すると2匹も車内で待機していたのであった。虫よけスプレー漬けと袋窒息の刑に処したのであった。
今年はすでに5匹目を退治したことになる。おそらく下の方の区間であるが、あまりのマダニのひどさにヤブ区間については考えざるを得ない状況である。
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