小海線沿線を歩く(岩村田・韮崎)

2019年06月04日(火) 〜 2019年06月07日(金)

• GPS: 22:00
• 距離: 87.0km
• 登り: 1,193m
• 下り: 1,551m

コースタイム

1日目
13：52 岩村田駅-15：29 中込・橋場(宿)
2日目
6：36 宿-9：39 八千穂駅-12：29 南相木村境-14：16 海ノ口温泉(宿)
3日目
6：19 宿-9：57 野辺山駅-10：42 鉄道最高地点-11：39 清里駅-13：32 大泉・パノラマ湯(宿)
4日目
3：10 宿-4：43 御所-6：33 大豆生田-8：40 韮崎駅

写真

6/4 14:04

小海線で岩村田駅まで来ました。
今回のスタート地点です。

6/4 14:10

列車内からは以前に歩いた佐久長聖高の校舎が見えました。これは学生寮のようです。

6/4 14:56

佐久市役所

6/4 15:07

滑津川。少し先で千曲川に合流します。

6/4 15:21

中込駅近くの歩行者用架線橋です。車道はなだらかな傾斜ですが、歩行者用は急勾配です。線路は単線なので、登ったら、直ぐ下ります。

6/5 6:53

千曲川です。
魚道もあり、農業用水の取水路もあります。

6/5 6:54

信州は双体道祖神が多いです。

6/5 6:56

信州では”南無阿弥陀仏”の墓石は少ないようです。

6/5 7:07

道路の反対側にあり、近づいたら成田山の不動尊でした。

6/5 7:09

龍岡城は函館五稜郭と同様に、五稜郭です。
ここより20分程度ですが、方向が違うのでパスです。

6/5 7:09

中央に百番供養塔があります。
西国観音、坂東観音、秩父観音の合わせて、百観音を参拝した暁に建立するようです。

6/5 7:22

何だ！　ペガサスのようだ。

6/5 7:22

道路の反対側には「いて座通り」とあります。

6/5 7:50

遠くからランドマークとして、気になっていた塔の近くに来ました。千曲川の対岸で、ここからでは、ちょっと遠回りです。帰宅後に調べたら、稲荷山公園のコスモタワーです。星の町として有名な臼田が宇宙公園として整備しているそうです。

6/5 7:56

信州は石仏、石碑が生活空間に多数あります。
そのせいでしょうか？
長野のドライバーは圧倒的にマナーがよいです。
横断歩道ではほとんど停止してくれます。
他府県では経験できないほどで、ばらつきの範囲を越えています。

6/5 8:01

何だろう？
○○塚？

6/5 8:08

古いお宅です。

6/5 8:08

大きく立派な屋敷です。
青沼駅近くです。

6/5 8:19

青沼駅から羽黒下駅にかけて、千曲川沿いに素敵な住宅街が続きます。

6/5 8:20

十日町付近です。

6/5 8:21

驚くほど立派な門です。

6/5 8:24

六地蔵はどこだろう？
違った！　『六地蔵幢』だ！

6/5 8:26

初めて見る『六地蔵幢』です。
火袋(正しくは龕)内部に六面体の石に六地蔵が陽刻されています。
柱部分の凹凸は風化ではなく、ご利益を戴こうと削ったようです。

6/5 8:28

佐久穂町に入ります。

6/5 8:30

常夜灯の上部が欠損しています。

6/5 8:31

こちらは健在です。
左端の標語にご注目！
”この先 美人多し”

6/5 8:32

”ラジオテレビ商会”の屋号も珍しいが、電器屋が”プロパンガス”を扱っていることの方が驚きました。

6/5 8:39

木型が並ぶ靴職人の工房です。

6/5 8:43

佐久穂町役場や海瀬駅が近い商店街です。
朝が早く開店前ですが、多くは営業しているようです。
シャッター通りになると、清掃もおろそかになり、ますます街は衰退します。

6/5 8:48

相馬醤油

6/5 8:48

かっては酒造か？

6/5 8:52

右はゴール。
左は埼玉県の秩父である。
本庄・十国峠・佐久穂・茅野はいつか歩きたいと思っている。

6/5 8:53

仏師のお宅

6/5 9:06

”百観音”ならぬ”百万遍”供養塔。
どちらが大変か？
百観音は貧富の差は出るが、百万遍は誰でも出来る。
私は挑戦しようと思ったことがありません。

6/5 9:14

道祖神が居りそうな立地に、火の見櫓があります。

6/5 9:21

二十三夜塔。月待ち塔の一種で、庚申塔と同じく講中の人が集まって、一晩中飲食を共にしたもので、信仰でもあり、娯楽でもあったと思います。

6/5 9:32

千曲川最上流の醸造所。黒沢酒造。

6/5 9:38

奥村土牛記念美術館。

6/5 9:40

素敵な駅舎です。
もう少しだけ瓦に凝って欲しかった。

6/5 9:50

近くに高速道路はないが、R141だろうか？

6/5 10:05

”大乗妙典六十六部日本廻国供養”
法華経を書写して日本六十六ヶ国の寺院に納経し、満願した証です。納経はしていませんが、私は全国市町村1500ヶ所を目指しています。

6/5 10:24

中央は歌碑だろうか。読めません。

6/5 10:24

千曲川

6/5 10:25

崖と千曲川との狭いスペースに小海線と県道が並行しています。

6/5 10:29

秩父困民党散華之塔
秩父で蜂起した困民党は各地で抗戦したが、最後の一派がここで鎮圧されました。
　

6/5 10:36

小海町に入ります。
海尻、海瀬、小海、海ノ口など”海”の付く地名が多いです。本当に海だったのだろうか？
温泉は甘塩っぱいと言います。(私は試していません)

6/5 10:45

秩父事件本陣跡。
6月の記帳者は私で2組目3人です。
立場の違いで「秩父騒動」とも「秩父暴動」とも言われる。生きるか死ぬかの瀬戸際になれば、人は必ず戦うことになる。好きで戦争をする人や国はなくても、追い詰めたり、追い詰められたら、戦争はまた繰り返します。

6/5 10:57

右　山梨県道
左　親沢市野沢　とありましたが、親沢と市野沢です。
親沢市と野沢で区切ったため意味不明でした。

6/5 11:15

小海駅です。

6/5 11:18

小海沿線を離れた相木川沿いに遡って、北相木村をかすり南相木村経由で海ノ口駅に向かいます。

6/5 11:29

かっては水力発電による豊富な電力を活用して、マッチの原料となる資源採掘や電気銑鉄の製造などで活況だったようです。戦後は電気事情の一変で、衰退したようです。

6/5 12:03

小海村道路元票です。

6/5 12:18

やはり”海”に因んだ地名です。

6/5 12:23

千曲川の支流、相木川です。
東京近辺にあれば、三段の滝と呼ばれて、観光客が集まりそうです。

6/5 12:24

北相木村に入ります。

6/5 12:32

10分ほどで南相木村です。
北相木村はかすっただけで、中心部は通過していません。

6/5 12:33

南相木村の若者が戦地に赴くときに、ここで家族と別れたようです。繰り返します。いくら「不戦の誓い」をしても、追い詰められたら戦います。追いつめてはいけないのです。わが子を守るために母親が危険を顧みず戦うのと同じです。

6/5 12:51

珍名のバス停『お猿』

6/5 13:42

意外だが、今回の旅ではトンネルが少ないです。
”しなの”には色々な文字が使われますが、”志なの”は初めての出会いです。

6/5 13:54

八ヶ岳は雪が残っています。

6/5 14:06

間もなくR141に再合流です。

6/5 14:07

海ノ口大橋です。

6/5 14:12

南牧村役場

6/6 6:21

馬刺し、鮎、山菜など久しぶりに美味しいものを戴きました。

6/6 6:24

路駐です。

6/6 6:24

レタス出荷のため多数のトラックが路駐です。

6/6 6:24

農業実習の外国人もおりそうです。
遠目ですが、明らかに若者中心です。三ちゃん農業ではありません。

6/6 6:31

そそり立つ山々と言うよりは、親しみの持てる優しそうな山がいっぱいです。ちょっと経験がありません。

6/6 7:25

こちらは毅然としています。赤岳？

6/6 7:29

野辺山高原へ出ました。登りから解放されます。

6/6 7:45

難しい説明は、一読しただけでは説明できません。
とにかく日本のへその一つです。

6/6 7:46

ここがへそのようです。

6/6 7:45

基準点になっています。

6/6 7:48

若山牧水の歌碑は全国で出会います。
漂泊の歌人です。
詩人や歌人はなぜ、旅をするのでしょうか。

6/6 7:53

山も良いが、レタスも見事です。

6/6 7:59

田畑は収穫時で人がいる風景が一番です。
幸せのオーラが満ちています。

6/6 8:07

川上村に入ります。

6/6 8:09

ビニールシートに覆われて、近くは芽の出たレタスですが、遠くは雪のようにも見えます。おっきいことはいいことだ！　広いことも良いことだ！

6/6 8:14

千曲川の源流が川上村と判っただけで、感激。
源流はまだまだ先でしょう。甲武信岳に近いと思われます。

6/6 8:15

夫婦で語らいながら、作業をしている様に見えます。

6/6 8:23

雪原で子供がそり遊びをしている様に見えます。
レタスの苗を植えています。

6/6 8:26

自然の絶景も良いが、これも絶景です。

6/6 8:27

赤いレタス？と青いレタスと八ヶ岳

6/6 8:36

川上大橋の親柱にも高原野菜の籠盛りです。

6/6 8:37

これも絶景でしょう！
この橋をレタス畑で見た超大型のトラクターでゆっくりと走ってみたい。
地元農家が農繁期に企画したら当たるかも？

6/6 8:39

川上大橋からです。下は西川です。
下から川上大橋を眺めたかった。

6/6 9:09

東南アジアからの農業実習生らしい若者が、超大型排気量のトラクター(これもスーパーカーだ)を洗車中でした。二人とも人なつっこく笑顔で挨拶してくれました。
これで、川上大橋をゆっくり走ってみたい！

6/6 9:21

殆ど道の無い時代に、ここに人間が住んでいたことが信じられません。

6/6 9:22

「畑の土を盗む輩がいるのか」と驚きました。
風や農耕車のタイヤ、人の足裏に付いて土が持ち出されるようです。確かに歩道に土が溜まって、雨で濡れたのが、十分乾かずに滑りやすい所がありました。

6/6 9:22

ゴムマットで飛散や付着を防いでいます。

6/6 9:53

衛生的な牧舎の中が垣間見えました。

6/6 10:01

”国鉄”最高地点駅と”国鉄”を付けるには理由があります。
野辺山駅より1000m以上も高い所に鉄道駅があります。
ご存じの立山黒部観光が運営する室堂駅です。
法律ではトロリーバスも鉄道なのです。

6/6 10:02

野辺山駅です。

6/6 10:03

ホームにはツアー客がいっぱいです。

6/6 10:04

こちらでは”東日本鉄道”となっています。
標高は先ほどと同じ、。1345、67mと覚えやすいです。

6/6 10:07

喜峯公園に若山牧水の歌碑がありました。

6/6 10:40

老朽化して取り外されたものです。
これから最高地点に向かいます。

6/6 10:42

珍しいコンテナを見つけました。
ONE(Ocean Netwaok Express)
川崎汽船、商船三井、日本郵船で定期コンテナ船事業を統合して設立されました。
昨年の11月松山から呉へ入港したときONEとしての新造船を見て、何という船だろうと感激して調べたことを思い出します。

6/6 10:45

JR鉄道最高地点です。
先代の標柱を先ほど見てきました。

6/6 10:45

モニュメントもあり、その奥はホテルです。

6/6 10:51

山梨県に入りました。
北杜市の”杜”は”やまなし”のことです。
首都圏では最も広い市町村です。でも、全国レベルでは100番にも入れません。

6/6 10:54

こんな注意報を出しているようでは、仕事ぶりがいい加減なことが明白です。関係者がなんとも感じないのが信じられません。

6/6 11:03

動作がダラダラして、林業関係者には見えません。
間伐作業の実習をする高校生でした。

6/6 11:05

こちらも実習ですが、作業内容は違うようです。歩道周辺の整備のようです。

6/6 11:07

女子中心の班は、男子よりも先に昼食休憩に入っているようです。

6/6 11:08

トイレの関係で、女子は早めの休憩に入ったのかも。

6/6 11:40

清里駅。

6/6 11:44

清里は若者の集うところなのか、平日なので閑散としていました。

6/6 12:00

清里から大泉へはR141を避け、清里ゴルフ場脇や八ヶ岳高原大橋を通る県道を歩きました。
大正解でした。

6/6 12:04

快適です。

6/6 12:36

北岳だろうか。

6/6 12:40

八ヶ岳高原大橋です。
奥で富士山のように見えるのが北岳、右側は甲斐駒ヶ岳

6/6 13:05

地元の人に勧められて、中村農場の食堂に名前を書いて待ちました。私は2番目です。でも20分経っても誰も出てこなかったので諦めて撤退しました。

6/7 3:13

宿は大泉駅近くのパノラマ湯に併設されたいずみ荘で2時前なのにチェックインさせてくれました。
これは7日の出発時です。雨のおそれがあり、夜明け前の出立です。

6/7 4:02

金田一晴彦通り。大泉村に別荘を建て、蔵書を約22,000冊寄付したそうです。通りには金田一晴彦記念図書館があるようです。

6/7 4:39

初めて目にする人物名です。

6/7 5:34

八巻酒造です。源頼朝に滅ぼされた伊勢平氏の本流山木一族が八巻と姓を変えたと言われています。ここは伊豆からさほど遠くない辺境地なので関係がありそうです。

6/7 6:07

八巻姓は何軒か見かけました。

6/7 6:42

大豆生田を自信をもって”おおまみゅうだ”と読んでいました。知人の友人に福島県で、この姓の人がいるからです。案内板をよく見ると”まみょうだ”とあります。”大”は”大和”の”大”と同じく無読字でした。

6/7 6:46

久し振りに”ひげ題目”です。

6/7 6:48

韮崎市に入りました。ゴールの韮崎駅はあと8Kmくらいです。

6/7 7:09

そういえば、日教組出身で同姓の国会議員がいました。

6/7 7:23

韮崎と言えばサッカーの中田英寿です。
この辺りの出身だろうと思うが、実は甲府市内からサッカーの強い韮崎工業に進学したのです。

6/7 8:29

以前訪れた時は中田英寿の像だけだったが、今は大村智博士の看板が加わっていました。像ができるだろうか？

6/7 8:32

平和観音を見上げて再び韮崎駅へ向かいました。

撮影機器：

サイバーショット DSC-W810 SONY

感想

ア?ドッポ

6月は梅雨時で、私事の日程も多く、長旅は難しい状況にある。急遽決定したのは、いくつか用意している近場・短期プランの中から、小海線沿線の旅である。全線ではなく、岩村田駅から韮崎駅である。処々寄り道をしても90Km弱である。アップダウンがあるとはいえ、3日もあれば充分である。最近の体調も考慮して4日間の計画とした。一日の歩行距離は30Km未満で、かってないゆる旅である。今回の旅で分かったのは、距離が短くても長くても疲れはあまり変わらない事である。短いと朝の出発が遅くなり、疲れやすい。長距離でも朝早く歩くのは体が疲れにくいのは、日常の習慣と同じだからです。
岩村田までは小海線の列車で行ったので、徒歩旅の素晴らしさを改めて体感しました。野辺山高原への道は斜度9％くらいだが、長かったためかきつく感じた。逆に大泉から韮崎は下りで快調に歩けました。
人との出会いは乏しかったが、三泊ともお風呂には恵まれました。一泊は温泉でなかったが、展望風呂でした。
今回は初めてヤマレコMAPに計画ルート入れて歩きました。
ルートを外れると音声で知らせてくれるのは便利です。ただ、正しいルートを歩いているのに、ルートが外れたと言われることが2回ありました。
まだ、ログがどうなっているかは、取り出し方を含めて調べてからです。