地蔵山
- GPS
- 47:43
- 距離
- 23.0km
- 上り
- 2,268m
- 下り
- 1,564m
コースタイム
5日 9:00JP-10:52神道山ー14;15ダム湖
昨年のタイム
6:00駐車場ー7:05天狗山ー9:01神道山分岐ー10:18P1892ー11:04P1950ー12;00地蔵山ー14:31P1892ー15:02神道山ー15:36癒しの森ー16:20ダム湖
天候 | 4日 曇り後雨 5日 雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
昨年同じ時期に訪れているが、今年は雪の状態が悪い、というか雪解けのスピードが速く、雪庇を利用して稜線を行くのだが、雪庇の崩壊が進んでいるので、藪漕ぎが多く、ルートファインデイングに苦労させられ、それ以上に体力消耗が激しかった。 昨年タイムと比較すると、荷物の重さもあるが、雪の状態でコースタイムが大幅に違ってきます。 |
写真
感想
去年登った地蔵山へ再度登ってきました。
昨年と同じ時期なのに雪の量が少なく、薮漕ぎを強いられ苦労しました。
朝のうちは雨が少し当たっていたが、登るに従い雨も上がり視界もなんとか回復し、火打、焼、御巣鷹などが顔を出す。
天狗山の山頂は雪が少なく難無く登れたが、ここから先は雪の少なさに難儀した。
今回はワンタッチ式のアイゼンを使用してみたが、頻繁に外れて、使い勝手が良くない。特に薮漕ぎでは薮にアイゼンがとられてしまい、何度となく履きなおす始末。
腐った雪のせいで体力を消耗し、ようやく乙妻とのJPに到着し荷物をデポして地蔵山頂へ向かう、山頂では天気がイマイチとなり北アルプスや堂津は雲の中。
しばらく山頂で天候の回復を待っている間、山頂の木の根回り穴が異常に深いので中をのぞいてみると、なにかが見える。
4メートルくらいの深さを下りてみると、なんとお地蔵様が横たわっているではないか!誰が結んだのやら赤いリボンを首に巻いて・・・
起こそうと思ったが、台座ごと雪に埋もれているのでビクとも動かない。
この山は積雪期以外の時期に薮漕ぎをしてくる人はほとんどないので、倒れたままの姿でこのまま何年も経過してしまうのだろうと思いながら下山する。
JPまで戻る途中で雨が当たり出し、荷物のデポ地点でテント設営。
初下ろしで使い方も良く分からず、雨の中あたふたと幕営地点をさがす、当初予定した稜線の西側は風が当たるので東側の雪庇の上に設営。
これが大正解、夜中に風の音が強くなったが、テントは揺れる事無く安心して眠ることができた。
朝目が覚めても雨音が聞こえ、外をのぞいても白く霧が立ち込め、とても行動できるような天気ではない。
天気予報ではピーカンの予定なのに、気象庁に恨みごとをいいたくなるが、我慢してシュラフの中で天候の回復を待つ。
結局、8時過ぎても天候回復せず仕方なくテントを撤収することにして、濡れたテントをタタミ下山のときになってようやく青空が現れてきた。
すぐ目の前に乙妻の山頂が手招きしているが、時間的には無理。名残惜しいが下山することにし、神道山を目指して歩きはじめる。
神道山への分岐まで来ると人が・・・遠くから見ても登山者ではない。
近くでみたら熊撃ちハンターの4人組、熊の足跡を追ってきたらしい、下の谷には2人配置してあるとのこと。
山にいる間は銃の音がしなかったので、熊さんは無事逃げ延びたようでなによりでした。
神道山まで登り周囲を見渡すと、頚城の山々が青空に映え美しい、時間の経つのも忘れて見とれてしまう。
ここからの下りが今回も一番難コース、昨年は北東尾根の急傾斜を下りたが、今回は南東尾根を下る。
ピッケル、アイゼンをフルに使い慎重に、アイゼンを蹴り込むので登るときより足が疲れる。数メートルの滑落を何度か重ねようやく緩斜面に出る。ここから先は危険なところはない、ほっと一安心です。
広大な癒しの森は恐ろしいくらい静かで、方向感覚が狂いそうになる。
20年以上も前になるが、この上空をヘリで飛んだとき広大な森があることは知っていたが、実際入ってみると確かに広い。
特に一面の雪に覆われて、ルートが見えないと 実感する。
この森を突っ切ると、出発地点のダムに到着。
今回も素晴らしい山を経験できて大満足でした。
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