背振山〜小爪峠(夜間登坂・テント泊縦走)


- GPS
- 42:20
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 969m
- 下り
- 436m
コースタイム
2日目)10:00気象台ピーク-11:30椎原峠西-12:00鬼ヶ鼻(小憩-12:50猟師岩山手前ピーク(小憩)13:10-13:20猟師岩山-13:40小爪峠(幕営)-デポ後金山方面へ第一ピークまで(片道20分)
3日目)11:00小爪峠-11:45猟師岩山-13:30椎原峠東(休憩)下山-15:00車谷
天候 | 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
最初は典型的な低山の植林地帯が次第に沢に。このコースは登山者が少なめか。数度の沢渡りの後一旦古い林道に出てからが本番。急傾斜の沢のご他聞に漏れず、登るほど荒れている所が多く、なかなか道が分からない場所も。 沢渡りを繰り返し、最後の登りは細かなガレ場で急傾斜。ロープが数十メートルあるが大丈夫か?。雨天時は危険。気象台まで続く舗装道路へステンレスのはしごを上りあがる。このコースは女性や家族連れはにはお勧めできない。 背振山頂に次ぐ気象台のピークへは舗装道。背振山頂と同じで風は強いことが多い。もちろん夜は強い。背振山頂へはこの道路を経由して、大きな車道を渡り、若干木道の登山道の登るとキャンプ場と航空自衛隊のレーダー基地へ。基地の横から会談を登ると5分もすれば山頂へ。 背振〜椎原峠〜鬼ヶ鼻は穏やかなハイキングコース。特に秋は喜ばれそう。椎原峠(東)には林道が延びてきていて車が直接乗り入れ可。興ざめするところ。鬼ヶ鼻はピクニックスポットとなっている。また50mの岸壁でクライマーも多し。 鬼ヶ鼻からは岩場の多い急登。通行者はガクっと減るが、これぞ縦走の醍醐味といコースでベテランさんは石楠花目当てのようだ。 軽装備や鍛えたい人にもいいコース。猟師岩山の前後は狭めの尾根道や岩場が続くので、重装備は注意。小爪峠へのくだりは木道が多く一定のテンポで降れる。 小爪峠はちょっとした平地があり、少し降れば水の確保も何とか可能か。実際に補給した。木々の間でゆったり泊ができる。この峠から椎原へのくだりも相当荒れているとの情報。 金山までは、登山道らしい道が続くが大きなアップダウンが2回。 復路の方が速いが、猟師岩の降りはやはり重い装備は注意。椎原峠(東)からも車谷へ降れる。結構穏やかなコースで、よい水場もあり。出発時と同じ車谷まで舗装林道数百メートル。 九千部山から蛤岳・背振・金山・伊原山・雷山、果ては羽金山方面まで、コース取、装備重量、メンバーなどでコースを設定すれば、ピクニックからハイキング、トレラン、軽装備日帰り縦走。重装備連泊長距離縦走まで、様々に楽しめそう。さすが県北の最高峰。だだ、やはり荒れた沢コースは雨天時には要注意。 |
写真
感想
リハビリのつもりで登山&アウトドア復帰の、古処山1泊夜間登坂に続く第2段。
仕事後、テント2〜3泊程度の重量パッキングで夜9時前に車谷を出発。先日の古処も夜間登坂したが、今回も。
初めてのコースで道が不安だったが、最初はその辺の人工林という感じで味気なし。次第に落葉樹が増え、きれいな水の沢伝いとなる。何度か横切り古い林道へ。このあたりで中間地点か。
やがて完全に沢伝いとなるところも。結構荒れていて右に左に渡りが多く、道が分かりにくい。めったに迷わない自分が、一度少し迷った。雨の日はちょっと危険かも。地図上より遥か上までしっかりと水量のある沢だ。
矢筈峠への最後ののぼりは急で細かなガレ場。ロープが数十メートルに渡ってあったが、信用できそうになかったので、ストックでがんばる。こけたら大変だ。最後は気象台へ通じる舗装道へコンクリの壁をステンレスのはしごで登り、その壁の上の50cmくらいの幅のところを道路へ。これはバランスを失ったら。数十メートルまっさかさま…夜だし…重装備だし…。たったの数メートルを緊張して通過。
とたんに「ブォ〜ン」と音が遠くから。金曜の夜。背振山頂への広い舗装道路は走りやにとって格好のコースだろう。無駄に広いから…。
なので、背振はやめて専用舗装道を気象台ピークへ。昔は人が常駐していたのだ。
気象台からは福岡・佐賀両方面が見渡せる。それと背振山頂も。背振とここが北からの風をモロに受けるところなので、風強く結構寒くなる、幕営場所を決めかね30分。
適当な場所を選び、オリジナルインスタントネイチャーストーブでBBQ!、持参のビールで乾杯!
翌朝は快晴・無風! 遠くに見えるのは大好きな耳納連山。その向こうは?あの形は阿蘇山か?? モーニングコーヒーのあと金山へ向けて出発。
椎原峠まで穏やかで、秋の紅葉シーズンには最高によさそうなハイキングコース。九州自然歩道に重なっている。その先は名勝「鬼ヶ鼻」。50mはある大岩の露出部でクライマーピクニック客が詰め掛けていた。椎原峠〜鬼ヶ鼻間はピクニックコースとなっていて人が多かった。椎原峠(西)には林道がきていて車がある!?…という状況。かなり興ざめ。
と思ったのつかの間、鬼ヶ鼻のでっぱりから本道に戻ると、人もいなくなり、急登。急登。岩場も多く、重装備&病身気味の身にはこたえる。落ちないように注意注意。
きつい岩場を登り上がった、猟師岩山の手前最初のピークで小休止。それから900m近くが続き猟師岩山へ。狭い岩場のピーク。一人なら寝れるかも…なんて考える。
くだりは木道が多く一定のペースで小爪峠へ。
ここはちょっとした平地で、左右に降れる。少し降ると水の確保もできないことはない。くたびれたのでここで2泊目決定。水場を探しに降ると、なんとかしみだしていて、飲んでも死にはしなさなさそう。
14時くらいなのに。あまり大きくない広葉樹の薄い林があるので、若葉の下でゆっくりねっころがって疲れを取る。若葉と青空のコントラストが美しい。やっぱり山はいい。
気を取り直し林の中にテントを張る。夕方にご夫婦が沢から登ってキャンプイン。明日猟師岩山でクライミングをするそうだ。やはり沢ルートは荒れていたとのこと。
幕張後、金山方面へ空荷で第一ピークまで。穏やかな広葉樹の道が続く。もう少し早ければ椿がさぞ美しかったろう。…椿と落ちにけり…なんて。結構なアップダウンが2回あるそうだ。で諦めたのだが。夕日がきれいだったろうなぁ… いけなくはなかったなぁ…
この日のディナーは干野菜と高野豆腐と鶏肉を使った鶏鍋。凍らせて持ってきたビールとともに乾杯!!(もうあまり冷えていなかったが)
翌日も快晴、暑い。いけないと分かっていても一度試したくて持ってきたスーパーの安いアイソトニック飲料粉末。結果-その後のどが渇いて死にそうだった。2度としないぞ!!本物のポカリやOS-1ならいいのだろうか???
復路の方が速い。バッタもののせいで喉が渇いてきつかったが、一気に椎原峠まで到着。背振山頂に、いやせめてもと着た矢筈峠から降りたかったが、くたびれてしまったのと、歩きやすくていい水がありそうな椎原峠(西)から降ることに。
正解だった。水が美味しい。顔も洗ったし渇きも癒された。最後に杉の伐採地を経て、林道へ。林道を5分行くと。な〜んと出発点の車谷に帰着。ほとんど同じ場所からいくつものルートが取れるようだ。
やはり、「その重装備は、何だ?」といった目で見られるなぁ。ここが登山好きとアウトドア好きの違いだろうか。しかし「オレの名前は外戸扉男!(あうとどあお)」気にしない。そう、真実はいつも三つ!!!
秋や、大雪の日が面白そうだ。そのためには、ルートをしっかり覚えておかねば。しかし、登山15年ぶり、運動らしいもの4〜5年ぶり、先日、耳納連山の鷹取山で往復4時間の軽い縦走試し、その後の重装備での古処山夜間1泊登山をしたものの、よく2泊できたもんだ。人の2倍近く遅いし時間も4時間くらいしか持たなかったが、よかった良かった。次は金山・伊原まで、いや蛤・九千部方面か。4泊くらいしたいもんだ。
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