【四国】瓶ケ森〜石鎚山【久しぶりのテント泊】
- GPS
- 29:00
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 2,343m
- 下り
- 1,465m
コースタイム
0905石鎚ロープウェイ発-0915西之川-1005名古瀬登山口1015-1100常住(水場)1105-1145鳥越1150-1310瓶壺(水場)1355-1440瓶ケ森1450-1500男山1505-1515瓶ケ森登山口-1605山荘しらさ テント泊
【2日目】
0500起床・朝食-0640テント場発-0700伊吹山-0830土小屋0845-1005二の鎖小屋1015-1050石鎚神社1100-1115天狗岳-1130石鎚神社1140-1155二の鎖小屋1200-1215夜明峠-1315成就神社-1330ロープウェイ山頂成就駅-ロープウェイ-1350山麓駐車場
天候 | 1日目:雲一つない快晴 2日目:午前(曇り時々にわか雨)午後(快晴) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【石鎚ロープウェイ〜名古瀬登山口】 アスファルト(途中から砂利)の林道を緩やかに上っていきます。川沿いを約1時間ほどかけて歩きます。危険箇所はありません。 【名古瀬登山口〜常住】 徐々に登山道っぽくなり、後半は急坂続きです。危険箇所はありません。 【常住〜鳥越】 緩やかな登山道です。歩きやすいです。 【鳥越〜瓶壺】 谷沿いの急登が続きます。結構しんどい登りになります。落石や増水時は注意。瓶壺ではふんだんに水があります。熊笹広がる景色も良いです。マムシを見ました。 【瓶壺〜瓶ケ森】 山頂手前は広大な熊笹帯が広がっており、気持ちがよいです。(駐車場が近くにあるため)登山道もよく整備されており、歩きやすく危険箇所は特にありません。 【瓶ケ森〜しらさ峠】 一旦車道に出ますが再び登山道に入ります。基本的には稜線歩きでアップダウンも少なく、景色も楽しめます。ただ、笹がやや茂っている場所が多いので、長ズボン、長袖をオススメします。 【しらさ峠〜土小屋】 再び道路沿いの山道に入っていきます。よさこい峠あたりまでは気持ちの良い縦走路です。ですが、その後は笹が生い茂り、踏み跡も場所によって不明瞭なところもあります。注意して正規ルートを外さないようにしましょう(と言っても迷うことはありませんが、危険な場所に出くわすかも知れません)。 【土小屋〜二の鎖小屋】 歩きやすくよく整備された登山道です。標高差も少なく石鎚山の登山道では一番楽なコースかもしれません。ただ、頭領基部を回って小屋手前に至る北東斜面は大きく崩落しているカ所があり、落石には十分注意してください。 【二の鎖〜弥山山頂(鎖場)】 鎖は大きく振られることはありませんが、慣れていないと大変かも知れません。腕の力だけに頼ろうとせず、足場を選びながらうまく登るのがこつ。岩や鎖のわっかなど、足下をしっかり決めて安定させると休憩もできます。雨の日は滑りやすいので要注意。 【弥山〜天狗岳】 弥山から最初の下りが鎖場。痩せ尾根なので転滑落注意。天狗岳手前の岩稜部は左手に巻きます。稜線を突っ切ろうとすると北側が絶壁で危険です。 【弥山〜二の鎖小屋(一般道)】 よく整備された階段の登山道です。手すりがあり、登りと下りが分かれています。鉄の階段は雨の日は少し滑りやすそうです。 【二の鎖小屋〜八丁】 緩やかな下りです。登山道はよく整備されており、危険箇所も特段ありません。 【八丁〜成就神社】 再び登りに転じます。傾斜は緩やかなので辛くはありません。八丁から20分ほど歩くと大きな神社と旅館などが見えてきます。 【日帰り入浴:石鎚山温泉京屋旅館】 500円。内風呂。湯は乳白色の炭酸・塩化ナトリウム泉。ジャグジーのように、ぼこぼこと泡が出ています。シャンプーボディソープあり。 |
写真
感想
転勤や仕事の多忙期につき2月以来、山に行けていませんでした。GWで連休をもらえたので、約2カ月半ぶりの山行となりました。
広島に引っ越してから1カ月。近隣にも低山で面白そうな場所が一杯あるのですが、せっかくの連休なのでテントを担いで他県に遠征することにしました。当初は笹ヶ峰や東西赤石山あたりを検討していたのですが、やはり西日本最高峰の石鎚山を選びました。
初日の5日は前日とうって変わって雲ひとつないピーカン。初夏を思わせるような暑さの中の登山でした。テントにシュラフ、バーナーに調理器具や珈琲セット、酒におつまみ、一眼カメラ・・・と久しぶりのキャンプにうきうきして詰め込んだらザックが肩に食い込む。それでも腰や肩など骨格で背負うタイプのザックなので、随分楽でしたが足にはやっぱり負担大。しかも、この2カ月半というもの、ほぼ平地で慣らした私の足は悲鳴をあげていたことでしょう(苦笑)。
川沿いを気持ちよく歩き始め、鳥越あたりまではまだよかった。しかし、問題は最後の急登。このガレ場の登りでクタクタに。よくよく考えれば、標高差1500m近くあるわけでそんな楽ではないのです。体を鍛えるのは時間かかるのに、鈍るのはこんなにも早いものかと思いました。当初は山頂あたりで昼食を予定していましたが、水場の瓶壺についたらお腹ペコペコ。ここでランチタイムにしました。熊笹生い茂る中から流れ出る清流の音を聞きながら、太陽の日差しをさんさんと浴びて・・・あ、なんだか眠くなってきたぞ。疲れたし寝ちゃえ!と横になったら優に30分も寝落ちてしまいました。ポカポカで気持ちよかった。腕時計を見て飛び起きたら、僕の後方でも何かが飛び上がる。うわっ!と振り向くとなんと、マムシさんがびっくりして逃げ出していました(笑)いやぁ、怖い怖い。
充分お昼寝をしたところでしたが、やはり足が疲れている模様。がたがたになりながら瓶ケ森山頂に着きましたが、360度の絶景に疲れも吹き飛びました。普段の行いがよいからか(?)私の登山時の天候は7〜8割方、晴れ。この日も終始、お天気続きでした。
瓶ケ森からしらさ峠にある山荘しらさまでは、車道沿いの縦走路をゆきます。なだらかな道なので気持ちよい尾根歩きを楽しめました。テント場利用手続きを済ませて、さっさとノンビリしようかと思ったのですが、山荘しらさの雰囲気の良さにノックダウン。カフェとして営業もしているので、その場でビールを注文ししばし休憩。あ〜、こんなに良い宿ならテントじゃなくても良かったかなぁ、なんて思ってしまいました(笑)
テントを張り、挽き立てのコーヒー豆からドリップで入れた苦めの一杯。この日の夕飯はアルファ米の五目ご飯としじみ汁。食後にはスーパームーンを愛でながら、チリ赤ワイン。おつまみはナッツと前夜に家のオーブンで焼いたローストポークにマスタード種子のはちみつ漬けを和えて頂く。最高に美味しかった。しかし、月が明るすぎて他の星が見えないという。。。
ラジオを聞きながら早めの就寝。朝方になって風が強まり、小雨が。「ありゃ、このまま天気は下り坂か」と思ったけど、朝方には止み、その後は曇り。時々、にわか雨にふられましたがレインコートはいらない程度でした。
2日目はそれでも、昼前から天気は回復傾向に。石鎚山頂についてからは一気に晴れわたり、前日同様の気持ちよい登山日和になりました。山頂への鎖場はテント道具を担いでいくのが嫌だったので、二の鎖小屋にデポ。登りは鎖を使いましたが、下山路は一般ルートを辿りました。最高峰の天狗岳に向かう人はごく一部で、大部分の方はやはり山頂神社のある弥山で帰っていくようでした。確かに天狗岳方面へは痩せ尾根ですし、一部分かりづらい場所もあるので無理はしない方が良いと思います。
下山は休憩を取らずのんびり歩き続け、予定より早くロープウェイ着。下まで歩いて下ることも考えましたが、やはり疲れていたので文明の利器に頼ってみました。
今回ひとつだけ残念だったのが、出発前からのひとつの楽しみだった今治の「十円寿司」(http://r.tabelog.com/ehime/A3802/A380201/38001383/)が連休中の大盛況でネタ切れ・・・(涙)親指大の寿司が一貫10円という破格プライス。すごい楽しみにしていたのですが・・・山に行く時間まで取れなくても、これだけのためにもう一度今治には来ようと思います(笑)
最後に、西之川からの登山道途中にあった滝の映像を。清涼感をお楽しみ下さい。(でも、西之川登山道は急登がきついので、東之川経由をオススメします笑)
テント泊いいね〜(^-^)
そっちでの生活はだいぶ慣れたかな⁇
これから定期的に登れるといいね〜d(^_^o)
syus725さんより少し早い時間に瓶ヶ森を経ち、東之川経由で下山しました。
5日の石鎚の写真、弥山から見た天狗岳も、その反対もかっこいいです。4日の石鎚は何も見えず、それこそ5日にもう一度登ろうかと一瞬考えたくらいです。素敵な写真をありがとうございました
山荘しらさは少し値が張りますが、けた違いにおしゃれでした。とても居心地がよかったので出発が遅れてしまいました
>hide0320
お久しぶり!
久しぶりに山に登れて心が洗われたよ!次はいつ登れるかまだ分からないけど、アルプスも行きたいな〜。GWも考えたのだけど、広島からの距離を見たら完全に萎えました(笑)
ブログ拝見しましたよ。北穂や白根(五色山)に行ったんだね!雪と夕日の写真がとてもきれいで羨ましい!俺の冬靴はこのままでは、下駄箱の肥やしに・・・
これからもブログ楽しみにしています!
>jurakusuiさん
コメントありがとうございます。ほんの数時間差のニアミスでしたね。4日は天気も優れず、山荘しらさではストーブも焚いていたとか。山荘の女性スタッフの方がおっしゃってました。
石鎚山では天候が優れなかったようですが、瓶ケ森では最高のお天気を楽しめたのでは?石鎚山もステキでしたが、瓶ケ森の嫋やかな山容も気に入りました。特にお天気の日は気持ちよいですね。
山荘しらさは、次回こそ 僕も泊まってみたいと思います!そうすれば、お風呂も入れるし・・・
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