塩の道 糸魚川〜中山峠〜根知駅


- GPS
- 04:10
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 315m
- 下り
- 208m
コースタイム
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:10
天候 | 高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
根知駅到着後、拾って頂きました |
コース状況/ 危険箇所等 |
標識完備、危険個所はありません |
写真
CLに海岸沿い道路脇で降ろしていただき、スタート。CLは北陸街道へ、自分は北前船から荷を受け取り、塩の道を歩き始める歩荷の境地です!順序が全く逆になってしまいましたけれど…
姫川に合流点付近です。根知川に沿って谷を遡ると雨飾山登山口のある雨飾山荘。ここから鋸岳に登ったのですが、鋸岳と鬼ヶ面山の間(崩壊しており、通行禁止の標識がありました)と雨飾山への登山道は未踏のまま!
感想
北陸街道を歩くCLの計画をお聞きして便乗し、糸魚川で降ろして頂き
糸魚川〜根知駅の未踏の区間を歩くことにしました。
そもそも、出発点をなおざりにして中間点を歩き続けた結果
なんと出発点(糸魚川)と最終ゴール(松本)が残ってしまいました。
糸魚川で、CLは北陸街道、自分は塩の道へと向かい、
おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に、なんて
日本昔話を語り始める口調を思い出して、微笑みを禁じえません。
そして後になって、糸魚川は追分(街道分岐)だったと気が付き
自分のぼんやり加減にも笑ってしまいました。
牛のブロンズ像を探すまで、うろうろし、時間をロスしましたが、
トイレやベンチもある休憩所には、詳しい案内板、地図があり
そこから先はスムースに史跡を歩くことができました。
電柱の陰に隠れるような元標や、牛つなぎ石も見ることができ
糸魚川市では塩の道を大切に保存している様子が伺えます。
糸魚川駅で電車を降り、牛のブロンズ像のある休憩所を目指すと
詳しい案内板、地図があり、史跡を見逃さずに巡れると思います。
美山公園は広い公園で、いつか行きたいと思っていた
「フォッサマグナミュージアム」はこの公園内にあると分かり
また機会があったら立ち寄ることにして、残念ながら通過!
公園内を外れる辺りから、街道の雰囲気の残る林の中に入りました。
途中舗装の車道に出たり、脇を車道が走るのを目にしたりしたものの
「ウトウ」の残された道の静けさには、感動しました。
街道を歩く人には全く出会いませんでしたけれど、
このような素晴らしい雰囲気の古道がいつまでも大切に保存され、
後世に残されていくようにと願わずにはおれません。
中山峠を越え、根知へと下り、仁王堂前に立った時、
昨年御一緒した方々とここに立った日を鮮やかに思い出しました。
まさかこんなに早く、塩の道を歩いて、ここに立つとは夢にも思わず
石造りの道標を感慨ひとしおで眺めました。
塩の道120kmは、いよいよ有明から松本の間を残すのみになりました。
暑さに耐えながら、半ば夢中で歩いてきた苦労は後少し。
思い返すとしみじみ、身近でも知らずに来た史実が如何に多いかが分かり
歴史を知る、歩く旅の面白さに目覚めた感があります。
機会があったら、また街道歩きをしてみたいと思います。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する