高野山女人道を行く
- GPS
- 08:54
- 距離
- 25.3km
- 登り
- 1,704m
- 下り
- 1,687m
コースタイム
天候 | 曇り時々小雨のち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な箇所はなし |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
2019年6月16日(日)に,友人たちと高野山の女人道を歩いた。個人的には初めて歩いたが,少し幻想的な感じの所もあり,なかなかいい感じの道だった。
今回は家から遠いし,歩くのにも時間がかかりそうだったので,集合は南海難波駅 7:00 発の橋本行急行にしてみた。それで行くと,橋本駅で極楽橋行の各駅停車に乗り換えて,極楽橋駅には 8:34 に着いた。駅の外にはなぁんにもないので,駅でみんなトイレに寄ってから出発した。極楽橋駅からは極楽橋を渡り,京大坂道の不動坂を登る。ケーブルカーをくぐるぐらいまでは舗装路を行き,その先は昔の登山道であるいろは坂を登った。出だしはつづら折りが続く区間だったが,思ったよりもラクに登ることができた。登山道は清不動堂近くで一度舗装路と合流するが,すぐに別ルートになり,バス道に合流する手前で再度舗装路に合流した。バス道は合流点からケーブルカーの高野山駅まではバス専用道であり,歩行者も通行禁止の区間だった。もしケーブルカーの駅まで戻るなら,最後の区間だけでもバスに乗らないとあかんなぁ,と思った。そして,バス道と合流して少し行くと,不動坂口女人堂にたどり着いた。
不動坂口女人堂は現存する唯一の女人堂らしい。昔は7つある入口の全てに女人堂があったらしい。我々は女人堂で記念撮影をしてから,女人道を歩き始めた。まずは弁天岳を目指す。その区間はまあまあの歩きごたえだったが,そこまで大変でもなかった。弁天岳の山頂からは紀の川辺りまで見ることができた。弁天岳からはぐいぐい下り,車道が見えると高野山の大門にたどり着いた。大門は高野山への西からの入口であり,大きな門が我々を出迎えてくれた。そこからは南の龍神へ行くルートもあったみたいで,大門の辺りに龍神口があったらしい。我々は大門でトイレに寄り,ちょうどいいベンチがあったので,おにぎりを食べておいた。
大門からは高野山の南側を行くが,思ったよりもアップダウンがあり,意外としんどかった。南側には,高野山七口のうちの,大門口,龍神口,相ノ浦口,大滝口,大峰口,という五口があるが,大門以外は立派なお堂はなく,比較的地味な感じがする区間だった。また,思ったよりもアップダウンが急で,地味に足にくる感じだった。さらに,明け方まで雨が降っていたせいか,円通律寺から弥勒峠にかけての区間では,登山道に水が出てきていて,水路状になっていた。そこを乗り越え,やがてダラダラと下りだしたなぁ,と思ったら,奥の院の駐車場にたどり着いた。
奥の院の駐車場でも念のためにトイレに寄り,また時間が午後1時になろうとしていたので,おにぎりを食べておいた。奥の院駐車場前からは,中の橋参道を歩いて奥の院の奥の方まで歩いた。弘法大師御廟までは行かなかったが,奥の院の社務所(?)っぽい場所のそばを歩いた。そこから未舗装林道を歩き,30番の標識の所から摩尼山に登った。摩尼山へはまず摩尼峠に上がる。そこまでの道はそこまできつくはなかった。しかし,摩尼峠から摩尼山への上りはなかなかの急勾配で,意外としんどかった。それでもなんとか登りきった。山頂には祠があった。山頂で一服してから次を目指した。
摩尼山から楊柳山へは,しばらくほぼ水平に移動していく感じだった。尾根がほぼ水平なのかどうかわからないが,横の斜面を見るとかなりの急傾斜に見えたので,たまたま尾根が水平だったのかもしれない。やがて,少し急な下りがあるなぁ,と思ったら黒河峠だった。でも,峠から横に下る道が高野山側にしかなかった…。反対側はないの??? 黒河峠から楊柳山も言うほどアップダウンはないなぁ,と思っていたら,山頂直下は結構急登だった。楊柳山の上にも祠があった。その先は一本杉まで下るだけと思っていたら,子継峠の手間にピークがあった。地図に山頂の名前がなかったので気づかなかった。そのピークも前後はかなり急な斜面だった。下りは子継峠まで距離も長めで,約1名膝が痛くなってしまった。ちなみに子継峠を通って橋本に向かうルートがある。そこは黒河道と言うらしい。でも,黒河峠は通らないって…。なんかややこしい。
なんとか長い下りを下って,子継峠までたどり着いた。そこからは傾斜もゆるくなり,徐々に水平に近づいていったのでラクだった。坂を下った辺りは,どこかの高原リゾートみたいに,平地に水路があり,木々が水路に埋もれいてる感じの所もあった。そこで気づいたのだが,高野山は水が豊富な盆地状のところに作られたみたい。比叡山は山の上だけど,高野山は周りを山に囲まれた場所に作られた,という感じがした。やがて一本杉という場所で車道に出た。
一本杉の先には転軸山があるが,膝を痛めた人は登れない(厳密には下りで痛くなるらしい)ので,他のメンバーには迂回路を歩いてもらい,私一人で転軸山を偵察に行った。これまた結構疲れた。一人だし他のメンバーをあまり待たせないように思って飛ばしたら,めっちゃ疲れてしまった…。転軸山が終わった後の47番標識で合流し,その後はしばし皆で歩いた。52番標識から最後の登山道に入るが,そこからも膝を痛めた人とそれに付き合った1名は車道を行き,他のメンバーは登山道を歩いた。車道組は途中でバスに乗って高野山駅を目指すことになっていた。しかし,山道グループが一周のゴールの女人堂に着くと,何故か二人がバス停に座っていた。どうも特急こうやに乗り継げる時間のバスが行ってしまい,その後40分ほど待たないと次のバスが来ないようだった。そうなると極楽橋駅まで歩いて下りても間に合うなぁ,となり,極楽橋駅で集合することにして徒歩チームは歩いて下山することにした。下山時には登山道ではなく,舗装路を下ってみた。しかし,結構路面が荒れていて,いまいち歩きにくい道だった。
なんだかんだで,徒歩チームが極楽橋駅に着いたのは17時半頃だった。余裕で徒歩チームの方が早かった。ケーブルカーチームが着いたのは17:44分だった。ケーブルカーが着くと思ったよりも多くの人が降りてきた。極楽橋から橋本まで行き,橋本から難波行きの急行に乗って帰った。
今回は,高野山女人道を歩いてみた。女人道一周は思ったよりも歩きごたえがあった。今度は町石道とか京大坂道を全部歩いてみたいと思っている。
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