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Yamareco

記録ID: 1904638
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無雪期ピークハント/縦走
関東

両毛線南側の山・静和駅〜三毳山〜浅間山〜八王子山〜茶臼山〜権現山〜伊勢崎駅

1992年05月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
12:55
距離
59.2km
登り
710m
下り
675m

コースタイム

日帰り
山行
12:40
休憩
0:15
合計
12:55
7:00
70
静和駅
8:10
8:15
75
三毳山
9:30
9:30
120
佐野・秋山川大橋
11:30
11:30
25
渡良瀬川・田中橋
11:55
11:55
10
足利富士・上浅間神社入口
12:05
12:05
25
浅間神社
12:30
12:30
165
浅間山三角点
15:15
15:15
15
菅塩峠付近
15:30
15:30
25
八王子山
15:55
15:55
50
籾山峠
16:45
16:55
50
茶臼山
17:45
17:45
100
桐丘短大前
19:25
19:25
30
権現山
19:55
伊勢崎駅
当時の2万5千図の八王子山の記載は今はなく、代わりに天王山、唐沢山、荒神山の山名があります。また、静和駅西方の富士山の記載もあります。30年近く経つと大きな変化を実感・・・(2019年6月23日)
天候 晴れ
アクセス
利用交通機関:
電車
静和駅を出発すると、やがて右手に岩舟山が見えてきます。
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静和駅を出発すると、やがて右手に岩舟山が見えてきます。
三毳山頂から南に続く尾根を見下ろします。
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三毳山頂から南に続く尾根を見下ろします。
渡良瀬川の土手に上がると浅間山が見えました。
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渡良瀬川の土手に上がると浅間山が見えました。
浅間山頂(北峰)上浅間神社から北西方向。遠く赤城山が見えます。
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浅間山頂(北峰)上浅間神社から北西方向。遠く赤城山が見えます。
浅間山頂(北峰)上浅間神社から西方向。目指す八王子山〜茶臼山の連なりが見えます。
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浅間山頂(北峰)上浅間神社から西方向。目指す八王子山〜茶臼山の連なりが見えます。
浅間山中のコナラ林
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浅間山中のコナラ林
菅塩から八王子山を目指します。
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菅塩から八王子山を目指します。
車道が横切る籾山峠で、南側の方向。
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車道が横切る籾山峠で、南側の方向。
<両毛線南側の山 概念図>
2019年06月23日 23:30撮影
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6/23 23:30
<両毛線南側の山 概念図>
<八王子山・茶臼山周辺 概念図>
2019年06月23日 23:30撮影
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6/23 23:30
<八王子山・茶臼山周辺 概念図>

感想

 関東平野の北で、山地との境を成しているJR両毛線の南側に飛び出している山をつなげてみたいと考えた。
 高さ100〜200mの山というとすぐに低山というとらえ方をされてしまう。しかし、この地域でいえば日光足尾の2000m級の山並のなれの果て、関東平野にいよいよ没するという所で頑張っている存在なのである。その没する境「ここはもう平野ではないのだ、山なのだ。」という存在を認めてあげることに、この山行の価値があるのではないかとも思う。そんな考え方もできる"山"という舞台は、すばらしい存在である。

 さて、以前同様な取り組みで、JR八高線東側の15山に登るのに3日間かけているので、今度はぜひとも1日でつなげたかった。取り上げた山の基準は、2万5千図に山名の記載があるものとした。ふと考えると簡単そうだが時刻表を見て、出発点近くの岩船駅から到着点の伊勢崎駅まで、鉄道の営業キロを確認すると約50kmあった。2万5千図で距離を計ってみると、60km以上になってしまった。その2万5千図を横に五枚使用するということに多少の不安があったが、しかし、これはなかなか計画としてすばらしいのではないかという気がしてきた。

東武日光線の静和駅を午前7時ちょうどに出発。右手の岩船山と前方の三毳山を見ながら進む。緑が伸びきった美しい季節の、気持ちのいい朝だ。
 やがて、三毳山の東面の入り口にたどりつく。そこから、地図には破線が載っているが、谷沿いの踏み跡をたどるうちに道はなくなった。その北側の尾根に出て、三毳山の頂上に立つことになるのであるが、困ったことが起きた。最近、ほとんど関わりを持つことのなかった野良犬との出合である。とにかく、行く手をふさいで、前に行かしてくれない。たまにこっちの後ろに行って、よし、そのときとばかり急ごうとすると、ものすごい勢いで追いかけてきてきてしまう。基本的に首輪のない犬は、信用してあげられないので本当に困った。結局、なんと頂上まで一緒に来てしまったのであった。もの珍しかったのだろうか。
 頂上から西側に東北自動車道を見おろすと下り線が渋滞していて、さすが3連休の初日である。三毳山は、よく佐野サービスエリアから見上げるあの山である。今日初めて逆に見おろした。
 下りはハイキングコースを利用して北側に駆け降りる。犬はついてこなかったので一安心。少し西に進んで2万5千図「下野藤岡」の範囲を抜ける。

 続く2枚目の地図「佐野」には、山が全くなく、辛い一枚である。約2時間で通過。途中、秋山川大橋の上から見た上流の山々がきれいだった。1番奥に雪をかぶった日光連山が見えていた。

 3枚目の地図「足利南部」に入り、渡良瀬川の土手に上がると対岸に、2つ目のピーク浅間山が見えた。河原の土手は気持ち良さそうで、昼寝でもしたいところだが、そんな余裕は全くない。北面入口に"足利富士・上浅間神社"とかかれている。そこから登ってまず神社にあがると、足利の町が一望に見渡せ、すばらしい。そこから南に向かうと踏み跡はぐっと細くなる。3角点峰を踏んで下山。西に向かうとすぐに群馬県に入る。結構疲れてくる。
     
 しばらく進んで4枚目の「桐生」。菅塩という集落から入る。奥にため池の沼があって釣り人で賑わっている。魚が泳いでいるのもたくさん見ることができた。そこから林道をつめ、今日の核心部である八王子山から茶臼山への縦走ルートを行くことになる。
 林道をまっすぐ進んで行くと、だんだん谷は東向きになってきて、これはおかしいと思いはじめた頃、行き止まりになった。戻って、最初に左に分かれた道に入るとやはり行き止まりとなるが方向的にはいいので、そこから稜線に出るとヤブの深いクラシックな縦走路に出た。そこから籾山峠までは、ヤブに被われた判然としないルートであるが、古い道標も見つかる。広葉樹が多く、ツツジの花咲き美しい。
 籾山峠でいったん車道が横切り、そこから先は、麓に少年自然の家があることもあってか、整備されたハイキングコースとなる。尾根を北にはずれてテレビ局の中継所等のある茶臼山に立つ。少し戻って下山。北側に降り、西に向かうが、やがて暗くなってきてしまう。いよいよ、足から何から痛くなってきて苦しいだけになる。
  
 ようやく最後の2万5千図「伊勢崎」に入ったときには、午後7時を回っていた。真っ暗な中、ヘッドランプを出して、恐い思いをしながら神社の石段を上がり、最後の山である権現山に登った。伊勢崎駅までそこから30分ほどかかった。苦しい戦いは終わり、まあそれなりの充実感が広がった。

市街地に近いわりに静けさの保たれた、いい山たちを知ることができた。

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