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Yamareco

記録ID: 1908700 全員に公開 沢登り丹沢

早戸川水系 原小屋沢 沢登り講習

日程 2019年06月26日(水) [日帰り]
メンバー
 kamog(CL)
, その他メンバー2人
天候梅雨の間隙を縫う快晴!
アクセス
利用交通機関
車・バイク
早戸川林道/魚止橋手前
・トイレは魚止森の家(旧、丹沢観光センター)
・登山計画書は事前に神奈川県警オンラインで提出
経路を調べる(Google Transit)

地図/標高グラフ


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コース状況/
危険箇所等
■原小屋沢

 公共交通機関は宮ケ瀬からはないので基本は車利用になる。
 (昔は鳥屋から林道を歩く人がいらしたようだが片道10km以上と長い)
 ただ早戸川林道は大雨が降ると崩壊がよくあり通行止めとなることがあるので
 事前の情報をチェックする必要がある。

 魚止橋から林道のほぼ終点である伝道へ約10〜15分。
 伝道から早戸大滝方面への登山道を登る。
 今は傾いた造林小屋を通過してしばらくで木橋が幾つか現れる。
 そのうちの2カ所は善意で丸太を組み合わせているが、かなり濡れ朽ち始めており
 また近いうちに落ちるであろう。
 そのときに乗っていないことを祈るのみである。
 最後の木橋を越えてから道は固定ロープに沿って早戸川河原へ下りる。
 ここから対岸のピンクテープ箇所へ沢を徒渉する。
 水が少なければ何とか飛び石徒渉できるが、平水以上なら膝下を濡らしてとなる。
 増水しているときはここで撤退ということになる。
 対岸(右岸)を進むとちょっとした岩場のトラバース箇所となり残置ロープが
 張られている。
 早戸川を右手に見ながら更に進むと2番目の徒渉箇所。
 対岸の崩れ気味の踏み跡(テープあり)に向かい渡るが、ここも足を膝下くらい
 濡らさなければ渡れない。
 しばらく踏み跡を追うと河原の対岸(右岸)にテープがあり3番目の徒渉点だ。
 早戸大滝が目的ならこれを渡るが、雷平に行くにはここを渡らず、少し左岸を進む
 と、右手の岩壁に残置ロープが下がっているのでこれを3mほど登って岩場のバン
 ドを上流に向かいトラバースすれば少しで本谷沢と原小屋沢の二俣左岸の雷平に
 着く。標識などはない。ここまで魚止橋から50〜75分程度。

 雷平から原小屋沢の左岸の踏み跡とテープを追う。途中左側から水量のある中ノ沢
 が合わさり、三段滝を左手に見て、一ヶ所木の根を使って3mの段差を登っていけ
 ば、正面左手は高い壁群となり沢は北西から南西へと左折してくる。
 この踏み跡は蛭ケ岳へ続く市原新道と呼ばれるバリエーションルートで、南西へと
 変わる50mほど手前で右岸へ飛び石徒渉する。水量が多めのときはここも足を
 濡らすことになる。
 南西へと左折するといきなり名瀑「雷滝」20mが飛沫をあげて現れる。
 昭和中期はこの滝も右からの大崩落によって跡形もなく埋まってしまったと聞くが
 自然の回復力は素晴らしいものだ。

 雷滝は一般的には手前のルンゼ上にあるテープのところ、またはもっと手前から
 市原新道ルートを使って高巻く。
 滝の落ち口を右手に見えるよう注意しながら落ち口よりも7〜8m高い位置から
 雷滝上の釜と小滝の数m上を通過するバンドをトラバースして沢に戻る。
 しばらく高い滝はないが面相臭い小滝の箇所はどちらか側に釣り師用と思われる
 テープがあり巻きも可能。

 1020mで右から2条2段4m滝でカサギ沢が合わさる。水量比は概ね1:1で
 原小屋沢と間違わないよう注意したい。
 カサギ沢の方が原小屋沢よりゴルジュ内連瀑と大滝がある分、難しい。
 左の原小屋沢に入ると少しで、左からガレの支流が合わさり、水流のある本流は
 少々暗いゴルジュ内にバケモノ滝10mが落ちている。落ち口上には昔からある
 巨倒木が横たわっている。
 ここは左のガレ沢を20mほど上がってからバケモノ滝落ち口方向へ向かうよう
 巻く。滝よりも10m程度上部まで上がれば沢に下りるように踏み跡がある。
 この先はS字峡状となり5mほどの小滝が出てくる。
 右隅の乾いたカンテを少々クライミングして(卦蕁檗僕遒糎へ抜ける。

 1130mで右(北西)から10m滝の支流を過ぎると5×10m階段状滝。
 流芯は通常ヌメリがあるので左隅を登っていく。
 すぐに直登は厳しい10m滝。これは左右とも高巻ける。
 そして右側が2段の2条20mガータゴヤの滝が美しい姿を見せてくれる。
 右の中段には釜を持っている。
 左からボッチ沢が2m小滝で合わさっている。
 ガータゴヤ(下駄小屋か?)の滝は一般的には右から上部の低い岩壁上を通過する
 ように高巻く。
 または流芯左をクライミングすることも慣れた人ならできるし、ボッチ沢2m滝を
 上がってすぐ右手上部にあるスラブ壁を登ることもできる。このスラブ壁は昔の
 ルートで昭和中盤あたりに設置された太い鎖が残っている。今はほとんど切れて
 しまっているが。
 もしここの到着が12時半頃を過ぎていて日帰り計画なら、上流遡行および尾根の
 下降も時間がかかるため遡行を打ち切った方が賢明であろう。もちろん力量のある
 メンバーならば何とかその後もするであろうが。
 時間超過の場合のエスケープとして、ボッチ沢右岸尾根(ボッチ沢の左手尾根)を
 登り市原新道上の1352m下に30分程度で詰め上げることができる。
 尾根上を覆う植生保護柵の右に沿って踏み跡を下る。少しで柵はなくなり1320m
 で薄い踏み跡は北東尾根ではなく東向きの太った尾根へ続く。
 迷いやすいのは1230〜1220m辺りで、踏み跡は発見しにくいか判然としない。
 少し下りて右手奥に見え隠れする植林帯に向け浅い沢をトラバース。この柵がある
 右手が植林、左が広葉樹の尾根が正解で、ほとんど柵に沿って急下降する。
 1020mで一旦斜度が緩んだ平地状になり、ここから北東〜北北東へテープを
 見つけながら下降していくと、やがて雷滝が下に見えて往路に戻ることができる。

 なおガータゴヤの滝から上部は2m滝を左から巻き、あとは小滝とナメ程度の
 斜度がほぼ平坦な渓相となる。
 一般的には1310m辺りから左手の丹沢主脈/原小屋平(昔の原小屋山荘の跡)に
 出て遡行終了。
 魚止橋方面に戻るにはバリエーション尾根である榛ノ木丸尾根東尾根を読図しな
 があら下降し、早戸川林道、魚止橋上部のヘアピンカーブに出る。

 遡行グレード 1級上(※「上」は下降尾根に地図読みが必要なため付けた)

 詳細遡行図と記録は拙著『丹沢の谷200ルート』(山と溪谷社)を参照ください。
 amazon、楽天などでも購入できます。

■マウントファーム登山学校(JMIA公認)
 http://mt-farm.info/
過去天気図(気象庁) 2019年06月の天気図 [pdf]

写真

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