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Yamareco

記録ID: 1914005
全員に公開
ハイキング
九州・沖縄

飯盛ヶ城☆緑のビロードの山に

2019年07月04日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
01:11
距離
2.5km
登り
287m
下り
273m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:04
休憩
0:08
合計
1:12
距離 2.5km 登り 287m 下り 288m
18:21
18:29
37
天候 晴れ後曇り
過去天気図(気象庁) 2019年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
登山路は一般登山道
下山路は鹿道
由布院から見上げる由布岳と飯盛ヶ城(右)
2019年07月04日 17:41撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
7/4 17:41
由布院から見上げる由布岳と飯盛ヶ城(右)
登山口から
由布岳を背景に飯盛ヶ城
2019年07月04日 17:50撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/4 17:50
登山口から
由布岳を背景に飯盛ヶ城
由布岳と飯盛ヶ城(左)
2019年07月04日 17:59撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/4 17:59
由布岳と飯盛ヶ城(左)
登山口を振り返る
2019年07月04日 18:07撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/4 18:07
登山口を振り返る
登山道より
2019年07月04日 18:10撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/4 18:10
登山道より
柏の孤樹
2019年07月04日 18:11撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/4 18:11
柏の孤樹
やがて樹もほとんどなくなり
2019年07月04日 18:12撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/4 18:12
やがて樹もほとんどなくなり
やまなみハイウェイを挟んで正面に見える草原は雨乞牧場
右手の山は倉木山らしい
2019年07月04日 18:21撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/4 18:21
やまなみハイウェイを挟んで正面に見える草原は雨乞牧場
右手の山は倉木山らしい
飯盛ヶ城山頂より
2019年07月04日 18:24撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/4 18:24
飯盛ヶ城山頂より
西側の草原と由布院の街
2019年07月04日 18:28撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/4 18:28
西側の草原と由布院の街
南尾根に伸びる一丈の鹿道を辿る
2019年07月04日 18:39撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/4 18:39
南尾根に伸びる一丈の鹿道を辿る
夕陽は雲の向こうに
2019年07月04日 18:42撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/4 18:42
夕陽は雲の向こうに
鹿の親子が登場
仔鹿はかなり小さい
2019年07月04日 18:50撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
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7/4 18:50
鹿の親子が登場
仔鹿はかなり小さい
兄弟鹿だろうか、二頭が加わり4頭に
仔鹿は親鹿にピタリと寄り添う
2019年07月04日 18:50撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
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7/4 18:50
兄弟鹿だろうか、二頭が加わり4頭に
仔鹿は親鹿にピタリと寄り添う
2019年07月04日 18:52撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
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7/4 18:52
さらに別の親子が加わり
2019年07月04日 18:53撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
7/4 18:53
さらに別の親子が加わり
6頭の鹿の群れに
2019年07月04日 18:53撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
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7/4 18:53
6頭の鹿の群れに
草原の中にひっそりと咲く姫百合
2019年07月04日 19:05撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/4 19:05
草原の中にひっそりと咲く姫百合
雨乞牧場への林道から由布岳とその手前の飯盛ヶ城を振り返る
2019年07月04日 19:23撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/4 19:23
雨乞牧場への林道から由布岳とその手前の飯盛ヶ城を振り返る
西の空では福万山の向こうにいつしか日が沈んでいた
2019年07月04日 19:27撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/4 19:27
西の空では福万山の向こうにいつしか日が沈んでいた
由布岳の上で雲が輝く
2019年07月04日 19:32撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/4 19:32
由布岳の上で雲が輝く
残照
2019年07月04日 19:36撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/4 19:36
残照
由布院の街に明かりが灯り始める
2019年07月04日 19:44撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/4 19:44
由布院の街に明かりが灯り始める
間もなく夜の帳が落ちるだろう
2019年07月04日 19:54撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/4 19:54
間もなく夜の帳が落ちるだろう

感想

別府から由布岳の正面登山口を経て由布院の街にたどり着く。車窓から眺める由布岳の山麓部にはその南西の位置する飯盛ヶ城にかけて広大な草原が広がる。その美しい草原の様子はまるで緑のビロードとでも表現したくなる。

レンタカーを借りる手続きを済ませ、早速車に乗り込むと、バスで通過してきたばかりの正面登山口に向かう。

登山口からは由布岳への登山路を右手に見送り、飯盛ヶ城に向かって草原の中を歩いてゆく。草原の中には疎らに生えている樹々がある。近づくと、樹々は悉く柏の樹のようだ。

樹が疎らに生えているあたりを通り過ぎると、山頂直下の斜面には樹々は一切なく、草原ばかりの斜面となる。空気は相変わらず湿度が高いが、草原を吹き渡る風は涼しさを運んでくるようだ。

山頂に立つと、間近に聳える由布岳がさらに大きく感じられる。飯盛ヶ城の山頂の周囲は静まり返っているが、対照的に由布岳の樹林の中からは騒々しいほどの鳥の鳴き声が聞こえてくる。

山頂の西に立つと、西側にも緑のビロードの斜面が山裾に至るまで広がっている。その先には由布院の街を見下ろす。西の空では太陽の日差しはいつしかすりガラス様の高層雲に遮られ、太陽も厚い雲の帯の中に消えようとしている。

日没を眺めるには格好の場所ではあるが、その時間まではまだまだ時間がありそうだ。しかし、西の空には厚い雲の帯が棚引いている。ここで日没を待っていたとしても今日は綺麗な夕陽は期待出来ないさそうだ。山頂からの日没は諦めて下山の途につくことにする。

来た道を戻りかけるが、山頂から伸びる南尾根に細い一丈の鹿道が目に入る。山頂からしばらくの間は踏み跡のない斜面を下ると、まもなく明瞭な鹿の踏み跡に出る。尾根を下る鹿道は幾筋もの細い鹿道を横切って下ってゆく。鹿道を快適に下るうちに山頂を振り返ると、鹿の親子が斜面を横切ってゆく。

尾根は下部では急斜面になり、鹿道も突然、不明瞭になるが、やまなみハイウェイの手前に草原を横切る細い林道が目に入る。急斜面を下って林道に出ることはさほど難しくはなさそうだ。

斜面を降りかけると今度は左手の方からかなり小さな仔鹿が斜面の下を走り抜けてゆく。次いで親鹿が現れる。おそらく生後間もない赤ちゃん鹿なのだろう。毛並みは親鹿とは異なり薄いベージュ色である。親鹿に甘えるように寄り添う仔鹿の仕草がなんとも可愛らしい。間もなく兄弟鹿だろうか。二匹の鹿が加わったかと思うと、さらに別の親子が現れた。

おそらく日中は多くの登山者が往来する道であるが、夕方になって登山者がいないことを見込んで山の中から出てきたのであろう。やがて斜面の私の姿に気がついたのだろう。群れは再び向こうの森の中へと消えていった。

斜面を下ると草原の中に鮮やかな一輪の朱色の花が咲いている。本州では滅多にみかけない花に思われる。姫百合の花のようだ。駐車場に戻り、夕陽を眺めるために、雨乞牧場に向かう道へ入る。

鹿に夢中になっている間にいつの間にか時間が過ぎたのだろう。西の空では丁度、日が沈んだところのようだ。由布岳の上では雲が薄紅色に輝きはじめる。残照と徐々に明かりが灯ってゆく由布院の街の夕景を眺めながら、明朝の好天を祈りつつ由布院の街へ下るのだった。

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コメント

yamanekoさん、こんにちは。
 さすが「豊後富士」いい山容ですね。飯盛ヶ城も綺麗なお山です。由布岳に上がるのならこのルートを上がりたいと思いました。
こちらの方向から見る由布岳は双耳峰がよくわかる景色ですね。見る方向で形が変わるお山ですが、どの方向から見る由布岳が人気なのかな?

遠くて中々行けない九州のお山なので、行くとしたら1週間ほどかけて百名山踏破したいと考えてしまうため、ますます行けなくなってしまいます。

yamanekoさんもよくご存じの、kol-yosiokaさんに教えていただいたのが、「さんふらわあ」で弾丸登山すればフェリーが宿泊に使えるので割と安く付くとのこと。
別府港に朝7時前に付くのでバス移動ででも登山口に8時20分に付くときいて、これは良いとメモしてます。
帰りもフェリーでお風呂に入ってゆっくり寝て帰れば、大阪に早朝に付くとのことでした。フェリー代も山小屋レベルの「ツーリスト」なら8300円は安いです。
2019/7/9 9:10
Re: yamanekoさん、こんにちは。
ののさん コメント有難うございます。
由布岳は確かに見る方向によって双耳峰に見えたり見えなかったりしますよね。
南北に細長い二つのピークが噴火口を挟んで東西に向かい合っているので、東西の方向からは双耳峰に見えなくなります。
この由布岳はkol-yosiokaさんのコースを逆に辿って、鶴見岳と共に翌日に登りますので、宜しければご来訪お願いいたします。由布岳は百名山ではありませんが、二百名山、鶴見岳も三百名山に数えられており、いずれも名山ですね。
今回、東、南、西と様々な方向から見たのですが、脇侍のように控えるこの飯盛ヶ城が美しく見える景色がいいのかもしれないと思います。何しろ、この緑のビロードの山肌は由布岳の峻険さと相俟って、由布岳の姿を際立って個性的なものにしていると思いますので。特にこの季節はこの飯盛ヶ城の草原がとても美しい時期だそうです。由布岳に登られる際は、この飯盛ヶ城も是非、おすすめです。
ちなみに秋吉台の草原と同様、この草原は春先(3月だと思います)に野焼きが行われるそうです。
2019/7/9 12:46
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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