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記録ID: 1919803
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ハイキング
道東・知床

【百名山・過去レコ】道東・雌阿寒岳(サークル夏合宿オプション山行その3-2:表登山口〜オンネトーへ)

1985年08月03日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
7.2km
登り
861m
下り
791m

コースタイム

日帰り
山行
3:55
休憩
0:13
合計
4:08
12:50
12:55
51
三合目
14:36
14:40
60
15:40
15:40
23
五合目
16:03
登山口・野中温泉
天候 晴れ時々曇り
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(往路)阿寒湖ターミナルよりバスにてオンネトー入口へ
(復路)雌阿寒温泉より阿寒湖バスターミナルへ(最終バス:1620発)
コース状況/
危険箇所等
・オンネトーコースは展望良く歩きやすい道
・雌阿寒温泉コースは火山礫の急斜面が続き、スリップ・落石注意
その他周辺情報 雌阿寒温泉(野中温泉)に国民宿舎あり、日帰り入浴可
重荷を背負い、暑さとも闘いつつヘロヘロ・夢遊病状態でこの日2座目の雌阿寒岳登頂。荒涼たる活火山のため、クマの心配のないのがせめてもの救いです…。
重荷を背負い、暑さとも闘いつつヘロヘロ・夢遊病状態でこの日2座目の雌阿寒岳登頂。荒涼たる活火山のため、クマの心配のないのがせめてもの救いです…。

感想

<※以下、大学サークル会誌の小生拙稿より転記・編集>
 午前中の雄阿寒岳ピストンでクマの恐怖に苛まれた上、左ヒザに相応のダメージを負った小生は、オンネトーのキャンプ場入口でバスを降り、重荷を背負って雌阿寒岳への後半戦の登山チャレンジを開始。この日は午後になっても絶好の晴天、勇躍足を踏み出したものの、いざ登り出す段になって、さすがに前日来の心身の疲れや眠気、ヒザの痛みが一気に噴き出します。雄阿寒とは違って、雌阿寒の方は山麓からしっかりした登路がいくつも開かれ、家族連れでも気軽に登れます。これに加え、活火山ということもあって植生は薄く、登山道の見通しが利くため「クマの恐怖」とは無縁なのですが、暑さと空腹による疲れも重なって、五合目を過ぎたあたりからはほとんど夢遊病者のようにフラフラと砂礫の道を登っていきます。七合目付近では、とうとうハイキング風の中年のご婦人にあっさり抜き去られるほどにスピードダウンしてしまったため、急遽予備食のビスケットでカロリーを補給、自らを奮い立たせて最後の登りに挑んでいきます。
 幸い、阿寒富士との鞍部から先はさしたる急登もなく、火口の縁を緩やかに回り込んでいくうち、午後2時半過ぎ、標高およそ1,500mの山頂に到達。頂上からの展望は雄阿寒のそれに勝るとも劣らぬ素晴らしいもので、眼前には阿寒湖越しにその雄阿寒が、とても午前中に登ってきたとは信じられぬほど立派な姿で聳え立っています。眼下の火口底の一角、青々と水をたたえた円形の「青沼」も印象的でしたが、周囲の山々から突き抜けた独立峰だけあって、とにかく頂上付近は非常に風当たりも強いため、休憩もそこそこに雌阿寒温泉への道を急ぎます。こちらのルートは、オンネトーからのルートに比べやや急な感じで、四合目付近までは崩れやすい火山礫の急斜面を一気に下っていきます。四合目からは一転して鬱蒼とした原生林の中の道となり、程なくYHと国民宿舎が軒を並べる雌阿寒温泉(野中温泉)に降り立ちます。
 北海道入りしてはや2週間、さすがにそろそろ旅館の旨いメシとふかふかの布団が恋しくなってきたこともあり、国民宿舎の門を叩いてみますが、生憎夏休みド真ん中の週末で満員札止めとのこと<…涙>。やはり今回のツアーは終始 ”修行の旅” で、ちゃんとした宿には縁がないのか、と不承不承諦め、最終のバスで阿寒湖バスターミナルに戻ります。その後、国鉄全線乗り潰し時代の種々のほろ苦い思い出が詰まった美幌駅で夕食を済ませ、網走駅近くの銭湯で阿寒の汗とホコリを洗い流して、再び札幌行の夜行急行『大雪』に乗り込む小生でありました…。
<※以下、夏合宿オプション番外編・津軽富士のレコへと続きます…>

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