スキーで白馬鑓温泉へ。クマがいた。
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- GPS
- --:--
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 1,015m
- 下り
- 970m
天候 | 快晴、無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に困難ないが、樹林帯で雪でルートを失わないよう注意を |
写真
感想
折角の晴の週末、どこかに行こうと考え、行ったことのない白馬鑓温泉に行くことにした。金曜の夜、家(さいたま市)を出、松代PAで仮眠後、6時過ぎに猿倉駐車場着。駐車場はガラ空き。白馬エリアに着いたときは霧が出ていたが、きれいに晴れた。山荘でトイレを借りて、6時半過ぎにスタート。コースがよくわからないので、夏道を行く。最初は普通の登山道だが、ブナ林に入ると、雪が出て、その後はずっと雪道。雪面の木がうるさく、シールで歩く気はせず、スキーをA型に背負って歩くがこれもところどころ木にひっかかり、鬱陶しい。やっと開けたところに出る。シールをつけてもよいが、登山者のステップが丁度足に合い、ツボ足A型で十分楽と思い、小日向のコルを目指して登ろうと上を見ると、何か黒い動物が歩いている。カモシカかと思いたかったが、熊だ。野生の熊を見るのは初めて。100m位の距離があるが、雪のない灌木地帯で餌を探す素振りを見せながら、斜面を右手からトラバースしながら、まさにこれからオレが登って行こうとする斜面方向に歩いている。これは進む訳にはいかない。30分くらい様子を見た。ポールを叩いて音を出して、熊に人がいることを知らせる。聞こえたか、わからないけど。振り返ると、スキーヤーもボツボツ上がってくる。熊も出てこなくなったので、他の人たちと一緒に上がる。小日向のコルへの登りはけっこう急。皆シールだったが、登山者のステップを借りてのツボ足が楽だった。コルに出ると、目の前に杓子岳、白馬鑓がドカンとでかい。天狗尾根方面は雲がかかっていた。コルと同じくらいの高さに白馬鑓温泉が見える。あそこまで登り返すのか…。小休止の後、本日最初の滑走。すごいタテ溝が出ているが、十分にやわらかいので、問題なし。極力高度を落とさないところからハイクアップしたかったが、結局、皆同じところに滑り降りてくる。さてシールをつけて上ろう。目標は見えている。登り出した斜面は、さあシールを着けて上がってください、という感じの適度な傾斜で、楽に高度を稼がせてくれた。40分少しで温泉に到着。10時半だった。大きな浴槽と湯が流れているところ以外は雪で埋まっており、小屋がどんな感じで建てられるのかイメージできない。早速裸になって入ると、案外熱くなかった。それより硫黄分のせいで、浴槽のなかはヌルヌル。ウッカリ入ると転倒の怖れも。女性がいると裸はどうかな、と心配だったが、この時間は男ばかし5名ほど。俺以外は皆、ビール持参のようだ。まったりした時間を過ごしたが、適当に切り上げ、昼飯をパンで済ませ、12時近くにシールをはずして下山滑降開始。傾斜も緩く、雪もザラザラだが、勿体ないので、大きめのターンで滑降。天気も良く快適。このころにはかなりの人数が上ってきている。キャンパーも多く、女性もけっこういる。風呂場はどんな感じになるんだろう。あっという間にハイクアップ地点まで戻る。ここからは小日向のコルまで登り返しが鬱陶しいが、淡々とこなす。戻ってきた小日向のコルからは天狗尾根から八方尾根方面も見渡せた。急斜面を反対側に滑りおりる。滑り降りたところから下山ルートがよくわからなくなり、適当にそれらしい方面に滑っていたら、道迷い気味。いったん元のところに戻り、テープを頼りに夏道を下山した。登りのルートもけっこう適当なところを歩いていたようだ。反省。おびなたの湯で汗を流して帰る。白馬村から見た五竜が美しかった。
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