神童子谷(ノウナシ谷出合まで)


- GPS
- 08:04
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 588m
- 下り
- 596m
コースタイム
天候 | 2日とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
往復路ともR309をみたらい渓谷経由で通ったが、復路でみたらい渓谷を目指す車とのすれ違い不能により渋滞発生。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コケは付いておらず、グリップはよく効いた。 釜滝の巻きは手がかり足がかりが少なくて、高度感は無いもののちょっと怖い。 |
その他周辺情報 | 温泉:天川温泉ごんたの湯 昼食も同じく。大和ポークのとんかつなど。 |
写真
感想
今回はゆるい泊り沢が目的。
赤井谷を予定していたものの、土地所有者へ入山依頼をすると「最近は熊の出没が続いているのでおすすめできない」旨を暗に伝えられ、赤井谷への入渓を断念する。
代替として、大峰北部の神童子谷へ。
朝から混雑する奈良盆地を抜け、BBQ客で賑わうみたらい渓谷を横目に神童子谷へ至る林道へ。
ちょうど別パーティが準備中。下山場所(よく聞き取れなかった)にも車を置く2台体制での計画だという。
林道終点から少し国道寄りのところに駐車、出発。
標準的な入渓ポイントはまだ先だとは知りつつも、林道終点にいい踏み跡があったので、そこを下って早々と入渓。
今回が初沢のメンバーもいたので、ザックを置いて軽く歩き方の練習をしてみる。
10分ほど練習したら出発。
滑る感じもなく、水量も落ち着いてて上々なコンディション。
5分ほど歩くと右岸に広々として平坦な泊適地を発見。
車からも近いので、川遊び&キャンプができそうなポイントだ。
このあたりは谷も広めで日当たりも良い。
平凡な河原を歩いていく。
上白石沢を過ぎて大きめな淵を回り込んだら、林道から下りてくる道が合流してくる。
谷が右にカーブしていくと、噂の"へっついさん"が登場。
深い所は全然なく、ゴルジュの迫力を楽しむだけのポイントと化している。
やがて淵を湛えたナメ滝が登場。上に続く2段の滝と合わせて"赤鍋の滝"だ。
ナメ滝では一応ロープをセット。
左岸を淵を回り込んで水から上がったところに一つ目の支点があるので、そこにビレイヤーを置いて登っていく。
一か所中間支点を取ったらそれ以降は心配なところはない。
滝上に横へ伸びる枝でロープ固定、後続が登る。
滝をリードするのは初めてだったので、うまくいってほっとした。
続く2段の滝は右岸側を登る。
ツルツルに見えるけれどちゃんとフリクションは効くし、ケイビング用か、上部にはフィックスロープもあるので問題なく突破。
登り切ったところには岩の間から吹き出す水が。珍しい。
ここから釜滝までも平凡な河原道。
左岸側に石垣があり、かつての林業の人々が集った時代に思いをはせる。
意外に距離のある河原歩きをこなしたら、釜滝に到着。
"関西起点沢登りルート100"の表紙になっているだけあり、異なる趣の2条の滝はそれぞれが美しい。
特に左岸側が見る角度によっては地中から流れ出ているようにも見えて、神秘的に感じる。
ひとしきり記念撮影をしたら、泊地へあと一登り。
右岸側を巻き登る。
少しトラバースが必要で、このトラバースが少しいやらしい。
後続になるにつれて足元が悪くなり、手がかりも少ない。
滝上部に出ると、沢は犬取谷とノウナシ谷へ別れる。
2つの沢に挟まれた場所が、遡行図にある泊適地。
実際その通りで、焚火用のかまどが複数、ハンガーと細引きまでセットされている。
周囲が高いため陽はあまり差さないものの、素晴らしい泊地。
ここで一晩快適に過ごすことができた。
ゴミが落ちているのがちょっとマイナスポイントではある。。
翌朝、往路をたどって下山する。
ゆっくり出発し、釜滝横を懸垂下降。
赤鍋の滝はスライダー状態で滑り降り、通常ルートで沢から上がった。
日帰りでも行ける行程だったものの、沢泊がしたい、という目標が完遂できて十分満足な山行となった。
天候不順でまだまだ準備不足は否めないものの、来週の沢合宿に向けていい練習となった。
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