登りは曇天、下山は炎天の「岩手山」(七滝→馬返し)

2019年08月02日(金) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 17.6km
• 登り: 1,540m
• 下り: 1,486m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:59
• 休憩: 0:51
• 合計: 10:50

5:15 県民の森駐車場
5:33 5:33 七滝登山口
6:16 6:16 七滝分岐
6:18 6:22 七滝展望台
6:22 6:23 七滝分岐
7:00 7:00 一服峠
7:41 7:41 湯ノ華採取跡(左俣沢)
8:59 8:59 大地獄谷分岐
9:38 9:38 御花畑
9:51 9:55 御苗代湖
10:05 10:05 御花畑
11:55 11:55 不動平避難小屋
12:51 13:00 岩手山(薬師岳)
13:26 13:31 不動平避難小屋
13:44 14:12 八合目避難小屋
16:05 馬返し登山口

天候

山頂まで曇り、下山時は晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー 自家用車

七滝コース登山口(工事のため、登山口より800m下の「県民の森駐車場」に駐車)　下山は柳沢(馬返し)登山口から16:40に予約したタクシー(4,400円)で「道の駅にしね」へ、同バス停から17:20岩手県北バスの八幡平マウンテンホテル行に乗車(590円)、終点の一つ手前の「八幡平温泉郷」で下車、さらに徒歩700mで県民の森駐車場で車の回収。　ちなみに、馬返しから八幡平温泉郷まで全てタクシーだと1万円弱は、かかるそうです。

コース状況／危険箇所等

大地獄谷の手前はかなりの泥濘ですので、要スパッツです。　汚れた靴やスパッツは柳沢(馬返し)登山口の水場にたわしがありますので、存分に汚れを落とせます。

その他周辺情報

バスで移動中に見つけた「おらほの温泉」は昔の健康ランドの風情、なぜが男湯の浴場の取っ手には昭和の歌姫「山口百恵」さんの写真が貼られており、こちらを見ています。そのほか、昭和のツッコミどころ満載です。　しかも、温泉なのに500円で入浴できます。　ぜひ、おすすめです。(営業は22時まで)

写真

8/2 5:05

東北遠征2日目のスタートです。　そして、昨日に引き続き岩手山の山頂部は今日もガス模様です。(汗)

8/2 5:20

登山口の手前で工事を行っているそうで、7、800メートル手前にある、「県民の森」駐車場に車を停めました。

8/2 5:26

トンボが朝日を浴びて体を暖めています。

8/2 5:27

体が透き通ってるような…

8/2 5:33

駐車場から30分、「七滝登山口」に到着しました。

8/2 6:13

森に入ると木の精霊がこちらを見てました。

8/2 6:14

こっちはそっぽを向いてます。

8/2 6:18

コース名の由来になっている七滝の広場に到着しました。

8/2 6:20

岩肌が赤い色をしています。

8/2 6:21

グリーンとのコントラストが涼しげです。

8/2 6:30

ガクアジサイでしょうか？

8/2 7:08

8/2 7:16

アリドオシラン

8/2 7:18

だれか、キノコかじりました？

8/2 7:37

森を抜けると切り立った外輪山が見えてきました。

8/2 7:41

「左俣沢」を渡ります。

8/2 7:44

それにしてもすごい色彩の滝。

8/2 7:45

見ていて飽きません。

8/2 7:57

さらに上流の滝もすばらしい。

8/2 7:58

8/2 7:59

8/2 8:00

大地獄谷からの沢を徒渉します。

8/2 8:15

南部槍ヶ岳（全くのデタラメです)

8/2 8:18

かなり温泉の成分を含んだ水が流れているようです。

8/2 8:25

大地獄谷に到着です。

8/2 8:30

登山道のすぐ脇で口を開ける噴気孔。

8/2 8:50

中央の白い小さな尾根を上ります。

8/2 8:51

8/2 8:53

ザレた道を進みます。

8/2 8:56

火山特有の色彩。

8/2 8:58

尾根を登りきると今度は鮮やかな緑が視界に入ります。　本当に変化に富んだコースです。

8/2 9:00

カワイイ看板になぜか癒やされる。

8/2 9:18

湯ノ花かな？

8/2 9:34

湿原に出てきた。

8/2 9:35

8/2 9:36

「お花畑」の分岐が見えてきました。

8/2 9:37

トウゲブキ

8/2 9:51

「お花畑」の分岐を左に折れて、御苗代湖にやってきました。

8/2 9:52

今回の山行で是非来てみたかった場所。

8/2 9:52

このコースを選んで、足を伸ばした甲斐がありました。

8/2 9:53

本当はここにずっと、佇んでいたかった。

8/2 9:54

糸トンボが静かに羽を休めます。

8/2 9:58

後ろ髪を引かれる思いで、御苗代湖を後にします。　写真はお花畑に戻る途中にある「御釜湖」。

8/2 10:06

8/2 10:13

森のクマさんの攻撃…　おそるべし…

8/2 10:47

コケやシダに彩られた道、できるだけ傷つけないように進みます。

8/2 11:18

8/2 11:39

鬼が造ったかのような壁、柱状節理の断面が石垣のように見える。

8/2 11:43

8/2 11:55

高度が上がりガスが立ちこめてきた。　建物は「不動平避難小屋」。　ここで不要な荷物をデポして山頂のお鉢巡りに向かいます。

8/2 11:57

ヤマハハコの大群落。

8/2 12:16

イワブクロ

8/2 12:23

お鉢のフチに到着しました。　反時計回りで岩手山山頂を目指します。

8/2 12:27

山頂部はものすごい強風が吹き荒れていました。

8/2 12:29

時折、その強風にガスが吹き飛ばされて、視界が開けるようになってきました。

8/2 12:31

天候は回復基調にあるようです。

8/2 12:43

イワギキョウの群落

8/2 12:43

8/2 12:47

ガスに霞んで見えてきたのは念願の山頂のようです。

8/2 12:49

と、その手前でただ一輪咲いた「コマクサ」を発見。　まさに、高山植物の女王と呼ぶにふさわしい佇まいです。

8/2 12:51

そしてようやく山頂に到着です。

8/2 12:54

登頂証拠写真です。

8/2 13:08

お鉢をもう半周しながら、下山を開始です。

8/2 13:14

登山道から少し離れたところに多くの花を付けたコマクサの株を見つけました。

8/2 13:16

いつの間にか下山ルート上の「八合目避難小屋」が見えます。

8/2 13:19

ガスが晴れて、荷物をデポした小屋も見えるようになりました。

8/2 13:23

荷物を回収するために小屋に向かいますが…

8/2 13:26

その手前右手に小さな小径を見つけました。

8/2 13:26

小径をすすむと、灯籠や石仏様が…

8/2 13:27

最も奥の岩の基部にも仏様が安置されています。　このあたり一帯が不動平ですから、「不動明王」でしょうか？

8/2 13:27

ミネウスユキソウかな？

8/2 13:27

聖地を後にします。

8/2 13:36

ヤマオダマキ

8/2 13:38

「ハクサンシャジン」かしら。

8/2 13:44

巨大な「八合目避難小屋」で一服です。

8/2 14:14

30分ほど休んだので、「馬返し登山口」へ向けて下山を開始します。　この頃になると、だいぶガスが晴れて、下界が見えるようになってきました。

8/2 14:20

山頂部も良く見えます。

8/2 14:31

そして、容赦なく灼熱の日差しが照りつけます。　あ、暑い…

8/2 14:31

下界を一望です。

8/2 15:03

タマガワホトトギス

8/2 15:12

ちょっと、謎の生物か、宇宙人のようにも見えます。

8/2 15:23

中央左手には「姫神山」が見えます。

8/2 16:05

16時過ぎ、馬返し登山口に無事に下山しました。　この後、タクシー、路線バスと乗り継いで車の回収に向かいます。

8/2 16:19

振り返ると、空はすっかり晴れ渡り、山頂部もハッキリ見えます。

8/2 18:09

これは、路線バスの車窓からの撮影です。

8/2 18:31

馬返し登山口から2時間あまり、ようやく「県民の森」駐車場に戻りました。

8/2 18:34

せっかくなので、最後に岩手山の全貌が見渡せる広場に移動しての撮影です。

8/2 18:34

夕日に染まる山頂部。　明日は東北遠征最終日、「早池峰山」に挑戦します！

撮影機器：

EOS 70D CANON

感想

muku-muku

東北遠征2日目の「岩手山」、どうしても「馬返し」や「焼け走り」登山口のピストンではなく、時間と経費は掛かってしまうものの、縦走的なルートで岩手山を楽しみたかった。　今回、山頂までは岩手山の山頂部にかかった雲のおかげで、遠くの山の遠望はできなかったものの、花や湿原を撮影するには好条件で、何より気温の上昇が抑えられて助かりました。　山頂部ではこれまでの山行で体験した中で最も激しい強風に見舞われましたが、何とか登頂を果たすことがでました。　そして、この山頂部を歩いている辺りから徐々に視界が利き始めて、雲の切れる瞬間、瞬間で(ラピュタが雲間から見え隠れする的な感じで)山頂部の様子を見ることができました。　さらに、「八合目避難小屋」に着くころには山頂部の雲も完全に取れて、今度は灼熱の炎天での下山となってしまいました。　しかし、この炎天の中でも多くの登山者が「八合目避難小屋」をめざして登ってきており、本当にタフな方々だと感心させられました。　最後に、この岩手山、馬返し口からのピストンではあまりにも花や見所が少なく、やはり、少し時間やお金をかけても「七滝登山口」、「松川登山口」、登山リフトを使える「網張登山口」などを利用して、見所満載の充実した縦走登山をおすすめします。