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記録ID: 1971330
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ハイキング
大峰山脈

<山上ヶ岳> 修験道の山写真集(詳細版)

2019年08月11日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
5.1km
登り
913m
下り
130m

コースタイム

清浄大橋〜洞辻 1時間20分
洞辻〜山上ヶ岳 1時間40分
天候
過去天気図(気象庁) 2019年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
道は明瞭です。道標あり。
その他周辺情報 山上・東南院の電話 0747-68-9186
9時15分大橋到着。駐車場はほぼ満車です。
9時15分大橋到着。駐車場はほぼ満車です。
ここから山上ヶ岳が見えます。
右から順に、山上ヶ岳本峰、西の覗きがあるピーク、鷹ノ巣岩、お亀石があるピーク、鐘掛岩があるピーク、です。
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ここから山上ヶ岳が見えます。
右から順に、山上ヶ岳本峰、西の覗きがあるピーク、鷹ノ巣岩、お亀石があるピーク、鐘掛岩があるピーク、です。
清浄大橋です。
流水が結界となっていたらしいです。
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流水が結界となっていたらしいです。
結界門。
一本松茶屋。
以後現れる3つの茶屋に共通ですが、いずれも登拝路の上に建っています。
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一本松茶屋。
以後現れる3つの茶屋に共通ですが、いずれも登拝路の上に建っています。
お助け水。
右吉野、左洞川の道標。(大正4年のもの)
延享年間の石の道標もありました。
右吉野、左洞川の道標。(大正4年のもの)
延享年間の石の道標もありました。
吉野道と洞川道の合流位置にある不動明王。
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吉野道と洞川道の合流位置にある不動明王。
洞辻の行者堂。
洞辻茶屋。
洞辻茶屋。
出迎え不動尊。
洞辻茶屋を山上方面へ出た所にあります。
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出迎え不動尊。
洞辻茶屋を山上方面へ出た所にあります。
石碑群。
陀羅尼助茶屋。
陀羅尼助茶屋。
山の中の商店街のようでしたが、いまは以前のような活気はありません。
陀羅尼助茶屋。
山の中の商店街のようでしたが、いまは以前のような活気はありません。
石碑。
山形三条線の板碑タイプです。
石碑。
山形三条線の板碑タイプです。
油こぼし。
鐘掛岩。
鐘掛岩の御詠歌。
鐘掛岩の御詠歌。
鐘掛岩は背後から容易に登れます。
鐘掛岩は背後から容易に登れます。
鐘掛岩のトップ。
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鐘掛岩のトップ。
鐘掛岩のトップ。
役行者像あり。
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鐘掛岩のトップ。
役行者像あり。
新しい道標。
お亀石。伝説あり。
お亀石。伝説あり。
等覚門。
この辺りにも石碑が多いです。
この辺りにも石碑が多いです。
石碑の最上部には、種子(梵字)が刻まれるようです。
石碑の最上部には、種子(梵字)が刻まれるようです。
鷹ノ巣岩。伝説あり。
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鷹ノ巣岩。伝説あり。
西の覗き。
西の覗きの岩の先端。
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西の覗きの岩の先端。
西の覗きの御詠歌。
西の覗きの御詠歌。
宿坊。
山上ヶ岳頂上に至近の位置にあります。
宿坊。
山上ヶ岳頂上に至近の位置にあります。
石碑群と妙覚門。
石碑群と妙覚門。
板碑型石碑。
石碑と役行者石像。
石碑と役行者石像。
妙覚門。
最後の登り。
大峰山寺本堂。
目洗い行者尊。
本堂の右手にあります。
目洗い行者尊。
本堂の右手にあります。
境内、護摩壇。
コンガラ童子、セイタカ童子。
両童子は不動明王のアシスタントで不動明王の脇にひかえています。(境内)
コンガラ童子、セイタカ童子。
両童子は不動明王のアシスタントで不動明王の脇にひかえています。(境内)
大きな錫杖頭と高下駄。役行者の超自然的な力を表現したかったのでしょう。(境内)
大きな錫杖頭と高下駄。役行者の超自然的な力を表現したかったのでしょう。(境内)
「大峰山本堂」の石碑。昭和4年のもの。(境内)
「大峰山本堂」の石碑。昭和4年のもの。(境内)
手前は収蔵庫、奥に寺務所。
収蔵庫には古く巨大な扁額が保存されています。(境内)
手前は収蔵庫、奥に寺務所。
収蔵庫には古く巨大な扁額が保存されています。(境内)
本堂内に見える灯。
堂内は撮影禁止でした。内陣を巡ることはできました。蔵王権現像、十一面観音像、八大童子像などが安置されています。
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本堂内に見える灯。
堂内は撮影禁止でした。内陣を巡ることはできました。蔵王権現像、十一面観音像、八大童子像などが安置されています。
涌出岩。
いったんお花畑に出てから左へ行けばすぐです。
涌出岩。
いったんお花畑に出てから左へ行けばすぐです。
定番の写真です。(日本岩から)
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定番の写真です。(日本岩から)
洞川方面。
大天井ヶ岳、吉野山方面。
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大天井ヶ岳、吉野山方面。
以下、宿坊の写真です。
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以下、宿坊の写真です。
櫻本坊宿坊。
櫻本坊宿坊。
龍泉寺宿坊。
左から、竹林院、東南院、喜蔵院、櫻本坊。
上記の吉野山4院に洞川龍泉寺を加えたのが大峰山寺の護持院で、これらは参詣者にたいし宿の提供もしているわけです。
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左から、竹林院、東南院、喜蔵院、櫻本坊。
上記の吉野山4院に洞川龍泉寺を加えたのが大峰山寺の護持院で、これらは参詣者にたいし宿の提供もしているわけです。
東南院と竹林院。
東南院と竹林院。
このような環境に建っています。
このような環境に建っています。
リフォームが進んで、建物は以前のような重厚さは感じられません。しかし、山の宿としては申し分ないと私は思います。
リフォームが進んで、建物は以前のような重厚さは感じられません。しかし、山の宿としては申し分ないと私は思います。
東南院。私はここに泊めていただきました。
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東南院。私はここに泊めていただきました。
東南院の2階の客室。
8畳の間に私一人でした。6〜10人の集団で来られた3組は分散して入室。皆さん白い装束でしたが、着替えをしてくつろいだ様子でした。
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東南院の2階の客室。
8畳の間に私一人でした。6〜10人の集団で来られた3組は分散して入室。皆さん白い装束でしたが、着替えをしてくつろいだ様子でした。
階下は食堂であり、仏堂でもあります。奥に神変大菩薩が祀られています。燈明が見えています。ここでは食事も修行の一環のように見受けられ、食事の前には合掌と短い読経が行われていました。
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階下は食堂であり、仏堂でもあります。奥に神変大菩薩が祀られています。燈明が見えています。ここでは食事も修行の一環のように見受けられ、食事の前には合掌と短い読経が行われていました。
宿の前に出ると台高山脈の一部が見えています。
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宿の前に出ると台高山脈の一部が見えています。
夕暮れの景色を楽しむ人たち。
夕暮れの景色を楽しむ人たち。
翌朝、午前4時過ぎにはほとんどの人が起床。とにかく早いです。朝食は5時半。
朝食前に朝日に向かって勤行なのですが・・しかし今朝は天気が悪く、霧雨の中に手錫杖の音が響きます。
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翌朝、午前4時過ぎにはほとんどの人が起床。とにかく早いです。朝食は5時半。
朝食前に朝日に向かって勤行なのですが・・しかし今朝は天気が悪く、霧雨の中に手錫杖の音が響きます。
以下、追加の写真です(翌日撮影したもの)。
以下、追加の写真です(翌日撮影したもの)。
蔵王権現(右)、役行者。
(清浄大橋付近で)
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蔵王権現(右)、役行者。
(清浄大橋付近で)
前鬼、後鬼。
前鬼後鬼は役行者の従者。前鬼は手斧を、後鬼は水瓶を持っています。
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前鬼、後鬼。
前鬼後鬼は役行者の従者。前鬼は手斧を、後鬼は水瓶を持っています。
理源大師?(大峰山中興の祖)
理源大師?(大峰山中興の祖)
母公堂。
碑伝(ひで)。

感想

今日11日は山の日ということですから、日本人にとって山とは何だったのかということに少し触れてみようと山上ヶ岳登拝を企てました。
修験道とは、山で苦行しそこで死を体験するほどの苦を経て、またこの世に新しい魂となって生まれ変わることです。
また人は自然の清浄の中にいること等により、草や木にも仏性を認め、それを感得することから究極として自分自身の中にも仏があるということを悟ったのです。
すなわち「擬死再生」「山川草木悉皆成仏」です。
山の宗教を一言で言い表すことはとてもできませんが、いずれにしても古代から長い時代にわたり山からパワーを得ることが試みられ、それによって人の病気をはじめとする人々のさまざまな苦悩に対応し人々の救済に当てられてきたということは疑いようがありません。
この山上ヶ岳をはじめ、出羽三山、英彦山などで見かける種々雑多な事物、それらには一見荒唐無稽とも思えるものも多々ありますが、それらをひとつひとつつなぎ合わせてゆけば、おそらく、日本の山とはどのようなものなのか、それがやがてはおぼろげながらも全体の輪郭が浮き上がってくるでありましょうし、山にたいする祈りの心情が必然的に起きてくるものだと確信しているところです。

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