雌阿寒岳(ちょっと咲いてればいいんだけど…)


- GPS
- 07:10
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,132m
- 下り
- 1,115m
コースタイム
5:45 雌阿寒温泉登山口−5:55 1合目−6:15 3合目−6:45 5合目−7:10 7合目−7:55 雌阿寒岳山頂
・下山
8:40 雌阿寒岳山頂−8:55 8合目(阿寒富士分岐)−9:15 阿寒富士・オンネトー分岐−9:40 阿寒富士山頂 10:20−10:30 阿寒富士・オンネトー分岐−10:50 7合目−11:10 5合目−11:35 3合目−11:55 1合目−12:15 オンネトー登山口−12:55 雌阿寒温泉登山口
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
車は30台以上駐車出来そうです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポスト情報…雌阿寒温泉登山口にあります。 ・トイレ情報…雌阿寒温泉駐車場にあります。 ・水場情報…途中にはありませんでした。 ・山道情報 雌阿寒温泉登山口⇔雌阿寒岳山頂…危険箇所なし。 雌阿寒岳山頂⇔阿寒富士分岐…危険箇所なし。但し、風向きによっては火山性ガスに注意。 阿寒富士分岐⇔阿寒富士山頂…思いの外急登。火山礫の道はずれ落ち易く歩みが進まない。 阿寒富士分岐⇔オンネトー登山口…危険箇所なし。 オンネトー登山口⇔雌阿寒温泉登山口…危険箇所なし。 ・温泉情報…野中温泉 \200(〜19時)、オンネトー温泉景福 \300(〜20時) |
写真
感想
★前座なのでスルーして下さい。
北海道、3度目の遠征。4日間の山旅の始まりです。土曜は移動だけ。朝一の羽田発の便で一路北海道へ。
機内では窓側に席を取った。私は地上の本物の地図を見るのが好きで必ず窓席を選びます。
本当は3時起きで眠いから寝て行きたいのだけれど雪化粧した関東、東北や北海道の名峰が俺はここだと言って眠らせてくれない。
本州の東寄りの陸上を航路にとることと雲ひとつない天気だったため、空から見る景色は素晴らしく名立たる名峰の美しい山容に感激でした。お薦めです。
千歳空港に到着後はレンタカーを借りて千歳の町に買い出し。ガスや食料に車からの電源を貰うためのコンセントなど。
さて、雌阿寒岳登山口を目指すが先が長い。樹海ロードをひたすら走るも眠気が…仕方なく30分程仮眠を取る事にした。
今日は移動だけ、途中寄り道を…鉄道も好きなので安平町鉄道資料館を見つけ行ってみる。車を降りると目の前をエゾリスが横切った。いきなり野生の動物に出逢う事ができた。それもかわいい。ラッキーな気分になれた。
さて、資料館はと言うとSLが倉庫の中に保存してあるようだ。しかし、入れないので見る事ができないため残念。大きな車輪や貨車が展示されていて「マニアだな〜」と思った。
また、運転を再開するも踏切が現れ雰囲気が良さそうなので時刻を調べるとどうやら列車が通過するようだ。ローカル線、本数が少ないだけに運がいい!小さい頃田舎で見た懐かしい車両だった。
そんな寄り道をしながらも何とか帯広市内へ到着。ここでも買出しをし目的の一つ、本場豚丼を食べに駅前に向かった。丁度、1週間前に大学の友人が豚丼食べたとFacebookに投稿していたので私も同じ店に行ってみた。
ボリュームがあって意外とあっさり目でとても美味かった。これて良かった!駅前地下駐車場に車を停めたが30分は無料なのでギリギリで脱出!ここからは雌阿寒温泉へ一直線だがまだ先が長い。もう16時だ。
今日は雌阿寒温泉に入って初めての車中泊を経験する。なので間に合うようペースを上げた。途中、池田ワイン城付近の湧き水を調達するつもりで寄って見たが飲用は出来ませんの案内にがっかり。
そして、また、池田駅が近いもんだから写真を撮ってしまった。特急待ちもしたりして。この後は本当に先を目指した。
足寄を過ぎて山へ向かって走ると明日登る山が見てきた。徐々に陽も傾いてきて、雌阿寒岳と阿寒富士が夕日に染まっていた。19時にやっと駐車場に到着。すぐに準備して温泉に向かった。
野中温泉へ行ったが19時で終わりだった。こっちの温泉は時間を調べて来なかった。一応、入って行っても構わないと言ってくれたが、少し気が引けたので遠慮することにした。
もう一つの景福と言う温泉宿は20時まで営業している事は調べていたのでこちらに入る事にした。内湯で体を洗おうかと思いきや洗い場らしき所がない。石鹸が備え付けてない。仕方がないので温泉に浸かるだけとなった。
でも、内湯も露天風呂もとても雰囲気が良く、1時間と言う残りの時間を存分に楽しんだ
温泉を十分楽しんで車に戻り駐車場へ移動。寝る準備をしてやっと一安心したところで「プシュゥ〜」ビールとつまみを食べ先ほど宿から貰ってきた地図を眺めながら楽しいひと時。そして明日へ「グーグー…」
▲ここからが山のはな〜しです。
朝4時に起きると車内は気温が10°だった。寒い。しかし外を見ると天気は最高に良かった。出発の準備を始め朝食を取るも慣れていないせいか出発1時間後の予定が随分遅くなってしまった。
まぁ、でも何も問題ない。そう、気ままな旅だから。陽は大分上がってきて暖かく感じた。少し登り始めると暑くなってきてすぐさま上着を脱いだ。
1合目から直ぐはちょっときついなぁなんて思う様な山道。しかし、概ね楽な登りだった。3合目を過ぎからはハイマツが増え背の高い木々が少なくなってきた。
そして、振り返ると眼下に広がる光景に歓喜した。青く輝くオンネトーの湖と見渡す限りの原生林。そして、雲海の広がる遥か遠くには大雪山系の山々。
6合目付近では、何とここではシマリスに出会った。昨年の富良野岳の途中でも出会った事を思い出した。ひょんなことから出会う楽しみはたまらなく嬉しくなる。
8合目辺りは草木も少なくなり、期待していた花が全く咲いていない。季節?時間帯?が早かったのかなぁ。でも、遠くに少しだけミネズオウが咲いていた。
9合目に着くと気になる音がした。何かと思えば勢いよく火山ガスが噴き出ていた。いつも思うが何とも恐ろしい光景だ。そして、山頂到着。多分一番乗りかな。そして、これまた山頂からの光景が素晴らしい。
赤沼、青沼を見渡す先には阿寒富士の光景や阿寒湖と雄阿寒岳の先には斜里岳や知床の山々。暫し、山頂で感動の光景に酔いしれた。すると、本日初の人が登ってきた。網走から来られた方だった。
何度も登っているそうで、今日の火山ガスは少ない方だとか。
さて、ぐるっと周って阿寒富士を目指す。左手に見える火山ガスが気になったが登山道は影響のない所を通る。8合目の分岐からはやっと花を見る事が出来た。さっきも咲いていたミネズオウだ。
ここは、結構咲いていた。そして、ぽつりぽつりとメアカンキンバイも咲いていた。まだ少ない。そして、コマクサの葉を見つけたが蕾だった。もう少し時間が経つとミネズオウのピンクの絨毯が見られそうだ。
そんな花に満足するも阿寒富士への登り返し。これが厳しいのなんのって、火山礫の敷き積もった道は傾斜もあるから進んではずれ落ち中々進まない。もう、完全に耐久だった。
しかし、何とか山頂に到着。今度は、雌阿寒岳を見渡した。それ程遠くないため良く見える。一度に色々な角度から様々や山を見る事が出来るのはとても楽しい、いい山だなぁ〜。
ここで、おにぎりほお張り休憩。素晴らしい景色は最高のおかずだ!ずっとこの景色を見ていたいのだけれど後ろ髪惹かれつつ山頂を後にした。
下りは、登りとは逆で滑りながら下って行った。楽だった。
そして、オンネトーへと向かった。7合目手前では、10m程を渡る小さな雪渓が残っていた。不安はなく渡る事が出来た。
ここからは、かなり色々な花が咲いていた。メアカンキンバイも大分咲いていた。蕾もあったので今頃は沢山咲いているんだろう。コミヤマカタバミやヒメイチゲ…
1合目を過ぎ、木道が整備されオンネトーの登山口が近くなってきた。水の流れる音がする沢沿いにはエゾオオサクラソウが沢山咲いていた。まさに見頃だろう。初めて見るため沢山写真を撮ってしまった。
そして、オンネトーへ到着。実は、18年前の学生の頃に一度バイクで来ていた懐かしい場所だった。
ここからは、オンネトー沿いに少し歩き分岐点から雌阿寒温泉の駐車場まで一山歩き。「あっ!こんな所に出るんだ。」駐車場の一番奥に登山道があったのでした。身支度をして登山道のポストに下山時刻を記入。
次の山目指し、途中、帯広で温泉に入り洗濯している間に早めの食事を取った。もう、夕暮れ近くだった。次の山へ向かう時には日も暮れていてエゾ鹿激突に注意しながら次への山へ向かった。
何とも、長い一日だった。いやぁそれにしても気持ち良かった山歩きだった。
素晴らしい山行でしたね。写真も素敵でしっかり見させていただきました。先日、私も羊蹄山と大雪山に登ってきたばかりです。またいつの日か雌阿寒岳も登りたいと思ってますので参考にさせていただきます。ありがとうございました。
初めまして!HIDERORI-Tさん
早速、見て頂きコメントまで下さりありがとうございます。
更新、素早く出来ず今レコ書いている所です
先週、北海道山行に行かれたのですね。
それも、北斗星でアクセスでしたか。実は私もやろうと思っていたのです
北斗星での到着後の山行は大変でしたね。
私、昨年の夏に羊蹄山と旭岳に登りました。
北海道の山々は雄大で素晴らしいですね。
これからも沢山登りに行って下さい。
お気を付けて楽しい山行ライフお過ごし下さい。
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