岩手山 七滝コース
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,611m
- 下り
- 1,526m
コースタイム
天候 | 曇り 風強い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
焼切沢で数か所 道が崩れかかっているが、慎重に歩けば問題ない |
写真
感想
6:00七滝登山口スタートして、七滝までは幅広の散策路を快適に歩く。曇っているが、昨夜雨が降ったらしく、地面は少し濡れていた。ひと汗かいて、40分で七滝に着く。水を飲みながら七滝を眺める。その後もゆるい傾斜の山道を、焼切沢の沢音を右に聞きながら登る。約30分ほど歩くと、標高1000mとなり、一服峠の標識があったので小休止する。次第に傾斜が急になって道もぬかるみが多くなってきた。また、一部登山道が沢に切れ落ちているところがあったり、木の枝が伸びて登山道を邪魔しているところもあった。左股沢の標識が木に打ち付けられている所あたりから急登で足場が滑るようになってきた。間もなく沢沿いの土が白や黄色に変色しているところがあり、湯華採取跡との標識があった。硫化水素のにおいがしてきた。左股沢を左に見ながら進むと、沢の奥に槍ヶ岳のような三角形のカッコイイ岩峰が見えた。だんだん赤茶けた火山灰の砂地になってきて右に地獄谷の沢が見えると、急登が始まった。右側に赤茶色、灰色、黄色の火山灰に覆われた荒涼とした斜面が現れると、所々に水蒸気が上がっており、活火山を登っていると感じた。そして、赤茶色の火山灰の急登に差し掛かると「一人ずつつかまって」と書かれた看板と一筋のロープが垂れていた。ロープにつかまらないとズルズル滑ってしまうので、大変ありがたかった。
火山灰のナイフリッジの尾根を20m程すすむと、お花畑への分岐の標識があり、網張からの登山道に合流したことで一安心した。水分補給しながら山頂方向を見上げるとすっかりガスがかかっていた。風もでてきて山頂の天候が心配された。焼切沢を左に見ながらお花畑に向かうが、数回沢を渡渉する場面もあった。30分ほどでお花畑に着くと、木道が滑って歩きにくい。小休止して九合目への最後の昇りに挑む。アオモリトドマツの樹林帯で急勾配が続く。標識が頻繁に出てくるが一向に距離を稼げていない。まだかまだかとあえぎながら上を見るが、木々の上には真っ白い空と風の音。樹林帯を抜けハイマツ帯に入ると風当たりが強くなってきた。すっかりガスの中に入り霧雨が降っている。ようやく不動平の大きい岩が見えてくると安心して足取りも軽くなった。しかし風は強く視界は利かない。九合目の避難小屋の前で休憩する。避難小屋にはヘルメットが装備されていた。山頂は風が強いことが予想され、カッパを着用して山頂を目指した。九合目から火山灰をザックザックと上り詰め、お鉢に着くと予想通り風が強かった。
12:10山頂は一層風が強かったので、記念写真を撮ってそそくさと撤退した。我々は平笠不動に向かうため、北に向かった。御釜湖、御苗代湖もみえて青空も見えてきた。平笠不動小屋はきれいで、ここにもヘルメットが装備されていた。ここからの下りは結構急坂で、疲れた足にはこたえた。火山灰がゴロゴロして段差もある。低木の中を45分歩いて、ツルハシに着く。ここは焼走登山口と上坊登山口の分岐である。初めて上坊方向に下る。急坂は変わらず、段差も多い。しかし次第に傾斜は緩くなってきて歩きやすくなってくると、登山口は間もなくだった。時計を見ると14:30で早いペースで山頂から下ってきた。
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