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Yamareco

記録ID: 2003081
全員に公開
沢登り
甲信越

広谷川御神楽沢奥壁本谷ルンゼ(編集中)

2019年08月31日(土) 〜 2019年09月01日(日)
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天候 晴れ/曇り
過去天気図(気象庁) 2019年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
蝉ヶ平登山口には登山ポスト有。登山届の用紙も入っていますが、筆記用具はありませんでした。
湯沢出合より入渓。光差す広谷川本流を快適に進みます。
2019年08月31日 11:03撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 11:03
湯沢出合より入渓。光差す広谷川本流を快適に進みます。
ラクダの窓沢?付近はミニゴルジュになっています。
2019年08月31日 11:19撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 11:19
ラクダの窓沢?付近はミニゴルジュになっています。
タワシでヌメリを落としながら左壁をトラバースしました。もちろん奥の小滝は左壁を楽しく登りました。
2019年08月31日 11:28撮影 by  DSC-RX0, SONY
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8/31 11:28
タワシでヌメリを落としながら左壁をトラバースしました。もちろん奥の小滝は左壁を楽しく登りました。
ム沢にかかる大滝が見えたあたりで、左岸より御神楽沢が流入します。広谷川の本流は御神楽沢になるのかな。
2019年08月31日 12:17撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 12:17
ム沢にかかる大滝が見えたあたりで、左岸より御神楽沢が流入します。広谷川の本流は御神楽沢になるのかな。
どの記録にも登場する、御神楽沢に入ってすぐに出てくる淵。腰より少し上くらいの水位でした。
2019年08月31日 12:45撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 12:45
どの記録にも登場する、御神楽沢に入ってすぐに出てくる淵。腰より少し上くらいの水位でした。
御神楽滝。30mくらいでしょうか。左岸を巻いた記録しか見当たりませんが、これ、左壁登れるよね…?
2019年08月31日 12:52撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 12:52
御神楽滝。30mくらいでしょうか。左岸を巻いた記録しか見当たりませんが、これ、左壁登れるよね…?
てことで取り付いてみました。難しくなさそうだったので(皆が皆巻いてるのに何故そう思ったのかは謎ですが)、とりあえずフリーで。
2019年08月31日 13:11撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 13:11
てことで取り付いてみました。難しくなさそうだったので(皆が皆巻いてるのに何故そう思ったのかは謎ですが)、とりあえずフリーで。
ヌメリを取りながら慎重に登り、半分くらいまで来ました。ホールドも続いてそうだし、これはもう行けるでしょと気を抜き始めている頃です。ただ、飛沫を浴びすぎて体が冷えてしまい、足が攣りそう。
2019年08月31日 13:31撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 13:31
ヌメリを取りながら慎重に登り、半分くらいまで来ました。ホールドも続いてそうだし、これはもう行けるでしょと気を抜き始めている頃です。ただ、飛沫を浴びすぎて体が冷えてしまい、足が攣りそう。
フリーなのであまり意識していませんでしたが、最下部を除き、プロテクションはそこそこ取れた気がします。アングル〜エイリアンサイズのクラックがそこそこありました。ちなみに途中で休憩のためにアングルを決めようとして落としました…。アングルは一本しか持ってきてなかったのでちょっと不安になりました。
2019年08月31日 13:31撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 13:31
フリーなのであまり意識していませんでしたが、最下部を除き、プロテクションはそこそこ取れた気がします。アングル〜エイリアンサイズのクラックがそこそこありました。ちなみに途中で休憩のためにアングルを決めようとして落としました…。アングルは一本しか持ってきてなかったのでちょっと不安になりました。
上部。あれ、なんか悪そうじゃない…?
2019年08月31日 13:47撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 13:47
上部。あれ、なんか悪そうじゃない…?
と思って草付に逃げようとしたら、滅茶苦茶悪かった。逆層でスタンスもホールドもろくなのが無いので、草付さんが抜けないよう祈りながら騙しだまし登りました。やっとの思いで掴んだ貧弱な灌木にセルフを取って休憩してたら、その灌木が岩に張り付いた苔に根を張っており、体重をかける度に苔の塊が岩から浮き上がっていることに気付いたときは血の気が引きました。
2019年08月31日 14:21撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 14:21
と思って草付に逃げようとしたら、滅茶苦茶悪かった。逆層でスタンスもホールドもろくなのが無いので、草付さんが抜けないよう祈りながら騙しだまし登りました。やっとの思いで掴んだ貧弱な灌木にセルフを取って休憩してたら、その灌木が岩に張り付いた苔に根を張っており、体重をかける度に苔の塊が岩から浮き上がっていることに気付いたときは血の気が引きました。
御神楽滝をどうにか登り切った…。登っているときに足が攣らなくて本当に良かった。御神楽滝のすぐ上に出てくるこの小滝もそこそこ難しいみたいなのですが、忘れてしまいました。この頃は上部ゴルジュに突入する前に足を回復させることしか考えていなかったので…。
2019年08月31日 14:32撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 14:32
御神楽滝をどうにか登り切った…。登っているときに足が攣らなくて本当に良かった。御神楽滝のすぐ上に出てくるこの小滝もそこそこ難しいみたいなのですが、忘れてしまいました。この頃は上部ゴルジュに突入する前に足を回復させることしか考えていなかったので…。
覚えている小滝。
2019年08月31日 14:38撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 14:38
覚えている小滝。
なぜなら水線突破しようとして諦めたから。右から巻きました。他の記録を見ると、水線を登った記録が多いですね。そしてこれより水量が少ない。増水してる感じはしなかったのですが。
2019年08月31日 14:39撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 14:39
なぜなら水線突破しようとして諦めたから。右から巻きました。他の記録を見ると、水線を登った記録が多いですね。そしてこれより水量が少ない。増水してる感じはしなかったのですが。
おそらく新高ルンゼ出合。
2019年08月31日 14:46撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 14:46
おそらく新高ルンゼ出合。
ミニゴルジュ。
2019年08月31日 14:53撮影 by  DSC-RX0, SONY
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ミニゴルジュ。
とスラブ!
2019年08月31日 14:57撮影 by  DSC-RX0, SONY
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とスラブ!
水に浸かる元気が出てきた頃。足が攣りそうになったのは私が軟弱なだけで、水温は高めだったと思います。
2019年08月31日 14:59撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 14:59
水に浸かる元気が出てきた頃。足が攣りそうになったのは私が軟弱なだけで、水温は高めだったと思います。
ホールドが甘くてもフリクションが効くので全体に見た目より容易です。
2019年08月31日 15:08撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 15:08
ホールドが甘くてもフリクションが効くので全体に見た目より容易です。
おそらくDルンゼ(Cルンゼかも)。とても見映えしますね!
2019年08月31日 15:13撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 15:13
おそらくDルンゼ(Cルンゼかも)。とても見映えしますね!
Dルンゼを別方向から。
2019年08月31日 15:19撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 15:19
Dルンゼを別方向から。
これ、普通どう登ろうとするものでしょうか。
2019年08月31日 15:21撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 15:21
これ、普通どう登ろうとするものでしょうか。
何を思って水線を登ろうとしたのか、自分でも不思議で仕方無いです。しかも盛大に水を浴びながら粘った末、諦めて左から登るという…。
2019年08月31日 15:23撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 15:23
何を思って水線を登ろうとしたのか、自分でも不思議で仕方無いです。しかも盛大に水を浴びながら粘った末、諦めて左から登るという…。
左から、(おそらく)Cルンゼ、Bルンゼ、中ノ大滝。良い景色!
2019年08月31日 15:37撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 15:37
左から、(おそらく)Cルンゼ、Bルンゼ、中ノ大滝。良い景色!
もう一枚載せたい。
2019年08月31日 15:41撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 15:41
もう一枚載せたい。
参考までに中ノ大滝右壁の写真載っけときます。皆さん左岸の草付き巻きか左のルンゼを登っているようなので、右壁は登られていないかも。
2019年08月31日 15:43撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 15:43
参考までに中ノ大滝右壁の写真載っけときます。皆さん左岸の草付き巻きか左のルンゼを登っているようなので、右壁は登られていないかも。
右壁を登ってみたいとは微塵も思わなかった私は左のルンゼから登ります。比較的容易ですが、快適かというとそこまで快適でも無い。
2019年08月31日 15:50撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 15:50
右壁を登ってみたいとは微塵も思わなかった私は左のルンゼから登ります。比較的容易ですが、快適かというとそこまで快適でも無い。
ルンゼ振り返り。
2019年08月31日 15:54撮影 by  DSC-RX0, SONY
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ルンゼ振り返り。
普通に水線から登れた気がします。
2019年08月31日 15:58撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 15:58
普通に水線から登れた気がします。
上部ゴルジュ入り口。この時点で既に16時過ぎ。休憩がてら記録を読むと、釜持ちの小滝が連続するようなので、ロープを出さなければ日没までには何とか抜けられるかなあと算段をつける。(そして悠長に腹ごしらえをしました。)
2019年08月31日 16:05撮影 by  DSC-RX0, SONY
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上部ゴルジュ入り口。この時点で既に16時過ぎ。休憩がてら記録を読むと、釜持ちの小滝が連続するようなので、ロープを出さなければ日没までには何とか抜けられるかなあと算段をつける。(そして悠長に腹ごしらえをしました。)
上部ゴルジュ初っ端の滝(6mくらい)。これは突破した記録が無いと取り付かなかったかもしれないなあ。
2019年08月31日 16:21撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 16:21
上部ゴルジュ初っ端の滝(6mくらい)。これは突破した記録が無いと取り付かなかったかもしれないなあ。
一見釜に浸からないと取り付けなさそうですが、記録にあったように、へつって滝に取り付けました。滝の取り付き部からルートを品定め。どうにか登れましたが、22kgを背負って登る滝では無かった。ホールドはあるのですが、見つけるのに時間を食うので疲れます。
2019年08月31日 16:26撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 16:26
一見釜に浸からないと取り付けなさそうですが、記録にあったように、へつって滝に取り付けました。滝の取り付き部からルートを品定め。どうにか登れましたが、22kgを背負って登る滝では無かった。ホールドはあるのですが、見つけるのに時間を食うので疲れます。
そんでもってそのすぐ上の小滝(3mくらい)は個人的にもっと難しかったです(写真は小滝の上から見下ろした様子)。失敗したら先程登った滝の釜まで落ちるので、落ちても危ない訳ではないですが絶対に落ちたくない。色々なルートが考えられましたが、セルフ用のカムが決めやすそうだった、写真右上のクラックから登りました。被り気味ですがガバ主体で助かりました。
2019年08月31日 17:12撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 17:12
そんでもってそのすぐ上の小滝(3mくらい)は個人的にもっと難しかったです(写真は小滝の上から見下ろした様子)。失敗したら先程登った滝の釜まで落ちるので、落ちても危ない訳ではないですが絶対に落ちたくない。色々なルートが考えられましたが、セルフ用のカムが決めやすそうだった、写真右上のクラックから登りました。被り気味ですがガバ主体で助かりました。
最初右岸の草付きを登ってからトラバースしてクラック沿いに登りました。下からクラック沿いに登ることもできるみたいです。
2019年08月31日 17:13撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 17:13
最初右岸の草付きを登ってからトラバースしてクラック沿いに登りました。下からクラック沿いに登ることもできるみたいです。
ゴルジュ感。
2019年08月31日 17:34撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 17:34
ゴルジュ感。
水線を登ったんだっけ…。忘れました。そんなに濡れた記憶はありません。
2019年08月31日 17:35撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 17:35
水線を登ったんだっけ…。忘れました。そんなに濡れた記憶はありません。
左壁からトラバース気味に登りました。
2019年08月31日 17:41撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 17:41
左壁からトラバース気味に登りました。
ゴルジュを抜けた気がします。
2019年08月31日 17:49撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 17:49
ゴルジュを抜けた気がします。
最後のCSを越えたら
2019年08月31日 17:52撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 17:52
最後のCSを越えたら
とうとう奥壁が目の前に!
2019年08月31日 18:02撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 18:02
とうとう奥壁が目の前に!
日没までに着けて良かったです。贅沢な一夜を過ごさせていただきました。
2019年08月31日 18:06撮影 by  DSC-RX0, SONY
8/31 18:06
日没までに着けて良かったです。贅沢な一夜を過ごさせていただきました。
2日目の様子は後程追記します。
2019年09月01日 05:58撮影 by  DSC-RX0, SONY
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9/1 5:58
2日目の様子は後程追記します。

感想

素晴らしい沢でした。
滝に次ぐ滝、ゴルジュ、大スラブ。
ほぼ全ての滝が絶妙に登れるところも楽しいです。
日本百名谷、岳人100ルートに相応しい沢かと思います。

それにしても、先人の情報は偉大ですね。
今年はろくに情報の無い妙な沢に出かけては敗退、を繰り返しており、今回は久しぶりの王道沢でした。結果充実した山行になりましたが、過去の記録が無ければ同じ結果にはならなかったと思います。先人達が残してくださった情報に感謝です。
その反面、情報の乏しい沢を覗いてみたい気持ちも強くあり、度重なる敗退にもめげずに頑張っていきたいと思います(無理しない程度に)。

御神楽滝左壁の情報は今までありませんでしたので追記しておきます。
御神楽滝左壁は上部が思った以上に悪いため、もし今後登られる方が居られましたらご注意ください。草付きに逃げるより、滝身に寄っていく方がプロテクションは取りやすい気がします(最終判断はあくまで自己責任でお願いします)。

今回カメラはSONY RX0とOLYMPUS TG-5を持っていきましたが、RX0いいですね。
水平が取りにくい、暗所が苦手、操作性が悪い(特に頻繁に行う露出調整の操作が面倒)等の難点はありますが、沢には最適なカメラだと思います。本気の沢のときはTG-5を置いていくことを検討しても良さそう。
水平が取れて、露出調整がより楽にできるようになったら買い増しするのでSONYさんお願いします。

※記録は書きかけなので、後程追記致します。

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