記録ID: 2003081
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沢登り
甲信越
広谷川御神楽沢奥壁本谷ルンゼ(編集中)
2019年08月31日(土) 〜
2019年09月01日(日)

天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
蝉ヶ平登山口には登山ポスト有。登山届の用紙も入っていますが、筆記用具はありませんでした。 |
写真
ヌメリを取りながら慎重に登り、半分くらいまで来ました。ホールドも続いてそうだし、これはもう行けるでしょと気を抜き始めている頃です。ただ、飛沫を浴びすぎて体が冷えてしまい、足が攣りそう。
フリーなのであまり意識していませんでしたが、最下部を除き、プロテクションはそこそこ取れた気がします。アングル〜エイリアンサイズのクラックがそこそこありました。ちなみに途中で休憩のためにアングルを決めようとして落としました…。アングルは一本しか持ってきてなかったのでちょっと不安になりました。
と思って草付に逃げようとしたら、滅茶苦茶悪かった。逆層でスタンスもホールドもろくなのが無いので、草付さんが抜けないよう祈りながら騙しだまし登りました。やっとの思いで掴んだ貧弱な灌木にセルフを取って休憩してたら、その灌木が岩に張り付いた苔に根を張っており、体重をかける度に苔の塊が岩から浮き上がっていることに気付いたときは血の気が引きました。
御神楽滝をどうにか登り切った…。登っているときに足が攣らなくて本当に良かった。御神楽滝のすぐ上に出てくるこの小滝もそこそこ難しいみたいなのですが、忘れてしまいました。この頃は上部ゴルジュに突入する前に足を回復させることしか考えていなかったので…。
上部ゴルジュ入り口。この時点で既に16時過ぎ。休憩がてら記録を読むと、釜持ちの小滝が連続するようなので、ロープを出さなければ日没までには何とか抜けられるかなあと算段をつける。(そして悠長に腹ごしらえをしました。)
一見釜に浸からないと取り付けなさそうですが、記録にあったように、へつって滝に取り付けました。滝の取り付き部からルートを品定め。どうにか登れましたが、22kgを背負って登る滝では無かった。ホールドはあるのですが、見つけるのに時間を食うので疲れます。
そんでもってそのすぐ上の小滝(3mくらい)は個人的にもっと難しかったです(写真は小滝の上から見下ろした様子)。失敗したら先程登った滝の釜まで落ちるので、落ちても危ない訳ではないですが絶対に落ちたくない。色々なルートが考えられましたが、セルフ用のカムが決めやすそうだった、写真右上のクラックから登りました。被り気味ですがガバ主体で助かりました。
感想
素晴らしい沢でした。
滝に次ぐ滝、ゴルジュ、大スラブ。
ほぼ全ての滝が絶妙に登れるところも楽しいです。
日本百名谷、岳人100ルートに相応しい沢かと思います。
それにしても、先人の情報は偉大ですね。
今年はろくに情報の無い妙な沢に出かけては敗退、を繰り返しており、今回は久しぶりの王道沢でした。結果充実した山行になりましたが、過去の記録が無ければ同じ結果にはならなかったと思います。先人達が残してくださった情報に感謝です。
その反面、情報の乏しい沢を覗いてみたい気持ちも強くあり、度重なる敗退にもめげずに頑張っていきたいと思います(無理しない程度に)。
御神楽滝左壁の情報は今までありませんでしたので追記しておきます。
御神楽滝左壁は上部が思った以上に悪いため、もし今後登られる方が居られましたらご注意ください。草付きに逃げるより、滝身に寄っていく方がプロテクションは取りやすい気がします(最終判断はあくまで自己責任でお願いします)。
今回カメラはSONY RX0とOLYMPUS TG-5を持っていきましたが、RX0いいですね。
水平が取りにくい、暗所が苦手、操作性が悪い(特に頻繁に行う露出調整の操作が面倒)等の難点はありますが、沢には最適なカメラだと思います。本気の沢のときはTG-5を置いていくことを検討しても良さそう。
水平が取れて、露出調整がより楽にできるようになったら買い増しするのでSONYさんお願いします。
※記録は書きかけなので、後程追記致します。
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