谷川岳一ノ倉沢 衝立岩中央稜
天候 | 快晴。 |
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過去天気図(気象庁) | 2004年10月の天気図 |
感想
10/2、タッキーと一ノ倉の中央稜行ってきました。
今年予定していた北岳バットレスが来年に先送りになってしまったので、
今シーズンの締めとして中央稜にしました。
以下、その感想です。
6月には奥壁南陵に、はさPやタッキーと行ったが、
その時は雪渓を登って取り付けるので比較的楽だった。
秋は雪渓は無いので、沢を遡ったり右岸を高巻いたりして、
テールリッジ(尻尾状に伸びた尾根。岩壁への登り口)へ取り付く。
6月の時と同じく5:45位に出発。
テールリッジ直前の、高巻きからの懸垂下降点で渋滞。約30分ロス。
河床はつるつるに磨かれ、白く輝いている。
テールリッジを登り、中央稜の取り付きでも先行パーティーがいて、
結局一番最後になってしまった。
しかも前のパーティーが遅い遅い。
その前も詰まっているとの事だけど、女性メンバーが全然ヘタレで、
ゲレンデでやっておくべき事を現地で教わっている体たらく。
そんなもん連れてくんなよー。同*山岳会!
こっちはタッキーとつるべで登り始めるが、1ピッチ一時間(笑)。
午前中はまだ大きく構えていたものの、
昼を過ぎてもまだ抜けない。だんだん焦ってくる。
午後2時、衝立の頭まで2ピッチ位残して、同ルートの下降を決断。
これで北綾の懸垂下降の順番待ちなどしてたら、絶対暗くなる。
ロープの引っかかりなどにもめげず、取り付きに帰還。
テールリッジを下り、高巻きして、駐車場に17時ちょい前、
ほの暗くなってきた頃に帰着。
なんか体力よりも精神的に疲れた登攀でした。
駐車場にいた知り合いの話だと、くだんの*流山岳会の人は、
まだ帰って来てないとの事。やっぱり懸垂で捕まってんだろーな。。
悪い事ばかり書いてもしょーもないので、良いことも書こう。
タッキーとつるべで登ったが、ヤツは4P目の核心をリードでクリア。
南陵よりも難しいルートだけど、5.11クライマーだもんな。
時々岩を回り込むと、コールが聞こえなくなったが、
結構カンでこなす事ができた。
リードのビレイでもフォローのビレイでも、
パートナーのザイルの引き方や「ため」を考えて登り始めるなど。
これは懸垂下降のザイルさばきも含め、
何回も越沢などで訓練した効果と言える。
昨日今日ザイルを結び合った同士じゃこうはいかない。
中央稜の途中から同ルートを懸垂下降し始めたが、
最初はザイルの回収に苦労した。
上部は傾斜も緩くルンゼ状の為、ザイルを長く垂らすと、
回収の時、必ずどこかに引っかかってしまう。
2回も登り返すハメになった。
そこで勉強。幸い中央稜は、懸垂支点があちこちにある。
ルートが屈曲している場所では、短めに垂らす事にした。
これが功を奏し、それ以降の引っかかりは無くなった。
そして表に出る所では50mフルに下降。
ケースバイケース、という事だ。
私の今年の無雪期本ちゃんは、これで終わり。
来年は中央稜もバットレスもウォームアップにするくらいの勢いで、
夏はチンネでも目指そうかね。
それにはたゆまぬ訓練が必須。訓練面倒がる人は行かせないぞ。
その前に冬壁もあるか。冬壁やりたい人は、アイゼントレやろうな。
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