記録ID: 202015
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無雪期ピークハント／縦走
栗駒・早池峰
早池峰 平津戸から早池峰山と東連峰を周回
2012年06月26日(火) [日帰り]
岩手県
shiroiinu
- GPS
- --:--
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 1,716m
- 下り
- 1,712m
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05:30 平津戸
06:10 平津戸登山口
07:45 六合目（平津戸・門馬分岐）
10:45 早池峰山山頂 （11:05出発）
11:40 早池峰剣ヶ峰
12:25 徳兵衛山
14:20 高桧山（吉部沢林道との合流点） （14:30出発）
17:00 平津戸
06:10 平津戸登山口
07:45 六合目（平津戸・門馬分岐）
10:45 早池峰山山頂 （11:05出発）
11:40 早池峰剣ヶ峰
12:25 徳兵衛山
14:20 高桧山（吉部沢林道との合流点） （14:30出発）
17:00 平津戸
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
駐車場は、この鉄橋を渡ってすぐの所にあります。登山口近くにもスペースがありますが、そこまで通る林道に一部分凹凸があり、オフロード車以外では少し厳しいかと思います。 JR山田線やバスでも平津戸へ行くことができます。ただし、JRは本数が少ないです。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
今回は、早池峰の北端に位置する平津戸（ひらつと。宮古市旧川井村）から早池峰山を経て、東側に連なる早池峰剣ヶ峰、徳兵衛山（とくべえやま）、高桧山（たかびやま）を縦走し、その高桧山から吉部沢林道を通って平津戸に戻る周回ルートを歩いてみました。 【コースの状況】 �（芯展諭陛仍蓋�）から早池峰山山頂までの平津戸コース 分岐点や不明瞭な道がいくつかありますが、道標とテープや踏み跡に注目していれば、道迷いはないでしょう。 二つある渡渉点では、倒木や弱々しい平板の上を歩きますので、滑落に注意を。森林限界が近くなると、岩場になってきます。 �∩畸喨�山から剣ヶ峰、徳兵衛山、高桧山までの縦走コース 登山道が不明瞭な箇所が多くあります。ただし、数あるテープや倒木の切断跡が頼りになります。剣ヶ峰への道の途中と、徳兵衛山の周辺は、岩場で歩き難いです。 �９睇飴海�ら平津戸までの吉部沢林道 大部分で藪化が進み、倒木も多く、荒廃しています。落石や崖崩れの箇所もありました。深い森で展望もほとんどありません。 宮古市のページではこの林道で平津戸から「イチイの森」（高桧山）に至る旨を説明していますが、平津戸に近づくと森林管理署の通行止めゲートがありました（事故防止・盗掘防止のためでしょう）。 したがって、利用に不適だと思います。 【その他】 クマ（熊）が住んでいます。熊よけ鈴やホイッスルなどで対策を。 登山ポストは平津戸登山口にあります。 水場が平津戸と平津戸コース途中にありますが、その水が飲み水として適切かどうかは分かりません。 トイレはないです。盛岡市側から来る場合、区界で道の駅のトイレが利用できます。 山頂避難小屋は避難のための小屋であり、宿泊は基本的にできません。 早池峰ではあらゆる動植物や鉱物を盗掘してはいけません。道端の山菜を採るのも少なくとも森林窃盗罪（森林法違反）に当たる可能性があるでしょう。 |
写真
平津戸。右側のスペースに駐車できる。青い鉄橋の先に国道106号。左手が盛岡市側、右手が宮古市側。
林道分岐。左が吉部沢林道。右側が材木沢林道で登山口のある方向です。道標が出ています。
平津戸登山口。この手前に駐車スペースがありましたが、ここまでの林道の一部が少し荒れています。
ヒノキアスナロ（ヒバ）の原生林が続きます。時間をかけていろいろ巨木を撮影したけど、大きな原生林が日差しを遮るので、良い写真があまり撮れませんでした。工夫が必要。
1
ヒノキアスナロ（ヒバ）の原生林が続きます。
時間をかけていろいろ巨木を撮影したけど、大きな原生林が日差しを遮るので、良い写真があまり撮れませんでした。工夫が必要。
時間をかけていろいろ巨木を撮影したけど、大きな原生林が日差しを遮るので、良い写真があまり撮れませんでした。工夫が必要。
渡渉その2。握沢。たわむ苔生した平板（丸太を縦に切っただけのもの）。
平津戸コースの名物みたい。
平津戸コースの名物みたい。
東側の風景。右端の三角が剣ヶ峰。緑の斜面はオオシラビソの林で、冬には樹氷原に。
安倍ヶ城の標識。クマにやられています。
縦走路の脇に「5合目」と書いてある黄色い小さな看板があるので、そこの南側に入るとすぐここに出ます。
縦走路の脇に「5合目」と書いてある黄色い小さな看板があるので、そこの南側に入るとすぐここに出ます。
イチイ（オンコ）の巨木（古木）。
若いイチイがないのは、オオカミがいなくなってカモシカが増え、その若木を食べるからだそうな…。
若いイチイがないのは、オオカミがいなくなってカモシカが増え、その若木を食べるからだそうな…。
崖崩れの跡。小規模ですが。
草木が遮るだけでなく、獣（クマ？）が逃げる音がしたり、キジが飛び出してきたり、物騒な林道です。
草木が遮るだけでなく、獣（クマ？）が逃げる音がしたり、キジが飛び出してきたり、物騒な林道です。
平津戸に近づくと、通行止めゲート。振り返って撮影。
事故防止・盗掘防止のためでしょう。
事故防止・盗掘防止のためでしょう。
感想
早池峰北部に位置する平津戸から登るコースは、早池峰南部の主要コースと違って、かなり不人気のようです。お花もあまり見られず、展望の少ない長距離コースだからだと思います。
しかし、平津戸には戦前から国鉄の駅があったそうで、自家用車が普及する以前は、多くの登山者がこの平津戸を訪れていたのかもしれません。そう思うと、ちょっと哀愁を感じるコースです。
そんな平津戸コースの見所は、巨木を含んだ広い原生林です。その森林限界を越えると現れる露岩帯の風景も見事です。
東連峰の縦走路では、剣ヶ峰の鋭い山容、風光明媚な岩峰の徳兵衛山、そして高桧山の巨木群を楽しめます。このコースを歩く登山者も少なく静かで、深山の風情も味わえます。
どちらのコースも、早池峰の多様性を知る上では欠かせない登山道だと思います。
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