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Yamareco

記録ID: 2026080
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

御嶽山(御嶽ロープウェーで山頂往復)

2019年09月16日(月) [日帰り]
情報量の目安: B
都道府県 長野県 岐阜県
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sokai881968 その他1人
GPS
--:--
距離
7.6km
登り
955m
下り
950m

コースタイム

日帰り
山行
4:14
休憩
1:56
合計
6:10
7:20
50
9:13
9:25
40
11:31
11:32
16
11:48
11:55
39
12:34
12:50
40
13:30
飯森高原駅
天候 晴れのちガス
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
コース状況/
危険箇所等
信仰の山だけあってよく整備されていますが、八合目女人堂までの丸太を並べた登山道はペースをつかみにくく歩きにくいです。
山頂を見上げます。ここまでのきつい登りに比べ、山頂を見ながらのこの登りは、まさにビクトリーロードです。
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山頂を見上げます。ここまでのきつい登りに比べ、山頂を見ながらのこの登りは、まさにビクトリーロードです。
一ノ池。一面に真っ白く灰が積もっています。右手の富山方面は雲海になっています。
2019年09月16日 10:07撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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9/16 10:07
一ノ池。一面に真っ白く灰が積もっています。右手の富山方面は雲海になっています。
左が一の池、右が二ノ池。二ノ池にも灰が真っ白く積もっています。端に水がたまり始めています。遠くに乗鞍岳が眺められます。
2019年09月16日 10:07撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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9/16 10:07
左が一の池、右が二ノ池。二ノ池にも灰が真っ白く積もっています。端に水がたまり始めています。遠くに乗鞍岳が眺められます。
一の池の遠くに眺められた白山です。こちらにも雲はかかっていません。
2019年09月16日 10:16撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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9/16 10:16
一の池の遠くに眺められた白山です。こちらにも雲はかかっていません。
山頂標。この日は東海テレビのクルーが取材に来ていました。何人もの登山客がインタビューされていましたが、私は。。。
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山頂標。この日は東海テレビのクルーが取材に来ていました。何人もの登山客がインタビューされていましたが、私は。。。
山頂から眺めた中央アルプス。かつて木曽駒ヶ岳から空木岳まで縦走したのが思い出されます。この後ガスで見えなくなってしまいました。
2019年09月16日 10:34撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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9/16 10:34
山頂から眺めた中央アルプス。かつて木曽駒ヶ岳から空木岳まで縦走したのが思い出されます。この後ガスで見えなくなってしまいました。
木曽駒ヶ岳山頂と宝剣岳山頂。
2019年09月16日 10:35撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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9/16 10:35
木曽駒ヶ岳山頂と宝剣岳山頂。

感想

7月に尾瀬に一緒に行った知人と御嶽山に登ってきました。本当は蓼科山に登ろうかと思ったのですが、熱帯低気圧のため東の方にある山は雲がかかりそうな様子。西の方は猛暑日の予報。よって、日帰り可能でできるだけ西にある山で未踏の山ということで、御嶽山に行き先変更。知人は仕事の関係でもぜひ行ってみたい山ということで変更を快諾してくれました。
自宅から御嶽ロープウェー(実際はゴンドラ)乗り場まで4時間かけて運転し、7時に現地着。ゴンドラで上まで上がれる一番簡単なルートにもかかわらず、駐車場は休日の割にかなり空いていました。
ゴンドラで標高2,000mを超える飯森高原駅まで上がり、7:20に登山開始。さすがに信仰の山だけあり、裸足で登る行者の方がいたのには驚かされました。七合目の行場山荘を過ぎると、登山道は丸太を敷き並べた斜度のきついものとなります。人気の山だけあって、多くの人で賑わっています。しかし、登山道の幅が微妙で、遅い人たちを横から追い抜くことができないのはいささか辟易しました。
それにしても大変な暑さです。日差しもきつく、下界では間違いなく猛暑日になると思われます。3,000mの山なので、今日は長袖のアンダーシャツの上に半袖ポロシャツ、麻混の長ズボンをはいてきて正解でした。登山道は斜面にほとんどまっすぐに付けられており(信仰の山ゆえか?)、とにかく登りにくく、暑さも手伝ってかなり消耗しました。
八合目の女人堂で大休止。右手には乗鞍岳と奥穂高岳と前穂高岳の山頂部、その左には笠ヶ岳と奥穂高岳と北ノ股岳が遠く眺められました。毎回のことながら、いずれの山頂にも足跡を残しているのは感慨深いものがあります。ここまでは御嶽山の山頂部分もよく見えたのですが、ガスが次第にかかってきてしまいました。
ここから山頂までは火山特有の岩礫地を登っていきます。白い砂は5年前の噴火の際の火山灰と思われます。白茶色の岩礫に所々混じって見られる灰色の岩は同じく5年前の噴火の際の噴石と思われます。上に行くに従って火山灰も噴石も増えていき、噴火の恐ろしさを思わずにはおれませんでした。
九合目の石室山荘は、近くに見えながらなかなか近づくことができません。日差しも斜度もきつくなって一層へばりました。石室山荘は、今はエスケープルートもありますが、古くは登山道がこの建物の中を通っていて、ここを通らないと登頂できなかったようです。ここでも大休止。アンケートの協力も求められました。
石室山荘を出て覚明堂の横を通り過ぎると、いよいよ山頂が目に入ってきます。ガスがかからないうちに登頂しようと足を早めました。しかし、これまでと異なって斜度も緩やかとなり、砂礫地となって歩きやすくなったので、山頂を眺めながらの歩みは快調でした。
山頂直下にはシェルターが三基設置されています。これが完成したことが、登山道の一部再開につながったようです。シェルターの前に荷物を置き、山頂に続く地味にきつい石段を登って山頂に着きました。スタートして、かなり休憩を入れながら、それでも2時間45分で着きました。時間と距離の割にはかなりきつい登りでした。
山頂からの眺めは素晴らしいものでした。北側の手前には一ノ池と二ノ池、一ノ池の向こうには白山連峰、富山方面は一面の雲海、二ノ池の向こうには、雲はかかりながらも北アルプス方面の山々が見えます。東側には中央アルプスの山々が連なり、左の高まりは木曽駒ヶ岳、南の高まりは空木岳、途中のとがった山は宝剣岳と思われます。さらに遠くの八ヶ岳連峰や南アルプスの山々には雲がかかり、行き先を御嶽山に変更して正解だったことを改めて思い知らされました。
一方で、山頂には東海テレビの取材クルーが来ており、登山客にインタビューをしていました、私たちは声をかけられませんでしたが、インタビューされていた人たちの後ろにはきっと映っているはず。恐らく御嶽山噴火五周年記念番組かコーナーなのでしょう。山頂の社や神像は既に修復されていましたが、社務所や小屋は修復中、周辺の記念碑や灯籠、鐘にも噴石が当たった跡があっただけでなく、山頂に登る石段の手すりにもその跡が生々しく残っており、さらに壊れた石灯籠は、5年経った今でも火山灰に厚く覆われていて、噴火のすさまじさをまざまざと見せつけられ、恐ろしくなりました。
山頂で30分ほど過ごし、シェルターの所に下りて昼食にしました。知人は今回もコーヒーを淹れてくれ、ありがたく頂戴しました。
お昼を食べているうちに山頂はすっかりガスに覆われてしまいました。帰りは黒沢口分岐から火山灰で埋まってしまった二ノ池(残念ながらガスで何も見えなかった)にちょっと立ち寄り、今度は石室小屋へのエスケープルートを通って、再び石室小屋に立ち寄りました。石室小屋を後にし、今度は石室小屋の中を通らないエスケープルートを通り、あとはひたすら下っていきました。登りの時と違って、ガスがかかったおかげで涼しく、快調に下っていくことができました。女人堂で再び大休止。久しぶりに飲んだカルピスウォーター(300円也)の美味しかったこと。大休止の後はひたすら飯森高原のゴンドラ乗り場目指して下っていきました。下りは2時間15分。それでも結構休憩時間は取っていたので、いかに快調に飛ばせたかがわかります。
下山後は木曽温泉で汗を流し、高速とした道を通って帰途に就いたのですが、思いがけず事故渋滞にはまり、予定より30分以上かかってしまいました。

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技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

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