小仏城山北東尾根北面踏査(非一般道,中央線寄り)
- GPS
- 00:13
- 距離
- 2.4km
- 登り
- 248m
- 下り
- 230m
コースタイム
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 7:00
この踏査の目的は小仏城山北東尾根の東端付近の北面の踏み跡を確認し,中央線沿いの小仏BSまで北面の山すそを踏査することだったが,歩きはじめて間もなく降雨があり,下草や灌木が濡れたので藪漕ぎがやりにくくなった。予定では北東尾根の末端から北西斜面を下降するはずだったが,そこはブッシュが濃く,降雨でぬれたため予定を変え,東斜面の高い樹林を下り,日影駐車スペース対岸(C地点)へ降りた。
その後,南浅川沿いに小仏方面へ山すそをたどったが,ブッシュの濃い部分が多く,途中,落とし物を探したりなどで時間を取られたこともあり,全行程7時間という考えられない長丁場となった。
小仏トンネルに近付くあたりで,水の多い沢を渡った(ここには踏み跡や,大きな看板ー裏からなので読めないーがあった)先から,線路沿いにはJRの落石除けの背の高い強固なフェンスが現れた。ここで,フェンスの線路側を歩くか,山側を歩くか迷ったが,山側には道らしいものを見いだせなかったので,線路側を辿った。
結果的にはそれでよかったようだが,相変わらず踏み跡はなく,藪をひたすら漕ぐか,フェンスにへばりついて蟹の横這いをするかで何とか小仏に着いた。蟹歩きは意外に安定して速度が速かったが,フェンスに寄り添う灌木が邪魔になることもあった。
なお,フェンスには途中出入りできるすき間や扉はないので,3m近い金網を越えなければ出入りはできない。
本記録は,距離は短いのに時間ばかりかかっており,徒労の跡をレポートするだけで,果たして公開に値するか疑問であるが,まずは自己の備忘録としてどうしても残したかったのでヤマレコの機能を借りた。
この近辺に興味を持つ人の参考になればとも思うが,検索でヒットさせる適切なキーワードが見当たらない。
このルートは藪漕ぎとルートファインディングの訓練としての意味しかないかもしれない。ヤマレコの山行の「ジャンル」ではくハイキング>以外に該当するものはないが,ハイキングとは程遠い。
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
京王バス:小仏BS−高尾駅北口 |
写真
装備
個人装備 |
ヤマレコMap
アプローチシューズ
パイルソックス
帽子
コンプレッションシャツ・タイツ
長袖カッターシャツ
25Lザック
水0.5L
テルモス0.5L
カレーパン
塩フランス
カップ
首掛けタオル
ザイル(Φ6mmx30m)
ゴム張り作業手袋
傘
(使用しなかったもの:カッパ
ナイフ
カイデン
サングラス)
合計6.5 kg
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感想
高尾周辺では一般道以外に踏み込んでも,尾根筋には何かしら人の歩いた痕跡があり,喧騒を避けてゆっくりと歩行できるので,つい道からそれるが,今回は尾根筋ではなく山すその樹木のない部分を鉄道と川沿いに歩いたのでブッシュが濃く,予想外に手間取った。
日影駐車スペースの対岸(C地点)あたりを眺めると確かに歩くのは簡単そうに見えない。今回は物好きにもそこを強行突破し,先へ進んだのだから途中で進退窮まる場面もあった。それでも,太い塩ビの導水管が引かれているのが見え隠れし,風化したトラロープがあると,かつて人が作業した痕跡なので心強く思ったりもしたが,すでに痕跡は古び,楽に通過できることはなかった。
ところどころに重い獣が通過した新しい獣道もあったが,彼らの背丈は低いので人間は倒木や灌木に通行を妨げられる。獣道には惑わされない方が良い。
C地点からA地点まで戻る道の終盤には使われなくなった広いシイタケ栽培場があり,楽に歩けそうだったが,柵がしてあるので立ち入りを避けた。そこを過ぎると小さな沢があり,沢へ下りる道と獣道が交錯し,わかりにくかった。いや,全部獣道だったかもしれない。
その沢を渡って少し登れば最初の尾根の取り付きのA地点に戻る。
栽培地へは車が通れる幅の道が土手状についていたが,使われていないようで,草むしていた。
A地点で食事の後,大下BSへ戻ればよかったのに,好奇心から南浅川右岸に踏み跡がないか気になり,歩くことにしたが,小仏までのルートはなかなかなものだった。落とし物などして探しに戻ったりしたのでA地点から3時間強を要した。
小仏トンネル近くには越えにくい鉄板と金網の頑丈な落石フェンスがあるので,小仏城山北東尾根から北面の尾根を下降する際はその部分を避けることをお勧めする。
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