木曽路与川道 〜三留野宿から野尻宿〜

2019年10月05日(土) [日帰り]

• GPS: 06:10
• 距離: 20.9km
• 登り: 889m
• 下り: 766m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:32
• 休憩: 0:21
• 合計: 5:53

9:27 南木曽駅
9:53 9:54 三留野宿
10:49 10:51 二十六夜塔
11:55 12:10 与川の古典庵跡
13:12 13:13 阿弥陀堂
13:59 14:00 根の上峠
15:01 15:02 野尻宿
15:20 野尻宿

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

南木曽では天白公園駐車場を利用。野尻から南木曽までJR利用。

コース状況／危険箇所等

道標は、よく整備されている。
上の原から左折して与川の古典庵跡にいく道は、アスファルトの道を歩くことになるので、勧められない。

写真

10/5 9:01

街道歩き用のウォーキングシューズを買ったので、今日は足慣らし。

10/5 9:13

南木曽の天白公園から南木曽岳方面を見る。

10/5 9:14

電力王といわれた福沢桃介の記念館。別荘として建てられたもの。

10/5 9:15

木曽川にかかる桃介橋。読書発電所（大正12年完成）建設の資材運搬路として架けられた。

10/5 9:27

JR南木曽駅。妻籠、馬篭を訪れたのか外国人の旅行者が目立つ。

10/5 9:34

園原先生碑。園原旧富（ そのはら-ひさとみ）は、江戸中期の国学者。木曽古道記などの著作を残した。

10/5 9:38

駅に隣接した木曽ヒノキの集材場。林野庁中部森林管理局南木曽支署の管理。

10/5 9:58

円空仏の案内板に誘われて等覚寺へ。

10/5 9:59

円空堂。住職によると元は閻魔堂。3体の円空仏を拝観する。

10/5 10:09

等覚寺に隣接する東山神社。

10/5 10:12

東山神社社殿。このあたりは赤瓦がおおい。園原旧富はここの神官の子だという。

10/5 10:17

寛政年間の石灯籠。

10/5 10:21

三留野宿本陣跡。明13年の明治天皇東山道巡視の時に宿泊所となった。

10/5 10:24

三留野宿の町並み。

10/5 10:32

秋を感じながら、ゆったりとした道をたどる。（南木曽方面）

10/5 10:37

収穫が終わっていた。

10/5 10:39

ススキの穂波が銀色に光る。

10/5 10:44

道標とともにクマ出没に注意の看板が。

10/5 10:49

二十三夜塔（嘉永年間）。ここで月の出を待ち豊作を祈ったといわれる。

10/5 10:53

ここは、まだ黄金の穂波だ。

10/5 11:07

中央アルプスの山脈にしばし見入る。

10/5 11:55

古典庵跡から与川集落。

10/5 11:56

江戸時代初期に僧坊・古典庵があったという。中秋の名月は、大きく美しいとか。

10/5 11:56

木曽八景「与川の名月」碑。

10/5 12:17

白山神社。

10/5 12:21

白山神社の大杉。目通り周囲8.2m、樹齢約800年の大木が亭々とそびえる。

10/5 12:30

秋の山里。稲木の風景。

10/5 12:33

柿のすっかり熟している。誰が食べるのだろうか。

10/5 12:39

牛がいた。農耕用？肥育牛？

10/5 13:12

阿弥陀堂。名号碑は元禄年間のもの。

10/5 13:25

らんかん橋。江戸時代立派ならんかんの橋がかかっていたという。

10/5 13:37

切り出された杉の切り口が鮮やか。

10/5 13:50

宝暦11年（1761年）の石仏道標。「右やまみち、左のぢりみち」とある。

10/5 13:51

随所にクマよけの鈴があった。

10/5 13:58

根の上峠に到着。トイレも随所に整備されている。

10/5 14:00

峠からは、林道をくだる。

10/5 14:59

野尻宿。ななまがりの街道町並み。

10/5 15:02

木曽駒ケ岳も見える。

10/5 15:05

本陣跡には、明治天皇御休所記念碑。

10/5 15:20

JR野尻駅。昼は2時間に1本。しばし街唯一の喫茶店「どんぐり」でコーヒータイム。

撮影機器：

PowerShot SX700 HS CANON

感想

fengsan

　久しぶりに峠路歩きに出かける。
　与川道（よがわみち）と呼ばれる道は、木曽川沿いの中仙道の迂回路として三留野宿から野尻宿へ根の上峠を越えて開かれたものだ。近年ハイキングコースとして整備された。
　この静かな道を歩いていくと、いよいよ秋の到来なのだろう、どこか空気が変わってきたのを肌に感じる。円空仏や二十三夜塔、庚申塔、石仏道標をたどりながら、ところどころ木曽駒ケ岳や空木岳、南駒ケ岳が見渡せる里山の景観に、一日飽きることがなかった。
　根の上峠から南木曽在住のご夫婦と一緒になった。中山道を歩く外国人が増えてきたので、道案内が十分かチェックに来られたようだ。今日も途中で、2組の外国人グループにあったそうだ。まあ、私はあちこちより道ばかりしていたので、遠目に一組を見ただけだが、日本人はこのご夫婦だけだった。
　列車待ちでコーヒー休憩をした喫茶店ドングリの女性マスターも、道が分かりにくいところはなかったか気にしていた。有難い人々である。