エバオマントシュベツ川〜夕張岳のはずが・・・
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 929m
- 下り
- 922m
コースタイム
8日:C1-(0.5)-多分co1150二股-(3)-釣鐘岩北東方面の尾根co1300付近-(1)-co1150二股-(1.5)-co650二股-(3)-co450函-(1)-登山口
天候 | 曇り時々晴れ 夕方一時雨 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
現在地確認を間違えているので記録の中の現在地はあまりあてになりません。 |
写真
感想
7日
久々に沢中泊したいと夕張岳をつなぐ計画を立てたが思わぬ結果になってしまった。
札幌から国道274経由で金山側の登山口へ。天気は曇りだ。
最初の1時間は林道歩きでco450付近まで。途中崩壊地のイラクサなどに悩まされつつ進む。
カツラの木やミヤマクワガタのメスなどを見ることができた。
沢の向きが北から西に変わる手前から入渓。
すぐに函が迎えてくれる。
最初の滝は斜滝だがなかなかいい雰囲気だ。左岸の岩盤を行くのだが、なかなか滑りやすいので注意がいる。
函の中は、小さい段差や巨岩の滝などもある。どれも簡単にルートを見つけらる。
水量もそこそこありなかなかいい函だ。出口の滝は右岸の岩盤を歩いて超える。
ここからは巨岩ちょいちょいに河原歩き歩きとなる。
赤、青、白などの色の岩が日差しに照らされ輝き気分のいい河原歩きとなる。
両岸には初夏にお世話になったアイヌネギが花を咲かせている。
時たま大きな巨岩の段差に出くわし、場合によっては巻きを強いられるものもある。
co550くらいに3m程度の釜持ちの滝がある。左岸からさくっと巻けるが、釜を泳いで
左岸直登もできる。
co570付近から巨岩帯が始まり、ところどころ斜度が出るところは巨岩の滝となる。
ある程度のルートファインディングが求められる。
このあたりに650二股があったはずだがスルーしたのかよくわからなかった。
これが後々、響いたのだろう。
co700付近であろうところの巨岩の連瀑はだいたい右岸の巻きを使う。
ここを抜けると沢は明るく開けて右岸は大崩壊地となっている。
釜の水が少し白く濁っているのはここから土砂が入り込んでいるからだろう。
その先もちょこちょこ巨岩帯を超えながら進んでいき、沢が大きく曲がった先の両岸が大きく開けたところの右岸(おそらくco1050m付近なのだろうが、このころはco900付近と思っていた)を幕営地とする。
なかなか快適なところだ。ツェルトでタープを張り、焚き火をする。
少し夕立に見舞われたが、1時間ほどで止んで一安心。
今回はじめて導入した飯盒でコメを炊いたが、うまくいったしなかなか早かった。
晩御飯を食べ、酒を飲んだり花火をしたりしてそのまま外で就寝。
しかし、ちょっと時期が早かったのか時折目が覚めた。
8日
4時に起床して朝飯を食べ、焚き火のわきでさらに一眠りして6時に出発。
今日は詰めが難しいので慎重にいこうとするも、二股がいきなり出てきてわからない。
両股を2時間ほどいったりきたりするも確証が持てないので、水量が多いほうを左に左に詰めて、早めに夏道のある稜線に上がる方針に変更する。
そうこうしているうちに沢は小さくなり時折小さな雪渓も出てきながらササ帯に突入する。
適当にササ帯の中に走る沢を乗り換えながら、やっとの思いで稜線に出てみると、右手に見えるはずの夕張岳が、沢を挟んで向こう側に見える。
なんてこったい。事態を飲み込むのに時間がかかったが、完全に沢を詰め間違ったようだ。
夕張岳と釣鐘岩に見え切りして大体の位置を割り出す。釣鐘岩の北東方向に伸びる尾根に出たようだ。
おそらく目的の沢の分岐はすでに昨日スルーしていて、思っていたより上流まで昨日登っていたらしい。
う〜ん、地図読みの甘さが身に染みる。
すでに昼前。日没までに下山するのは、無理して稜線や目の前の沢を使って夕張岳を目指すよりも適当に登ってきた沢に戻るのか得策と判断。
尾根筋に走る微沢を下っていく。1時間ほどで、登ってきた沢に合流。
そこからは来た沢を戻るのみである。
まさか、またここに戻ってくるとはと思いつつ幕営地を通り過ぎて、下っていく。
巨岩帯の下りは登るよりも融通の利くところがあるが、どうしても降りれないところは巻きを使う。
急いで下っていたので二股等をしっかり確認はしなかったが、結局どれが目指す沢だったのかよくわからなかった。
それからは延々昨日の道を引き返し、函の手前から左岸の林道に乗って下山。
精神的にも肉体的にもつかれる山行となってしまった。
コメント
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この沢の取り付きは、大分昔に、眺めたことがありました。懐かしいです。
http://trace.kinokoyama.net/hokkaido/asibetu-yuubari75.8.htm
大岩が沢を埋めているように、林道からは見えました。
なにはともあれ、拓けていないルートを往復生還されて、拍手です。
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