飯盛山 〜静かな里山〜 [福井県 小浜市]


- GPS
- 03:39
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 469m
- 下り
- 469m
コースタイム
天候 | 曇時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
飯盛寺〜山頂までは目印はあるものの踏み跡薄く、尾根から林道までの目印は一切ありませんので、ルーファイは必要です。 |
写真
感想
前日にまたしても台風が襲来しました。
偏西風により上陸できないことを知り、わざわざ低気圧を産み落としてエネルギーを与えながら本州に大雨を降らせるという残酷な事をしてくれました。
なんとかその低気圧は遠ざかっていったので、登山する。
残り香の雨雲を避けるために西へ移動するも小浜市内の山々の山頂部には全部雲が掛かっている。久々に外しました。
しかし、来てしまったからにはどれか登りたいので、雲が掛からなさそうな低い山を選んで決めたのが飯盛山だ。
登山口は飯盛寺からになり、寺の駐車場に停めると住職が来て、300円を徴収された。
まぁ、車へのいたずら防止にもなるから良いか。
犬に吠えられながらのスタートになった。
住職の家の裏からの林道を終点まで行くと登山口になる。
里山だから歩きやすいような散歩道みたいになっているだろうなという気持ちは皆あると思う。
だが、この山はそんな気持ちを裏切るくらいの踏み跡の薄さで、目印になるものはテープのみである。
沢を詰めて尾根に上がるときの直下や上の尾根への急坂など、踏み跡の薄い中でなので安易な気持ちで挑むと多少なりとも面を食らうだろう。
こういった雰囲気は鈴鹿の高室山に似ていて、俺はそれなりになれている。
山頂はワラビみたいな下草に覆われた無造作なものだ。
しかも山頂に着くとガスがより一層濃くなり雨が降る始末なのだが、例え晴れていたとしても展望なんてあるのかと疑うくらいの木々に覆われている。
期待をしないでご飯を食べていると、雨が止んでガスが一時的に消えた。
すると木々の間から苦しい感じだが小浜港の景色を拝められた。
形はどうあれ山頂からの展望は見れたので、下山する。
あの道を下山するのは抵抗あったので、尾根を真っ直ぐ行くことにした。
登山道から外れて尾根へと入っていくと赤テープすら無くなるが、尾根は平坦で踏み跡は意外とあるので助かった。
尾根は緩やかな区間が終わるところで南に折れて急坂を下る。
下りきると突如岩尾根になり岩の上に立つと、八ヶ峰を中心とする府県境尾根が見えて、この山で唯一のまともな展望台だ。
少し元気になり、次の岩を登ろうと草を掴んだら羽音が聞こえて、手元を見るとオオスズメバチがいたので慌てて戻った。
崖だったら滑落だったかもしれない。
本気でビックリした。
少し時間を置いてからスズメバチはいなくなったので、岩を登り詰めて先に進む。
緩やかな道になり、尾根もあやふやになったところで北に向かう。
すると林道に出るはずだが、踏み跡すらないために林道探しに少し迷ったが、なんとか林道に出てホッとする。
安心は出来てもこの林道は長いのがネックだ。
この長い林道区間で10匹くらい鹿に逃げられた。
なんとか無事に林道を歩ききると、飯盛寺について終了した。
もう少し整備が行き届いてて、山頂からの景色がもう少し良ければ人が入るんだろうけど、こういった静かな里山もありかもしれない。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する