高野山《高野山町石道 九度山〜慈尊院〜大門》



- GPS
- 08:06
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,526m
- 下り
- 793m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
・登山口-JR茨木駅6:31〜新今宮駅7:26-南海高野線橋本-8:29九度山駅 ・下山口-南海高野山〜橋本〜新今宮〜JR大阪駅〜JR茨木駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〈道の状況〉 危険個所なし |
写真
感想
今回は高野山町石道を尋ねて、南海電鉄九度山駅へ。
駅前には真田幸村の旗が翻っています。
九度山駅から1.5kmほど歩くと慈尊院に到着します。
この寺は弘法太子の母堂が祀られており、多宝塔横には180町石が建っています。
ここが表参道登りの最初の町石になります。町石道は高野山山門迄180基設置されその距離は約20kmの長い参道です。
その道程は急坂、平坦な道や尾根道などが連続します。
途中には六本杉峠、古峠、笠木峠や矢立峠等があり高野山周辺の里や集落につながる重要な分岐点になっています。
また町石道の多くは杉林の参道ですが尾根道には幾つかの休憩所が建てられており素晴らしい展望が望まれます。
163町石付近の展望台からは橋本、高野山口町市街や光り輝く紀の川の流れが眼下に拡がっています。古峠の休憩所では美しい山々に包まれた天野の里が拡がり、また神田地蔵堂では長閑な神田集落の田園風景に心が癒されます。そして39町石付近の休憩所からは龍門山やその先の大阪湾まで展望できます。
宇宙の成り立ちを示す仏塔、五輪塔の町石を一つ一つ数えながら、長い高野山町石道の最後の急坂を登り切ると7町石の赤い大門に辿り着きます。大門は高野山の総門、ようやく山上にたどり着きました。
大門の先には聖なる仏教の修業の場・高野山の街が拡がっています。
大門を潜り参道を進むと、一段高くなっている場所こそ、空海が最初に開いた修業の場、町石1番石の壇上伽藍です。
山地のてっぺんに開けた仏教都市。
世界文化遺産にも登録され、世界中から多くの観光客がやって来ます。
もともと空海が平安時代にひらいた、真言密教の修行の場である高野山。以来1200年、後継者たちによって大切に受けつがれてきた聖地です。
伽藍の中門を進むと六角経堂、高野山全体の総本堂である金堂、真言密教のシンボルといわれ、町石の0番に当たる場所が根本大塔です。
根本大塔は高野山町石道と奥の院町石道の両方の起点になっています。
高野山の街は観光客で溢れていますが参道周辺の紅葉はまだこれからです。来週ぐらいが見頃かもしれません。
下山はケーブルを利用。
夕陽に輝くケーブル高野山駅から5分で極楽橋駅に到着します。
長い20kmの町石道、8時間を費やした町石道とは一体何なのか考えてしまいます。
不思議です。
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