記録ID: 2081891
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ハイキング
霊仙・伊吹・藤原
北国脇往還(北国街道)を歩く1（関ヶ原〜浅井）
2019年10月31日(木) [日帰り]
岐阜県
滋賀県
cielo-azul
- GPS
- 05:02
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 237m
- 下り
- 227m
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| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年10月の天気図 |
| アクセス |
往 名古屋〜JR〜関ヶ原 復 浅井支所〜湖国バス〜長浜 長浜〜JR〜名古屋 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
路側帯のない道路を歩行する箇所あり 通行注意 道途中で消滅箇所あり。田畑の電気柵あり。 |
| その他周辺情報 | 北国脇往還(北国街道)を歩く2（浅井〜木之本）https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2083997.html |
写真
＜JR関ヶ原駅の南西＞「東海道・関ヶ原宿脇本陣跡」門のみ。「至道無難禅師誕生地」日本禅宗祖。関ケ原宿本陣・相川家に1603年誕生。本陣番頭時、高僧・愚堂国司に30年間教え受け修行。52歳出家。異色の禅僧。
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＜JR関ヶ原駅の南西＞「東海道・関ヶ原宿脇本陣跡」門のみ。「至道無難禅師誕生地」日本禅宗祖。関ケ原宿本陣・相川家に1603年誕生。本陣番頭時、高僧・愚堂国司に30年間教え受け修行。52歳出家。異色の禅僧。
＜十六銀行といづみ屋の三叉路＞北国脇往還起点。前は中山道。北国街道は鳥居本宿で中山道と分岐。琵琶湖沿いに北進し木之本を通り越前に向かうが、こちらは関ヶ原から中山道と分岐、伊吹山沿い回り込み北上し木之本に至る。
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＜十六銀行といづみ屋の三叉路＞北国脇往還起点。前は中山道。北国街道は鳥居本宿で中山道と分岐。琵琶湖沿いに北進し木之本を通り越前に向かうが、こちらは関ヶ原から中山道と分岐、伊吹山沿い回り込み北上し木之本に至る。
＜交通要衝の電柱説明板＞北にあがる街道。奥に八幡神社が。八幡神社の右手が関ヶ原宿本陣跡。先程の起点角に「北国ゑちせん道」「右きのもと道」の1718年道標があったが関ヶ原町歴史民俗資料館に移設。
＜交通要衝の電柱説明板＞北にあがる街道。奥に八幡神社が。八幡神社の右手が関ヶ原宿本陣跡。先程の起点角に「北国ゑちせん道」「右きのもと道」の1718年道標があったが関ヶ原町歴史民俗資料館に移設。
＜関ヶ原宿本陣跡＞八幡神社境内南角。巨大なブナ科常緑広葉樹・スタジイ。樹齢が至って長く、所謂鎮守の森を形成。
＜JR跨線橋上より北＞大規模工事。関ヶ原町歴史民俗資料館の新築工事らしい。山は伊吹から南東に延びる支尾根。江戸期は神社裏周辺から北は深い森に覆われる。
＜JR跨線橋上より北＞大規模工事。関ヶ原町歴史民俗資料館の新築工事らしい。山は伊吹から南東に延びる支尾根。江戸期は神社裏周辺から北は深い森に覆われる。
＜陣場野公園・東首塚＞JR跨線橋を渡り、すぐ下が東首塚跡。関ヶ原合戦敗北の西軍武士の首は首実検後、塚を造り供養。首洗いの古井戸なども。
＜北国脇往還街道解説板＞「越前街道」「北国海道」とも呼称。福井藩（越前藩）は親藩・越前松平家。幕末に16代春嶽は坂本龍馬と呼応。参勤交代時は今庄〜木之本〜北国脇往還〜関ヶ原で中山道。鯖江・小浜藩や時には加賀藩も街道活用。
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＜北国脇往還街道解説板＞「越前街道」「北国海道」とも呼称。福井藩（越前藩）は親藩・越前松平家。幕末に16代春嶽は坂本龍馬と呼応。参勤交代時は今庄〜木之本〜北国脇往還〜関ヶ原で中山道。鯖江・小浜藩や時には加賀藩も街道活用。
＜徳川家康最終陣地＞右奥・笹尾山が石田三成陣。その手前が合戦地。東横に歴史民俗資料館。開館中だが、その横で新築工事。巨大なクレーンが稼働。
＜関ヶ原町歴史民俗資料館＞資料館前に先程の街道起点の石道標があるはず。だが、探してもない。館員に尋ねてみると工事中で石道標関係は資料館裏にまとめてあるとのこと。
＜関ヶ原町歴史民俗資料館＞資料館前に先程の街道起点の石道標があるはず。だが、探してもない。館員に尋ねてみると工事中で石道標関係は資料館裏にまとめてあるとのこと。
＜北国街道道標＞案内してもらい館の南東空き地に多くの石柱が積まれおり、その中に「北国街道」（昭和13年）を発見したが、「北国ゑちぜん道」は発見できず。
＜北国街道道標＞案内してもらい館の南東空き地に多くの石柱が積まれおり、その中に「北国街道」（昭和13年）を発見したが、「北国ゑちぜん道」は発見できず。
＜小池・小関集落＞歩道橋を渡り小池集落。生け垣や庭木が手入れされて整った街道。島津義久陣跡やら薩摩池などへの標識。次の小関集落との境は不明。小関には北国街道の関所があった？
＜小池・小関集落＞歩道橋を渡り小池集落。生け垣や庭木が手入れされて整った街道。島津義久陣跡やら薩摩池などへの標識。次の小関集落との境は不明。小関には北国街道の関所があった？
「大神宮」常夜灯。落ち着いた集落。所々の曲り角に石仏がある。右上が石田三成陣地。左には南北朝時代に築城の城山（玉城跡）東麓で大谷吉継終焉地。戦国期は竹中氏配下が居城。
「大神宮」常夜灯。落ち着いた集落。所々の曲り角に石仏がある。右上が石田三成陣地。左には南北朝時代に築城の城山（玉城跡）東麓で大谷吉継終焉地。戦国期は竹中氏配下が居城。
＜関ヶ原バイパス下と365号を横断＞365号から一旦右の台地へ。伊吹山尾根間近。ガスがかかり、ブレーカーなしでは寒い。バイパス下から南西に下り、伊吹山口南の北保育園横を通過し玉の歩道橋に向かう旧道も。
＜関ヶ原バイパス下と365号を横断＞365号から一旦右の台地へ。伊吹山尾根間近。ガスがかかり、ブレーカーなしでは寒い。バイパス下から南西に下り、伊吹山口南の北保育園横を通過し玉の歩道橋に向かう旧道も。
＜伊吹山ドライブウェイ入口東＞野仏石仏群。ほとんど顔や形が消えかかっている石仏や五輪塔が多い。現在、近江で出合うほとんどの野仏はこの状態。
＜伊吹山ドライブウェイ入口＞伊吹山は「花の山」と言われる。日本海側寒気と太平洋側暖気が常にぶつかり合い霧発生。植物には好ましい環境だが、眺望を楽しみたい伊吹山登山者には悪条件。
＜伊吹山ドライブウェイ入口＞伊吹山は「花の山」と言われる。日本海側寒気と太平洋側暖気が常にぶつかり合い霧発生。植物には好ましい環境だが、眺望を楽しみたい伊吹山登山者には悪条件。
＜玉宿＞「奥平貞治墓」家康が小早川秀秋監視の役割指示。大谷吉継攻撃の先鋒で奮闘し松尾山で戦死。
＜玉集落へ下りる坂＞しばらく365号線と共に歩き「玉区掲示板」が左にある箇所で南西に下る。玉集落は谷筋にある。
＜玉集落＞「日本書紀」壬申の乱の「玉倉部」か？壬申の乱合戦開始場所？北国脇往還では美濃玉宿と近江藤川宿の2宿が役割仕事分担。美濃・近江国境の集落。
＜玉宿＞石積み造が半端でない。たいへんな高さで精密。玉宿でも陣屋クラスの格式のある家か。江戸時代は旗本（竹中氏）領。1914年〜1945年に陸軍火薬庫設置。
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＜玉宿＞石積み造が半端でない。たいへんな高さで精密。玉宿でも陣屋クラスの格式のある家か。江戸時代は旗本（竹中氏）領。1914年〜1945年に陸軍火薬庫設置。
＜玉宿＞可愛い石仏。立ち寄れなかったが「玉照寺」や「玉神社」が上部の365号線沿いにある。
＜関ヶ原・米原境＝岐阜・滋賀県境＞この先がややこしい。洗濯物干しの住民に尋ねても「分からない」との返事。う〜む。玉宿の奥へ道を進めると林道に変わり、草道となる。
＜関ヶ原・米原境＝岐阜・滋賀県境＞この先がややこしい。洗濯物干しの住民に尋ねても「分からない」との返事。う〜む。玉宿の奥へ道を進めると林道に変わり、草道となる。
＜夫婦岩・地蔵堂？＞古い石積みがあり大きな石と小さな祠。「子安観音」のような言葉が・。夫婦岩として街道の両方に大石があったというが現在は右の女岩だけ。また、ここに一里塚が明治初年まであったよう。
＜夫婦岩・地蔵堂？＞古い石積みがあり大きな石と小さな祠。「子安観音」のような言葉が・。夫婦岩として街道の両方に大石があったというが現在は右の女岩だけ。また、ここに一里塚が明治初年まであったよう。
＜県境＞道は消滅、行き詰まり。上を見ると巨大な橋梁？下には獣よけのある畑の残骸。これ以上は道はないので一旦底部に下りてから右上の365号線に無理矢理に坂を登る。
＜県境＞道は消滅、行き詰まり。上を見ると巨大な橋梁？下には獣よけのある畑の残骸。これ以上は道はないので一旦底部に下りてから右上の365号線に無理矢理に坂を登る。
＜県境＞道路横に上がり365線に出たがフェンスがあり出られない。やや傾いているフェンスに乗って乱暴に出た場所がここ。左台地には「藤川」集落が見え、正面交叉点を右へ行けば伊吹山登山口の上野から浅井へ抜ける道。さて、これで滋賀に入る。
＜県境＞道路横に上がり365線に出たがフェンスがあり出られない。やや傾いているフェンスに乗って乱暴に出た場所がここ。左台地には「藤川」集落が見え、正面交叉点を右へ行けば伊吹山登山口の上野から浅井へ抜ける道。さて、これで滋賀に入る。
＜藤川交叉点＞交叉点を左にとってすぐを右上台地に上がると「藤川宿」。この右に上がっていく小道が531号線（県道藤川春照線）。この辺りが「シゲドウ坂」か？
＜藤川交叉点＞交叉点を左にとってすぐを右上台地に上がると「藤川宿」。この右に上がっていく小道が531号線（県道藤川春照線）。この辺りが「シゲドウ坂」か？
＜藤川＞坂道を上がると伊吹山を背に堂々とした大屋敷「藤川本陣の林家」（明治期に改築）。「藤川宿」は台地上にあり立地条件が明るい。この集落は関西（滋賀）地方で最も東の里になる。
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＜藤川＞坂道を上がると伊吹山を背に堂々とした大屋敷「藤川本陣の林家」（明治期に改築）。「藤川宿」は台地上にあり立地条件が明るい。この集落は関西（滋賀）地方で最も東の里になる。
＜藤川宿＞左に智通寺を見て、前に土蔵。街道役割で「玉宿」が上り荷物（木之本方面）、そして「藤川宿」が下り荷物（関ヶ原方面）を処理。
＜藤川宿＞天神社や白山神社参道標識の南前辺りに石垣？鎌倉時代に生きた歌人・藤原定家が数年隠棲した跡。
＜藤川宿「脇本陣・林家」＞土蔵があり大樹のある格式の高い家並み。「唯佛寺」前を通過。家屋が消え、森林に。
＜藤川学校・分校跡＞明治8年「藤川学校」創立。昭和46年伊吹町立春照小学校藤川分校。昭和49年休校、57年廃校。1年生〜4年生は分校。5・6年生は伊吹町本校へ通学。藤川西の峠や谷間の山道を徒歩通学。冬季には本校に宿泊。毎日4~5kmは歩いたのか。
＜藤川学校・分校跡＞明治8年「藤川学校」創立。昭和46年伊吹町立春照小学校藤川分校。昭和49年休校、57年廃校。1年生〜4年生は分校。5・6年生は伊吹町本校へ通学。藤川西の峠や谷間の山道を徒歩通学。冬季には本校に宿泊。毎日4~5kmは歩いたのか。
大きくカーブしながら藤古川の橋を渡り、坂を上り、寺林の集落。かつては橋はなかったようで「歩渡（かちわたり）」。深い谷。
＜寺林集落＞老朽化しつつある白壁の古い民家が残る。離れているが藤川と同集落で問屋・茶屋・酒屋・医者などあったよう。立派な庭や常夜灯のある家屋も。
＜八坂神社＞石仏群・五輪塔「ほろほろと鳴く山鳥の声きけば 父かとぞ思う 母かとぞ思う」最近そう言えば歳とともに古い時代の夢ばかり見るようになった。
＜上平寺・林道分岐点＞寺林から右に上がると365号と京極氏上平寺・城館跡や伊吹神社。こちらはだいぶ以前に訪れた。街道は直進し森の林道へ。「伐採中注意」とロープがある暗い森に突入。
＜上平寺・林道分岐点＞寺林から右に上がると365号と京極氏上平寺・城館跡や伊吹神社。こちらはだいぶ以前に訪れた。街道は直進し森の林道へ。「伐採中注意」とロープがある暗い森に突入。
＜林道・森の中＞先程の藤川分校の子供たちはこんな森の中を毎日通過し、長い距離を歩行し春照宿まで通っていたのかとつくづく驚く。それ以外に方法がないから仕方がないのだが・・。
＜林道・森の中＞先程の藤川分校の子供たちはこんな森の中を毎日通過し、長い距離を歩行し春照宿まで通っていたのかとつくづく驚く。それ以外に方法がないから仕方がないのだが・・。
遠くに伐採の音を聞きながら、これなら猪や熊も出てこないだろうと確信。だが、泥まみれた地道にはポツンポツンと獣の足跡。白い大清水林道最終点の標識を見て531号に出た。
遠くに伐採の音を聞きながら、これなら猪や熊も出てこないだろうと確信。だが、泥まみれた地道にはポツンポツンと獣の足跡。白い大清水林道最終点の標識を見て531号に出た。
＜熊出没注意・道路分岐＞しばらく歩くと立勝寺や大清水会館や泉神社湧水への狭い531号道路は再び森中の南東へ進む。こちらの街道はトラックがとばす路側帯のない危険な道をひたすら西へ。以前、関ヶ原に熊が出没してハンターが猟銃で仕留めたことも。
＜熊出没注意・道路分岐＞しばらく歩くと立勝寺や大清水会館や泉神社湧水への狭い531号道路は再び森中の南東へ進む。こちらの街道はトラックがとばす路側帯のない危険な道をひたすら西へ。以前、関ヶ原に熊が出没してハンターが猟銃で仕留めたことも。
時折歩いている道の左（南）の林内に小道があるようだし、実際明確な小道もある。この辺りの「神戸（街道南）」集落と「弥高（街道北」の間に一里塚があったようだが・・。
時折歩いている道の左（南）の林内に小道があるようだし、実際明確な小道もある。この辺りの「神戸（街道南）」集落と「弥高（街道北」の間に一里塚があったようだが・・。
＜石仏群＞道路から南に外れて向かうと森を抜け田園が広がる。大清水の北になる。田園と森の境界に細い道があり祠も存在。
＜森の中はこんな小道＞再び林に戻る。この雰囲気が北国脇往還の旧道だったのでは・・。やがて、大清水・泉神社湧水へまっすぐ南に下りる分岐。泉湧水は中山道・醒井湧水と共に有名。
＜森の中はこんな小道＞再び林に戻る。この雰囲気が北国脇往還の旧道だったのでは・・。やがて、大清水・泉神社湧水へまっすぐ南に下りる分岐。泉湧水は中山道・醒井湧水と共に有名。
大きなサツマイモ看板。1808年（文化5）に弥高生まれの松本五郎平が尾張よりサツマイモ栽培を導入。苦労の末に弥高地区の特産品とする。
＜上野交叉点＞右には伊吹ハム工場と販売所、真っ直ぐ西へ降りていけば上野伊吹山登山口、左が伊吹薬草の里文化センター。左に曲がると「野頭茶所跡」。ここの手前の福田縫製角を左折し、すぐの橋を右折でも同じ。
＜上野交叉点＞右には伊吹ハム工場と販売所、真っ直ぐ西へ降りていけば上野伊吹山登山口、左が伊吹薬草の里文化センター。左に曲がると「野頭茶所跡」。ここの手前の福田縫製角を左折し、すぐの橋を右折でも同じ。
＜野頭（のがしら）茶所跡＞松尾寺観音堂茶所跡。芭蕉句碑「頭巾召せ寒むや伊吹の山おろし」加賀千代女作？
＜住友大阪セメント伊吹工場＞広大なセメント工場と伊吹健康プラザの間の道をトラックに注意して歩行。右には堂々とした伊吹山。今でも伊吹山は採掘されている。551号線出合。滋賀銀行角。道路渡り、街道は直進。
＜住友大阪セメント伊吹工場＞広大なセメント工場と伊吹健康プラザの間の道をトラックに注意して歩行。右には堂々とした伊吹山。今でも伊吹山は採掘されている。551号線出合。滋賀銀行角。道路渡り、街道は直進。
＜春照（すいじょう）宿入口＞常夜灯(1828)が左に。街道は角を右折。中心通りは「ステンショ」道。明治16年〜22年関ヶ原〜長浜間に鉄道走り「春照駅」。南には伊吹山文化資料館。その建物は旧小学校校舎改修。
＜春照（すいじょう）宿入口＞常夜灯(1828)が左に。街道は角を右折。中心通りは「ステンショ」道。明治16年〜22年関ヶ原〜長浜間に鉄道走り「春照駅」。南には伊吹山文化資料館。その建物は旧小学校校舎改修。
北国脇往還と中山道を繋げた宿場で本陣1、脇本陣2、旅籠屋・茶店が多数。大昔は「水上」と呼ばれたが大火に何度もあい「春照」に改名した。
＜本陣・脇本陣跡＞この家の両隣の空き地が本陣と脇本陣だったと聞く？伊吹大根・伊吹艾（もぐさ）が特産で賑わいのある宿だったよう。
＜春照宿案内板＞太鼓踊りは伊吹山登山口の上野にもあり、一度見たことがあるが、なかなか品格のある勇壮な行列や踊りで見応えがあった。太鼓や鉦。時代行列。
＜春照宿案内板＞太鼓踊りは伊吹山登山口の上野にもあり、一度見たことがあるが、なかなか品格のある勇壮な行列や踊りで見応えがあった。太鼓や鉦。時代行列。
＜春照宿＞小川に架かる橋を渡ると福永伝四郎酒店。現在でも営業中。古い商家の雰囲気。昔は桝形だったよう。
＜春照・八幡社＞やがて桝形道となり、角に八幡社と善光寺如来本堂が建ち並ぶ。神社は大木が林立。
＜八幡社角にある道標＞「左 ながはま 右 北国きのもと・えちぜん」とある。ここから長浜まで真西へ直進で約9km約2時間。
＜薄と伊吹山＞小田集落に向かって野原の中を進む。小田は山東町。先程までいた伊吹町と山東町と南部の米原町は2005年合併して米原市となる。
＜小田（やないだ）八幡神社＞この場所もまた桝形道になっている。本殿は檜皮葺で重厚な味わい。
＜小田分水池＞渦を巻きながらゆったりと水が流れる。出雲井の流れを3つに分水。昭和28年整備。水を公平に分配する施設。これだけの工夫した後も紛争も起こったよう。治水・利水は農民の命。
＜小田分水池＞渦を巻きながらゆったりと水が流れる。出雲井の流れを3つに分水。昭和28年整備。水を公平に分配する施設。これだけの工夫した後も紛争も起こったよう。治水・利水は農民の命。
＜姉川へ＞姉川に向かって小田から田んぼの中を歩いて行く。姉川上流は江戸期は「春照川」とよばれ「越前橋」が架かっていたよう。
＜姉川＞土手に上がる前に電気柵入口があり、自分で開け閉め。土手に入ると旧「小田橋」橋脚が並び残る。遠くに見える「井之口橋」まで行かないと渡れない。
「井之口橋」手前の右が小公園になっていて、ここにも分水池があり渦を巻いている「井之口分水」とあり解説がある。
「電気柵」があちこちに。電気柵に触れないように、触らないように。姉川を渡ると長浜市に入る。
草だらけの「井之口橋」を渡り、田んぼの中のあぜ道を横切り、「板浅東部広域農道」に合流。伊吹が美しい。すぐに墓地が道路向こうに見えるが、この辺りに一里塚があったようだ。伊吹山の左は七尾山。
草だらけの「井之口橋」を渡り、田んぼの中のあぜ道を横切り、「板浅東部広域農道」に合流。伊吹が美しい。
すぐに墓地が道路向こうに見えるが、この辺りに一里塚があったようだ。伊吹山の左は七尾山。
すぐに墓地が道路向こうに見えるが、この辺りに一里塚があったようだ。伊吹山の左は七尾山。
「広域農道」は七尾山山麓を北上する。トラックや自家用車がスピードを出して横を通過する道でもある。
＜旧道南入口＞しばらくの農道歩きの後、本来の旧道街道？に入るために右分岐に注意。「空きカンポイ捨てダメ」と書かれた大看板などが建つ場所が入口か。草が繁茂。今回は七尾山山麓を通過する旧道に入らず、広域農道端を通過。
＜旧道南入口＞しばらくの農道歩きの後、本来の旧道街道？に入るために右分岐に注意。「空きカンポイ捨てダメ」と書かれた大看板などが建つ場所が入口か。草が繁茂。今回は七尾山山麓を通過する旧道に入らず、広域農道端を通過。
＜広域農道＞交通量はさほど多くはないが、トラックが3〜4台連続通過する時は恐怖感。左右どちらかの側道が広いとそちらに移りながら前進。長い直線歩行。途中、森が消えて田畑が広がる場所は「山田千軒」と言われた休息所があった「初鹿野（はじか）」辺りか？
＜広域農道＞交通量はさほど多くはないが、トラックが3〜4台連続通過する時は恐怖感。左右どちらかの側道が広いとそちらに移りながら前進。長い直線歩行。途中、森が消えて田畑が広がる場所は「山田千軒」と言われた休息所があった「初鹿野（はじか）」辺りか？
＜相撲庭（すまいにわ）・広域農道＞途中に小さな祠や記念石碑などある。同時にアップダウンも結構激しい。やがて「相撲庭」集落標識があると旧道と合流する「今荘ぶどう園」は近い。
＜相撲庭（すまいにわ）・広域農道＞途中に小さな祠や記念石碑などある。同時にアップダウンも結構激しい。やがて「相撲庭」集落標識があると旧道と合流する「今荘ぶどう園」は近い。
＜今荘ぶどう園＞ぶどう園が見えてきて恐怖の広域農道並列歩きも終わった。なお、この手前で真南に下りる道があるが山東町や三島池に向かう道。
＜旧道北入口＞今荘ぶどう園横に北国脇往還の旧街道が見える。街道は南の森の中へ消えている。ここでは舗装道だ。今回通過しなかった旧道をいつかは歩きたい。
＜旧道北入口＞今荘ぶどう園横に北国脇往還の旧街道が見える。街道は南の森の中へ消えている。ここでは舗装道だ。今回通過しなかった旧道をいつかは歩きたい。
＜天神神社＞北国脇往還はぶどう園横北西に上がる。左側に天神神社と石柱が見え、広域農道の下をアンダーパスでずっと参道が続く。春は桜並木が美しい。
＜今荘・観音堂＞これまた高い木に囲まれている。反対側の右側には巨木が建ち並ぶ観音堂があり、その前には奇妙な形をした巨大な常夜灯が建つ。
＜佐野・轟神社＞2つの社が並列した興味深い社。土塁などの遺構があり、浅井氏に従った佐野氏の居館が戦国期にあった。
＜佐野・北国脇往還標識＞どうも元気がない標識。集落には茅葺き屋根にトタンをのせた屋根をもつ古い民家が沢山。
＜佐野・並ぶ石仏群＞伊吹に代わって「金糞岳(1317m)」が美しい。その左横奥は「横山岳(1132m)」か。この辺りが起点より16�辧０賣つ佑�あったよう。
＜佐野・並ぶ石仏群＞伊吹に代わって「金糞岳(1317m)」が美しい。その左横奥は「横山岳(1132m)」か。この辺りが起点より16�辧０賣つ佑�あったよう。
＜南を見て姉川堤防＞田園の向こうに姉川堤防と樹木。この辺りが姉川古戦場。1570年浅井・朝倉軍約1万8千人対織田・徳川軍約2万8千人の合戦。織田・浅井両軍は字名で「野村合戦」、朝倉氏は「三田村合戦」と呼ぶ。「三田」は野村の西集落。
＜南を見て姉川堤防＞田園の向こうに姉川堤防と樹木。この辺りが姉川古戦場。1570年浅井・朝倉軍約1万8千人対織田・徳川軍約2万8千人の合戦。織田・浅井両軍は字名で「野村合戦」、朝倉氏は「三田村合戦」と呼ぶ。「三田」は野村の西集落。
＜野村宿入口＞国道12号線？大橋？と野村公開堂。「野村」は「春照」と「伊部」間の間宿（あいのしゅく）。旅人宿約20軒。
＜野村宿を見る＞水路が発達。水路が様々に流れる。この奥に水車がある。名物は「彦馬柿」。合戦時、野村の集落南の川は血に染まり「血川」と呼ばれた。
＜野村道標＞「右 北国道 左 江戸・谷汲」大名の御休所の「佐々木家」も残っているらしい。佐々木家の路地門は越前福井藩主の下賜金で建立。
感想
伊吹山は何十回と登ってきたが、その山麓のことは未だに知らないことが多かった。その広大な裾野に多くの文化や歴史をもつ集落を内包。地域の真ん中には北国脇往還という街道が貫き、そこに生きる人々を支えて発展させてきた。極めて寒い朝だったが太陽と共に気温は上昇。様々な困難と遭遇した街道歩きだった。
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