錫杖岳 烏帽子岩前衛壁 注文の多い料理店


- GPS
- 12:07
- 距離
- 5.0km
- 登り
- 849m
- 下り
- 827m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | ●かつ玄 本店 http://www15.plala.or.jp/katsugen/honten.htm |
写真
感想
ジムで「一緒に錫杖行きたいねぇ」と話してから、数ヶ月。
所属会の異なるSちゃんと、三ツ峠でマルチトレ、レスキュートレ、瑞牆フリーマルチを経て、無雪期錫杖へ。
当初10月初旬の週末を予定していたが、天候不良で9月に一緒に登れなかったので、「どうせなら空いている平日に行きましょう!」ということに。
Sちゃんは初、自分は2年半ぶりの錫杖。
アルプスがそろそろ冬支度の為、最後のチャンス&寒さは覚悟の上だったが天気は良好!
●アプローチ
2週間前に入った友人より、台風の影響はない旨の情報は得ていた。
渡渉ポイントの水量は少な目。飛び石でも行けそうだったけれど、登攀前に濡れるのを避ける為に、靴を脱いで渡る。
錫杖沢への分岐は、錫杖沢を正面に見る位置なので見落とすことはない。出合いの幕営地には、平日のためかテント無し。
錫杖沢の左岸の踏み跡を壁に向かって進むと、左方カンテの取付きに着く。岩壁を回り込むように左へトラバースすると注文の取付き。
●錫杖岳烏帽子岩前衛壁 注文の多い料理店
2人とも初見の為、じゃんけんで順番を決める。#5はフォローが持って上がることに。
奇数ピッチ yachimayuリード
偶数ピッチ Sちゃんリード
1ピッチ目
階段状だが、少し逆層気味。カムでプロテクションを取りながら、テラスへ。
2ヶ所残置の終了点があり。
2ピッチ目
トラバース後、フレーク状のクラックを上がる。出だしは少し広め。
左上後、右に折り返してハングの少し下で切る。
3ピッチ目
コーナークラックから、ハング越え。#4というイヤ〜な幅。
コーナーに#3、ハングの下に#4を2つキめ、右のフェースの細かい足を拾って身体を上げる。
あとは#3〜4幅のコーナークラック。
難しくはないが玉切れの為、カムをずらしながら。地蔵テラスで切る。
(短い残置ロープあり。フィックスかな?と思ったら、引っかかってるだけ。ハングにはカム#4の残置もある。スリングは切られているので邪魔なだけ。)
4ピッチ目
コーナークラックをテラスまで。何気にここで#5を使う。
5ピッチ目
コーナークラックは#5サイズだが、ダブルクラックの左はハンドサイズ。
クラックを抜け、左の草付きを木登りし、スラブを2m程上がると終了点(左方カンテとの合流点)。
6ピッチ目
時間に余裕があり、またSちゃん初錫杖につき、登っておくことにする。
右側の灌木沿いでなく、スラブを直登。凄い!草付き帯の灌木まで。
7ピッチ目
歩きで左方カンテ終了点まで。
同ルートを懸垂下降4回で取付きまで。左方カンテに1組のみ、終始貸し切り。
●下山
登りはそうでもなかったが、笹藪の下りが地味に嫌らしく、錫杖沢出合から登山道への合流点が分かりづらい(行くのは簡単だったのに・・・)。
朝は暗くて見えなかった綺麗な紅葉を楽しみながら下山。
そして・・・渡渉でドボン。(泣!!恒例になりそうでヤダー!)
●晩ごはん「カツ玄」
いつも行列とのことだが、平日のためかすんなり入れた。美味しかった!
<装備>
・50m ダブルロープ 2本
・#0.1〜0.2は1セット、#0.3〜5までを2セット
<感想>
周囲の友人達は既に行っていたので、一緒に行ってくれる人探しから始まった注文の多い料理店。共通の知人を通じてアルパイン志向なのは知っていたので、思い切って声をかけた。
顔見知りではあったけれど一緒に組んだことのなかったSちゃんと、あれこれ相談し、一緒に練習し、このルートに行けたのが楽しくて、嬉しかった!
ほんとに、ありがとーっ!
来年、今度は本峰に行こうね!
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