滝子山南稜・大谷ヶ丸・イワカガミハイク
- GPS
- 08:46
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,413m
- 下り
- 1,433m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
滝子山南稜は岩尾根ではあるが、さほどの危険箇所は見当たらなかった。下ることもできそう。滝子山から大谷ヶ丸は一般コースで曲沢峠付近から道証地蔵への道も途中多少不鮮明な場所もあるが、方向を誤らずに慎重に地図などで確認すれば長いが問題のない道。 |
写真
感想
滝子山イワカガミ・ハイク(5月18日(水)のハイキングの記録。)
笹子駅の正面に見える滝子山、日曜日にセーメーバン方面を歩いたとき、印象的な山容が見えた。この山のイワカガミが開花を始めたという記事をインターネットで見つけ、少し早めだが行って見ることに。
高尾で松本行きに乗り換えて笹子駅に7時6分到着。トイレを済ませて身支度を整え,駅舎を出ると笹子周辺の大きなハイキング地図。本社ヶ丸、滝子山、笹子雁ヶ腹摺山などのコースが出ている。
甲州街道を初狩方面下っていくとすぐ笹一酒蔵の大きな看板が見え、酒蔵(工場)と販売店舗などが出てきた。この辺りでは有名な蔵元らしい。ハイキングの帰りにいつか寄ろうと思った。しばらく甲州街道を下ると吉久保入口バス停が見え、滝子山への案内があった。左折して吉久保集落に入り、稲荷神社をすぎると、感じのよい田園風景。その先で中央高速を渡ると滝後山の稜線が見えてきた。振り返ると本社ヶ丸、鶴ヶ鳥屋山などが見える。よい感じの風景。又来たくなる場所だ。
しばらく進むと集落が終わって林道のような道になり、大鹿川を渡る。その先に寂ショウ苑の看板と入口。登っていくと別荘のような建物。山小屋を作る会と登山口の看板および地図。出発は7時52分ころ、20分ほど上ると送電鉄塔を通過、8時14分ころ林道に出た。ここで行動食を補給し、忘れていた準備体操をして、再度出発。しばらく急坂を上ると尾根の上に出る。気持ちのよい新緑の尾根歩きはよいものだ。こうしてGPSで高度や進路を見ながら1時間半くらい歩くと、高度1200mを過ぎる。そろそろイワカガミの岩尾根になると思ったが、岩稜は出てきても、イワカガミはなかなか出てこない。
9時55分過ぎ、標高1300mを越えると、ようやく最初のイワカガミ。まだ数株だけの小さなもの、そのうち少し開花を始めていた。まだまだ開花したばかりかと残念に思ったが、登るにしたがって大きな群落が出てきた。しかも多くの花が開花しているものもーー。オリンパスペンを出して撮影にかかる。赤い色が濃い。すばらしい群落が次々に出てきた。これは来た甲斐があったなと納得。数百枚もとり続けた。撮影しながら少しづつ進む。一時間くらいゆっくり進んで11時少し前、ようやく稜線に出た。そこには滝子山と左、浜立山の道標が会った。南稜は下りは危ないと書いてある。さほどでもないと思われる。ただ昭文社の地図にも出ていない浜立山への下降路への道標が出ているのは、現実が先行しているようだ。さらに20分弱で山頂に出た。
山頂からの展望がすごい。少しガスってはいたが、南側に富士山、三つ峠、本社ヶ丸や、北側に大菩薩、小金沢連稜などが見える。遠くの八ヶ岳などはガスで見えにくい。イワカガミの岩稜を登っているときに下から聞こえてきた熊よけの鈴のハイカーが遅れてやってきた。ここ一月ほど運動不足の上、昨夜の見すぎてばててしまったらしい。さらに東稜から登ってきた町田のハイカー。ここには10回以上きて、みな違うコースを歩いているという。そこで昼食を食べながらいろいろなコースの状況、良し悪しなど町田ハイカー氏からいろいろお聞きした。面白かった。東峰、大谷ヶ丸などの道もお勧めだという。埼玉の飲みすぎハイカー氏はすみ沢コースから早めに戻るつもりだが、浜立分岐に向かおうとした。コースを勘違いしていた。そこで鎮西ヶ池まで同じなので一緒に歩いた。鎮西ヶ池は小さな池だが、祠や鳥居、感想ノート箱まであった。その先の分岐で別れ、大谷ヶ丸に向かった。平日だが滝子山は人気があるらしく、山頂にも次々にハイカーが現れ、鎮西ヶ池周辺でもいくつものハイカーのグループとすれ違った。大谷ヶ丸に向かう途中も数人の高齢ハイカーとすれ違ったが、どこから来たのだろう?
最初はほぼ水平のなだらかな広葉樹の明るい道を進むとキジムシロ、やスミレの仲間、その他名前のわからない白い花(見かけたことありそう)など、それにワラビのような植物ーー30分くらい歩くと、右側が少し開け、ホリヌキドウミなどが見えそうで見えない。そのうち登りが始まり、けっこうきつい。気づかないうちに足に来ていたようだ。これではあまり遠くまで行けそうもない。タカネザクラやオカメノキなどを見ながら、さらに進むと、分岐から一時間くらいあるいて1時過ぎ、大谷ヶ丸に到着。ここから先、どう下山するか考えながら進む。1643mの大谷ヶ丸から250m一気に急傾斜の道を下り、30分くらい下ると、急に広い刈払った場所に出た。林道かと思ったが、これは後から調べると防火帯らしい。この防火帯には入らず細い踏み跡をたどると10分ほどで13時44分ころ、コンドウ丸に出た。1392m。ここで一休みして残りの昼食を食べて足を休ませ、曲り沢峠に向かう。20分もしないうちに2時少し前、曲り沢峠に出た。ここは大鹿峠、滝子山、田野、大谷ヶ丸、笹子駅などへの分岐になっている。当初は大鹿山手前から景徳寺、甲斐大和駅に出るつもりだったが、やや疲れを感じたのと、笹子に戻って笹一酒蔵によってお酒を買うことにした。小休止して笹子に下る決心を固めて、下山にかかる。そうと決まれば、一気に下る。30分しないうちに滝子山、大鹿峠分岐まで下る。しかしまだ標高は1200m以上。これから6−700m下らねばーー。沢沿いの道を一気に下り、3時過ぎに、林道まで下った。道証地蔵の登山口だ。林道を30分くらい下ると最初の出発点の寂ショウ苑を通過。4時ころなんとか笹一酒蔵に到着。山ガールご一行が休憩していたがこちらはお酒コーナーに直行。味見をして二種類の純米酒を速攻で購入。ひとつは一番安い純米酒、大月。これは地元のお米で作ったお酒で、価格も手ごろで飲みやすい。もうひとつは純米酒笹一。すっきりした飲み心地。冷酒に適する値の張る吟醸酒は今回はお預け。急いで駅に向かい、駅の手前の笹子餅工場で餅を買い、、16時21分の高尾行きに飛び乗った。セーフ。笹子餅と買ったばかりのお酒で楽しんで帰宅した。
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