廃林道を辿って藪の赤岩高山へ（奥会津）

2019年11月03日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 15.2km
• 登り: 576m
• 下り: 559m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:25
• 休憩: 2:15
• 合計: 6:40

6:30 広沢林道入口
7:00 7:25 登山口
8:10 8:25 P1444
9:10 9:20 林道終点
9:25 薮取付
10:00 10:45 山頂
11:10 11:15 林道終点
11:30 11:40 P1444
12:15 12:40 登山口
13:10 広沢林道入口

（区間距離）広沢林道入口 → 登山口　約2.7Km
登山口 → 廃林道終点　 約4.4Km

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

（福島県）檜枝岐村（国道352） → 御池 → 広沢林道

コース状況／危険箇所等

（国道 352）御池から先の銀山平方面は幅員狭し。車両交叉に要注意。
　　　　　　尚R352は、11/11(月)AM9:00以降御池から銀山平方面は通行止めの予定です。
　　　　
（広沢林道）入口にチェーン有。(通行止の表示)
　　　　　　砂利道の轍が洪水に洗われ、深い溝となっている箇所有り。(跨いだ轍に車が滑り落ちると、タイヤが宙に浮く)

（廃 林 道）背丈以上の藪もあるが、踏み跡は明瞭。

（廃林道終点〜山頂）灌木と笹混在の完全な藪。

写真

前日入山口の開閉状況を確認の為R352を御池から銀山平方面へ向かう。何と云う素晴らしさ。

ライダーも結構多い。

入山口となる広沢林道に着いた。

入口のチェーンは巻き付けられ開放状態だ。明日は多分大丈夫だろう。

開閉状態を確認し今日は一旦檜枝岐村迄戻る。

入山当日の夜明け。東の空が明るくなって来た。

七入山荘手前で前方に燧ヶ岳を捉える。（ピンボケ）

広沢林道入口。大丈夫だ。

オフロード、タイヤバーストに気を付けながら進もう。

等高線1300付近で難所出現。荒れた轍を跨ぐしかない。

P1371東側の鞍部広場に出た。振り返れば燧が見える。

薄曇り、気温8℃。身支度後クラクションを鳴らして西側の廃林道に入る。

笹やカヤが繁茂するが、踏み跡は明瞭だ。朝露対策のカッパとゴム手袋は正解。

泥濘みもあるが、迂回可能。

倒木が現れた。下を括って通過。

藪は徐々に濃くなるか？

と、思うとこんな開けた所もある。

東側から中間点のP1444を捉える。

道は西斜面に変わり、P1412西側付近からは平ヶ岳山陵が見渡せるた。

その左先の ”テーブルマウンテン” は？景鶴山(2004)だろうか？

古い倒木、土に帰る。

標高1400付近は既に落葉。

廃林道から今日のピークを捉えた。ここまでは山容を捉えることが出来ない。

廃林道終点付近に到着。広場となっている。

右手（東方向）の薮から進入。

山頂付近は背丈を超える蜜薮。

高見を目指して進む。

目視最高点。付近の標点（三角点）を探すが見当たらない。縦横に30分以上も探しまわったが発見出来なかった。

探索を諦め密薮を戻る途中で南方に燧が頭を出した。

廃林道に降り立ち一息入れて往路を引き返す。往路気付かなかった紅い実はグミの実。懐かしく残り実5粒程を戴いた。

ヤマハハコ。山花も最後だ。

P1444東側迄戻った。東方稜線は会津駒ヶ岳の稜線だろう。

大杉岳だろう。滅多に見れない会駒山稜の西側風景か。

大きく廻り込んで倒木付近から北方にP1444を振り返る。

間もなく登山口。僅かな陽射しに黄葉が綺麗に透ける。

最後の紅葉もみじ。

登山口帰還。誰とも会わなかった。今日は往復 8.8キロ、標高差も少なく楽チンだった。

気掛かりだった難所を無事通過しオフロードを下る。

入山口に到着。ひときわ美しい付近の紅葉。ありがとう赤岩、ありがとう紅葉。

下山後はP352を一路檜枝岐へ。正面は燧。

尚も美しい紅葉に思わず停車。

沿道には美しい滝も。

檜枝岐村で共同浴場と名物「裁ち蕎麦＆きのこのおしんこ(漬物)」を食した。　〜 スライドショー 終り 〜

(おまけ)檜枝岐の珍味「はっとう」

(おまけ)檜枝岐の珍味「きのこのおしんこ」

装備

個人装備

行動食 非常食 地図（地形図） GPS ヘルメット カッパズボン＆ゴム手袋

感想

tonkara

1,紅葉登山第2弾として福島県奥会津桧枝岐村の藪山「赤岩高山」(1,496.9M)に登りました。
2,新潟・福島県境の奥只見湖に近いマイナーな辺境の薮山ですが、数年前から紅葉期に訪ねたいと憧れていた山です。
3,一部荒れた砂利林道と廃林道を辿り、薮中の三角点を探るルートでしたが、密薮に阻まれ三角点は発見出来ませんでした。三角点不明はこれまでも体験済ですが少し残念でした。
4,しかし、大好きな寂れた廃林道歩きや色濃い奥会津の燃えるブナ紅葉などを存分に堪能出来て十分満足でした。
5,尾瀬の北の玄関口でもある檜枝岐村は温泉と蕎麦そして珍味(はっとう、きのこのおしんこ、山椒魚の唐揚げ等)と、山だけではなく食通にも魅力的な村です。ぜひお訪ね下さい。
6,帰路は予想通りの渋滞（塩原温泉付近と東北道登り上河内SAから先）に遭遇し、登山より疲れました。（笑）

コメント

myokohiuti

イイですね〜 はっとう
tonkaraさん　お久しぶり〜

赤岩高山ですか、といっても聞いたことあるような無いような。紅葉がきれいですね。やっぱり奥会津の深山ですね。
はっとう、いいですね〜。故郷では「じゅうねん」なんて言ってますが、「えごま」ともいうんですね。それが実に美味い。
山椒魚は民宿に泊まった時に食膳に出ました。囲炉裏端で焼いた串焼きの山椒魚。こちらは何となく気味が悪いけど食べてみるとそうでもないですね。
フグの毒も、何年か漬けておくと食べられるようになるようですし、その他にも毒があっても毒消しの方法があるんですね。極端にいうと、世の中に食べられないものは無いのではないか、とさえ思ってしまいます。先人はその方法をどうやって見つけたんでしょうね。不思議です。

tonkara

Re: イイですね〜 はっとう
myokohiutiさん、こんにちは

ご無沙汰です。
「はっとう」は本当に美味しいですね。３片510円(税込)で高価でしたが、元来平民の私にはご法度？の珍味なので仕方がないのだと妙に納得しました。😅
成分はそば粉に米粉と自然薯(の粉)も加えているようですから、「じゅうねん」とも称されているのでしょうか。

近代はパンやラーメン等小麦食材の店ばかりが増えて、蕎麦屋は探す程となりましたね。🥴
田舎育ち故え山歩きでは蕎麦粉が食べたくなり必ず蕎麦屋に寄っています。土産も自然に栃餅やエゴマ、キノコ、赤蕪、麦芽糖など山の幸になりますね。

(追伸)写真末尾に「はっとう」と「きのこのおしんこ」を追加しました。

kamadam

奥会津の秋
こんばんは。tonkaraさんらしい、渋〜いレコを堪能させていただきました。
紅葉も丁度良かったようですね。光の当たる葉は何とも言えず奇麗です。

「はっとう」というのは初めて聞きました。いつか賞味してみたいものです。

tonkara

Re: 奥会津の秋
kamadam さん　こんにちは

コメント有難うございます。
今回は人気の会駒や燧の喧騒を敢えて避け、奥只見湖畔のマイナーな藪山を目指して静かな廃林道歩きを楽しみました。ブナの紅葉は終盤でした。
　
はっとう(ソバ餅)は幼少期良く食べた蕎麦がき以来の懐かしい味でした。
エゴマ(甘)味噌も近年好物となり、奥会津の山帰りには毎回「えごまの葉みそ」をお土産にしている程です。(笑)