奥山に もみじ ふみわけ…大峰山
- GPS
- 04:17
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 540m
- 下り
- 523m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
大峰山への登山は、貝屋の桜公園から登るのが一般的で、登山客も多いのですが、私はその裏側の菅谷不動尊から箱岩峠を経て、登るコースが気に入っています。距離は長いのですが、櫛形山脈の西端の尾根をたどる、比較的ゆるやかな山道で、ともかく静かで、景色も良く、年に数回登っています。このコースで、人に会うことはめったになく、その割に、道は整備され歩きやすいのです。
この日も、休日とはいえ、誰もいないだろうと思っていましたが、箱岩峠のところで、車でやってきた3人のグループがいました。箱岩峠近く、県道わきに駐車スペースがあるので、ここに車を置いて、ピストンする方法もあるのですが、私はたいてい、下りは馬越コースに道を取り、菅谷不動尊に戻る、周回登山をすることが多いです。
この日は晴れの特異日で、そのとおり青空のもと、色鮮やかな紅葉を楽しみながらのんびりと、静かな山登りを楽しむことができました。
さらに、思いがけず、途中で、今年初めてのナメコに出会うことができて、何とも嬉しくなりました。ナメコはまだ少し小粒でしたが、その金の輝きは、いつ見ても美しいものです。この自然の恵みをいただいて、帰るこることができたのは、幸運でした。
大峰山を越え、チェリーヒュッテのある展望広場で、日本海を眺めながら食事をしている時、桜公園から登ってきたという、女性と、ひととき話をしました。話題は、熊被害のことになり、女性は最近頻発する熊の事故を見て、今日初めて熊鈴をつけて登ったそうです。ただ鈴の音が気になって、仕方がないとのことでした。確かに、最初に鈴をつけて登った頃ははやかましくてしょうがなかったことを思い出しました。私は40年近く山に登っているけれど、一度も熊に遭ったことがないというと、ちょっと安心しましたと、女性は笑っていました。
帰りは、馬越コースの杉林の中の谷を下ります。馬越登山口からは、二王子岳や五頭山を眺めながら、田んぼの中の農道を行きます。途中の田んぼの脇に小さな菊の花畑があって、花の間を、橙や黄色の蝶がとびかって、一幅の絵のような光景を目にすることができました。
ところが、もうゴールも近い、農道の脇に、大きな黒い塊があるのが目に留まりました。動物の糞で、この大きさからいうと熊のものと思われます。ドングリが未消化のまま残ったりしていました。このあたりにも、熊が出没していることを、実感しました。思わず足早になり、菅谷不動尊にたどり着いたのでした。
その夜は、採ってきたナメコで、きのこ汁をして、いただきました。山のめぐみに感謝しながら、味わって食べました。美味でした。実に。
コメント
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初めまして。
新発田に住んでいますchacoと申します。
何度も足跡を残してすみませんでした。
昨日、菅谷不動尊から大峰山への記録レコを使わせて頂きました。
2回ルートミスをしましたがお陰様で楽しい山行きができました。ありがとうございました。
24日のレコ読ませていただきました。菅谷不動尊を抜けてから、間違えられた道は、もしかして昔の登山道かもしれません。このルート、いつもは、集落を抜けて、箱岩峠まで県道を行くのが常でした。しかし、この日は、子供のころ登った時は、確か不動尊の境内を抜けたことを思い出し、行ってみたのです。でも、道迷いも、何事もなければ、時に楽しいものです。レコ、楽しく読ませていただきました。
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