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Yamareco

記録ID: 209633
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ハイキング
磐梯・吾妻・安達太良

磐梯山

2012年07月22日(日) [日帰り]
 - 拍手
zaoluck その他10人
GPS
06:19
距離
8.2km
登り
720m
下り
710m

コースタイム

八方台登山口8:28→8:57中ノ湯跡9:02→9:30標高1500m付近見晴台9:40→10:12お花畑分岐→10:19弘法清水10:44→11:15磐梯山頂11:30→11:58弘法清水12:43→12:58お花畑分岐→13:32標高1500m付近見晴台13:42→14:00中ノ湯跡14:15→14:35八方台登山口
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
八方台峠には30台程度駐車可。
コース状況/
危険箇所等
 危険個所、迷い個所とも特になし。弘法清水に2店、山頂にも1店の茶屋が営業中(7月22日現在)。
 中ノ湯には足湯がしつらえてありますが、かなりぬるめです。
休暇村裏磐梯より磐梯山
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休暇村裏磐梯より磐梯山
中ノ湯跡到着。ほんのり硫黄臭が
中ノ湯跡到着。ほんのり硫黄臭が
ブクブクとお湯…ではなくて水が湧いていた
ブクブクとお湯…ではなくて水が湧いていた
ハナチダケサシ?
ハナチダケサシ?
花名調査中
カラマツソウ
赤いモミジの花(実?)
赤いモミジの花(実?)
弘法清水で待つと雲が割れて頂上が
弘法清水で待つと雲が割れて頂上が
最後はくっきりと
最後はくっきりと
山頂間近。空の青と緑の大地のコントラスト
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山頂間近。空の青と緑の大地のコントラスト
ウスユキソウはエーデルワイスの仲間
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ウスユキソウはエーデルワイスの仲間
ミヤマオトギリソウ?
ミヤマオトギリソウ?
山頂にて「登頂バンダーイ!」
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山頂にて「登頂バンダーイ!」
たぶんシモツケ
一本だけ見つけたハクサンチドリ
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一本だけ見つけたハクサンチドリ
弘法清水の店が見える
弘法清水の店が見える
弘法清水の売店前から檜原湖
弘法清水の売店前から檜原湖
イワシャジン
お花畑より山頂
コウリンタンポポ(お花畑)
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コウリンタンポポ(お花畑)
1500m見晴台にて、左から檜原湖、小野川湖、秋元湖。手前には銅池も
1500m見晴台にて、左から檜原湖、小野川湖、秋元湖。手前には銅池も
檜原湖アップ
秋元湖の向こうは西大巓とグランデコスキー場
秋元湖の向こうは西大巓とグランデコスキー場

感想

 今回は職場のウオーキングサークルの例会で会津磐梯山へ。曇りか雨の予報が外れ、まずまずの登山日和となった。このところの太平洋側の涼しさは、いわゆる山背の吹く気圧配置に近いためで、当方の山形在住の経験からすると、東北でも内陸〜日本海側は概して晴れ間が覗くことが多い。その期待通りに爽やかな天気に恵まれ、21日は檜原湖でカヌー体験、翌22日は磐梯山登山を楽しむことができた。
 その22日朝、宿泊した休暇村裏磐梯の窓からは磐梯山がほぼ全身を見せていた。間もなく雲に隠れはしたが、雲底は高く少なくとも雨の気配はない。我が一行11人が車3台に分乗して八方台峠に到着すると、既に20台ほどが駐車していた。評判通り人気のある山のようだ。
 8時半前に出発し、まずはゆるゆるとブナ林を登る。勾配が増して樹種がダケカンバに変わりだした辺りで別の団体に追いつかれ、小休止とした。年齢層は高いが元気な団体さんで、聞けば静岡・清水からバスで来た元ランナー主体のグループだとか。本当か嘘か「後期高齢者(75歳以上)、行きまーす」と抜いて行く陽気な方もいて、その体力に舌を巻いた。
 我々はこの辺で速い人、遅い人、普通の人の3集団に自然分割してしまった。先頭は元気な女性3人でzaoluckが雑用係で付き従う。ほどなく標高1500m付近の見晴台に到着。ガスが薄まり、檜原湖など下界が見通せるようになってきた。
 先頭集団は長く休まずに進発する。しばらく南西斜面をトラバースし、また急坂で100mほど登ると早くもお花畑分岐に着いてしまった。トラバース中に白くかかってきたガスは晴れ、薄日が差してきている。女性陣はここでも休まず再出発。ごく緩い勾配の登山道を辿っていくと、意外にあっけなく弘法清水に着いてしまった。
 ここで普通組、遅い組の到着を待つ。山頂や櫛ヶ峰はガスに沈んでいたが、見ているうちにどんどん晴れて全身を現してくれた。グイッとせり上がる頂上を見て戦意喪失しそうな一部メンバーを叱咤し、リュックを店に預けて身軽になった上で登頂を試みることにした。
 道はいきなり両手を使いたくなる急登となる。樹木が小さくなり、日向に出ると暑い。ここまで道端の花が少ないのが難点だったが、頂上近くなってエーデルワイスの仲間というウスユキソウがたくさん現れた。名残のハクサンチドリもたった一株咲いている。腕時計の高度計を見て「あと少し」と声を掛けて歩いていたら、ふいに視界が開けて岩の積み重なった山頂に着いてしまった。気圧が上がったと見えて、高度計が30mほど低い標高を示していたことによる嬉しい誤算。オヤジギャグ世代は早速、山頂で両手を挙げて「ばんダーい!」とやっている。
 猪苗代湖方面は雲に隠れているが、頭上は良く晴れて降水確率50%の予報が嘘のようだ。記念写真を撮り、頂上売店のお兄ちゃんを冷やかして、おなかも減ったので早々に山頂を辞して弘法清水へ引き返した。
 シモツケやイワシャジンの咲くお店の前の広場でお握り三つの弁当をペロリと平らげ、お花畑経由での下山を開始。荒々しい爆裂火口跡を見ながら「お花」を探すが、残念ながら季節がずれたのか、花はほとんど咲いていなかった。下りは一応11人がまとまって歩いていくが、そろそろ膝に来ている人もいて慎重にペースを調整する。
 1500mの見晴台からは往路以上にすっきりと裏磐梯の湖沼が見下ろせた。見るうちにも雲が消えて、秋元湖の上にグランデコスキー場などが遠望できた。中ノ湯跡の休憩中には、弘法清水付近ですれ違った愉快なトレラン青年が追いついてきて、女性陣と話している。10日間の連続休暇を取って車で東北一円を回っているそうで、山では走るが車では「お金がかかるので」高速を一切使わず移動中なのだとか。
 さて、ここまで来れば登山口も近い。疲れの見えかけた一行にも余裕が戻り、変わった鳥の声を聞いて「なんの鳥だろう」と話し合ったりしている。小さな石の祠を過ぎ、間もなく全員無事に登山口へ到着した。その直前、男1名が脱兎のごとく走り出したが、後で訳を問うと「トイレが切迫していた」とのこと。携帯トイレを買ったメンバーもいたが、確かに途中トイレのないことが、このルートの難といえば難かもしれない。

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コメント

楽しそうですね
バンダーイですか  皆さんの楽しそうな様子が文章から伝わってきました。近く、東北地方に単身赴任しそうなので、会津方面や蔵王方面にも行ってみたいと思いました
2012/7/25 17:35
プロフィール画像
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技術レベル
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