槇尾山 / 変化に富んだ快適ハイキング
- GPS
- 05:35
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 797m
- 下り
- 802m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
清水滝付近の側川渓谷はかなり通行が難しい。 その他は整備も行き届いた快適な道。 |
写真
感想
10月、11月と忙しくてなかなか山へ行けそうな日がなく、今シーズンはもう終わりかなと思っていたのであるが、10日の日曜なら夕方までは時間があるので近場の山なら行けそうだということになり、いつか行こうと思っていながらなかなか足が向かなかった槇尾山へ行くことに。
満願寺近くの無料駐車場に車を停めて7時半に出発。まずは施福寺へ向かい登って行く。少し期待していた紅葉は、ところどころ色づいてはいるものの、まだまだこれからといったところ。
まあまあ急な参道を登ること30分、法螺貝の清めの音が響く施福寺に到着。以前はここから蔵岩や山頂へ向かえたそうなのだが、今は寺によってルートが封鎖されているため、遠回りして山頂へ向かう。
8:50、槇尾山最高点の捨身ヶ岳(600m)登頂。木に「槇尾山」と書いた木札がかかっているだけの質素な山頂。ここはさっさと先にある蔵岩へ向かった方がよさそうだ。
山頂から10分ほど下ったところに蔵岩がある。存在感のある立派な岩だ。蔵岩の上に登ると素晴らしい360度の大展望。西には河内平野から大阪湾、その向こうには淡路島や六甲山までもが一望でき、東に目を向ければ二上山から葛城山、金剛山、岩湧山とダイヤモンドトレールの山々が美しい。これはいいものだ。いい天気でよかった。
分岐へ戻り、槇尾山グリーンランドへ向かう縦走路を進む。しばらくは快適な尾根歩き。途中、ベンチのある分岐から下の清水(きよず)ノ滝へと向かう。これがまたけっこうな険路。先に降りて行った山ガールの一行が途中で立ち往生している。抜かせてもらったが、後を追ってこないところをみると尾根へ戻って行ったのだろう。
滑りやすい岩場の急斜面をロープを頼りに降りていくこと20分、清水ノ滝に到着。鬱蒼とした森の中に出現した滝は神秘的である。険路を踏破せねばたどり着けない秘匿性も相まってより神秘性を際立たせている。
そこから側川渓谷に沿って下って行く。渓谷は深い谷をさらに掘り削るようにして流れており、登山道は高度感のある足場の狭い高巻きあり、足元のモロモロ崩れる柔らかい急斜面の下降あり。そんな難路をロープに掴まって進んでいく。四苦八苦しながらも30分ほどで人智開明ノ滝に到着。ここから先は穏やかな道となり、5分くらいで林道に出る。開明ノ滝からは尾根に直登するルートもあるので、難路は避けたいが渓谷歩きも楽しみたいという方は、林道から開明ノ滝までを歩かれるがよかろう。とはいえ、清水ノ滝とそこまでのワイルドな渓谷美はなかなか捨てがたくもあるが。
林道から再び尾根へ戻る。5分もかからない。
そこから、グリーンランドに向けての尾根歩きとなる。途中のピークに、北側の展望が開けた場所があり、ベンチが設置されている。ここで昼メシにする。ベンチがあるのはいいのだが、だいぶ年季の入った代物で、グラグラとまあまあ揺れる。じっと座っている分には大丈夫そうだが、あまり無理な使い方をすると壊れてしまいそうである。半分空気イス状態でラーメンをすすることとなる。
そこからグリーンランドへはかなりの急下り。ここを登りで使うのはゴメンやなあなどと考えながら下ること15分で槇尾山グリーンランドへ到着。ここは100mのローラー滑り台があるらしい。なるほどトランプさんも買いたがるわけだ。
青少年の家から車道を歩き、13時に駐車場へと戻ってくる。お寺あり、岩場あり、眺望あり、滝あり、渓谷あり、尾根ありのバラエティに富んだ楽しいコースだった。この近辺はまだ他にも楽しそうなコースがありそうだ。いろいろ調べてまた来よう。
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