記録ID: 2103536
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ハイキング
槍・穂高・乗鞍
いにしえの鎌倉古道〜祠峠越え〜
2019年11月10日(日) [日帰り]


体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 04:34
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 536m
- 下り
- 559m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:12
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:32
距離 7.0km
登り 538m
下り 560m
7:53
82分
県道乗鞍高原線大野川地区
9:15
9:35
95分
祠峠
11:10
75分
林道合流
12:25
田ノ萱公民館
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
10台以下位あります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大野川地区から祠峠までは、踏み跡も明瞭で特に危険個所はない 電柱が倒れて電線が垂れ下がっているが、今は電気が通ってないので問題なし、 倒木で登山道が塞がれているが、木の下を潜って通れます。 祠峠から奈川方面林道合流までは、登山道が崩れて無くなっている個所が数か所あり ルートファインディングが重要になる場所もある、又1ヵ所ロープを設置して 降りた場所もあり、乗鞍高原側に比べて道が荒れている印象です。 |
その他周辺情報 | 鎌倉街道は、稲核−入山−角ヶ平−神祠峠−大野川(乗鞍高原)−白骨温泉−中の湯−安房峠−平湯−蒲田から、高原川沿いに越中東街道を北に向かっていた。このルートは、梓川のV字型渓谷には道を作れなかったことと、人家・集落を縫って道を作ったからであった。登り降りの苦労はあっても、山の鞍部のなだらかな中腹を通る道は、大雨による土砂崩れで道がいたむことも少なかったことがある。 梓川沿いに前川渡まで道が開いて祠峠の通行が終わり、1969年の奈川渡ダム完成までは、生活道路として活用されていたが奈川渡ダム完成により、旧鎌倉街道はダムに分断され、奈川側(祠峠)では進入路を断たれてしまい、現在では、殆ど人の通行も無く廃道みたいになっています。 三木秀綱伝説 現在の飛騨高山に近い松倉城城主三木秀綱は、豊臣秀吉の命を受けた越前大野城主 金森長近に攻め込まれ父自綱がこの度の戦いで家系が断絶するのはしのびないと一子秀綱をさとして、秀綱奥方の里である現在の松本市波田の淡路城に落ち延びて後日の挽回をはからせようとして出発した。現在の奥飛騨温泉郷、高原郷から中尾峠へさしかかるころ、「大勢の旅は人目につきやすい」落ち合う場所を現在の松本市島々と決め、秀綱は安房峠を越えて大野川(乗鞍高原)へ、奥方はもう一つの鎌倉古道徳本峠を越える事にし、道を急いだ。秀綱は大野川村の里庄の家に宿をとったが早くも追手に迫られた。里庄は秀綱を桑の大ボテに入れて桑をかぶせてかくまったが追手は聞き入れずに火を放つという。里庄は「蚕には罪がないから生き物を外に出すまで待ってくれ」と頼んで蚕と桑の入った大ボテを外に出し秀綱は難を逃れた。 秀綱はそれから祠峠にさしかかり土民の家に立ち寄って食を求めたところ、粟めしを出してもてなしてくれた。出立寸前お礼に持参していた金・銀の小粒を椀一杯に出した。これをみた峠の土民は奈川の豪族に知らせて攻めさせた。峠を下った秀綱は角ヶ平の河原の絶壁に追い詰められ、もうこれまでと覚悟を決め懐の金・銀を「石になれ」と前の渕に投げ込み自刃したという。その後この淵を秀綱渕と呼ばれるようになった。大野川の里庄の家は年々蚕がよくできて繁昌したが、峠の家は悪病が続いて苦しんだ。また淵に投げ込まれた金銀の小粒は川底に光っているが里人が拾おうとすると小石に変わってしまうという。また奥方は徳本峠を越えて進んだが杣人に行き会い道を聞いたところ奥方の身なりの良いのに悪心をおこし捕らえて木に縛り付け絹の内掛や懐刀を奪って立ち去ったという。奥方は嘆き悲しみ、懐中の鏡に顔を写して「鏡は女の魂の宿るところ、魂隗永久に鏡に残り、恨みをはらさん」と髪を逆立てて息絶えたという。その後、しばらくして杣人がここを通ったところ、奥方の姿は以前のままで少しも変わっていないので不思議に思ってそばへ寄ってみると、急に笑みをたたえ全身が崩れ落ちたという。杣人は恐れおののき家に帰って寝たきりになり、その後悪病にかかって亡くなったという。(安曇資料館) ながわ山菜館 https://www.nagawa-sinko.jp/sansaikan |
写真
感想
地元の安曇山岳会主催の鎌倉古道祠峠越えトレッキングに参加して皆さんと
楽しく地元の歴史を勉強しながら歩いてきました。
前から行きたいと思っていたが、なかなか機会に恵まれず、又廃道で様子も
解らず、熊も怖いので様子を見てたが今回このトレッキングに参加出来て
三木秀綱伝説や地元の歴史を理解することが出来て、とても有意義な時間を
過ごせました。次回は、祠峠の先、保倉山まで行きたいと思います。
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