Autumn Romance 白木峰【星屑&御来光[[star]]と素敵な紅葉[[momiji]]】


- GPS
- 07:52
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,177m
- 下り
- 1,162m
コースタイム
天候 | 快晴![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
八尾方面から白木峰につながる林道大谷線は先日の台風による豪雨で大規模な崩落被害が発生し通行止めとなっています。 詳しくは下記ホームページ↓もご覧くださいませ。 http://www.city.toyama.toyama.jp/norinsuisanbu/norinjimusho/nochirinmuka/shirakimine_guide.html 車は通れませんが登山は可能であります。 ちなみに崩落被害が発生しなかったとしても毎年11月初旬をもちまして冬期閉鎖となりますので覚えておきましょう。 今回は林道ゲート前の自販機がある駐車スペースに停めさせていただきました。 【路面凍結に注意】 今回は深夜に現地入りしたのですがこの日の夜は今シーズン一番の冷え込みとなり山間では氷点下にまで下がりました。 濡れいる路面や橋の上などは凍りつき始めておりスリップしやすい状況となり運転には大変気を使って走行いたしました。 皆さまも山行計画によってはその地の気象状況を適格に捉え、万全を期するためにもスタッドレスタイヤ装備で挑まれますことをお勧めいたします。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
装備【真冬対策必須】 この時期の深夜ともなりますと山間部では氷点下にまで冷え込みますので防寒対策は万全にして挑まれる様に致しましょう。 登山時【林道大谷線】 暗闇の林道をひたすら歩き続けました。 距離の短さで言えば登山道の方が断然短いのでありますが急勾配直登が延々と続きますので体力の消費が著しく奪われとても時短になるとは思えません。 それに夜行性で活発に動く大型獣との遭遇も有り得ますので道幅が狭く急勾配の斜面ではリスクが伴ってしまいます。 距離は有れども勾配が緩やかで道幅が広い林道を歩く方が疲れもあまり感じられずに進められると思います。 道中では口にホイッスルをくわえピーピーと吹きながら自身の存在をアピールし続けました。(林道でも獣はいるんだよ) それに感づいてくれた大型獣が即座に斜面を駆け下りていった(逃げて行ってくれた)展開が一回ありました。 「果て?今のは何だったんだろうか?」。 これが何の対策も講ぜずにまさかの鉢合わせとなっていたらどうなっていた事やら…。 御来光登山が目的で来たのにそれに間に合わないとシャレにならないのでこちらの選択肢で正解でありました。結果的には時短になった?と思っています。 崩落状況【林道大谷線】 明るくなった下山時に確認できました。 人の大きさを遥かに上回る巨石が幾つも谷筋から流れ落ちていて道脇にも溢れ返っておりました。 またそれとは違う箇所でも土砂の流出が見られ液状化しているような泥が堆積しているところもありました。 踏み入れたら足の脛上ぐらいまでズブズブと潜り込む通過ポイントもございましたので大変厄介な事になっていました。 車を通せる見通しは全く立たないのでありますが人は通せるようになっています。 しかしこういった凄まじいシーンを目の当たりにしますと降雨時もしくは降雨後にまた起こり得るのではないかと恐怖と不安を覚え入山判断も慎重にならざるを得ないと感じました。 登山されたいお方はくれぐれも注意なさってくださいませ。 下山時【登山道】 辺りはすっかり明るくなったので紅葉散策も兼ねて登山道を歩いてみることにいたしました。 基本的に急降下の連続ですが道幅も広くとられており下草も丁寧に刈り払われておりますので朝露でベタベタにされる心配はありません。 滑落しそうな危険な箇所もございません。 ただし粘土質の土壌の上に落ち葉が堆積し大変滑りやすくなっている状況でありますので転倒には注意が必要です。 私は今回もスパイク長靴で挑みましたのでこういった状況下ではとても威力を発揮してくれました。 紅葉状況 5合目から山頂部に掛けては初冬MODE 21世紀の森から5合目までは最盛期でした。 この区間は林道沿いの森も素晴らしい逸材がございますので全く退屈いたしませんわよ。 |
写真
今日もまた老後の現実に向けて深夜徘徊をする。
ホイッスルを口にくわえピーピーやかましく鳴らしながら林道を歩き続ける。
その甲斐あってそれに気付いてくれた大型獣はそそくさと茂みの中へ逃げていってくれた。
何とか白木峰稜線に出たわよ。
そして気になっていた御来光にも何とか間に合ったわ。
BLUE HOURを迎えた東の空に凛々しい北アルプスのシルエットが浮かび上がり最高のSHOWTIMEの準備は整ったわ。
槍&笠with穂高
ん?何かが違う…。
そうだわ、大キレットが無いじゃないの。
いつも見慣れた大キレットが写らないと思ったらその手前に連なる弓折岳から笠ヶ岳の稜線が重なっちゃっているのね。
コマユミさんが超素敵💕。
いやぁそれにしても登山道の急斜面はエグかったわ。
なんつったって直降下だもん。
落ち葉に滑って何回コケたやら。
だけど素敵な紅葉がたっぷりとあって楽しかったわ〜♪
感想
皆さまこんにつは。
ご機嫌いかがかしら?
あ〜さぶいさぶい。
さぶい?
さぶいってのはね石川県の方言で寒いって事なの。
このところ日中でもめっきり寒くなってきましたもんね。
皆様もお風邪を召さないようにしてちょうだいね。
さてさて、今回はどういたしましょうかしら?
この週末は当初の雨予報から一転して前日夜から翌日のお昼に掛けてピカーン予報になるよと嬉しい方に変わってくれたんだ。
ほうけほうけ、ほんならばあのお山に行きましょうよ。
あのお山?
あのお山って何処?
それは白木峰さ。
前日夜から絶好調のドッピーカンとなりゃナイトハイクしかないね。
ナイトハイクって言い方をするとカッコいいけども私がすると深夜徘徊っつう事やねん。
ちょいとばかりブルブルとさぶいけども空気が澄み渡る今の時期は最高の星空鑑賞が楽しめますのよ。
そすてそれを楽しんだ後には北アルプスから昇る神々しい御来光を望みたいわ。
って事でプランは出来た。
後は装着を十分に充実させて実行に移すのみ。
自宅を1:00に出発し2時間もあれば現地に到着する。
今の時期の御来光タイムは大体6:30頃だから現地では一時間くらい車内で仮眠して調整を図るとしよう。
といった計画であった。
ところが!
現地に到着すると非常事態が発生した。
なんと白木峰へ通じる林道のゲートが21世紀の森のキャンプ場で閉ざされていたのだ。
これには参った。
御来光が目当てでやって来たのにここから歩くとなると果たして間に合うんかい?
稜線上での星屑ライブも撃沈を食らいそうだし…。
「あ〜、何をやってんだか…」。
用意周到をしたつもりでいたが肝心のリサーチが抜けていた。
冬期閉鎖もチラついていたが紅葉シーズンでもあるからもうちょい先であろうと高をくくっていたのがマズかった。
だけど閉鎖の理由は先日の台風豪雨災害によるもので早々にゲートは閉ざされていたのであった。
え〜い、しゃ〜ないわい!
ここから歩くとするわい!
御来光に間に合う、間に合わないは結果次第と言う事にしてとりあえずはお天気もいいので歩き始めるとするべ。
傾斜の緩やかな林道を黙々と歩く。
空を見上げればダイアモンドの煌めきとなっている。
だけど誘惑には一切駆られる事なく無心で歩き続けた。
途中で獣遭遇があったり液状化した泥斜面歩きがあったりとしたけども如何せん真っ暗なので状況が全く把握できず恐怖心も起こらないの。
およそ2時間で8合目駐車場に到着。
このまま稜線を目指せば御来光はゲット出来そうだ。
世の中氷点下となっていてとても寒いようであるらしいが今の私は熱く燃えていた。
そすて気合いで稜線上に掛け上がった。
やった!
頭上の星空は煌めき東の方向には壮大な北アルプスのシルエットが浮かび上がっていた。
夢にまで出てくる憧れシーンが今現実となった。
西の空にはオリオン座が煌めきを放つ。
シリウスの輝きが半端なくて存在感は抜群であった。
撮影に没頭するとめちゃくちゃ寒い。
ダウンジャケットを更に重ね着して対応を図りその後は稜線全ての贅沢をものにした。
御来光はやはり白木峰最高の舞台である浮島から楽しむとしよう。
浮島に到着すると池塘の水は凍っていた。
それがまた初冬情緒を醸し出し情景的には抜群だわ。
今日も静かな朝だ。
白木峰を贅沢に楽しむのであればこの時間帯は外せやしない。
私は欲張り人間なので人気の白木峰をいつも独占させていただいている。
ホントにこればっかりは譲れないの。
感動の御来光を楽しんだ後は大草原からの景色を堪能した。
郷土の白山も冠雪していてとても美しくモルゲンまでゲットよ。
ここは真夏のお花の時期もいいがやっぱ秋が一番素敵だな。
優雅な気分に浸りたっぷりと楽しんだ後は下山に掛かる。
計画では車でヒュイ〜ンのつもりでいたので紅葉最盛期が終わっていると思っていた森には全く期待していなかった。
今回も稜線遊戯を楽しめたらそれでサヨナラのつもりでいた。
だけどこれが麓からの歩きとなったので想いも寄せていなかった豪華なご褒美が待っていてくれた。
今までいつも車で8合目まで乗り入れていたので麓からの登山道を一度も歩いた事がないから白木峰自慢の美しきブナ林を全く知らないのだ。
自身で森オタクを語っているくせに今までこの区間を割愛していたのが何とも悔やまれる話しだ。
山頂部から5合目までは紅葉も終わりを告げていたがそれからの下部の木々たちは今が正に見頃を迎えていてとても素晴らしかった。
普通に車で通っていたらこの感動は味わえていなかったであろうから、そういった意味でも今日は素敵な発見やサプライズが多々ございますて大変興奮させてくれた良い一日であった。
来年以降もこのプランしかないと強く思った次第だわ。
ただ星空鑑賞をもっと楽しみたいのであればあと一時間早くゲート前を出発しないといけないかな。
星屑のステージに天空ロマンが満ち溢れた浮島から望む北アルプスの神々しい御来光。
更には旬を迎えた色鮮やかな紅葉が満載でお出迎え。
こういった贅沢なプランが出来るところは他ではあまり無いもんね。
お山の神様にはゲートを閉ざしていてくれてありがとうございましたと何度もお礼をさせていただきますたわ。
今年の秋の集大成とも言える心に残る素敵な山行でありますた。
はぁ〜、ジ〜ンときちゃったわ〜。
おしまい。
コメント
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う つ く し すぎる
先越された〜、なんてクマ出没中につき外へ洗濯物干しに行くのも怖い状態の中、山どころではない日々を過ごしております。(ホント、富山は毎日腹ペコグマニュースよ。)
しょうがないので家でヤマレコ眺めて山へ行った気分になろうとしていたら、なんともまあ美しい。私のためではないでしょうけど、丁度行きたかったんです!ありがとうございます。
暗闇の中モクモク登って、美しい星空と、日の出ショーに、氷の浮島を十分楽しみ、後はきーつけて下るだけの所、素敵な宝石箱。登りより、下りの方が時間かかったのでは?あ、そうでもないようですね。
お腹いっぱいになりましたわ。
。。。でも、「山」行きたい。。。
Millerさん こんにちは
raubouです。
1番拍手戴きました。
うわ!神秘的〜!ステキです。すごいです。
実は僕も10日に白木峰に登ろうと思ったんだけど
Millerさんと同じでゲートが閉まってて大ショック!
諦めて泣きながら別の山に逃げ込みましたわ。
あの景色はめげずに真っ暗な林道を3時間も歩いたご褒美ですね。
Millerさんはモチベーションも写真の腕もすごいわ〜
白木峰、まだいろんな顔を隠してたんですね。
行きたかったんです。見たかったんです。でも見れて良かった。
僕のためにわざわざスイマセン(笑) なんてね。
あざぁ〜す。
usavichさん、おはようございます。
ありがとうございます。
う つ く し デスね、白木峰。
今思い返すとさ、いろいろな事(経験)が重なり合っての今回の山行となったような気がするねん。
って言うのもね、前回のSilent白木峰がもしも今回の様にピーカンな一日であったらきっと大満足で終わり今年の白木峰はもうやらなかったと思うの。
そうよ、今回のような素敵な紅葉を見る事も知る事も無かったハズ。
そすて登山道歩きの経験も今後ずっとやらないまま年数を重ねていっていたとも思っているわ。
だからお山の神様が「おいおい、お前は森オタクなんだからもうちょっとしっかりと見ろよ!」って意味でこういった結果にしてくれたんだと思うねん。
ホント只々感謝デスわ。
usavichさん、今度は貴女にも素敵な夢心地を味わっていただきたいわ。
raubouさん、こんにちは。
ありがとうございます。
そうよ、白木峰を8合目ばかりから登っていたのでは隠れているシークレットがいつまで経っても見つけられやしないわよ。
もう今回の経験で改めて白木峰の魅力に触れてもっともっと好きになっちゃったわ。
raubouさんもきっと好きになると思って私は頑張っちゃったわよ。
さあ、あなたも深夜徘徊をやっちゃおうか!
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