谷川岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 829m
- 下り
- 1,341m
コースタイム
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 2:38
- 合計
- 7:43
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天神尾根…木道トラバース凍結箇所多く通行注意 西黒尾根…上部岩場(特に蛇紋岩)凍結箇所多く通行注意 |
写真
装備
個人装備 |
NikonD750
AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
先日降った雪で西黒尾根の状況が分からなかったので、今回は天神尾根ルートで行くことにした。ロープウェイは片道分のみを購入。下山はロープウェイを使わず、田尻尾根か西黒尾根を予定していたからだ。
7時24分、天神平を出発。天神尾根前半は木道のトラバース道となるが、ここらへんにも雪が降ったらしく日陰部分は凍結していた。
熊穴沢避難小屋より先は岩場の急登となり、一気に高度を上げていく。森林限界をこえているため凍結箇所は少ないが、雪解け水でのスリップには気を付けたほうがいいだろう。気温は2℃前後。歩けばすぐに暑くなるほど天気が良かった。
所々で写真を撮った以外は、ほぼノンストップで登り、1時間半程で肩の小屋に到着した。小屋の営業は既に終了しておりトイレは使えないが、小屋自体は避難小屋として通年で開放しているので緊急時はこちらに避難すればよい。
小屋の前からは平標方面へと続く主脈稜線を始め、雄大な山々が広がっており絶景だ。榛名山の向こうには富士山も見ることができた。
小屋を出発すると一つ目の頂上「トマの耳(1,963m)」まではすぐである。頂上付近は、場所によっては10センチほど積もっていたがアイゼンなしでもなんとかいける。しかしオキの耳へと続く稜線上の日陰部分は凍結しており、通過には慎重を要する。道幅も狭いので転滑落には十分注意したほうがいい。
ここから先は、まさに“天空の稜線”である。東には白毛門、笠ヶ岳、朝日岳、その先馬蹄形縦走路を望める。西には万太郎山、仙ノ倉山、平標山へと続く主脈縦走路、その奥には苗場山。
二つ目の頂上「オキの耳(1,977m)」から望むトマの耳もかっこいい。麓のみなかみ町もよく見える。通算16回目の谷川岳だが、全方位を望める大絶景には抑えようのない感動を覚える。そして胸の奥から自然と込み上げてくる涙。「俺は谷川岳が好きなんだな」と、毎回思うのだった。
頂上では、仲良くなったおにいさんといろんな話をしながら過ごした。気が付くと2時間が経過しようとしていたので、惜しみながらも下山することにした。
何人かに聞いたところ西黒尾根の蛇紋岩も一部凍結しているが慎重に行けば問題ないとのことだったので、初の西黒下山に挑むことにした。おにいさんも一緒だ。
登りではあまり感じなかった高度感。さすが日本三大急登。岩場鎖場を慎重に下りていく「スリル」は、たまらなく感動する。
巌剛新道分岐点でおにいさんと別れ、俺はそのまま西黒尾根を下った。樹林帯に入ると落ち葉が登山道を覆っており、岩が見づらく何度も足をとられた。また、一部に倒木があるがまたげば通過可能である。
登山口にほど近い鉄塔を過ぎればゴールはもうすぐ。紅葉は見頃〜終盤といったところだろうか。旧道の紅葉も、そろそろ終盤だろう。
15時07分、無事下山。感動の瞬間だった。
おそらく今年の谷川岳はこれが最後になるだろう。
いつか叶えたいと思っていた西黒尾根からの下山もできたので、悔いは残っていない。
次の登山は半年後かもしれないが、この感動を忘れないためにも、道中撮った写真は大切に保存しておく。
いつ来ても涙させてくれる谷川岳。今シーズンも、本当にありがとうございました。
次も必ず、登りに来ます。
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