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Yamareco

記録ID: 2104307
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

谷川岳

2019年11月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
7.2km
登り
829m
下り
1,341m

コースタイム

日帰り
山行
5:05
休憩
2:38
合計
7:43
7:24
7
7:53
7:54
26
8:20
8:20
20
8:40
8:40
13
8:53
8:57
7
9:04
9:19
22
9:41
11:34
33
12:07
12:15
4
12:19
12:29
16
12:45
12:45
65
13:50
13:57
2
15:07
西黒尾根登山口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
谷川岳ロープウェイベースプラザP
コース状況/
危険箇所等
天神尾根…木道トラバース凍結箇所多く通行注意
西黒尾根…上部岩場(特に蛇紋岩)凍結箇所多く通行注意
西黒尾根の積雪状況が分からなかったので、今回はロープウェイを使った天神尾根ルートを利用。天神平からも頂上がよく見えます。
2019年11月09日 07:23撮影
11/9 7:23
西黒尾根の積雪状況が分からなかったので、今回はロープウェイを使った天神尾根ルートを利用。天神平からも頂上がよく見えます。
木道がひたすら続きます。日陰部分は一部凍結していたので通行注意。油断していると滑ります。
2019年11月09日 07:31撮影
11/9 7:31
木道がひたすら続きます。日陰部分は一部凍結していたので通行注意。油断していると滑ります。
途中の曲がり角でパシャリ。足元に集中しているとつい見落としがちな撮影スポットなんです。西黒の稜線、カッコいいですね。
2019年11月09日 07:35撮影
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11/9 7:35
途中の曲がり角でパシャリ。足元に集中しているとつい見落としがちな撮影スポットなんです。西黒の稜線、カッコいいですね。
一部崩落箇所あり。通過は慎重に。
2019年11月09日 07:45撮影
11/9 7:45
一部崩落箇所あり。通過は慎重に。
熊穴沢避難小屋を過ぎるといよいよ急登となります。森林限界をこえ視界が開けると大展望。榛名の向こうに富士山がうっすらと見えました。
2019年11月09日 08:05撮影
11/9 8:05
熊穴沢避難小屋を過ぎるといよいよ急登となります。森林限界をこえ視界が開けると大展望。榛名の向こうに富士山がうっすらと見えました。
休む間もなくグイグイ標高を上げていきます。オジカ沢の頭と川棚の頭です。手前は中ゴー尾根。
2019年11月09日 08:24撮影
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11/9 8:24
休む間もなくグイグイ標高を上げていきます。オジカ沢の頭と川棚の頭です。手前は中ゴー尾根。
川棚の頭、アップ。ゴツゴツした山肌が素晴らしくカッコいい。
2019年11月09日 08:25撮影
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11/9 8:25
川棚の頭、アップ。ゴツゴツした山肌が素晴らしくカッコいい。
冬の訪れ・・・
2019年11月09日 08:31撮影
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11/9 8:31
冬の訪れ・・・
だいぶ高いところまできました。町がよく見えます。天気は快晴。気温は2℃ぐらいでしょうか。立ち止まると肌寒いですが、歩けばすぐに暑くなります。直射日光やばい(・◇・)
2019年11月09日 08:45撮影
11/9 8:45
だいぶ高いところまできました。町がよく見えます。天気は快晴。気温は2℃ぐらいでしょうか。立ち止まると肌寒いですが、歩けばすぐに暑くなります。直射日光やばい(・◇・)
初冬を感じさせますね。
2019年11月09日 08:50撮影
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11/9 8:50
初冬を感じさせますね。
肩の小屋、到着。今年の営業は終了したので現在は無人の避難小屋となっています。そう、トイレが使えないのです…。
2019年11月09日 08:53撮影
11/9 8:53
肩の小屋、到着。今年の営業は終了したので現在は無人の避難小屋となっています。そう、トイレが使えないのです…。
陽射しがまぶしい!!とても静かですが、あと数時間もすればベンチは全て埋まります。
2019年11月09日 08:54撮影
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11/9 8:54
陽射しがまぶしい!!とても静かですが、あと数時間もすればベンチは全て埋まります。
平標方面へと続く主脈稜線。とても美しい。いつか、その先へ…。
2019年11月09日 08:56撮影
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11/9 8:56
平標方面へと続く主脈稜線。とても美しい。いつか、その先へ…。
遠くの山々までよーく見えます。絶好の登山日和。
2019年11月09日 09:00撮影
11/9 9:00
遠くの山々までよーく見えます。絶好の登山日和。
トマの耳に到着。積雪は5センチほどでしょうか。アイゼンは不要でした。
2019年11月09日 09:04撮影
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11/9 9:04
トマの耳に到着。積雪は5センチほどでしょうか。アイゼンは不要でした。
西黒尾根方面。最高のお天気です。気持ちいい。空気が澄み切っているのでとにかく景色が凄い!!
2019年11月09日 09:14撮影
11/9 9:14
西黒尾根方面。最高のお天気です。気持ちいい。空気が澄み切っているのでとにかく景色が凄い!!
トマの耳から見る、オキの耳。谷川岳定番の構図ですね。トマからオキへ向かう稜線ですが、日陰部分は凍結していました。道幅も狭いので、転滑落注意です。状況にもよりますが、軽アイゼンあったほうが無難かもしれません。
2019年11月09日 09:20撮影
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11/9 9:20
トマの耳から見る、オキの耳。谷川岳定番の構図ですね。トマからオキへ向かう稜線ですが、日陰部分は凍結していました。道幅も狭いので、転滑落注意です。状況にもよりますが、軽アイゼンあったほうが無難かもしれません。
天空の稜線からトマの耳を望む。雪化粧したトマの耳と青空のコントラストが美しく、思わず歓声をあげてしまいました。
2019年11月09日 09:29撮影
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11/9 9:29
天空の稜線からトマの耳を望む。雪化粧したトマの耳と青空のコントラストが美しく、思わず歓声をあげてしまいました。
気持ちいい〜!!空気が新鮮!
2019年11月09日 09:33撮影
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11/9 9:33
気持ちいい〜!!空気が新鮮!
オキの耳からトマの耳を望む。奥に連なる山々も美しいです。いよいよ冬に突入ですね。
2019年11月09日 09:42撮影
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11/9 9:42
オキの耳からトマの耳を望む。奥に連なる山々も美しいです。いよいよ冬に突入ですね。
ここらへんはけっこう雪がありました。場所によっては10センチぐらい?何人かは滑ってコケてました。慎重に行かねば…。
2019年11月09日 09:43撮影
11/9 9:43
ここらへんはけっこう雪がありました。場所によっては10センチぐらい?何人かは滑ってコケてました。慎重に行かねば…。
オキの耳頂上はこんな感じです。この時点では空いていましたが、10時半を過ぎた頃から混み始めました。
2019年11月09日 09:43撮影
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11/9 9:43
オキの耳頂上はこんな感じです。この時点では空いていましたが、10時半を過ぎた頃から混み始めました。
雪と空のコントラスト!!こういう景色、大好きです。
2019年11月09日 09:48撮影
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11/9 9:48
雪と空のコントラスト!!こういう景色、大好きです。
標高2,000mに満たない山で、この眺め……。何度見ても、自然と涙が込み上げてきます。やっぱり俺は、谷川岳が大好きだ。
2019年11月09日 09:53撮影
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11/9 9:53
標高2,000mに満たない山で、この眺め……。何度見ても、自然と涙が込み上げてきます。やっぱり俺は、谷川岳が大好きだ。
オキの耳からちょっと進んだところがボクの寝床(笑)頂上に着いたらまずは食事、そして昼寝!!
2019年11月09日 10:53撮影
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11/9 10:53
オキの耳からちょっと進んだところがボクの寝床(笑)頂上に着いたらまずは食事、そして昼寝!!
小屋のトイレが使えないのでさっさと下山しようと思っていたのですが、気づいたら2時間経過(笑)。頂上で仲良くなったおにいさんと一緒に下山しました。朝より雪がとけています。
2019年11月09日 12:09撮影
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11/9 12:09
小屋のトイレが使えないのでさっさと下山しようと思っていたのですが、気づいたら2時間経過(笑)。頂上で仲良くなったおにいさんと一緒に下山しました。朝より雪がとけています。
トマの耳標柱を見上げて。
2019年11月09日 12:14撮影
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11/9 12:14
トマの耳標柱を見上げて。
下山は…西黒尾根を選択!これでもう、悔いは残りません。通算16回目の谷川岳ですが、西黒から下山するのは今回が初めて。
2019年11月09日 12:34撮影
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11/9 12:34
下山は…西黒尾根を選択!これでもう、悔いは残りません。通算16回目の谷川岳ですが、西黒から下山するのは今回が初めて。
天神尾根を歩く人たちと、奥にマナイタグラ山稜。
2019年11月09日 12:35撮影
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11/9 12:35
天神尾根を歩く人たちと、奥にマナイタグラ山稜。
ひぇ〜!!さすが日本三大急登…。そして西黒上部の日陰部分は午後でも一部が凍結しており通行注意です。登りより下りのほうが危険かも。通過は慎重を要します。それにしても…興奮します(笑)
2019年11月09日 12:44撮影
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11/9 12:44
ひぇ〜!!さすが日本三大急登…。そして西黒上部の日陰部分は午後でも一部が凍結しており通行注意です。登りより下りのほうが危険かも。通過は慎重を要します。それにしても…興奮します(笑)
トマオキを見上げます。ずいぶん下りてきたなぁ。
2019年11月09日 13:27撮影
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11/9 13:27
トマオキを見上げます。ずいぶん下りてきたなぁ。
ラクダの背を過ぎ、鎖場を数箇所下りると樹林帯に入ります。さっそく倒木が……。またげば通過できますが、足が疲れていると辛いかも。
2019年11月09日 14:16撮影
11/9 14:16
ラクダの背を過ぎ、鎖場を数箇所下りると樹林帯に入ります。さっそく倒木が……。またげば通過できますが、足が疲れていると辛いかも。
樹林帯の急登をひたすら下ります。鉄塔より下はだいぶ紅葉が残っていました。
2019年11月09日 14:32撮影
11/9 14:32
樹林帯の急登をひたすら下ります。鉄塔より下はだいぶ紅葉が残っていました。
西黒尾根登山口。無事下山できました!感動の瞬間です。
2019年11月09日 15:07撮影
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11/9 15:07
西黒尾根登山口。無事下山できました!感動の瞬間です。
頂上で仲良くなったおにいさんに撮っていただきました。お気に入りの写真です(^^)
2019年11月11日 09:16撮影
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11/11 9:16
頂上で仲良くなったおにいさんに撮っていただきました。お気に入りの写真です(^^)

装備

個人装備
NikonD750 AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR 長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

先日降った雪で西黒尾根の状況が分からなかったので、今回は天神尾根ルートで行くことにした。ロープウェイは片道分のみを購入。下山はロープウェイを使わず、田尻尾根か西黒尾根を予定していたからだ。
7時24分、天神平を出発。天神尾根前半は木道のトラバース道となるが、ここらへんにも雪が降ったらしく日陰部分は凍結していた。
熊穴沢避難小屋より先は岩場の急登となり、一気に高度を上げていく。森林限界をこえているため凍結箇所は少ないが、雪解け水でのスリップには気を付けたほうがいいだろう。気温は2℃前後。歩けばすぐに暑くなるほど天気が良かった。
所々で写真を撮った以外は、ほぼノンストップで登り、1時間半程で肩の小屋に到着した。小屋の営業は既に終了しておりトイレは使えないが、小屋自体は避難小屋として通年で開放しているので緊急時はこちらに避難すればよい。
小屋の前からは平標方面へと続く主脈稜線を始め、雄大な山々が広がっており絶景だ。榛名山の向こうには富士山も見ることができた。
小屋を出発すると一つ目の頂上「トマの耳(1,963m)」まではすぐである。頂上付近は、場所によっては10センチほど積もっていたがアイゼンなしでもなんとかいける。しかしオキの耳へと続く稜線上の日陰部分は凍結しており、通過には慎重を要する。道幅も狭いので転滑落には十分注意したほうがいい。
ここから先は、まさに“天空の稜線”である。東には白毛門、笠ヶ岳、朝日岳、その先馬蹄形縦走路を望める。西には万太郎山、仙ノ倉山、平標山へと続く主脈縦走路、その奥には苗場山。
二つ目の頂上「オキの耳(1,977m)」から望むトマの耳もかっこいい。麓のみなかみ町もよく見える。通算16回目の谷川岳だが、全方位を望める大絶景には抑えようのない感動を覚える。そして胸の奥から自然と込み上げてくる涙。「俺は谷川岳が好きなんだな」と、毎回思うのだった。
頂上では、仲良くなったおにいさんといろんな話をしながら過ごした。気が付くと2時間が経過しようとしていたので、惜しみながらも下山することにした。
何人かに聞いたところ西黒尾根の蛇紋岩も一部凍結しているが慎重に行けば問題ないとのことだったので、初の西黒下山に挑むことにした。おにいさんも一緒だ。
登りではあまり感じなかった高度感。さすが日本三大急登。岩場鎖場を慎重に下りていく「スリル」は、たまらなく感動する。
巌剛新道分岐点でおにいさんと別れ、俺はそのまま西黒尾根を下った。樹林帯に入ると落ち葉が登山道を覆っており、岩が見づらく何度も足をとられた。また、一部に倒木があるがまたげば通過可能である。
登山口にほど近い鉄塔を過ぎればゴールはもうすぐ。紅葉は見頃〜終盤といったところだろうか。旧道の紅葉も、そろそろ終盤だろう。
15時07分、無事下山。感動の瞬間だった。
おそらく今年の谷川岳はこれが最後になるだろう。
いつか叶えたいと思っていた西黒尾根からの下山もできたので、悔いは残っていない。
次の登山は半年後かもしれないが、この感動を忘れないためにも、道中撮った写真は大切に保存しておく。
いつ来ても涙させてくれる谷川岳。今シーズンも、本当にありがとうございました。
次も必ず、登りに来ます。

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