獅子舞の谷☆台風の爪跡残るハイキング・コースへ


- GPS
- 02:49
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 189m
- 下り
- 193m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
下山は朝比奈バス 停に |
コース状況/ 危険箇所等 |
獅子舞の谷コースは目立った台風の被害はなし 天園から少し東でコース上に数本の倒木の密集あり |
写真
感想
この日は夜に金沢八景で予定があるのだが、鎌倉から天園を越えて金沢八景に入ることを考える。北鎌倉で下車して明月院の方に歩き始める。平日とはいえ紅葉の鎌倉はかなりの人だ。週末は大変な混雑になるだろう。
明月院の参道に至ると台風19号の被害により天園ハイキング・コースが通行止めとの立て看板が設けられている。今回の目的は獅子舞の谷に立ち寄ることであったが、南側の永福寺跡からも道が通じているので、道が通れることを期待して大きく周回することにする。
まずは明月院を参拝すると、巨福呂坂の手前で円応寺に立ち寄る。この寺は小さいながら閻魔大王を始め地獄の十王像が圧巻である。
鶴ヶ岡八幡宮を横切るベル、境内に入るとこちらも相変わらず大変な賑わいである。多くは海外からの観光客のようだ。境内の鎌倉国宝館では鎌倉の名品展というのが開催されていたので立ち寄ることにする。
八幡宮の境内を東に向かい鎌倉宮を右手に抜けて永福寺跡を目指す。広々とした永福寺跡を過ぎて住宅街の右手の細い道を抜けると二階堂川の源流に沿った山道となる。山道の入り口には通行注意と記された立て看板があるものの、有難いことにこちらのルートは通行止めにはなっていないようだ。
沢沿いの鬱蒼とした道は山影に入っており薄暗い。谷を下ってくる男性がいる。港南台の方から来られたようで、倒木があるものの歩けないことはないとのことだった。やがてあたりが急に明るくなり、幾本もの銀杏の巨樹が立ち並ぶ広々とした谷にでる。上を見上げると銀杏の樹々が色づいている。
鎌倉きっての紅葉の名所とのことであるが、楓の紅葉は全くみられない。やはり鎌倉は海に近く、温暖なのだろう。紅葉の時期は例年12月に入ってからだという。谷を進むと苔むした獅子岩がある。この獅子舞の谷の名の由来らしい。
谷を少し先に進むとすぐに展望台の岩場に辿り着く。黄金色の光で満たされた西の空には富士山の山容が浮かび上がっている。稲村ヶ崎の方角にもうすぐ夕日が沈むところだ。この展望台からは南に向かうと瑞泉寺へと通じるルートがあるがテープで道が塞がれ、通行止めになっている。まずは天園を訪ねる。栄プールから上がって来られたという男性に出遭うが、そちらのルートは大丈夫らしい。
再び先ほどの展望地に戻ると丁度、陽が沈むところである。トレラン・スタイルの男性が二人、夕陽を鑑賞しておられるところだった。峠下の売店に降りてみると女将さんがハイキング・コースの状況を色々と教えてくれる。礼を述べて立ち去ろうとすると、かぼちゃを料理したところだから持って行きなさいと、アルミホイルに蒸したかぼちゃをいくつか包んでくださる。非常に美味であった。
ここからは朝比奈に向けてハイキング・コースを辿る。早々に数本の倒木が現れるが、ここを乗り越えると先には大した障害はなく、朝比奈の登山口への分岐に至る。最後は高速道路の下を潜って釜利谷の住宅地に出ると、朝比奈のバス停へと向かう。バス停に辿りついて時にはあたりはすっかり暗くなっているのだった。
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