ファーストエイド&ビバーク訓練

- GPS
- 00:00
- 距離
- 17m
- 登り
- 5m
- 下り
- 0m
コースタイム
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
写真
感想
新人時代から企画が上がっては流れていていたツェルト泊山行。今度こそは体験するチャンスだ!ということで、県連の講習に参加させていただきました。(勝手に小川山でやればいいじゃん、という声もありますが。。)
前半戦は、ファーストエイド講座。今回の講習では、様々なシチュエーションで何を優先し、どのように対処するかを考える訓練があり、これまでの傷病に対する点的な対処だけではなく、要素が複雑に絡んだときの一連の対応をシミュレーションすることも重要だと認識。
後半戦は、ツェルト設営とビバーク訓練。何度も本で予習していたものの、実際にストックだけで立つのか?と不安はあったけど、意外なほど簡単に立てることができた。この日は風もなく気温も高く、2時間ほどのビバーク訓練中は全く寝袋も要らない状態。結局ツェルトで一泊したけど、結露もなく、高さがない以外は快適。まぁ、雨が降ったり風が強かったりすると全く印象は違うだろうな。
翌朝、セルフレスキュー訓練の前にココヘリのデモ。親機を見るのは初めてだったけど、動作はデジタルビーコンとよく似ている。10人以上会員がいる山岳会には親機を貸し出ししているらしいので、会としても保持をするかは考えたほうが良いのかも。
【備忘録:ファーストエイド】
・声をかけるときに遠くから声を掛けない。頸椎を痛める可能性がある。頸椎損傷が疑われるときには、首を動かさないようにその場にあるモノを首に巻いてから動かす。吐く可能性があるときは、左側を下に安静姿勢を取らせたほうがベター。
・骨盤、恥骨を触って痛がるときは、骨盤骨折を疑う。最初は大丈夫でも、折れた骨で大動脈を損傷して大出血する可能性がある。サムスプリングなどで腰を締めるように固定したら、すぐにヘリを呼ぶこと。
・意識が無くても、痛い場所に触れば顔は反射的にしかめるので負傷個所を判断できる。
・手足が曲がって折れていたら、その状態を無理に直さずに固定するほうが良い。
・熱中症のときは日陰に移動し、霧をかけて扇ぐのが良い。ポカリは薄めないほうがベター。
・低体温症は、震えがあるうちはリカバリ可能。対処をせずに震えが止まったときは危ない。呼吸をしているか分からないようなときは、ゆざぶったりさすったりすると重篤な不整脈につながる。吐く力もないので、安定姿勢も要らない。プラティパスにお湯を入れて置くなら、胸の上。外傷よりも、保温を優先すること。首から冷えるので、首の保温も忘れずに。
【備忘録:ビバーク訓練】
・ツェルトを立てるときのポールは少し外向きに傾けたほうがいいらしい。
・積極的にツェルトで泊まる予定を立てているわけではないときは、ペグは持ち歩かないものらしい。その場にある立木、木、石などで何とかするものとのこと。今回張り綱は用意したので、これはツェルトとセットで持ち歩くことにしよう。
・エマージェンシーブランケットを100均で購入して持ってきたが、下に敷くと快適そのものだった。ただ、軽いとはいえ、発生するか分からないビバークのために持ち歩くのもアレだな。。
・今回は風もなく、気温も高かったので問題なかったが、風が吹くとかなり寒く感じるものらしい。結露は全く発生しなかったが、雨が降る可能性が高い夏場に使うとなると濡れの問題は発生するだろうな。
・トートラインヒッチ(自在結び)の一つ目の結び目は、径があるモノをアンカーとして使う場合に、その径の影響を無くすために作るんだそうな。なるほど。
神奈川県連救助隊の主催する応急救護講習&ビバーク訓練に参加しました。
救護講習では、山岳診療所で勤務されていた他会のお医者さんにポイントを教えていただき、教科書よりも実践的で臨場感ある内容を体験することができました。
ビバーク訓練は、なんだかんだでポール使用でのツェルトを張った経験がなく、良い練習になりました。知識では知っていても、実際にやっておかないと、すぐに立てるのは難しいです。また、張り方によってはツェルト内の空間サイズ、崩壊しやすさなに差が出るので、極限の状態であればあるほど、生死に直結するように思いました。
ビバーク訓練自体は快晴の中行われたので、寒さ以外は快適でした。
以下は備忘録です。
要救発見から救護の手順
1. 要救の周囲が安全か確認する。
2. 遠くから声をかけると、要救が振り向いて首などを痛める可能性がある。そっと近づいて声をかける。
3. 痛い所の確認。詳細手順は会でのファーストエイド講習が良いと思う。
4. 頚椎損傷と骨盤骨折(骨盤辺りを触って痛がればあやしい。即ヘリを呼ぶ、歩行可能でも歩かせない)がまずい。
5. 安全体位:仰向けであれば、要救の片膝を立てて押すと簡単に横を向く。自分と反対側に倒すとゲロ吐かれても大丈夫。上側の手を首に差し込み、寝ゲロ対策する。
6. できる範囲の手当を試みる。
それぞれの対策は他の人も書いているので割愛。お話を聞くに、ダクトテープや養生テープを持参するのも良さそう。捻挫処置、骨折時に腕を吊ったり、要救を縛って固定することもできる。また、テーピングよりも安く、着火剤としても優秀。
ツェルト泊のポイントは、グランドシート部分に当たる四隅を綺麗に固定すること。ここを失敗すると裾が浮き上がり、スペースが狭くなる→入っても布部分が体に張り付く→寒いとなる。底の四隅とポールを立てる2x2本で必要な細引きの数はそれなりに多くなる。ロープ持っている時は減らすことができるが、縦走だと丸々セットが必要。
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