樹レコ。 樹木観察、紅葉狩り、オマケは道迷い 〜大和葛城山〜

日程 | 2019年11月16日(土) [日帰り] |
---|---|
メンバー | |
天候 | 晴 |
アクセス |
利用交通機関
道迷いで下山が遅くなりタクシー利用 上河内→富田林 運賃3170円
電車
〖道迷いの顛末は感想欄へ書きました〗
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|
地図/標高グラフ

表示切替:
コースタイム [注]
- 日帰り
- 山行
- 8時間19分
- 休憩
- 1時間21分
- 合計
- 9時間40分
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/ 危険箇所等 | 北尾根道 道標あり 弘川寺道 道標ほとんどなし 自然研究路 下半分は通行止めです。 |
---|
写真
エンコウカエデに似ていますが、ヤグルマカエデの葉の裂片には欠刻(粗い凹凸)があります。遠くから見るとカジカエデにも見えますが、ヤグルマカエデの葉はカジカエデの葉のように大きくはありません。
感想/記録
by Happa64
【大阪側の中腹以下の場所で道迷い】
もう50分も下れば里に着くはずでした。
ところが歩いていた林道がまさかの終点行き止まり。
その先はひどいブッシュでもう引き返すしかありませんでした。
分岐点まで登り、別の林道をおりました。ここはどれもダート林道です。
ところがこの林道も行き止まりです。
さらに別林道、あっさり行き止まり。
ゲームオーバーじゃ。
どうやら小規模な林道が交錯する植林地帯にはいってしまったようです。
確かな所まで引き返せは登山の鉄則です。(原則だったかな?)
そだらば、あの国定公園の表示の地点まで戻りましょう(いやいやですけど)。
右に下りた分岐は左に登ればよい。
左に下りた分岐は右に登ればよい。
右、右、左、右、
いやあ、けっこうたくさん分岐点あった・・
右か左かついに分からなくなってゲームオーバーじゃ。
迷路ゲームしに来たんじゃないですよ。健全な山歩きをしにきたんです。
国定公園の表示に戻れる保証まで失ってしまいました。。
こんな小規模で盲腸みたいな林道とマジメに付き合っていたら日が暮れてしまいます。
林道と決別して谷に下ることにしました。
谷には古くからの山仕事の道があるでしょうよ。
ところが行けども行けども道は無くて、、
あるの倒木と間伐材の放置とズルズルの斜面。
歩きにくいたらしょうがありません。
危ないからと急斜面を避けたら、高い所に追いやられ、
また谷底を目指すが、体力を使うし神経もすり減ります。
とにかく慎重な脚運びこそが肝要です。
しかしついに転倒。慌てちゃいけないとペットボトルを取り出して
お茶を飲みますが、慌ててむせます。慌てているようです。
このあと左手で握った木の枝と、右手で握った木の枝が同時に折れて、
一瞬体の支えを失ってヒヤリとしました。
谷に堰堤があることを忘れていました。
当たり前のことを忘れるから、馬鹿ですねえ。
堰堤怖い、怖い。
堰堤は一つでないことも分かってきて、
ここで谷をあきらめ、尾根に這い上がります。
尾根に小道か踏み跡はあるでしょうか。ないでしょうね。
(やっぱりあらしません) 京都弁やっている場合ではありません。
慎重に下ります、なにしろ急ですから。
時間が過ぎます。暗くなります。
太陽が沈みます。沈む速度は速いです。けっこう重量がありますから。
下に車道が見え、車が走っているではないですか。
助かった。
ところがイノシシ防除柵に行き当たってしまい、
これを突破することができません。トホホ。(解るわ、イノシシの気持ち)
左へ左へと避けて、逃げて、
小沢を渡り、また登り活路を探します。山がなかなか許してくれません。
下に林道が見えました。こんどはコンクリ舗装の林道のようです。
どこか下れるところはないかいな、と、窪んだところがありました。
窪みに足を入れ、木の根と木の枝をつかんでモンキークライムダウンです。
よくぞ御無事ででしたが、よく見れば右足首の上を打ちつけていて、
抑えると痛いです。
何が起こるか分からないのが山登りですね。
最後まで気を抜くことができないのが山登りです。
正規の下山口より南へ1.6キロのところに下りてしまっていたでした。
もう50分も下れば里に着くはずでした。
ところが歩いていた林道がまさかの終点行き止まり。
その先はひどいブッシュでもう引き返すしかありませんでした。
分岐点まで登り、別の林道をおりました。ここはどれもダート林道です。
ところがこの林道も行き止まりです。
さらに別林道、あっさり行き止まり。
ゲームオーバーじゃ。
どうやら小規模な林道が交錯する植林地帯にはいってしまったようです。
確かな所まで引き返せは登山の鉄則です。(原則だったかな?)
そだらば、あの国定公園の表示の地点まで戻りましょう(いやいやですけど)。
右に下りた分岐は左に登ればよい。
左に下りた分岐は右に登ればよい。
右、右、左、右、
いやあ、けっこうたくさん分岐点あった・・
右か左かついに分からなくなってゲームオーバーじゃ。
迷路ゲームしに来たんじゃないですよ。健全な山歩きをしにきたんです。
国定公園の表示に戻れる保証まで失ってしまいました。。
こんな小規模で盲腸みたいな林道とマジメに付き合っていたら日が暮れてしまいます。
林道と決別して谷に下ることにしました。
谷には古くからの山仕事の道があるでしょうよ。
ところが行けども行けども道は無くて、、
あるの倒木と間伐材の放置とズルズルの斜面。
歩きにくいたらしょうがありません。
危ないからと急斜面を避けたら、高い所に追いやられ、
また谷底を目指すが、体力を使うし神経もすり減ります。
とにかく慎重な脚運びこそが肝要です。
しかしついに転倒。慌てちゃいけないとペットボトルを取り出して
お茶を飲みますが、慌ててむせます。慌てているようです。
このあと左手で握った木の枝と、右手で握った木の枝が同時に折れて、
一瞬体の支えを失ってヒヤリとしました。
谷に堰堤があることを忘れていました。
当たり前のことを忘れるから、馬鹿ですねえ。
堰堤怖い、怖い。
堰堤は一つでないことも分かってきて、
ここで谷をあきらめ、尾根に這い上がります。
尾根に小道か踏み跡はあるでしょうか。ないでしょうね。
(やっぱりあらしません) 京都弁やっている場合ではありません。
慎重に下ります、なにしろ急ですから。
時間が過ぎます。暗くなります。
太陽が沈みます。沈む速度は速いです。けっこう重量がありますから。
下に車道が見え、車が走っているではないですか。
助かった。
ところがイノシシ防除柵に行き当たってしまい、
これを突破することができません。トホホ。(解るわ、イノシシの気持ち)
左へ左へと避けて、逃げて、
小沢を渡り、また登り活路を探します。山がなかなか許してくれません。
下に林道が見えました。こんどはコンクリ舗装の林道のようです。
どこか下れるところはないかいな、と、窪んだところがありました。
窪みに足を入れ、木の根と木の枝をつかんでモンキークライムダウンです。
よくぞ御無事ででしたが、よく見れば右足首の上を打ちつけていて、
抑えると痛いです。
何が起こるか分からないのが山登りですね。
最後まで気を抜くことができないのが山登りです。
正規の下山口より南へ1.6キロのところに下りてしまっていたでした。
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この記録で登った山/行った場所
- 大和葛城山 (959m)
- 葛城高原ロッジ
- 葛城登山口駅 (315m)
- 近鉄御所駅 (96m)
- 葛城山上駅 (879m)
- 自然研究路分岐 (711m)
- 北尾根道の展望ベンチ (535m)
- ダイトレ弘川道合流点 (934m)
- 葛城高原キャンプ場 (930m)
- ダイトレ・北尾根分岐 (830m)
- 御所駅
- 四ツ辻
- 五ツ辻
- 葛城山
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この記録へのコメント
投稿数: 230
大和葛城山での道迷いの顛末詳しく書いて下さり参考になりました。
里山(?)こそ侮れないですよね。
(高い山々は割合、道(踏み跡)や案内がしっかりしおり道迷いは少ないですね。体力やいろんな装備は必要になって来ますが…)
標高が低いので簡単に登山できると考えがちですが、里山こそ、獣道・作業道・林道・道迷い道等が複雑に入り組んでおり、挙句の果て私は11/17には
沢山のピンクリボン(樹木の伐採の印なのでしょうか)と途中でリボンが無くなってしまうハプニングに遭遇しました。
一応どの方向の稜線を目指せば登山道が走っているか見当をつけて進んでて最悪は免れています。
以前、同じ山界隈で新緑の頃(登山道は藪で無いに等しく申し訳程度にリボン)帰りの道を見失ってしまい靄ってて右も左も分からず動顚してしまったことを今でも鮮やかに思い出します、最後は磁石を頼りに谷に降りない事を心掛け上手く登山道に戻れたことがありました。
今思えば、その山界隈の全体像を知っていれば慌てることは無かったのですが私にとっての良い教訓でした。
私のレコでは「里山は侮れない」と事あるごとに書いています。
9時間余りの彷徨お疲れ様でした。そして無事の下山何よりでした。
投稿数: 91
コメントありがとうございました。
yamanamieさんは遭難事故が起こるたびに、ヤマレコ日記により
その遭難を検証しまた警鐘を鳴らすなど数々述べてこられましたが、
私もそれを逐一読ませていただき、その都度山登りの安全というものを
再確認してきたつもりでありましたが、
今回、記録報告に書きましたような事態を起こしてしまい、まことに
お恥ずかしい限りです。
里山には里山特有の危険がありますね。私の場合もっとなんとかならなかったかと
反省するのですが、やはり谷に下りたのが軽率でした。
yamanamieさんのおっしゃるとおり、
どの方向の稜線を目指せば登山道が走っているかを判断することがよく、それが
登山の基本に忠実であることの一つですね。
山の全体像を頭に叩き込んでから行くというのも大事ですね。
私の場合、局所しか見てなくて、まさに木を見て山を見ず、さらに
行き当たりばったりなことを連続してやったので、
ついに登山道に復帰することがなかったです。
いい薬になりました。
投稿数: 3377
投稿数: 91
コメントありがとうございました。
いったいどこに下りたのだろうという疑問・・??・すると「上河内」だったです
余談ですが、上高地で、穂高とかからの下山が遅れる不測の事態が発生し、最終バスに乗り遅れると、
バス前売り券は損、バス乗車整理券もただの紙切れ、タクシー松本まで17000円、沢渡までなら??円 かな? とんでもないことですね。辺りは真っ暗でしょうし・・
ともあれ下山の時刻は要注意です。
葛城山の頂部の東面は、小規模ですが見本園のようでした。東日本のように樺の仲間があればいいのですが、西にはありません。
投稿数: 3377
投稿数: 91
私は今も地図はペーパーで旧式登山者です。
何もなければよいが、最悪の事態も考えなければならないというのが
登山という行為に内在している重要な一要素であるならば、
現在の私は丸ゴシの状態で問題アリかも。
yamaonseさんがココヘリに言及してくださいましたので、
これを機に(私がすぐさま最新機器を持つことはありませんが)
現在の私の無防備状態の見直しを始めたい、そう思いましたよ