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Yamareco

記録ID: 211405
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

JWV 敗退の「南八ヶ岳」

2012年07月28日(土) 〜 2012年07月29日(日)
 - 拍手
aaib1360 その他4人
GPS
34:45
距離
12.6km
登り
1,066m
下り
1,067m

コースタイム

28日 小淵沢駅9:05=タクシー=9:25 天女山駐車場(1529m)9:35 -9:50
   天ノ河原 -10:40海抜1800mの石柱‐11:20標高2000M‐12:20ここ
   が一番きつい登り‐13:00 2300m石柱‐13:25 前三ツ頭(2364m)
    13:40‐16:05天女山駐車場
   
29日 美濃戸口9:05‐10:05美濃戸12:25‐13:20美濃戸口15:00=バス
=15:40茅野駅(解散)

天候 28日 晴のち曇り、夜半に雷雨あり
29日 晴一時曇
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
天女山駐車場には15台ほど駐車スペースあり
コース状況/
危険箇所等
前三ツ頭までは危険個所はありません。
急な登りの連続です。標高差830mですのでストレッチとペース配分と
暑さ対策が必要です。
登山ポストは天女山駐車場からすぐ登った所の左側にあります。
ブヨ、虫が多く予防対策をしておくと良いと思います。

下山後の入浴は、八ヶ岳山荘が入浴料500円です。
太陽館、樅の木は現在入浴はしていないとのことです。
天女山駐車場にある案内板です。これから三ッ頭山から権現岳を越え赤岳に登ります。
2012年07月28日 09:30撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 9:30
天女山駐車場にある案内板です。これから三ッ頭山から権現岳を越え赤岳に登ります。
権現岳まで6.8kmです。元気いっぱいです。
2012年07月28日 09:38撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 9:38
権現岳まで6.8kmです。元気いっぱいです。
最初は笹原の緩い登りです。
2012年07月28日 10:04撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 10:04
最初は笹原の緩い登りです。
晴れていればここから三ッ頭山、権現岳が良く見えるのですが、生憎の天気です。雨が降らないだけましです。
2012年07月28日 10:20撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 10:20
晴れていればここから三ッ頭山、権現岳が良く見えるのですが、生憎の天気です。雨が降らないだけましです。
海抜1800mの石柱です。1940年、皇紀2600年の記念事業で建立されたようです。権現岳まで100mごとにあるそうです。
2012年07月28日 10:42撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 10:42
海抜1800mの石柱です。1940年、皇紀2600年の記念事業で建立されたようです。権現岳まで100mごとにあるそうです。
標高2000mの看板です。
2012年07月28日 11:21撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 11:21
標高2000mの看板です。
きつい登りを登って来ました。
2012年07月28日 12:16撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 12:16
きつい登りを登って来ました。
これからもきつい登りの連続です。
2012年07月28日 12:17撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 12:17
これからもきつい登りの連続です。
元気に高度を稼いでおります。
元気に高度を稼いでおります。
ここが一番きついの看板です。両腿が悲鳴を上げ始めました。今までにない痛みです。
2012年07月28日 12:19撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 12:19
ここが一番きついの看板です。両腿が悲鳴を上げ始めました。今までにない痛みです。
少しは緩やかなところもありますが…
2012年07月28日 12:26撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 12:26
少しは緩やかなところもありますが…
花も慰めてくれますが…
2012年07月28日 12:33撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 12:33
花も慰めてくれますが…
仲間は元気ですが…
ガスが出て来ました。
2012年07月28日 12:52撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 12:52
仲間は元気ですが…
ガスが出て来ました。
ますます斜度が増し、腿筋が悲鳴を上げております。
2012年07月28日 12:52撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 12:52
ますます斜度が増し、腿筋が悲鳴を上げております。
後10分、ガンバレ!看板も励ましてくれています。2300mです。
2012年07月28日 13:01撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 13:01
後10分、ガンバレ!看板も励ましてくれています。2300mです。
やっと前三ツ頭に到着しました。
2012年07月28日 13:24撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 13:24
やっと前三ツ頭に到着しました。
ミネウスユキソウがほほ笑んでいますが、痛みに耐えかねこれから先の事を考え、仲間に全てを話し単独で下る決断をします。グループ登山の難しい所です。
2012年07月28日 13:28撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/28 13:28
ミネウスユキソウがほほ笑んでいますが、痛みに耐えかねこれから先の事を考え、仲間に全てを話し単独で下る決断をします。グループ登山の難しい所です。
天の河原近くまで下って来ました。振り返ると三ツ頭、権現岳が微かに見えております。
2012年07月28日 15:40撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 15:40
天の河原近くまで下って来ました。振り返ると三ツ頭、権現岳が微かに見えております。
ここまでやっとの思いで下って来ました。かなり神経を使いました。明日、迎えに行きますからね…
2012年07月28日 15:55撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 15:55
ここまでやっとの思いで下って来ました。かなり神経を使いました。明日、迎えに行きますからね…
南ア方面ですが天候が怪しいです。
2012年07月28日 15:56撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 15:56
南ア方面ですが天候が怪しいです。
2012年07月28日 15:56撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 15:56
天の河原は1600mです。760m下って来ました。途中で友人に助けを求めるメールをしたりして、2時間30分ほどかかりました。腿筋の痛みもやわらいできましたが…辛い経験を味わいました。
2012年07月30日 18:32撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/30 18:32
天の河原は1600mです。760m下って来ました。途中で友人に助けを求めるメールをしたりして、2時間30分ほどかかりました。腿筋の痛みもやわらいできましたが…辛い経験を味わいました。
昨日、蓼科の友人に助けられ、29日朝美濃戸口に来ました。仲間は昨日はキレット小屋に17時30分に着いたそうです。私が一緒だったらどうなっていたか…61段のの源冶ハシゴも無事に下り、まずは一安心です。今日の赤岳までの登りが気にかかります。
2012年07月29日 08:57撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 8:57
昨日、蓼科の友人に助けられ、29日朝美濃戸口に来ました。仲間は昨日はキレット小屋に17時30分に着いたそうです。私が一緒だったらどうなっていたか…61段のの源冶ハシゴも無事に下り、まずは一安心です。今日の赤岳までの登りが気にかかります。
この時間の八ヶ岳山荘前は空いています。これから美濃戸まで仲間を迎えに行きます。腿筋はだいぶ良くなりましたが、急な登りはまだ激痛が走ります。
2012年07月29日 08:57撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 8:57
この時間の八ヶ岳山荘前は空いています。これから美濃戸まで仲間を迎えに行きます。腿筋はだいぶ良くなりましたが、急な登りはまだ激痛が走ります。
山荘を出ると静かな林の中を歩きます。
2012年07月29日 09:06撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 9:06
山荘を出ると静かな林の中を歩きます。
坂道を下ると柳川の橋に出ます。昨夜の激しい雷雨で水量が増えています。
2012年07月29日 09:11撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 9:11
坂道を下ると柳川の橋に出ます。昨夜の激しい雷雨で水量が増えています。
2012年07月29日 09:43撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 9:43
樹木が美しいです。
2012年07月29日 09:44撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/29 9:44
樹木が美しいです。
2012年07月29日 09:52撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 9:52
この沢の橋を渡るとまもなく美濃戸です。やまのこ村、赤岳山荘、美濃戸山荘と続きます。
2012年07月30日 18:33撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/30 18:33
この沢の橋を渡るとまもなく美濃戸です。やまのこ村、赤岳山荘、美濃戸山荘と続きます。
北沢、南沢の分岐に着きました。
2012年07月29日 10:26撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 10:26
北沢、南沢の分岐に着きました。
右が南沢で行者小屋に行きます。左が北沢で赤岳鉱泉に行きます。
2012年07月29日 10:27撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 10:27
右が南沢で行者小屋に行きます。左が北沢で赤岳鉱泉に行きます。
美濃戸山荘です。
2012年07月29日 10:27撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 10:27
美濃戸山荘です。
私のザックです。行者小屋まで登ろうかと考えましたが、もしも何かがと考えここで待つことにしました。
2012年07月29日 10:45撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 10:45
私のザックです。行者小屋まで登ろうかと考えましたが、もしも何かがと考えここで待つことにしました。
2012年07月29日 11:23撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 11:23
昼頃には続々と登る人、下ってきた人で山荘前は混んできました。スイカ500円が人気があるそうで良く売れていました。12時10分過ぎに仲間の元気な顔と再開できました。
2012年07月29日 11:56撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/29 11:56
昼頃には続々と登る人、下ってきた人で山荘前は混んできました。スイカ500円が人気があるそうで良く売れていました。12時10分過ぎに仲間の元気な顔と再開できました。
コスモスも微笑んでいます。
2012年07月29日 12:39撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/29 12:39
コスモスも微笑んでいます。

感想

権現岳から赤岳の間のキレットは、高校の時歩き、また歩きたくなり企画しました。
その時は小淵沢駅から南八ヶ岳を縦走し、松原湖駅まででした。

夏山のハイシーズンでスーパーあずさはグリーン車、指定席、自由席も満員で
立川駅から小淵沢駅まで立ちっぱなしで、1939年生まれには応えます。

予約をしてあった5人乗りのタクシーで天女山駐車場(1529m)まで一気に上がります。駐車場はすでに満タンです。

天ノ河原からはしばらく緩やかな登りですが、
1800mの石柱から傾斜がきつくなり、観音平から編笠山、権現岳への登りとは斜度がだいぶ違います。

2000mの標識を過ぎてから左の腿筋に激痛が走りました。だましだまし歩くが、今度は右の腿筋まで痛みが出て来ます。さてこれからどうするか、痛みをこらえながらいろいろと考える。

2300mの石柱を過ぎるころから両脚の腿筋が痛くなり、やっとのことで
前三ツ頭(2364m)に着く。しばらく休み又歩き出すが斜度が少しきつくなると
又、痛み出す。右の樹林帯に入る手前で決断をする。

皆は、のんびり歩いてでも一緒にと云ってくれるがこの先、三ツ頭、権現岳、源治の61段の鉄ハシゴの下り、旭岳、南北ツルネ、そしてキレット小屋まで3時間20分のコースタイムがある。
このまま歩けば何時に着くか、皆に迷惑がかかる、
CLとしての責任もある。14時15分決断を下す。

私が単独で今登ってきた道を2時間で下る。皆と行動を共にすると4時間以上かかり、もっと危険だ。雷雨もありそうだ。決断を下してみなと明日の再開を約し、下りにかかる。

下りの途中で、蓼科の友人にメールを送る。すぐに返事が来て迎えに来てくれるとのこと。
ありがたくお言葉に甘える事にしました。

駄目なら甲斐大泉駅まで歩き、茅野のビジネスHに泊まり、朝一番のバスで美濃戸に向かい仲間と合流する予定であった。
本当に助かりました。
その夜の茅野地方には洪水警報が出て、雷雨が長く続き行者小屋のテン泊の人は怖くて小屋に逃げようかと考えたくらいだと云っていました。

翌日、美濃戸口まで車で送って頂き、そこから美濃戸に向かう。
美濃戸までの傾斜なら腿には影響が無いみたいだ。
美濃戸山荘に10時過ぎに着くが、行者小屋までは足が不安なのでここで待つことにする。
11時ごろヘリが上空を旋回している。もしやと不安になるが下山してきた人が
大同心のあたりで、ヘリにつり上げたとの話を聞き安心をする。
これがキレットから赤岳あたりと聞いたら大変であったと思う。

12時過ぎに仲間4名が元気に下って来て再会をする。本当に良かったと思います。

今回の反省は、普段の運動不足、出発前のストレッチ不足、汗でタイツが濡れそれが冷えて腿筋を冷やしたのが原因ではないかと、自分では考えるが、整形外科に行き良く診断してもらい、次回の山行では万全を期したいと思っており、しばらくはエレベーターも乗らない予定です。

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