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Yamareco

記録ID: 2114310
全員に公開
ハイキング
中国

岡山県鏡野町 苫田ダム〜小田草山(城址) 紅葉&花&野鳥

2019年11月18日(月) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:49
距離
8.8km
登り
338m
下り
368m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:21
休憩
0:34
合計
2:55
9:05
7
苫田ダム駐車場
9:12
9:22
14
苫田ダム内部見学
9:36
9:46
40
苫田鞍部ダム
10:26
10:35
15
小田草神社
10:50
10:51
7
小田草城三の郭跡
10:58
10:58
8
小田草山頂上(小田草城主郭跡)
11:06
11:06
36
小田草神社(2回目)
11:42
11:42
14
苫田鞍部ダム(2回目)
11:56
12:00
0
苫田ダム展示室
12:00
苫田ダム駐車場
ダム湖周辺の展望や史跡見学、紅葉など旬の動植物観察を楽しむコース
歩行距離9km、歩行時間2時間20分、歩行数13,600歩、消費カロリー1,170Kcal
天候 曇りのち雨
過去天気図(気象庁) 2019年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 苫田(とまた)ダム駐車場に自動車を停めました。十台程駐車可能です。また、ダムの東側にも数台分の駐車場、奥津湖畔の今回のルート上にも2,3か所駐車場があります。
 なお、奥津湖畔の道路は、苫田大橋から奥津湖畔の総合観光施設である「みずの郷奥津湖」のすぐ南までが去年の豪雨により通行止めです。鏡野町のホームページトップの緊急情報にて地形図で確認できます。
コース状況/
危険箇所等
 小田草(おだくさ)神社境内の小田草(おだくさ)城址付近の図<写真28>から小田草(おだくさ)城二の郭跡<写真30>までは、てすりや街灯完備の階段状土道で、神社の石段の下り以外は雨天でも安心して歩けます。主郭<写真31>へはササの間にうっすら踏み跡がある程度ですが、かき分けなくても歩けます。そこから北はササをかき分ければ行けるかもしれません。これ以外はアスファルト道です。
 なお、苫田(とまた)ダム内の見学の際、一部GPSログの途切れや乱れが生じています。
 紅葉は、奥津湖畔の植栽のモミジやドウダンツツジは見頃、周辺の山々の紅葉はうっすらでした。奥津湖から道の駅奥津温泉に向かって国道179号線を北上するにつれ、周辺の山肌の色が鮮やかになり、民家や温泉施設周辺のモミジなども見頃でした。奥津渓もまだ見頃だったのかもしれません。
その他周辺情報  奥津湖から国道179号線を北上すると、道の駅奥津温泉があります。「温泉亭」ではランチバイキング<写真44,45>が楽しめます。また、奥津温泉では日帰り入浴が可能です。ただし、「温泉亭」は週末は14時台にならなければ入店できないことも多々あります。特に紅葉シーズンは昼前から駐車場に入る渋滞が発生し、素通りせざるをえないことも(*_*;
 今回は雨の平日でしたが、駐車場にはすんなり入れたものの、「温泉亭」に入店できたのは50分後の13時10分頃でした(-_-;)
01展望デッキより苫田ダム
展望デッキから吉井川に面した南西面を望み、動画も撮りました。
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01展望デッキより苫田ダム
展望デッキから吉井川に面した南西面を望み、動画も撮りました。
02苫田ダムモミジ並木
ダムの北西側がモミジ並木となっており綺麗でした。
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02苫田ダムモミジ並木
ダムの北西側がモミジ並木となっており綺麗でした。
03苫田ダム北東面
ダムから少し北東に進み、奥津湖に面した北東面を望みました。
03苫田ダム北東面
ダムから少し北東に進み、奥津湖に面した北東面を望みました。
04苫田ダム堤体内見学室より
     放流設備&吉井川
見学入口からエレベーターで地下二階の見学室に行きました。なんと、ダムのど真ん中から見た景観です(*^^*)
04苫田ダム堤体内見学室より
     放流設備&吉井川
見学入口からエレベーターで地下二階の見学室に行きました。なんと、ダムのど真ん中から見た景観です(*^^*)
05二色モミジ
奥津湖畔のアスファルト道を歩いていると、たまに法面にモミジが見られます。赤とオレンジの色合いが絶妙でした。
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05二色モミジ
奥津湖畔のアスファルト道を歩いていると、たまに法面にモミジが見られます。赤とオレンジの色合いが絶妙でした。
06ドウダンツツジ紅葉
植栽です。ちょうど日が差してきたので鮮やかに見えました。動画も撮りました。ここにも駐車可能です。トイレがなくてもよければ、今回のルート上に3,4か所駐車場がありました。
3
06ドウダンツツジ紅葉
植栽です。ちょうど日が差してきたので鮮やかに見えました。動画も撮りました。ここにも駐車可能です。トイレがなくてもよければ、今回のルート上に3,4か所駐車場がありました。
07苫田鞍部ダム付近モミジ
よく見るとやはり淡いオレンジ色の部分もあり、いいアクセントになっています。
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07苫田鞍部ダム付近モミジ
よく見るとやはり淡いオレンジ色の部分もあり、いいアクセントになっています。
08ススキ越しに
   苫田鞍部ダム北西面
鞍部ダムの説明は感想にて。背後には標高383.0mの三角点峰<点名:鳥越>が見えています。
08ススキ越しに
   苫田鞍部ダム北西面
鞍部ダムの説明は感想にて。背後には標高383.0mの三角点峰<点名:鳥越>が見えています。
09苫田鞍部ダム
    北東斜面モミジ
ダムの管理道を北東に進むと、突き当りの北東斜面にモミジが一直線に上に向かって生えていました。植栽でしょう。動画も撮りました。
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09苫田鞍部ダム
    北東斜面モミジ
ダムの管理道を北東に進むと、突き当りの北東斜面にモミジが一直線に上に向かって生えていました。植栽でしょう。動画も撮りました。
10苫田鞍部ダム
  北東斜面モミジズーム
手前のモミジを見上げてみました。日に透かしてみると一段と明るく鮮やかです。
3
10苫田鞍部ダム
  北東斜面モミジズーム
手前のモミジを見上げてみました。日に透かしてみると一段と明るく鮮やかです。
11コシロノセンダングサ
直径2cm程の小さな花はかわいいのですが、いわゆる「引っ付き虫」の仲間です。衣類などに引っ付くと厄介な実もたくさんありました。
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11コシロノセンダングサ
直径2cm程の小さな花はかわいいのですが、いわゆる「引っ付き虫」の仲間です。衣類などに引っ付くと厄介な実もたくさんありました。
12ヒメジョオン
さすがに花は少なくなっていますが、まだ頑張っていました。
12ヒメジョオン
さすがに花は少なくなっていますが、まだ頑張っていました。
13マルバアメリカアサガオ
葉がハート型で萼が少し反り返るので、アメリカアサガオやマルバアサガオと見分けられます。花はこの2つだけでした。
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13マルバアメリカアサガオ
葉がハート型で萼が少し反り返るので、アメリカアサガオやマルバアサガオと見分けられます。花はこの2つだけでした。
14イチョウ黄葉
何気なく道路から奥に目をやると、黄色く色づいたイチョウが見られました。
3
14イチョウ黄葉
何気なく道路から奥に目をやると、黄色く色づいたイチョウが見られました。
15サザンカ
この花を見ると、冬が近づいていることを実感します。7分咲きくらいでした。
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15サザンカ
この花を見ると、冬が近づいていることを実感します。7分咲きくらいでした。
16モズ♀
のどを膨らませたり、尾羽を扇風機のようにクルクルと回転させたりするしぐさが可愛すぎます!(^^)!動画でその様子を撮影しました。これを見たあなたのハートもバキューン(*^^*)
4
16モズ♀
のどを膨らませたり、尾羽を扇風機のようにクルクルと回転させたりするしぐさが可愛すぎます!(^^)!動画でその様子を撮影しました。これを見たあなたのハートもバキューン(*^^*)
17ミゾソバ
よく似た花は何種類かありますが、肩が張り出して中央がくびれたような特徴的な葉の形ですぐにわかります。溝にたくさん生えていましたが、曇天のためか、みんなつぼんでいました。
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17ミゾソバ
よく似た花は何種類かありますが、肩が張り出して中央がくびれたような特徴的な葉の形ですぐにわかります。溝にたくさん生えていましたが、曇天のためか、みんなつぼんでいました。
18ハッカ
ミゾソバと同じ溝です。在来種で少し湿った場所を好みます。
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18ハッカ
ミゾソバと同じ溝です。在来種で少し湿った場所を好みます。
19ヨメナ
よく似たノコンギクとは違い、冠毛がとても短く真横からでもほとんど見えません。ちょうど花が散っているものがあったので冠毛の長さが確認できました。
19ヨメナ
よく似たノコンギクとは違い、冠毛がとても短く真横からでもほとんど見えません。ちょうど花が散っているものがあったので冠毛の長さが確認できました。
20リンドウ
曇天ですが花が開いていました。小さなつぼみがありますが、そろそろ終わりでしょう。
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20リンドウ
曇天ですが花が開いていました。小さなつぼみがありますが、そろそろ終わりでしょう。
21野菊の仲間
直径2cm程の花は白ですが、つぼみは淡い紫色を帯び、8cm程の大きな葉には長い葉柄に翼がありました。シラヤマギクにしては舌状花がびっしりでつぼみが有色、ミヤマヨメナとは開花時期や花の付き方が違う、謎の花でした。
21野菊の仲間
直径2cm程の花は白ですが、つぼみは淡い紫色を帯び、8cm程の大きな葉には長い葉柄に翼がありました。シラヤマギクにしては舌状花がびっしりでつぼみが有色、ミヤマヨメナとは開花時期や花の付き方が違う、謎の花でした。
22小田草神社鳥居&灯籠
石段の中ほどに鳥居がありました。二の鳥居でしょうか。
22小田草神社鳥居&灯籠
石段の中ほどに鳥居がありました。二の鳥居でしょうか。
23小田草神社拝殿&本殿
寿永年間(1182年)、源頼朝の創建とされる由緒正しい神社ですが、明治30年に火災により社殿が焼失、現在の建物は明治37年の造営です。
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23小田草神社拝殿&本殿
寿永年間(1182年)、源頼朝の創建とされる由緒正しい神社ですが、明治30年に火災により社殿が焼失、現在の建物は明治37年の造営です。
24小田草神社梵鐘
貞治7年(1368年)、小田草城主斎藤二郎が寄進したとの銘が刻まれており、岡山県の重要工芸品に指定されています。
24小田草神社梵鐘
貞治7年(1368年)、小田草城主斎藤二郎が寄進したとの銘が刻まれており、岡山県の重要工芸品に指定されています。
25一の谷稲荷神社
天正年間(1624~1642)に、小田草城主斉藤玄蕃守親實が京都の伏見稲荷大社より勧請して一の谷池付近に祀ったものといわれています。現在の社殿は、天保9年(1838)、津山藩主松平斉孝が再建したもので、鏡野町指定建造物です。明治41年(1908)に合祀されここに移設されました。
25一の谷稲荷神社
天正年間(1624~1642)に、小田草城主斉藤玄蕃守親實が京都の伏見稲荷大社より勧請して一の谷池付近に祀ったものといわれています。現在の社殿は、天保9年(1838)、津山藩主松平斉孝が再建したもので、鏡野町指定建造物です。明治41年(1908)に合祀されここに移設されました。
26小田草神社渡り廊下
本殿の脇から振り返ってみました。中央に拝殿、その右にあり渡り廊下でつながっているのは社務所でしょうか。
26小田草神社渡り廊下
本殿の脇から振り返ってみました。中央に拝殿、その右にあり渡り廊下でつながっているのは社務所でしょうか。
27一の谷稲荷神社本殿
拝殿<写真25>の赤い柵の中を覗き込むと、小さいながらも凝った造りの本殿がありました。
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27一の谷稲荷神社本殿
拝殿<写真25>の赤い柵の中を覗き込むと、小さいながらも凝った造りの本殿がありました。
28小田草城址付近の図
木製の鳥居をくぐると案内板がありました。ここからコンクリート道を少し北東に進むと、てすりや街灯完備の階段状の土道の入り口があります。
28小田草城址付近の図
木製の鳥居をくぐると案内板がありました。ここからコンクリート道を少し北東に進むと、てすりや街灯完備の階段状の土道の入り口があります。
29小田草城三の郭跡より
        南南東方面
展望台になっており、南東から南南西方面を望むことができます。動画も撮りました。生憎の曇天でしたが、墨絵のような風景もなかなか絵になります。元旦には初日の出を拝む地元の人々でにぎわいそうです。
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29小田草城三の郭跡より
        南南東方面
展望台になっており、南東から南南西方面を望むことができます。動画も撮りました。生憎の曇天でしたが、墨絵のような風景もなかなか絵になります。元旦には初日の出を拝む地元の人々でにぎわいそうです。
30小田草城二の郭跡
三の郭(くるわ)跡<写真29>よりも一段高くなっており、小田草城址の標柱が建っていました。
30小田草城二の郭跡
三の郭(くるわ)跡<写真29>よりも一段高くなっており、小田草城址の標柱が建っていました。
31小田草城主郭跡黄色モミジ
ササが茂った中にうっすら残る踏み跡を辿ると、小田草(おだくさ)山頂上にある小田草城主郭跡に出ます。ササをかき分けてさらに北上できるかもしれませんが、ここで引き返しました。
31小田草城主郭跡黄色モミジ
ササが茂った中にうっすら残る踏み跡を辿ると、小田草(おだくさ)山頂上にある小田草城主郭跡に出ます。ササをかき分けてさらに北上できるかもしれませんが、ここで引き返しました。
32イヌホオズキの仲間
アメリカイヌホオズキでしょうか。まだ花がそこそこ咲いていました。
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32イヌホオズキの仲間
アメリカイヌホオズキでしょうか。まだ花がそこそこ咲いていました。
33キバナコスモス
コスモスよりも幅広の葉と黄色やオレンジ色の花で別種だとわかります。1株だけ頑張っていました。
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33キバナコスモス
コスモスよりも幅広の葉と黄色やオレンジ色の花で別種だとわかります。1株だけ頑張っていました。
34ヤツデ
別名を「天狗の羽団扇」といい、大きな葉には魔物を追い払う力があると考えられ、縁起がいいと庭に植えられることも多いようです。
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34ヤツデ
別名を「天狗の羽団扇」といい、大きな葉には魔物を追い払う力があると考えられ、縁起がいいと庭に植えられることも多いようです。
35こんにちはキノコ
マルチシートの破れ目から白っぽいキノコがこんにちは。県南の我々には十分過ぎる寒さですが、植物たちはたくましいです(*^^*)
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35こんにちはキノコ
マルチシートの破れ目から白っぽいキノコがこんにちは。県南の我々には十分過ぎる寒さですが、植物たちはたくましいです(*^^*)
36ツワブキ
咲き始めたサザンカの垣根の根元で満開でした。
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36ツワブキ
咲き始めたサザンカの垣根の根元で満開でした。
37ススキ越しに
   286.3m峰「樋ヶ峪」
里山らしい景色をときょろきょろしていると、ススキが見えたので行ってみました。背後に標高286.3m三角点<点名:樋ヶ峪(ひがさこ?)>のある無名峰が見えています。
37ススキ越しに
   286.3m峰「樋ヶ峪」
里山らしい景色をときょろきょろしていると、ススキが見えたので行ってみました。背後に標高286.3m三角点<点名:樋ヶ峪(ひがさこ?)>のある無名峰が見えています。
38フサフジウツギ
中国原産とも在来種ともいわれています。ここのは植栽のようでした。夏から秋にかけて開花しますが、花はこれだけでした。
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38フサフジウツギ
中国原産とも在来種ともいわれています。ここのは植栽のようでした。夏から秋にかけて開花しますが、花はこれだけでした。
39シマカンギク
道路下の溝で咲いていました。直径2〜3cmの花は可憐で園芸品種かと思いましたが、野生種だそうです。
39シマカンギク
道路下の溝で咲いていました。直径2〜3cmの花は可憐で園芸品種かと思いましたが、野生種だそうです。
40ビロードモウズイカ
地中海沿岸原産の帰化植物で、呼吸器系などに薬効のあるハーブとして扱われることもあります。ただし、10年以上経った種でも発芽する要注意植物です。通常は草丈1〜2mにもなるそうですが、これはせいぜい30cm程度、花も1輪だけでした。
40ビロードモウズイカ
地中海沿岸原産の帰化植物で、呼吸器系などに薬効のあるハーブとして扱われることもあります。ただし、10年以上経った種でも発芽する要注意植物です。通常は草丈1〜2mにもなるそうですが、これはせいぜい30cm程度、花も1輪だけでした。
41苫田鞍部ダム南東面
北西面<写真08>はコンクリートですが、南東面は砂利でした。
41苫田鞍部ダム南東面
北西面<写真08>はコンクリートですが、南東面は砂利でした。
42ナワシログミ
ツルグミよりも萼筒が太めです。満開でいい香りがしていました。4月には実が赤く熟します。
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42ナワシログミ
ツルグミよりも萼筒が太めです。満開でいい香りがしていました。4月には実が赤く熟します。
43タカサゴユリ&
      アキグミの実
タカサゴユリの花は寒さでぐったりしていました。奥に見えているのは直径1cm程のアキグミの実です。少し渋みがありますが、食べられるそうです。この辺りで小雨がパラつき始めたので、駐車場に戻りました。
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43タカサゴユリ&
      アキグミの実
タカサゴユリの花は寒さでぐったりしていました。奥に見えているのは直径1cm程のアキグミの実です。少し渋みがありますが、食べられるそうです。この辺りで小雨がパラつき始めたので、駐車場に戻りました。
44道の駅奥津温泉
    「温泉亭」料理1
50分程待って13時10分頃に入店できました。紅葉シーズンはこの時間帯には駐車場に入れないこともよくあります(*_*;特産のヒラメ(アマゴの地方名)の甘露煮は、山椒風味が強くおいしかったです。
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44道の駅奥津温泉
    「温泉亭」料理1
50分程待って13時10分頃に入店できました。紅葉シーズンはこの時間帯には駐車場に入れないこともよくあります(*_*;特産のヒラメ(アマゴの地方名)の甘露煮は、山椒風味が強くおいしかったです。
45道の駅奥津温泉
    「温泉亭」料理2
デザートの種類は少し減りましたが、エビフライ争奪戦が勃発しなくてなによりです。この後に出てきた新メニューの肉じゃがコロッケと、コショウの効いた切り干し大根の卵とじがおいしかったです。
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45道の駅奥津温泉
    「温泉亭」料理2
デザートの種類は少し減りましたが、エビフライ争奪戦が勃発しなくてなによりです。この後に出てきた新メニューの肉じゃがコロッケと、コショウの効いた切り干し大根の卵とじがおいしかったです。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 防寒具 軍手 雨具 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 サブザック ザックカバー 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex30(GPSナビゲーター)

感想

 今年の紅葉は平年よりも遅いそうですが、そろそろ岡山県北部でも見頃を迎えています。この日は午後から雨の予報だったので、鏡野町の恩原湖周辺、奥津渓、そして奥津湖の三カ所を候補に選定した結果、奥津湖から小田草(おだくさ)城址がある小田草山を訪問しました。

 出発点としたのは苫田(とまた)ダムです。治水、農業・工業用水の供給を目的とし、吉井川の上流部に建設された岡山県内では初めての国土交通省直轄の重力式コンクリートダムです。ダムによって形成された人造湖は奥津湖と命名されました。
 越流頂(最上部)の形状を波形にし、その長さを長くすることで越流量が大きくなる国内初のラビリンス型が採用されています。また、水位を維持するためのゲートは引張りラジアルゲートといわれ、上からゲートを引き留めた形状をしており、これは国内2例目の採用です。このゲートの上にある見学室から放流シーンを間近で見ることが出来ます。また、このラジアルゲートの動く模型は展示室にあります。
 この苫田ダムの東側上流約300mに位置するのが鞍部(あんぶ)ダムです。地形が馬の背(=鞍部)のように低い箇所の対策として建設されました。石や土を積んで提体を作り、貯水池側表面をコンクリートで覆って遮水するコンクリート・フェイシング・ロックフィルダムという珍しい型式です。
 昭和40年3月に苫田ダム建設に向けてボーリング調査が始まりましたが、地元では反対運動が繰り広げられ、国や県との対立が深まり、圧力によりダム反対派町長の辞任が相次ぎました。幾多の紆余曲折を経て、平成16年4月に運用開始された苫田ダム周辺は、現在でこそウォーキングやランニングの場、紅葉スポットとして親しまれていますが、ここに至るまでに悲喜こもごも、深い歴史がありました。展示室では建設途中の写真などを見ることができます。
 また、苫田ダムから奥津湖沿いの道では鮮やかなドウダンツツジやモミジの紅葉が見られ、複雑な想いを和らげてくれました。

 奥津湖の南東にある塚谷集落を経て馬場集落に入り、小田草(おだくさ)神社に着きました。この神社は寿永年間(1182年)に源頼朝が創建、暦応5年(1342年)に斉藤実頼が再建しました。貞治7年(1368年)には小田草城主斎藤二郎が梵鐘(岡山県重要工芸品)を寄進しています。
 明治30年、火災により社殿、宝物が焼失しましたが、同37年に神殿を造営し、41年には氏子内各神社を合祀しました。そのためなのか、社殿の造りとしては珍しく、拝殿と本殿以外に、拝殿と社務所?が渡り廊下で連なっていたり、拝殿・本殿の隣に一の谷稲荷神社が摂社として置かれていたりします。この神社が小田草山(山城址)の登山口となっていました。

 小田草城は標高390mの小田草山の頂上に展開する山城で、町指定史跡にもなっています。築城年代は不明ですが、正平23年(1368年)には斉藤氏の居城でした。
 備前浦上氏の支配下にあった美作に出雲の尼子晴久が侵攻した際、美作の国人衆は尼子に下りました。永禄8年(1565年)、出雲国富田城が毛利氏に包囲され城主斉藤近実に援軍を求めた際には毛利方につきました。永禄12年(1569年)、毛利氏が九州方面に出陣した際に、上月城にて挙兵した尼子勝久に従いましたが、天正10年(1582年)、毛利氏により落城しました。 その後、斉藤氏は宇喜多氏(またまた出たぁ宇喜多!)に属しました。
 小田草城は南北に伸びる尾根に曲輪をならべた典型的な連郭式山城で、北側は堀切で断ち切られています。冬はもっと地形が見えやすいのかもしれませんが、今回の訪問時は草木がまだ生い茂っていて、頂上付近以外は不明瞭で地形をはっきりと見ることができませんでした。
 現在は地元の憩いのスポットとして、毎年9月には「名月を楽しむ会」、元旦に「初日の出を迎える会」が催されています。そのためか、土道は階段状に整備され、てすりや街灯もあります。神社の石段の下りだけ少し気を付ければ雨天でも安心して歩けます。

 ダム周辺の山々の紅葉にはまだ早かったようですが、植栽のモミジやドウダンツツジは見頃でした。また、ここから道の駅奥津温泉に向かって北上すると、周辺の山肌には黄色や赤色が点在し、西屋緑地ではオレンジ色に色づいた木々も多数見られました。
 車窓からの紅葉を楽しみ、道の駅奥津温泉に到着したのは12時20分頃。紅葉の時季にこの時間に駐車場に入れたのは初めてです。雨の平日が幸いしました。
 しかし、レストラン「温泉亭」だけは12組待ち。30人近い団体さんも数人ずつ入れ替わりながらの食事だったようです。結局、特産のエゴマ商品などを購入しながら50分程待ちました。13時台に入れたのはこの時季にしては上出来です。13時半を過ぎると次第に人が減り、エビフライ争奪戦に遭わずにすみました(^_^)
 満腹になったところで大型スーパー「PLANT-5 鏡野店」に移動、食品や日用品など、ここにしかないものを購入しながら食後の運動もバッチリ(*^^*)

 今回は紅葉観賞がメインで設定したコースでしたが、史跡が予想以上に充実していたことと、11月中旬にもかかわらず、まだ花の観賞が楽しめたことが大きな収穫でした(*^^*)
 自然と健康をテーマに町おこしをしている鏡野町ですが、三角縁神獣鏡(いわゆる「卑弥呼の鏡」)が出土するなど歴史的にも興味深く、まだまだ知られざる魅力がたくさんあります。
 今回もまた鏡野町の回し者になってしまいました(^^♪




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