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Yamareco

記録ID: 211640
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

白馬岳

2012年07月28日(土) 〜 2012年07月29日(日)
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子連れ登山 bozibozi その他3人

コースタイム

5:55猿倉-7:00白馬尻小屋7:20-大雪渓-10:20岩室跡10:30-11:00葱平-11:30小雪渓-11:45避難小屋-13:15村営白馬頂上宿舎
6:40村営白馬頂上宿舎-7:15白馬山荘-7:30白馬岳山頂7:40-9:00三国境-9:40小蓮華山9:50-11:40白馬大池山荘12:50-13:30乗鞍岳-14:55天狗平-16:10栂池ヒュッテ
天候 28日 曇り時々晴れ
29日 曇り
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
27日午前2時ごろ八方第5駐車場到着。この時点ですでに満車間近でした。午前4時には満車になったようです。また、タクシーの運転手さんによると猿倉の駐車場は27日から満車だったそうです。路上駐車が多くてバスが通れないかもと言ってました。ちなみに八方第5駐車場から猿倉までタクシーで約3000円でした。
29日は栂池パノラマウェイで下山。大人片道1720円。この日は随時運行で、最終は17時20分でしたが、日によってかなり変わるみたいなので要確認です。栂池から八方第5駐車場まではタクシーで約3000円。
コース状況/
危険箇所等
大雪渓:落石注意
小雪渓:滑落注意
乗鞍岳から天狗平:雪渓上は滑落注意。その後、岩の上を歩くことになるのでスリップ注意。
他、特に危険な場所なし。

猿倉では登山案内書があり、登山届の提出時に、天気やルートなどの注意点を教えてくれます。頂上宿舎内にも登山案内書あり。

猿倉などで1000円でアイゼンを売ってます。メンバーのうち2人が買いましたが、大雪渓の途中でヒモが切れてしまいました。できれば事前に用意した方がいいと思います。

さすが白馬岳という感じでお花畑がすごいので、写真を撮ったり、図鑑で調べながら歩くと予想以上に時間がかかります。白馬岳山頂から三国境までコースタイムが30分なのに1時間半もかかってしまいました。

29日は時期的に相当な数の登山者だったと思われますが、頂上宿舎では1人に1枚の布団(ダブルサイズ?)が割り当てられ、かなり広々と快適に休めました。朝食は4時半からですが、並んだ順ですので4時には長蛇の列となっていました。列が短くなるのを待ってから食べたので、食べ終わったら6時過ぎてました。早立ちする人は弁当にした方がよさそうです。
猿倉荘前。すごい人です。
2012年07月28日 05:44撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/28 5:44
猿倉荘前。すごい人です。
白馬尻小屋。なんだか天気が悪くていやな予感。
2012年07月28日 07:03撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/28 7:03
白馬尻小屋。なんだか天気が悪くていやな予感。
白馬尻小屋からの大雪渓。雪渓から冷たい風が吹き下ろしてきます。
2012年07月28日 07:13撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/28 7:13
白馬尻小屋からの大雪渓。雪渓から冷たい風が吹き下ろしてきます。
キヌガサソウ
2012年07月28日 07:20撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/28 7:20
キヌガサソウ
いよいよ雪渓へ。アイゼンを着ける人でごった返しています。
2012年07月30日 09:26撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/30 9:26
いよいよ雪渓へ。アイゼンを着ける人でごった返しています。
天気悪くて山が見えないい。ガスに突っ込んでいく感じで、消えて無くなりそうな気がした。
2012年07月28日 07:56撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/28 7:56
天気悪くて山が見えないい。ガスに突っ込んでいく感じで、消えて無くなりそうな気がした。
とは言っても、ときどき晴れ間が見えたり。いやしかし、大人にとってはそれほどきつくないけど、足が小さく体重が軽い子供にはアイゼンがうまく合わなくて滑って滑って大変だった。
2012年07月28日 09:15撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/28 9:15
とは言っても、ときどき晴れ間が見えたり。いやしかし、大人にとってはそれほどきつくないけど、足が小さく体重が軽い子供にはアイゼンがうまく合わなくて滑って滑って大変だった。
もう少しで雪渓も終わりだぞ。がんばれ。
2012年07月28日 09:57撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/28 9:57
もう少しで雪渓も終わりだぞ。がんばれ。
鮮やかなクルカユリに青空が映えます。
2012年08月01日 10:27撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
8/1 10:27
鮮やかなクルカユリに青空が映えます。
ミヤマキンポウゲ?(花には詳しくありません)
2012年07月28日 10:43撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/28 10:43
ミヤマキンポウゲ?(花には詳しくありません)
だんだん青空が広がってきました。
2012年07月28日 11:26撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/28 11:26
だんだん青空が広がってきました。
小雪渓のトラバース。大雪渓より斜度があり、滑落すると危険だなと思いました。
2012年07月28日 11:38撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/28 11:38
小雪渓のトラバース。大雪渓より斜度があり、滑落すると危険だなと思いました。
避難小屋。あれだけの人が登っているのに、中に入れるのはせいぜい10人くらいかな。
2012年07月28日 11:48撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/28 11:48
避難小屋。あれだけの人が登っているのに、中に入れるのはせいぜい10人くらいかな。
ミヤマオダマキ。登山道の真ん中に咲いてました。
2012年07月28日 12:22撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/28 12:22
ミヤマオダマキ。登山道の真ん中に咲いてました。
クジャクチョウ
2012年07月28日 12:40撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/28 12:40
クジャクチョウ
村営白馬頂上山荘に到着。1枚の布団に二人以上を覚悟してましたが、ここは意外と混まないんですね。
2012年07月28日 13:04撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/28 13:04
村営白馬頂上山荘に到着。1枚の布団に二人以上を覚悟してましたが、ここは意外と混まないんですね。
ウルップソウ。小屋の裏に咲いてました。葉が柔らかくておいしそうって思った。
2012年07月28日 16:33撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/28 16:33
ウルップソウ。小屋の裏に咲いてました。葉が柔らかくておいしそうって思った。
とうとう山頂。ガスで何も見えません。同行者が頭痛を訴えたのでさっさと下ります。
2012年07月30日 12:09撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/30 12:09
とうとう山頂。ガスで何も見えません。同行者が頭痛を訴えたのでさっさと下ります。
タカナヤハズハハコ?
2012年07月29日 07:43撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/29 7:43
タカナヤハズハハコ?
コマクサ。前からずっと見たかった。いっぱい咲いてました。
2012年07月29日 08:49撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/29 8:49
コマクサ。前からずっと見たかった。いっぱい咲いてました。
小蓮華岳山頂の剣。
2012年07月30日 12:12撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/30 12:12
小蓮華岳山頂の剣。
白馬大池。見えてからが意外と遠い。
2012年07月29日 11:29撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/29 11:29
白馬大池。見えてからが意外と遠い。
乗鞍岳からの下りの雪渓。今回の山行でこの辺りが一番危険だったような・・・
2012年07月29日 13:43撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/29 13:43
乗鞍岳からの下りの雪渓。今回の山行でこの辺りが一番危険だったような・・・
撮影機器:

感想

職場の元同僚、先輩、その子供(男、小3)と一緒に白馬岳へ。
当初いろんな都合で、前夜泊日帰り登山を計画していたが、もう1泊できそうになったので、急きょ予定変更。子連れなので比較的やさしい山ということで、蝶ヶ岳、燕岳等のピストンを考えましたが、最終的に白馬岳に行くことに。
前夜9時ごろ自宅近くに集合し、午前2時、八方第5駐車場に到着。すでにほぼ満車でしたがなんとかスペースを見つけて就寝・・のはずが、意外と寝苦しくてごろごろしている間に午前4時。ひっきりなしに来る車と、タクシー運転手の話声で完全に目が覚めました。準備を整えてタクシーで猿倉へ。運転手さんの話では、猿倉ではひどい路上駐車のためバスが入れるかどうかわからないとのこと。実際、タクシーでも離合が難しい個所もありました。
さて、猿倉で登山届を出すと、午後からは雷の可能性が高いとのこと。大雪渓経由で一番近い小屋まではコースタイムで5~6時間。子連れなので1.5倍の余裕をみると8~9時間。こりゃとんでもないと急いで出発。白馬尻小屋までは約1時間で到着。そこで雪渓の下部が見えますが、冷たい風とともにガスが吹き下ろしてて、悪い天気とも相まってなんかすごく悪い雰囲気。同行者も同じ感じだったらしいけど、とりあえず雪渓の取り付きまでは行ってみようと出発。しかし、そこからはさっそく花に目を奪われて撮影タイムで時間ロス。で、雪渓の取り付きまで辿り着いてみれば、なんとなく行けそうだったので、そのまま行くことに。しかし、猿倉で買った1000円のアイゼンがなかなかうまく装着できない。特に子供の小さい足にはしっかり固定するのが難しい。そんなこんなでまたまた時間ロス。そして登り始めると子供は体が軽いからか、アイゼンの効きが悪いらしく滑りまくって進めない(歩き方が悪いのもあると思うが、子どもにそこまで求めるのも難しいかも)。しかも1000円アイゼンの紐が途中で切れて装着不可能に。なんとかみんなでアイゼンを融通し合って岩室跡に到着。その頃には晴れ間も見えてきて良い感じになってきて、足元に咲き乱れる花を見ながら登ります。後で思い出してみると、この時が景色も良くて一番楽しかった時かもしれない。その後、小雪渓のトラバースがあり、正直アイゼンは要らない気がしたが子供もいるので念のために装着。そして再びお花畑の中を直登し、息も絶え絶えに村営白馬頂上宿舎に到着。本当は白馬山荘に泊まる予定でしたが、同行者がすでに体力を使い果たして歩ける状態ではなく、さらに頂上宿舎では一人一枚の布団を確保できるとのことでしたので、今日の宿をここに決めました。
 小屋で案内された部屋に入ってびっくり。布団が全部ダブルサイズでした。こんなに広いスペース使っていいの!?って思うくらい広々と休むことができました。ちなみにこの小屋はモンベルの会員カードがあると500円引きになります。携帯はドコモのFOMAはけっこうつながります。この日はガスがひどくて夕日も朝日も見えませんでした。夕食、朝食ともにバイキング形式で、腹いっぱい食べられます。夕食は受付時に渡された番号札の順番に呼び出されますが、朝食は早い者勝ちなので朝4時には長蛇の列でした。仕方ないので列が短くなるのを待ってたら出発が7時前になってしまいました。早立ちの人は朝食も弁当にした方が賢明です。
 準備を整えて出発はしたものの、強風とガスで何も見えない。それでも白馬山荘を過ぎてしばらく進むと山頂に着いたらしい。しかし何も見えないし、子供が頭痛を訴えたので写真だけ撮って早々に下山します。ここから三国境までは天気が良ければ爽快な山歩きができるんでしょうけど、今日は何も見えません。なので、花に注目して写真を撮りつつ下ると30分のところが1時間半もかかってしまいました。ペースを上げつつ小蓮華岳に向かうが、昨日の疲れもあって結局コースタイムより遅れて到着。そこからは白馬大池が良く見え、コースタイムは1時間半となっているが、30分くらいで行けそうな雰囲気でした。しかし、歩いてみるとけっこう遠くて、結局コースタイム通りに着きました。ここで昼ごはんにしましたが、なんだかんだで時間がかかって1時間以上の休憩になってしまいました。
 白馬大池山荘では白馬岳栂池自然園の植物図鑑(1000円)が売ってあったので購入。見分けがつきにくい植物の見分け方なども載っていて初心者にも分かりやすい気がします。ちなみにこの日、白馬大池山荘は1枚の布団に3人になるので覚悟してくださいと書いてありました。
 乗鞍岳を経由して下りますが、雪渓あり、大きな岩ありの子供には歩きにくい道でした。実際に子供がこけてもう少しで顔面を大けがするところでした。また雪渓も、短いのでアイゼンを装着するのが面倒だったのですが、下りでは付けた方が確実でした。しばらく下ると、木道が整備された天狗原に出ます。雰囲気は尾瀬みたいな感じで、ニッコウキスゲも咲いていました。しかし、それも長くはなく、再び登山道を下ります。すぐに栂池のビジターセンターの屋根が見えますが、ここからが長く感じました。特に後400メートル、10分と書いてある標識を過ぎてからが延々と続く気がしました。あれは絶対に400メートルじゃありません!しかし、なんとか栂池自然園に着き、ロープウェーを使って下山しました。
 そして、駐車場までのタクシーに乗ろうとしたとき、昨日猿倉まで送ってくれたタクシーであることに気付きました。運転手さんは全く覚えてないようでしたが、まさに奇跡的な事でした(かといって良いことは何もありませんが)。運転手さんが言うには、この運転手さんのタクシーはどこにいっても他のタクシーよりも100円安くなってしまうそうです。と言う訳で、奇跡的にも往復で200円も得して八方第5駐車場に着いたのでした。次回白馬に行く時もこの運転手さんに当たることを祈っています。

今回の山行で得た経験は、子どもを連れていくとどういうものが必要になるのか、どういったことに気をつけないといけないのかと言うことです。将来、自分の子供と登山するときの参考になりました。大雪渓では小学生っぽい子供は1人しか見ませんでしたし、栂池方面の下りでも、3歳の子連れを1組見ただけだったと思います。白馬岳は小学生にはまだ早すぎたのかもしれません。という意味では今回同行した子供はよく歩いたものだなあと感じています。

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