記録ID: 2116578
全員に公開
ハイキング
東海
上街道（木曽街道）を歩く1（名古屋・東大手〜小牧・田縣神社）
2019年11月21日(木) [日帰り]
cielo-azul
- GPS
- 06:34
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 60m
- 下り
- 14m
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日帰り
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:01
7:39
38分
名古屋城東大手門
8:17
0:00
66分
解脱寺
9:23
0:00
62分
味鋺の渡し
10:25
0:00
54分
二子山古墳
11:19
0:00
58分
安藤家・小休み所
12:17
0:00
38分
外山神社
12:55
0:00
69分
小牧宿・本陣
14:04
0:00
36分
岩崎山・熊野神社
14:40
田縣神社
参考図書：街道の日本史29「名古屋・岐阜と中山道」松田之利編（吉川弘文館発行）
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
復 田縣神社前〜名鉄〜名鉄名古屋 |
| その他周辺情報 | 上街道（木曽街道）を歩く２（小牧・田縣神社〜土田宿）https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2124860.html |
写真
＜名古屋城東大手門＞「上街道」名古屋と中山道・伏見宿を結ぶ十里八丁(約40��)尾張藩営街道。「小牧・善師野・土田」三宿。五街道準拠街道。東大手門東北にある広い明和高校敷地は街道と縁が深い附家老・成瀬正成（隼人）屋敷跡。尾張藩初代義直補佐役で創成期藩政指揮を執り功績大。
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＜名古屋城東大手門＞「上街道」名古屋と中山道・伏見宿を結ぶ十里八丁(約40��)尾張藩営街道。「小牧・善師野・土田」三宿。五街道準拠街道。東大手門東北にある広い明和高校敷地は街道と縁が深い附家老・成瀬正成（隼人）屋敷跡。尾張藩初代義直補佐役で創成期藩政指揮を執り功績大。
＜清水坂・清水口＞名古屋城の建つ那古野台地北端崖が北東に落ち込む坂。「清水（志水）」の名は崖地で湧水豊富。名古屋には五口あり。清水口（上街道）・大曽根口（下街道）・駿河口（飯田街道）・熱田口（熱田街道）・枇杷島口（美濃街道）。この辺りが清水口。
＜清水坂・清水口＞名古屋城の建つ那古野台地北端崖が北東に落ち込む坂。「清水（志水）」の名は崖地で湧水豊富。名古屋には五口あり。清水口（上街道）・大曽根口（下街道）・駿河口（飯田街道）・熱田口（熱田街道）・枇杷島口（美濃街道）。この辺りが清水口。
＜七尾神社＞明和高校と清水坂の間の崖上。亀尾天満宮の名。「亀尾年間(1501-1504)七匹の亀が道真の木像をここに運んだ」伝説。桜天神と共に学問の神として崇敬高い。「願いを念じながら亀の甲羅に水を七回かけると願いが成就？
＜七尾神社＞明和高校と清水坂の間の崖上。亀尾天満宮の名。「亀尾年間(1501-1504)七匹の亀が道真の木像をここに運んだ」伝説。桜天神と共に学問の神として崇敬高い。「願いを念じながら亀の甲羅に水を七回かけると願いが成就？
＜七尾神社・亀尾天満宮＞清水坂を下る途中の大曲角に清水が湧き、これを「亀尾志水」は「清志水」と呼ぶ。場所は41号に右折する辺り？
＜清水弘法堂の仏＞国道41号に分断された坂途中の西側に清水弘法堂。中には他に以前に「焙烙街道」で紹介した馬頭観音もある。
＜清水弘法堂＞「上街道」の名は「下街道」と対比。「木曽街道」名称は中山道が木曽地方に通じるから。他に小牧宿通過で「小牧街道」、小牧に尾張徳川家別荘があり藩主往来頻繁で「御殿様街道」「御成り街道」「尾張様街道」。街道建設の成瀬氏城主の犬山の古地名「稲置（いなぎ）」より「稲置街道」。「名古屋往還」「犬山街道」の名称など多々。
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＜清水弘法堂＞「上街道」の名は「下街道」と対比。「木曽街道」名称は中山道が木曽地方に通じるから。他に小牧宿通過で「小牧街道」、小牧に尾張徳川家別荘があり藩主往来頻繁で「御殿様街道」「御成り街道」「尾張様街道」。街道建設の成瀬氏城主の犬山の古地名「稲置（いなぎ）」より「稲置街道」。「名古屋往還」「犬山街道」の名称など多々。
＜秋葉宮＞＜名古屋高速1号楠線下の41号をを横切る＞道は上街道。東に二区画の所に「首塚社」。城から東半里にあった尾張藩家老・竹腰家に虚無僧が門付け。門番に「行け」と言われ門内に入ったが、「無礼者」と門番は彼の首を刎ねた。
＜秋葉宮＞＜名古屋高速1号楠線下の41号をを横切る＞道は上街道。東に二区画の所に「首塚社」。城から東半里にあった尾張藩家老・竹腰家に虚無僧が門付け。門番に「行け」と言われ門内に入ったが、「無礼者」と門番は彼の首を刎ねた。
＜首塚社＞その首は台所釜蓋上に飛んだ。家人が事後に事件を知り「勘違いで首を刎ねられたのでは」と塚を作って葬ったという因縁の話。
＜首塚社＞名鉄瀬戸線高架下を潜り、歴史があった白龍酒造跡が右に。湧水の豊富さが覗える。「久国寺」近い。松平家菩提寺・法蔵寺より家康守護仏を貰い受けた長国守養創建。1662年に名古屋城鬼門除けに移設。岡本太郎の興味深い梵鐘も。尼ヶ坂「片山神社」も近い。
＜首塚社＞名鉄瀬戸線高架下を潜り、歴史があった白龍酒造跡が右に。湧水の豊富さが覗える。「久国寺」近い。松平家菩提寺・法蔵寺より家康守護仏を貰い受けた長国守養創建。1662年に名古屋城鬼門除けに移設。岡本太郎の興味深い梵鐘も。尼ヶ坂「片山神社」も近い。
＜上街道（木曽街道）と御成道交差四つ辻＞説明板。1615年尾張藩が幕府より木曽山拝領。名古屋と木曽を結ぶ道整備の一環。尾張藩付家老犬山城主・成瀬正成や正虎が街道を本格的に改修。中山道・伏見宿へも抜ける道となり参勤交代にも利用。御成道は名古屋城と尾張二代目藩主・光友別邸・大曽根下屋敷を結ぶ道。
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＜上街道（木曽街道）と御成道交差四つ辻＞説明板。1615年尾張藩が幕府より木曽山拝領。名古屋と木曽を結ぶ道整備の一環。尾張藩付家老犬山城主・成瀬正成や正虎が街道を本格的に改修。中山道・伏見宿へも抜ける道となり参勤交代にも利用。御成道は名古屋城と尾張二代目藩主・光友別邸・大曽根下屋敷を結ぶ道。
＜八王子神社・春日神社＞城内にあった社を築城時に鬼門守りとし移設。尾張藩の木曽山拝領は当時の築城や町家屋建設ラッシュと呼応。木曽川・飛騨川流域の村々・美濃国内四万八千石余も尾張藩領となる。筏流し拠点や木曽川水運を領有。水運湊要衝を押さえて木曽材の安定供給を促す。長良、揖斐川水域の重要湊も掌握し、商品流通の主要拠点掌握。
＜八王子神社・春日神社＞城内にあった社を築城時に鬼門守りとし移設。尾張藩の木曽山拝領は当時の築城や町家屋建設ラッシュと呼応。木曽川・飛騨川流域の村々・美濃国内四万八千石余も尾張藩領となる。筏流し拠点や木曽川水運を領有。水運湊要衝を押さえて木曽材の安定供給を促す。長良、揖斐川水域の重要湊も掌握し、商品流通の主要拠点掌握。
＜稲置街道説明板＞二代成瀬正虎は、犬山城から楽田まで新道を整備して木曽街道と繋げる（1624〜1644年）。犬山から「内田の渡し」で中山道・鵜沼宿へ結ぶ。
＜稲置街道説明板＞二代成瀬正虎は、犬山城から楽田まで新道を整備して木曽街道と繋げる（1624〜1644年）。犬山から「内田の渡し」で中山道・鵜沼宿へ結ぶ。
＜名古屋高速東横の解脱寺の芭蕉碑（左から二番目）など＞成瀬正虎が1657年江戸から「竹夭和尚」を招聘、堂創設。俳諧に長じた和尚を1688年に芭蕉が訪問・滞在。「粟稗に 貧しくもあらず草の庵」
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＜名古屋高速東横の解脱寺の芭蕉碑（左から二番目）など＞成瀬正虎が1657年江戸から「竹夭和尚」を招聘、堂創設。俳諧に長じた和尚を1688年に芭蕉が訪問・滞在。「粟稗に 貧しくもあらず草の庵」
＜街道にある道標と八王子社＞清洲城主で家康四男だった松平忠吉は1607年参勤途中に死亡。急遽、家康九男・松平義直が清洲に転封した時は6歳。家康のいる駿府城に彼はいて実務は守り役・平岩親吉が犬山城で。当時は江戸・将軍秀忠と家康の駿府政治の二元政治時代。尾張は駿府政治の直轄的性格が大。
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＜街道にある道標と八王子社＞清洲城主で家康四男だった松平忠吉は1607年参勤途中に死亡。急遽、家康九男・松平義直が清洲に転封した時は6歳。家康のいる駿府城に彼はいて実務は守り役・平岩親吉が犬山城で。当時は江戸・将軍秀忠と家康の駿府政治の二元政治時代。尾張は駿府政治の直轄的性格が大。
＜子捨橋跡・最上位経王大菩薩＞家康駿府政治により矢継ぎ早に「木曽川左岸の大堤防造営（名古屋城外郭固め）1608」「名古屋城の築造開始1610」「清洲越し1612-16」「木曽山の尾張藩付属（尾張〜美濃〜信州の要衝を尾張藩領内へ取込）1615」などで徳川家と親藩尾張藩の強固で揺るぎない基礎。その一環としての上街道整備。
＜子捨橋跡・最上位経王大菩薩＞家康駿府政治により矢継ぎ早に「木曽川左岸の大堤防造営（名古屋城外郭固め）1608」「名古屋城の築造開始1610」「清洲越し1612-16」「木曽山の尾張藩付属（尾張〜美濃〜信州の要衝を尾張藩領内へ取込）1615」などで徳川家と親藩尾張藩の強固で揺るぎない基礎。その一環としての上街道整備。
＜子捨橋跡・最上位経王大菩薩＞昔は小川があり、捨橋とも呼ばれる西行橋があった。背景には「子供を捨てた真似をすれば、子供は無病・長寿になる」との文化。秀吉嫡男・鶴松も幼名は棄（すて）だった。
＜子捨橋跡・最上位経王大菩薩＞昔は小川があり、捨橋とも呼ばれる西行橋があった。背景には「子供を捨てた真似をすれば、子供は無病・長寿になる」との文化。秀吉嫡男・鶴松も幼名は棄（すて）だった。
＜黒川・堀川＞江戸期の大幸川を堀川に繋ぐ改修工事あり。北東に川沿いに進めば、志賀橋近くに御用水跡街園。「御用水」は名古屋城堀内の水を増加、浄化させるために1663年に庄内川から取水、水路で堀と繋げたもの。これにより堀川の流れも向上？
＜黒川・堀川＞江戸期の大幸川を堀川に繋ぐ改修工事あり。北東に川沿いに進めば、志賀橋近くに御用水跡街園。「御用水」は名古屋城堀内の水を増加、浄化させるために1663年に庄内川から取水、水路で堀と繋げたもの。これにより堀川の流れも向上？
＜八幡社の森を前に見る＞古い時代の民家も見られ、落ち着いた雰囲気の場所。神社を清掃していた近所の方がたいへん親切に多くのことを教えてくれた。
＜八幡社・児子社＞通称児子宮(ちごのみや)。末社の児子社は古来より「虫封じの神。」尾張藩主も代々幼少時には虫封じを授かったらしい。
＜安栄寺＞名古屋万松寺の末寺。1614年嘉屋首座建立。名古屋城の鬼門除けとして城内から大聖不動明王を奉遷。
＜石六地蔵＞志賀公園北東の共同墓地にあった室町時代の六地蔵。1527年（大永7）作。県下で最も古い紀年名のある石仏。市指定文化財。上段3体。下段3体。地蔵菩薩座像の浮彫。「尾州山田庄志賀郷」
＜石六地蔵＞志賀公園北東の共同墓地にあった室町時代の六地蔵。1527年（大永7）作。県下で最も古い紀年名のある石仏。市指定文化財。上段3体。下段3体。地蔵菩薩座像の浮彫。「尾州山田庄志賀郷」
＜お福市場とお福稲荷社・白竜社・安井城跡？＞天正年間(1573年〜1592年)安井将監・浅野長勝（秀吉正室ねね（おね）の養父）が築城・居城。長勝は妻の兄・杉原定利の娘、おね・ややを養女に。安井城址は耕地整理で住宅になり、鬼門守護神の山神社（土塁上）が残るのみらしい。
＜お福市場とお福稲荷社・白竜社・安井城跡？＞天正年間(1573年〜1592年)安井将監・浅野長勝（秀吉正室ねね（おね）の養父）が築城・居城。長勝は妻の兄・杉原定利の娘、おね・ややを養女に。安井城址は耕地整理で住宅になり、鬼門守護神の山神社（土塁上）が残るのみらしい。
＜庄内用水（惣兵衛川）・新お福橋＞街道から東へそれて小江神社へ。「惣兵衛川」は庄内川から取水。北区上飯田ポンプ場より名古屋北部（北区・西区・中村区）を矢田川・庄内川沿いに流れる。別名「庄内用水」。
＜庄内用水（惣兵衛川）・新お福橋＞街道から東へそれて小江神社へ。「惣兵衛川」は庄内川から取水。北区上飯田ポンプ場より名古屋北部（北区・西区・中村区）を矢田川・庄内川沿いに流れる。別名「庄内用水」。
＜別小江神社＞「六柱神」を祀るので六社神社？別小江神社。昔は三百�壇賈未法�1584年に織田信雄が現在地に移設。江戸時代は六所明神。明治期に別小江神社と改称。物部氏との関係？
＜別小江神社＞「六柱神」を祀るので六社神社？別小江神社。昔は三百�壇賈未法�1584年に織田信雄が現在地に移設。江戸時代は六所明神。明治期に別小江神社と改称。物部氏との関係？
＜モダンな成願寺＞この辺り一帯が「成願寺町」745年行基創建。安食、山田両氏の菩提寺。1933年矢田川改修時に現在地に移動。行基作の木像十一面観世音菩薩像（平安期）は市内で最も古い仏像の1つ。
＜モダンな成願寺＞この辺り一帯が「成願寺町」745年行基創建。安食、山田両氏の菩提寺。1933年矢田川改修時に現在地に移動。行基作の木像十一面観世音菩薩像（平安期）は市内で最も古い仏像の1つ。
＜成願寺の境内＞モダンな様式の寺の境内の東南端にはずらりと石仏が。成願寺村は江戸期は矢田川と庄内川に挟まれ洪水に悩まされた中州地帯。昭和7年に現在の矢田川と庄内川が平行する形に改修。
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＜成願寺の境内＞モダンな様式の寺の境内の東南端にはずらりと石仏が。成願寺村は江戸期は矢田川と庄内川に挟まれ洪水に悩まされた中州地帯。昭和7年に現在の矢田川と庄内川が平行する形に改修。
＜ふれあい橋南袂より矢田川・庄内川を見る＞御嶽山、恵那山なども見通しが効く。
＜庄内川右岸より南の名古屋方面を見る＞大ビルがある所が成願寺町辺り。「成願寺」と「味鋺」間の「味鋺の渡し」。3月から9月は舟。9月から3月の渇水期は仮橋。味鋺渡船は船1艘、船頭4人、1人6文、駄荷10文。江戸期は庄内川を「味鋺川」と呼ぶ。
＜庄内川右岸より南の名古屋方面を見る＞大ビルがある所が成願寺町辺り。「成願寺」と「味鋺」間の「味鋺の渡し」。3月から9月は舟。9月から3月の渇水期は仮橋。味鋺渡船は船1艘、船頭4人、1人6文、駄荷10文。江戸期は庄内川を「味鋺川」と呼ぶ。
＜西八龍社＞通称「かみなり神社」。庄内川右岸北下。平安時代中期創建（朱雀天皇の御代）。味鋺と物部氏との関係？江戸後期から、雷除け・日乞いの神として有名。戦前、近郊集落の代参人が参詣「お札」をむかえる。
＜西八龍社＞通称「かみなり神社」。庄内川右岸北下。平安時代中期創建（朱雀天皇の御代）。味鋺と物部氏との関係？江戸後期から、雷除け・日乞いの神として有名。戦前、近郊集落の代参人が参詣「お札」をむかえる。
＜西八龍社＞江戸期は西八龍社の辺で堤防が川の内部にせり出す。昭和25年から改修工事で社移転。せり出し部を50�男眠爾欧砲靴匿慶號病っ曄�
＜味鋺（あじま）神社＞この神社もかつては「六所社」と呼ばれ物部氏関係等の六神信仰。平安初期の「延喜式」に「春日郡味鋺神社」の名が。神輿渡御などの行事。味鋺地区東南は古墳密集地帯で百基以上の古墳があった。
＜味鋺（あじま）神社＞この神社もかつては「六所社」と呼ばれ物部氏関係等の六神信仰。平安初期の「延喜式」に「春日郡味鋺神社」の名が。神輿渡御などの行事。味鋺地区東南は古墳密集地帯で百基以上の古墳があった。
＜味鏡山護国院天永寺＞味鋺神社すぐ隣。奈良時代、行基創建。ここを訪れた行基が用水池を掘り、古鏡を発見。「味鏡山」の名前に。初めは「薬師寺」だったが洪水で本尊が流出、1111年に再建し寺名変更。水害や戦禍で何度も焼失。江戸期に現在の姿に。文化財多い。
＜味鏡山護国院天永寺＞味鋺神社すぐ隣。奈良時代、行基創建。ここを訪れた行基が用水池を掘り、古鏡を発見。「味鏡山」の名前に。初めは「薬師寺」だったが洪水で本尊が流出、1111年に再建し寺名変更。水害や戦禍で何度も焼失。江戸期に現在の姿に。文化財多い。
「味鋺の道標（2体）」＜味鏡山護国院天永寺＞庄内川の堤防上の渡し場跡にあったものを移す。「味鋺の道標」「右 勝川道」「左 小牧道」元禄9年（1696年）年号
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「味鋺の道標（2体）」＜味鏡山護国院天永寺＞庄内川の堤防上の渡し場跡にあったものを移す。「味鋺の道標」「右 勝川道」「左 小牧道」元禄9年（1696年）年号
＜清正橋＞味鋺神社境内。神社から南西百�辰僚蠅鵬佑韻討△辰神亢供�1978年に移築。名古屋城築城に加藤清正の命で架橋。街道はこの橋を渡り、庄内川堤防に出て、味鋺の渡しを渡って成願寺集落に入った。
＜清正橋＞味鋺神社境内。神社から南西百�辰僚蠅鵬佑韻討△辰神亢供�1978年に移築。名古屋城築城に加藤清正の命で架橋。街道はこの橋を渡り、庄内川堤防に出て、味鋺の渡しを渡って成願寺集落に入った。
＜双葉酒造＞楠味鋺四丁目。「曲水宴」創業は明治2年（1869）。味鋺は江戸期は酷い湿地帯。これを避けようと、勝川3の住吉屋や愛宕神社古墳まで下街道で来て北に分岐、八田川を渡り、味美小の西を通り、味美上ノの東で小牧線を渡り、102号つまり上街道に合流する別ルートがあった。合流点は椎樫地蔵道標。
＜双葉酒造＞楠味鋺四丁目。「曲水宴」創業は明治2年（1869）。味鋺は江戸期は酷い湿地帯。これを避けようと、勝川3の住吉屋や愛宕神社古墳まで下街道で来て北に分岐、八田川を渡り、味美小の西を通り、味美上ノの東で小牧線を渡り、102号つまり上街道に合流する別ルートがあった。合流点は椎樫地蔵道標。
＜首切地蔵＞文政年間(1818〜1830)。1�団�。胴で2つに分かれる。郷氏・一ノ曽五右衛門が女中に過失があり手打ちにしようとしたところ、この地蔵が身代わりになった。8月23日が例祭日。
＜首切地蔵＞文政年間(1818〜1830)。1�団�。胴で2つに分かれる。郷氏・一ノ曽五右衛門が女中に過失があり手打ちにしようとしたところ、この地蔵が身代わりになった。8月23日が例祭日。
＜新地蔵川を見る＞味鋺東に流れる八田川。その水源は犬山・木曽川よりの木津用水(ここつ)。地蔵川が八田川下を小暗渠で潜り、頻繁に上流出水で氾濫。困った味鋺地域は地蔵川を西行きにした。すると集落を通り流れが変わり氾濫の心配がなくなった。これが新地蔵川。
＜新地蔵川を見る＞味鋺東に流れる八田川。その水源は犬山・木曽川よりの木津用水(ここつ)。地蔵川が八田川下を小暗渠で潜り、頻繁に上流出水で氾濫。困った味鋺地域は地蔵川を西行きにした。すると集落を通り流れが変わり氾濫の心配がなくなった。これが新地蔵川。
＜二子山古墳と公園＞前方後円墳。墳丘長96mの2段構築。墳丘を取り囲む盾型周濠。隣接し味美白山神社古墳と御旅所古墳が。五百m北西には味美春日山古墳。築造時期は六世紀初頭。形象埴輪（馬形・人物・水鳥形）および円筒埴輪片出土。平成4年調査では百体を越える埴輪と土器出土。
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＜二子山古墳と公園＞前方後円墳。墳丘長96mの2段構築。墳丘を取り囲む盾型周濠。隣接し味美白山神社古墳と御旅所古墳が。五百m北西には味美春日山古墳。築造時期は六世紀初頭。形象埴輪（馬形・人物・水鳥形）および円筒埴輪片出土。平成4年調査では百体を越える埴輪と土器出土。
＜二子山古墳と出土埴輪＞「魏志倭人伝」狗奴国との関係？6世紀前半。安閑・宣化両天皇の母。尾張連草香（くさか）の娘。目子媛（めのこひめ）。継体天皇の妃。
＜二子山古墳と出土埴輪＞「魏志倭人伝」狗奴国との関係？6世紀前半。安閑・宣化両天皇の母。尾張連草香（くさか）の娘。目子媛（めのこひめ）。継体天皇の妃。
＜継体天皇を支持した尾張氏の説明板＞地方豪族・尾張氏は婚姻関係等を通じて大和政権と密接な関係作り。須恵器生産。日本武尊。「古事記」「日本書紀」伊勢・尾張・美濃・信濃・東国。
＜継体天皇を支持した尾張氏の説明板＞地方豪族・尾張氏は婚姻関係等を通じて大和政権と密接な関係作り。須恵器生産。日本武尊。「古事記」「日本書紀」伊勢・尾張・美濃・信濃・東国。
＜味美白山神社古墳＞二子山古墳の北ににある白山神社。102号線の西側に白山神社古墳に対峙するようにある春日山古墳。後年の御嶽講と刀利天狗の話。
＜立石道標＞味美春日山古墳公園の北東角。「是よ里十八丁豊場常念寺 」「天保七年」上街道の立石に建てられていたものを現在地に。豊場の常安寺案内？
＜味鋺原新田一里塚跡石標＞102号線、西本町1のブロック塀。東春信用金庫前。味鋺から春日井は上街道建設時は湿地帯や荒野が殆どで17C中期頃まで近隣住民を使って建設。たいへんな時間と労力がかかったよう。
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＜味鋺原新田一里塚跡石標＞102号線、西本町1のブロック塀。東春信用金庫前。味鋺から春日井は上街道建設時は湿地帯や荒野が殆どで17C中期頃まで近隣住民を使って建設。たいへんな時間と労力がかかったよう。
＜椎樫地蔵道標＞上街道と下街道からの勝川道の分岐点に道標地蔵。「右 志ミ州（しみず）道 左 かち（勝）川道」しみず道とは名古屋のこと。
＜椎樫地蔵道標・上街道勝川別ルート合流点＞少し前に話した下街道の勝川・住吉屋から北上してくる上街道別ルートがこの写真の左。右が上街道。
＜御小休み本陣・安藤家＞江戸時代後期に庄屋の安藤家。尾張藩主が参勤交代時に御小休み本陣に。広い敷地と庭園に大きな風格のある屋敷を垣間見る。背の高い樹木に囲まれてよく見えないが、控えの間付のお成の間と茶室。井戸もある。
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＜御小休み本陣・安藤家＞江戸時代後期に庄屋の安藤家。尾張藩主が参勤交代時に御小休み本陣に。広い敷地と庭園に大きな風格のある屋敷を垣間見る。背の高い樹木に囲まれてよく見えないが、控えの間付のお成の間と茶室。井戸もある。
＜御小休み本陣・安藤家＞上街道は尾張藩以外の諸大名通行はほとんど皆無。尾張藩主、家老成瀬氏（犬山城）や木曽との連絡や直轄地見分等の尾張藩士が主な公用通行。運賃無償の證文通行で問屋収入にはならない貨客多数。尾張藩主参勤交代は東海道が指定だったが、自領通行できる「木曽街道（上街道）〜中山道」を利用。
＜御小休み本陣・安藤家＞上街道は尾張藩以外の諸大名通行はほとんど皆無。尾張藩主、家老成瀬氏（犬山城）や木曽との連絡や直轄地見分等の尾張藩士が主な公用通行。運賃無償の證文通行で問屋収入にはならない貨客多数。尾張藩主参勤交代は東海道が指定だったが、自領通行できる「木曽街道（上街道）〜中山道」を利用。
＜常夜灯と正念寺＞芭蕉翁句碑と説明板。貞享2年(1685)に芭蕉が行脚途次この地正念寺近くの農家に一宿
＜芭蕉句碑＞「来與(いざとも)に 穂麦喰はん 草枕」空腹しのぎに大麦を青刈りし、麦穂を石臼でひき、餅のように食べる地方料理。
＜麦穂坂（へそ坂）＞正念寺あたりからしばらく続く坂をこのように呼んでいたらしい。
＜自衛隊小牧基地＞ジェット機が爆音を響かせて離陸・着陸。ここから北には道路沿いに自衛隊関係のアパート群が並ぶ。
＜南外山・妙蔵寺＞名鉄の間内駅と102号線の間の高台に妙蔵寺・妙楽寺・敬法寺そして外山神社と多くの寺社が固まってある。桝形道？この辺りには南外山城があったよう？また浅井長政の側室が長男を連れて、駅東に牛山村に移住。幕末まで代々庄屋を務めた。
＜南外山・妙蔵寺＞名鉄の間内駅と102号線の間の高台に妙蔵寺・妙楽寺・敬法寺そして外山神社と多くの寺社が固まってある。桝形道？この辺りには南外山城があったよう？また浅井長政の側室が長男を連れて、駅東に牛山村に移住。幕末まで代々庄屋を務めた。
＜外山神社＞1915年にこの神社の境内から弥生時代後期の青銅製の銅鐸出土。高さ35.9�臓�底部18.2�造半�型だが、愛知県出土銅鐸としては最も古い3銅鐸の中の1つ。袈裟襷文があり祭祀用か？
＜外山神社＞1915年にこの神社の境内から弥生時代後期の青銅製の銅鐸出土。高さ35.9�臓�底部18.2�造半�型だが、愛知県出土銅鐸としては最も古い3銅鐸の中の1つ。袈裟襷文があり祭祀用か？
＜若草町・小牧の中心に入る＞右に大きな森が見えてきて三十番神宮。広い敷地の割に本殿は小さい。大きな樹木が幹を伸ばしている。三十番神とは神仏習合信仰。毎日交替で国や民を守護するとされた30柱の神々。
＜若草町・小牧の中心に入る＞右に大きな森が見えてきて三十番神宮。広い敷地の割に本殿は小さい。大きな樹木が幹を伸ばしている。三十番神とは神仏習合信仰。毎日交替で国や民を守護するとされた30柱の神々。
＜妙見山啓運寺＞この付近に小牧宿南端木戸があり高札場。奥に妙見宮鳥居。神仏習合名残り。
＜江崎家後裔による木戸高札場旧蹟＞元和9年(1623)善師野街道新設、小牧山麓の旧小牧宿の移転。本陣問屋、小牧御殿の建設。
＜岸田家＞岸田家は苗字帯刀も許された旧家。脇本陣、幕末には庄屋も務める。
＜福録寿石像＞石像は藩主義直が作らせ、小牧御殿・代官所に設置されていた石像。
＜本陣跡＞この辺りが本陣跡か？木曽山林経営の必要から上街道整備。信長の旧小牧城下を原野だった街道通過のこの場所に移転。小牧村の江崎左衛門が責任者として尽力。小牧御殿は江戸期初期の尾張藩御殿14ヶ所の1つ。江崎善左衛門「蟹清水屋敷」を義直が鷹狩時に気に入り御殿・別荘として宿泊・休憩。
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＜本陣跡＞この辺りが本陣跡か？木曽山林経営の必要から上街道整備。信長の旧小牧城下を原野だった街道通過のこの場所に移転。小牧村の江崎左衛門が責任者として尽力。小牧御殿は江戸期初期の尾張藩御殿14ヶ所の1つ。江崎善左衛門「蟹清水屋敷」を義直が鷹狩時に気に入り御殿・別荘として宿泊・休憩。
＜清須道起点＞清須道起点標識。小牧〜小木〜藤島〜清須を結ぶ街道。利用価値はあったようで、大名も通過。
＜戒源院前上街道の桝形＞街道は右から来て、中央を少し行き、左に曲がる。大きな桝形道。
＜戒源院＞木像十一面観音菩薩像。162�僉�室町期。火防（ひふし）観音。小牧山南にあった。1624年に行なわれた上街道の整備に伴い、町とともに小牧山東のここに移転。
＜戒源院＞木像十一面観音菩薩像。162�僉�室町期。火防（ひふし）観音。小牧山南にあった。1624年に行なわれた上街道の整備に伴い、町とともに小牧山東のここに移転。
＜戒源院前の道標＞「南 名古屋」「東 木曽海道・犬山」「西 一の宮 つしま 清須」寛政年間。
＜小牧八幡宮＞巨木と大常夜灯が多い。永禄6年（1563年）に信長は小牧城築城と同時に小牧山東の池へ神明社を勧請。江戸時代までは「駒来神社」と呼ばれたが、明治初年に「神明社」と改称。
＜小牧八幡宮＞巨木と大常夜灯が多い。永禄6年（1563年）に信長は小牧城築城と同時に小牧山東の池へ神明社を勧請。江戸時代までは「駒来神社」と呼ばれたが、明治初年に「神明社」と改称。
＜JA尾張中央・味岡店駐車場・道標＞「左 岩崎山御野立所跡」「右 犬山」
＜清流亭跡＞料亭は全く新しい住宅になっていた。江戸期代に平手柳左ヱ門が始めた休憩所。外郎（ういろう）販売？その後、明治頃迄は新木津用水の舟着場として利用。敷地内にある藤が有名。この付近、年貢橋（清正橋）跡。
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＜清流亭跡＞料亭は全く新しい住宅になっていた。江戸期代に平手柳左ヱ門が始めた休憩所。外郎（ういろう）販売？その後、明治頃迄は新木津用水の舟着場として利用。敷地内にある藤が有名。この付近、年貢橋（清正橋）跡。
＜観音堂橋＞年貢橋（清正橋）は原川にあった石橋。名古屋城築城時、西の岩崎山から石を採掘。加藤清正が命じての橋建設より「清正橋」とも。年貢橋は北へ数百�辰遼榲銚�園内に移設。
＜観音堂橋＞年貢橋（清正橋）は原川にあった石橋。名古屋城築城時、西の岩崎山から石を採掘。加藤清正が命じての橋建設より「清正橋」とも。年貢橋は北へ数百�辰遼榲銚�園内に移設。
＜岩崎山・観音寺・熊野神社＞小牧山と同様に秩父古生層の残丘。御用石切場でもあった。岩崎山砦は、1584年小牧・長久手の戦いで秀吉方が構築した砦跡。
＜観音寺＞石仏や古い灯籠が沢山。「切支丹灯籠」と呼ばれる灯籠は元からここにあったものではなく、個人の家からここへ移設したものらしい。
＜熊野社を見上げる＞熊野神社の五枚岩。基板の花崗岩が突出して山丘を成したもの。節理面に沿って風化浸食したものらしい。
感想
上街道歩き1回目。名古屋犬山線102号線は歩道はあるが、非常に狭い。トラックなどの通過も多く危険を感じた。名鉄小牧線がほぼ平行して横を走っているので、いつでも途中中止にできる安心感はあるのだが。上街道は「尾張藩の尾張藩による尾張藩・徳川家のための藩街道」だったはずが、窮屈な伝馬制度や中山道の大湫〜細久手〜御嶽間の地理的要因などにより、下街道に敗北を期してしまう。尾張藩の多大な援助や規制も「安い」「速い」「効率がよい」「利用しやすい」の前に負けてしまうのは、時代を越えた人間世界の必然と言えるのだろう。
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