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Yamareco

記録ID: 2117396
全員に公開
ハイキング
京都・北摂

天狗岳登山道整備(台杉まで)

2019年11月21日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
09:32
距離
6.7km
登り
569m
下り
554m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:45
休憩
2:15
合計
9:00
7:57
134
スタート地点
10:11
11:30
170
新下山口
14:20
14:52
8
天狗岳手前台杉
15:00
15:15
20
P-921への分岐点
15:35
15:44
73
新下山口
16:57
ゴール地点
帰途の、新下山口〜ゴール地点以外は、登山道整備の作業を行っていますので、参考にはならないと思います。
天候 小雨から、快晴。空気冷涼
過去天気図(気象庁) 2019年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
京都府左京区久多上の町滝谷林道駐車場に駐車しました。工夫すれば、10台位、駐車出来ると思います。
コース状況/
危険箇所等
先ず、冬眠前のツキノワグマが活発に活動していますので、出合頭の遭遇をしない様に、注意が必要です。この秋は、トチの実・野栗・ドングリの実等が、非常に少ない様です。熊の方は、命を繋ぐ為に、必死の思いで動いています。ツキノワグマの立場になってあげて下さい。
未だ、薄暗い中、岩屋谷分岐に着きました。車を停めて置いて、岩屋谷に少し入って、P-936の南南東約200m地点からの下山ポイントを調べてみます。
2019年11月21日 06:38撮影 by  DSC-WX350, SONY
2
11/21 6:38
未だ、薄暗い中、岩屋谷分岐に着きました。車を停めて置いて、岩屋谷に少し入って、P-936の南南東約200m地点からの下山ポイントを調べてみます。
駐車場です。夜が明けました。小雨が降っています。 この車で、此処に来るのは、最後だと思います。オイル漏れがあります。
2019年11月21日 07:36撮影 by  DSC-WX350, SONY
3
11/21 7:36
駐車場です。夜が明けました。小雨が降っています。 この車で、此処に来るのは、最後だと思います。オイル漏れがあります。
谷が、二股に分かれた所から、トラバースして登って行きます。
2019年11月21日 08:13撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/21 8:13
谷が、二股に分かれた所から、トラバースして登って行きます。
 檜の巨木の直ぐ手前、真新しいツキノワグマのマーキングがあります。近くにいる可能性が高いと思います。
 しかし、この下山道を、この辺りの山の主が認知してくれたと思い、嬉しくもなりました。
2019年11月21日 08:45撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/21 8:45
 檜の巨木の直ぐ手前、真新しいツキノワグマのマーキングがあります。近くにいる可能性が高いと思います。
 しかし、この下山道を、この辺りの山の主が認知してくれたと思い、嬉しくもなりました。
直ぐ近くの、ワイヤーの巻き付いている檜の巨木です。
2019年11月21日 08:47撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/21 8:47
直ぐ近くの、ワイヤーの巻き付いている檜の巨木です。
少し上がって、コナラ?の古木です。あちこち、色々と樹木関連を検索して、どうやら、珍しいコナラの古木らしい事が分かりました。
2019年11月21日 09:17撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/21 9:17
少し上がって、コナラ?の古木です。あちこち、色々と樹木関連を検索して、どうやら、珍しいコナラの古木らしい事が分かりました。
少し上がると、シャクナゲの群生帯があります。
2019年11月21日 09:30撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/21 9:30
少し上がると、シャクナゲの群生帯があります。
檜の巨木にブナが巻き付いています。帰途、再度、驚きがあります。
2019年11月21日 09:43撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/21 9:43
檜の巨木にブナが巻き付いています。帰途、再度、驚きがあります。
約890mのピークにある、新しい下山口です。リュックをデポしておいて、少し戻り、近くの下山道の周りの藪を処理します。
2019年11月21日 10:11撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/21 10:11
約890mのピークにある、新しい下山口です。リュックをデポしておいて、少し戻り、近くの下山道の周りの藪を処理します。
開けている所から、武奈ヶ岳の初冠雪です。久多の山々の紅葉も、綺麗です。
2019年11月21日 10:59撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/21 10:59
開けている所から、武奈ヶ岳の初冠雪です。久多の山々の紅葉も、綺麗です。
天狗岳台杉へのアップダウンに備えて、ZAMSTのサポーターを装着します。
2019年11月21日 11:24撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/21 11:24
天狗岳台杉へのアップダウンに備えて、ZAMSTのサポーターを装着します。
5/23の捜索時に、滝谷に降りた、下山口です。滝谷は、風の通り道です。この辺りから、倒木が増えます。
2019年11月21日 11:55撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/21 11:55
5/23の捜索時に、滝谷に降りた、下山口です。滝谷は、風の通り道です。この辺りから、倒木が増えます。
開けている所から、蓬莱山の初冠雪です。スキー場が白くなっています。
2019年11月21日 11:56撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/21 11:56
開けている所から、蓬莱山の初冠雪です。スキー場が白くなっています。
倒木が増え、迂回ルートが増える為、テープ付けをして、「天-三」と記します。
2019年11月21日 12:03撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/21 12:03
倒木が増え、迂回ルートが増える為、テープ付けをして、「天-三」と記します。
これぞ芦生杉と云う姿です。左に45Lのリュックを置いています。大きさが分かります。
2019年11月21日 12:28撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/21 12:28
これぞ芦生杉と云う姿です。左に45Lのリュックを置いています。大きさが分かります。
P-921へ南下する分岐点です。倒木で、ルートが非常に分かり難い状況です。倒木処理・テープ付け等の作業が必要です。
2019年11月21日 13:07撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/21 13:07
P-921へ南下する分岐点です。倒木で、ルートが非常に分かり難い状況です。倒木処理・テープ付け等の作業が必要です。
少し北へ折れる様に、倒木を処理し、テープ付けをして、分岐点に誘導しています。
2019年11月21日 13:06撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/21 13:06
少し北へ折れる様に、倒木を処理し、テープ付けをして、分岐点に誘導しています。
ブナの木に、「分岐点」と記したテープを巻いています。天狗岳台杉へは、此処より、北西に向かいます。
2019年11月21日 12:49撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
11/21 12:49
ブナの木に、「分岐点」と記したテープを巻いています。天狗岳台杉へは、此処より、北西に向かいます。
直ぐ近くに、この芦生杉の巨木が見えます。
2019年11月21日 13:21撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/21 13:21
直ぐ近くに、この芦生杉の巨木が見えます。
「台杉」に着きました。この前に立つと、悲しみと無念さを感じます。
2019年11月21日 14:19撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/21 14:19
「台杉」に着きました。この前に立つと、悲しみと無念さを感じます。
「台杉」を、北から写しています。これからも、「倒れずにいて下さい」と祈ります。
2019年11月21日 14:36撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/21 14:36
「台杉」を、北から写しています。これからも、「倒れずにいて下さい」と祈ります。
遭難された方が下られた筈の、疑似稜線です。今回は、北側から写しています。風も無く、穏やかな日射し中、暫く休憩をさせて頂きました。
2019年11月21日 14:39撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/21 14:39
遭難された方が下られた筈の、疑似稜線です。今回は、北側から写しています。風も無く、穏やかな日射し中、暫く休憩をさせて頂きました。
十年以上使った、厚手の鎌の命が、ほゞ、終わりました。倉橋修さんの遭難を受けて、この鎌も、頑張って来ましたが、最も、重要な部分が折れました。
2019年11月21日 14:45撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/21 14:45
十年以上使った、厚手の鎌の命が、ほゞ、終わりました。倉橋修さんの遭難を受けて、この鎌も、頑張って来ましたが、最も、重要な部分が折れました。
P-921へ南下する分岐点に戻りました。少し時間があるので、南下してみます。下山口にテープを付けます。
2019年11月21日 15:10撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/21 15:10
P-921へ南下する分岐点に戻りました。少し時間があるので、南下してみます。下山口にテープを付けます。
約100m南下してみました。踏み跡は、しっかりと付いています。「久多〜天」と、テープに記しました。Uターンして、下山口に戻ります。
2019年11月21日 15:09撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/21 15:09
約100m南下してみました。踏み跡は、しっかりと付いています。「久多〜天」と、テープに記しました。Uターンして、下山口に戻ります。
朝、登って来た下山口に、戻って来ました。今回は、ヘッドライトは、装着せずに下山します。ギリギリ、明るい中に、駐車場に戻れると思います。
2019年11月21日 15:33撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/21 15:33
朝、登って来た下山口に、戻って来ました。今回は、ヘッドライトは、装着せずに下山します。ギリギリ、明るい中に、駐車場に戻れると思います。
帰途、ブナが巻き付いている檜の巨木の左側に回り込んでみて、驚きました。この檜は、台状の檜です。左に伸びた根(幹)から、数十年生の檜が伸びています。「野生の檜」に、この様な遺伝子が組み込まれている事に、驚きました。
2019年11月21日 15:59撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/21 15:59
帰途、ブナが巻き付いている檜の巨木の左側に回り込んでみて、驚きました。この檜は、台状の檜です。左に伸びた根(幹)から、数十年生の檜が伸びています。「野生の檜」に、この様な遺伝子が組み込まれている事に、驚きました。
朝、ツキノワグマのマーキングを見つけた場所の近くに、シャクナゲの狂い咲きがありました。今年の、異常気象の影響でしょうか?
2019年11月21日 16:20撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/21 16:20
朝、ツキノワグマのマーキングを見つけた場所の近くに、シャクナゲの狂い咲きがありました。今年の、異常気象の影響でしょうか?
トラバースして、二股に分かれた谷まで、降りて来ました。標高が約550mなので、きれいな紅葉が残っています。
2019年11月21日 16:36撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/21 16:36
トラバースして、二股に分かれた谷まで、降りて来ました。標高が約550mなので、きれいな紅葉が残っています。
古い熊剥ぎを、更に、歯で、削りとっています。新しいものです。余程、空腹なのでしょう。冬眠にも備えなければなりません。
2019年11月21日 16:43撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/21 16:43
古い熊剥ぎを、更に、歯で、削りとっています。新しいものです。余程、空腹なのでしょう。冬眠にも備えなければなりません。
直ぐ、近くにもあります。この辺り、一帯にあります。
2019年11月21日 16:43撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/21 16:43
直ぐ、近くにもあります。この辺り、一帯にあります。
ツキノワグマがいました。夕暮れが迫る中、南側の小さい谷筋で、懸命に、食べ物を探しています。赤丸の中に、ツキノワグマが動いています。ズームで、何とか写っている状態です。
2019年11月21日 16:47撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/21 16:47
ツキノワグマがいました。夕暮れが迫る中、南側の小さい谷筋で、懸命に、食べ物を探しています。赤丸の中に、ツキノワグマが動いています。ズームで、何とか写っている状態です。
コナラと思われる巨木です。調べて、何とか、珍しいコナラの巨木らしいと分かりました。これで、暫くお別れです。
2019年11月21日 16:52撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/21 16:52
コナラと思われる巨木です。調べて、何とか、珍しいコナラの巨木らしいと分かりました。これで、暫くお別れです。

装備

個人装備
雨具 ザック 昼ご飯 非常食 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS2台 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 予備バッテリー 時計 タオル ヘルメット ザイル20m・10m カラビナ スリング 山仕事用鋸 腰鉈 厚手鎌 ゴム付き軍手 マーキングテープ(ピンク) マジックインク

感想

 今回の山行きが、天狗岳からの新下山ルート設定の最後と考えています。一応、三国岳から、天狗岳手前の台杉まで、処理できる倒木は処理し、分かり難い箇所には、テープ付けをしました。
 P-921への分岐点から、東へ約500mに設定した新下山口からは、滝谷に下る迄、視界の範囲に次のテープが見える筈です。通常装備の熟練者ならば、一時間弱で、滝谷林道駐車場に下山できると考えています。
 この記録の最初に、記述していますが、現在、ツキノワグマは、冬眠前で、非常に活動が活発です。特に、今年は、山の木の実が不作の様です。今回の一連の登山道整備で三国岳・天狗岳周辺を歩きましたが、トチの実・ドングリは見掛けませんでした。野栗は、数個のみです。
 冬眠中に、母熊は、冬眠用の穴の中で出産し、授乳しますが、この冬の冬眠中に、出産・子育てが出来るだけの栄養を身に蓄えられるか?非常に心配です。

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