十勝岳(標高1860mまで)


- GPS
- 03:24
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 924m
- 下り
- 917m
コースタイム
天候 | 吹雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪の下に岩が多数 スキーの人は捨て板必須 |
写真
感想
悪天予報だったけどどうしても山スキーがしたくなって十勝岳の登山口である望岳台までやってきた。
この時期の十勝岳は雪の下に岩の地雷がたくさん埋まっている。かなり昔にそれを知らなくて比較的新しい板を使用してしまい酷い目にあった。それ以降十勝岳での山スキーはトラウマである。でも今日は捨て板を持ってきたので安心?なのだ。
望岳台に着いた時点で天気は雪。視界も悪い。予報通りの悪天だった。やる気満々でここまでやってきたのはいいけどかなり天気が悪くて全く登るモチにならなかった…。しばらく車で待機してどうにか重い腰を上げる。「雪やまないかな〜」と思いながらダラダラと準備。でもどう見ても雪は止みそうにもないのであきらめて出発した。
可能な限り吹き溜まりの雪をつなげて登る。時々岩を踏むが気にしないで進む。スタート直後はまだ風も弱くてそんなに酷い環境ではなかった。避難小屋からは小屋裏の沢地形を登る。登るにつれ風が強くなってくる。視界も悪くなってきてほぼ何も見えなくなる。露出している岩を頼りに登った。
標高1650mの台地辺りまで登ると猛吹雪状態。寒いし痛いし何も見えないしでマジ帰りたい気分だった。標高1700m地点でクトーを装着。グラウンド火口の方は真っ白で何も見えないため岩が見えている夏道の尾根方向へ進む。尾根はさらに酷い状態だった。きつー。標高1860m地点まで登るととうとう完全に視界がなくなってしまう。足元以外は何も見えなくなって進む方向が分からなくなった。さすがにこれ以上登るのは危険と判断してそこで引き返すことにした。
シールとクトーは付けたまま登ってきた夏道の尾根をひたすら戻る。転ばないよう慎重に歩く。帰りは風が正面からとなり辛くて泣きそうだった。凍った薄手のバラクラバがほぼ機能せず顔面が痛くてたまらなかった。勘弁して欲しい。夏道を離れて沢地形まで下りたところでシールを外す。視界がないので滑りも拷問だった。滑ったというより「下りた」という表現が正しいと思う。岩の地雷があるので慎重に下りた。めっちゃ疲れた。
シーズン最初から拷問のような山スキーだった。どう考えても山の選択を間違えたと思う。次は絶対晴れ予報の日に登ろう!
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